モンキー的映画のススメ

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Netflix映画「MUTE(ミュート)」感想ネタバレあり解説 声を失った男が愛する女性の行方を追う話。

2月24日

MUTE/ミュート

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いつだってNetflixは突然です。もうちょっと告知したっていいじゃないか!!俺が調べてないだけか?

 

いきなりの愚痴ですいません、「ミッション:8ミニッツ」、「ウォー・クラフト」のダンカン・ジョーンズ監督の新作がなんとNetflixにて配信されました。

ポスターや予告を見る限りではジャンル的には近未来SFといったところでしょうか。「ブレードランナー」や「ゴーストインザシェル」を彷彿とさせる世界観やビジュアルですが、いったいどんな物語なのか。

非常に楽しみです。

 というわけで早速自宅で鑑賞しました!!!

 

 

 

 

 

 

 

作品情報

一昨年惜しまれつつもなくなった伝説のロック・ミュージシャン、デヴイッド・ボウイを父に持つダンカン・ジョーンズ監督の最新作は、企画を10年以上温めてきた彼にとって大事な作品。

SF映画の金字塔「ブレードランナー」を思わせる世界観で構築された本作は、口のきけない男が、最愛の恋人の真相を知るために奔走するノワール映画となっている。

監督の長編デビュー作である「月に囚われた男」と共通の世界観を持つ精神的続編となっており、どう繋がっているか楽しみな作品。

 

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あらすじ

 

近未来のベルリン。

 

幼少の頃の事故で言葉を失ってしまったバーデンダーのレオ(アレクサンダー・スカルスガルド)は、最愛の恋人の失踪の行方を探るため、混沌を極めるネオン光る裏社会の世界へと潜り込んでく。

 

その途中で二人の冗談好きのアメリカ人医師(ポール・ラッドジャスティン・セロー)と出会う。

 

レオは最愛の女性を探すため、静かなる戦いを繰り広げていく。

 

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監督

今作を手掛けたのはダンカン・ジョーンズ。

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冒頭でも書きましたが、お父さんは星になってしまったジギースターダスト、デヴィッド・ボウイ。

なぜか中国でめっちゃ当たった「ウォー・クラフト」以外は鑑賞してるんですが、作風としてはSFがメインで、幼少時の思いやトラウマなのか、ひとり狭い空間で取り残された男がどちらも主人公になっているのが印象的。

そこから脱却したのかはわかりませんが、今作はそういう狭い空間でのお話ではなさそうです。

 

そんな監督の作品をサクッとご紹介。

 

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 エネルギーが枯渇した地球は、新たな燃料源があるとされる月に着目し、それを担う企業に雇われ、仕事のために月に一人で行くことになった男。

孤独に駆られながらも仕事をこなす彼にあるアクシデントが発生。すると自分と瓜二つの男が現れ、現実なのか幻なのか困惑していく。

 

現在「スリー・ビルボード」での演技が評価され、アカデミー賞助演男優賞にノミネートされているサム・ロックウェルが主演のSFミステリー。

 

無機質な建造物や、一人孤独に作業をする主人公の閉塞感をうまく見せ、そこから少しづつ緊張感を高めていく様が見事な監督の長編映画デビュー作。

有名どころのSFスリラーにオマージュをささげたような内容や設定から、監督のバックボーンが伺えるつくりとなっており、この作品が今作「MUTE」とどう繋がっているのか気になるところ。

本作を見る前に鑑賞すると深く楽しめそうですね。

 

 

 

 

 そして、彼を広く知らしめたのと思われるのがこの映画。

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 列車爆破事件の犯人を見つけるべく、ある特殊装置を使って爆発8分前の乗客の意識に潜り込み、その時間を何度も繰り返し事件の真相に近づいていく。

何度も爆破に遭い、その恐怖に耐えながらミッションを続ていくうちに、主人公はそこで出会った女性に少しずつ惹かれていくが・・・。

 

カメレオン俳優ジェイク・ギレンホールが、ミッションとラブロマンス両方の面で素晴らしい演技を見せてくれる良作映画。

前作と同様、閉じ込められた主人公がミッションを遂行していくというプロットで進行し、途中明かされる主人公の秘密と、彼が下した決断のラストはとても切ないです。

 

 

 

 

 

キャスト

主人公で声を失ったバーテンダー、レオを演じるのはアレクサンダー・スカルスガルド。

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スウェーデンの名優とされるステラン・ステルスガルド(「マイティ・ソー」でちょっと頭おかしくなっちゃうセルヴィグ教授や、「ドラゴン・タトゥーの女」にも出ている俳優)の息子さんであります。

見た目からお分かりかと思いますが、めっちゃかっけー。実際に「セクシーな俳優」や、「世界で最もハンサムな俳優」にランクインするほど。

そして気になるバディですが、映画「ターザン:REBORN」で披露した肉体美は完璧に仕上がっており、世界中の女性の視線をくぎ付けしたことでしょう。

 

そんな彼の作品をサクッとご紹介。

国内のTVドラマや映画、アメリカTVドラマ「トゥルー・ブラッド」出演といった活動も増え、エイリアンの襲撃に立ち向かう日米軍艦乗組員たちの死闘を描いたSF海上バトル映画「バトルシップ」で大きな役をつかみブレイクします。

その後、離婚した両親の身勝手な行動や言動に振り回されながらも、けなげに自分の居場所を探し求める6歳の少女を描いた「メイジーの瞳」、環境テロ集団に潜入取材したヒロインに待ち受ける衝撃のスリリングを描いた「ザ・イースト」、英国貴族となったかつてのターザンが、さらわれた妻を取り戻すため、再びジャングルの帝王となり悪と対決していく「ターザン:REBORN」などがあります。

 

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 ジュリアン・ムーアがほんと腹立つのよこれ。でもってメイジーちゃんがめちゃんこかわいい。おすすめです。

 

 

 

 

 

ほかのキャストはこんな感じ。

謎のアメリカ人医師・ビル・カクタス役に、「アントマン」、「ソーセージ・パーティー」のポール・ラッド。

もう一人のアメリカ人医師・ダック役に、「マルホランド・ドライブ」、「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」のジャスティン・セローなどが出演します。

 

肝心の恋人ナディーラ役の方ですが、スペルが読めません・・・。Seyneb Salehさんという方。誰この人。

 

 

 

 

きっと今作も監督の好きなSF映画へのオマージュがたくさんありそうだし、そこからどう構成していくのか、そこから主人公にどういった感情を乗せ見せていくのか楽しみです。

ここから鑑賞後の感想です!!!

 

 

 

感想

 近未来のベルリンの空の下、声をなくした男の叫びと怒りに心が揺れる!

監督らしいSFノワール映画でした!!

以下、核心に触れずネタバレします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細かいあらすじはこうだ!

少年時代。

湖で泳いでいたレオは、ボートのモーターに絡んだことで重傷を負う。

すぐに手術すれば何とかなるという医者の助言に対し、アーミッシュ(現代技術を拒み生活する宗教集団)であるレオ一家は、神に反する行為ということで、レオを手術することを拒んでしまう。

その結果レオは声を失い、30年の月日が流れる。

 

近未来と化したベルリン。

街はネオン一色、空を走る車、現在いる場所までドローンがデリバリーを届けてくれる便利さ、脱走したアメリカ兵を血眼で探す政府のアナウンスが街に響く。

 

レオは裏社会でのし上がり地位を得た男マクシムが経営するバーで、バーテンダーとして働いていた。

そこで出会ったナディーラと恋仲になり、愛を育んでいた。

 

男二人組がナディーラにちょっかいを出したことにレオは怒り心頭し、彼らをトイレに連れ込み暴行を働こうとする。

ナディーラにクビにされたら困るからやめてとせっつかれ、すんでのところでレオは拳をおさめる。

マクシムに次はないと警告されたレオは、自宅へ戻り眠りにつくと、ナディーラが部屋のドアの前でうずくまっていた。

あなたに話さなければいけないことがある、と涙ぐんで話そうとすると、レオ自分の前から離れなければ後は大した問題じゃないと彼女を慰め、彼女と再び眠りにつく。

 

しかし目が覚めると彼女の姿はなく、職場に行っても彼女は出勤していなかった。

彼女と仲のいいルーバに聞いても、知らないの一点張り。

彼女が気になるレオの前に、昨日の男二人組が現れ謝罪の意思がありながらも、再びナディーラをクソ扱いしたことで、レオの堪忍袋の緒が切れ、とうとう手を出してしまう。

 

クビになったレオは、彼女の居所を探すため同僚のルーバの跡を追う。

 

 

一方、レオのいるバーで軍人とアイコンタクトをとる一人の男がいた。

彼の名はビル・カクタス。衛生兵として従事していたが、何かの事情で脱走し、マクシムの下で医者として、もう一人の相棒ダックと共に雇ってもらっている。

彼には娘のジャージーがいる。彼は一刻も早くドイツを出国し、アメリカへ帰ろうと考えていた。

そのためにはマクシムにIDを作ってもらう以外方法はなく、彼のために重傷を負った者を手当てすることが近道だった。

 

 

ルーバを追ったレオはある店にたどり着く。そこはいわゆる風俗店だった。

結局ないも知らなかったレオは追い出されるが、自宅に帰るとナディーラからプレゼントされた携帯電話に、ナディーラからハッカーズホールにいるとメールが届く。

 ハッカーズホールは、例の男二人組が運営する闇市場だった。

武器の取引、盗品の横流し、IDの偽造など行う場所に、ビルも娘を連れてやってきていた。

 

レオとビル。ナディーラと一体どう関わってくるのか。

二人の距離が少しずつ縮まっていく。

 

 

 

ブレードランナーばりの世界観。

声を失った男が愛する女性の行方を追っていくうちに、衝撃の真実を知ることになっていき、やがて声なき叫びと共に怒りにくれる主人公を描いた物語。

 

その背景や舞台は近未来のベルリンということで、ぱっと見「ブレードランナー」を思わせる光景。

ネオン輝く夜の街を、空を飛ぶ車が一本道に降りようとする構図は全く同じでありました。しかしよくよく見てみると、ちゃんと差別化を図った設定。

ネオンサインは日本語ではなく英語だったり、荒廃した都会というわけでもなくちゃんと繁栄していて、人々は普通に生活している。

デリバリーサービスは外の現在地までドローンが運んでくれたり、携帯電話で動画や写真を撮ろうとすれば、目の前にある大きなスクリーンで飛ばして映してくれる。

図書館も自動販売機も音声入力ですべてできる仕組みになっていたり、コンタクトをするだけで、そのままゲームをできる。

ビルとダックが遊ぶボウリング場は現代と全く同じ感じだけど、2階建てでサイコロの形のボウルがあったり、内装もおしゃれ。

ナディーラの行方のカギを握るオズワルドの部屋には、めっちゃ機械仕掛けなダッチワイフが置いてあったり、マクシムの商売相手ニッキーが食事している焼き肉店では、食卓の上にバーナーみたいな加熱器があり、お肉をそこにあてると一瞬で焼きあがる面白い構造。

 

で、昼間になると、意外と現代と変わらない雰囲気のギャップがまたいい

カフェもショッピングモールも今とそこまで変わりないし、売店で新聞も売っている。

おそらくそこまでのハイテクにはなっていないのが、ブレードランナーとの違いでしょうか。

 

そしてレオという存在がアーミッシュで育ったということもあり、彼自身がアナログ人間なので、そのギャップもまた楽しめる部分。

携帯もロクに使えないし、車の運転も覚束ない。

常にメモ帳を持ち歩いて絵を描いたり、コミュニケーションは手話よりも言葉を書いて伝えるというのが、SFをあえて逆手にとっていてこの設定は非常に面白いなと感じました。

 

この設定によって、主人公レオのナディーアに対する想いをより一層に純粋なものにさせているように思えます。

メールで送信するよりも手紙の方が温かみがある、みたいなのと一緒で、彼がデジタルなものに頼らずに、自分の足で彼女を探す姿を見てそんな例えが浮かびました。

 

 

SF要素はたいして意味はない。

この世界観を利用していったいどんな物語が描かれているのか。

実はあくまで設定というだけであって、中身は男が女を愛するためにとった行動といういたってシンプルな話で、そこは舞台が現代だろうが近未来だろうが、人間の真理は変わっていないというのが、この映画の本質というか核になっているんだなぁという印象を受けました。

 

もちろんレオは愛するナディーアのために奔走し、相手が誰だろうと容赦しない姿に一途な想いが覗けるわけですが、ビルもまた娘のために過剰な反応を示す姿も愛故といいますか、人間として父親として当たり前な行動や言動だったように思えます。

 

 

その人間の真理はスケベ心も変わってないというのも触れなければならないところで、オズワルドは芸者の格好をして、いろんな女を呼んでは楽しんでそうなのが透けて見えるし、彼のベッドにあった機械式ダッチワイフをいったいどうやっておもちゃとして遊ぶのか・・・。

俺は見逃しませんでしたよ、ダッチワイフについている男性器の歪さをw

なんですかあれ、長さ50cmはあるんじゃないですかwそして細くて長いアレにトゲトゲみたいなのがいくつも…。その造形に思わず笑ってしまいましたね。

 

そしてビルの相棒ダックも、とにかく女を抱くのが生きがいみたいな男で、それこそよく出入りする風俗店で女をとっかえひっかえしてる姿が映ってますが、どうやらそれだけでは満足できないようで、医者という職業を使って、幼い女の子の着替える姿を隠し撮りしたり、義足を付けた女の子が歩く姿を記録と称しニタニタしながら録画してたりと、どの時代も変態っているんだなと。

 

どっちかというとこっちの方がインパクト強かったですかねw

 

 

役者陣に関して。

主人公レオを演じたアレクサンダー・スカルスガルド。

劇中ほとんど言葉を話さない役柄のため、彼の意思や感情は全て表情で表現しなければならない難しい役どころだったと思うんですが、日本の役者がやるようなオーバーなアクションをせず、ただただ寡黙で浮き沈みのない表情を一定に保ち、怒りと悲しみの時にそれを一気にスパークすることで、緩急をつけていたように思えます。

 

他にも文明に頼らず生きてきたという設定から、車の運転や携帯電話や自動販売機といった機器に疎いという部分も、手先の震えやしかめた表情などでうまく表現していたし、終盤見せるアクションも手慣れた動きではなく、一つ一つが大振りな感じで、そういう部分からもレオという男がどういう男なのかが感じられる演技でした。

 

あとは、ナディーラを見つめる瞳ですよね。

特に彼女が夜中アパートを訪れた際に、大事な話をしようとする彼女の姿を見て、自分の前から離れてしまうのではないかという不安と、そうではなかったことに対する安堵の思いをうるんだ瞳と優しいまなざしで彼女を抱きしめる姿は、きっとファンならたまらない瞬間だったでしょう。

 

こういう通常の人間とは違った人物の演技を細かい技術で演じる俳優はさすがです。

しかも手話をあまり使わないで表現するのって心情がすごく伝わりにくいから、演じるのも難しかったのではないでしょうか。

今後のアレクサンダー・スカルスガルドが楽しみですね。

 

 

そしてモンキー的にびっくりしたのが、ビル演じたポール・ラッドです。

彼を初めてみたのが、泥棒だけど娘のために改心してヒーローになるという「アントマン」だったため、彼のイメージがそうなってたんですね。

ですが、今作では完全ヒール。店員に悪態つけて、相棒にとにかく怒鳴って、暴力ふるって、ひたすら酒を飲んで酔っ払ってる。

娘を大事にしているという点ではアントマンと変わりありませんが、その扱いは雲泥の差。売春婦に何度も預けて自分のことで頭いっぱいな自己中心的な考えに加え、終始短気。

特に娘のことになると手におえないくらいイラつきを見せる。

 

容姿も脱走兵だからってことで思いっきりひげを生やしてるんですね。しかも鍛えた肺炭だろうけど酒ばかり飲んでるから引き締まってないマッチョ感も出てて。

キャラというだけで考えるとレオよりもビルの方が存在感は出ていたように思えます。

てかビルとダックの二人って、ベトナム戦争で好き勝手やって軍医たちを描いた「マッシュ」そのものですよね。髭と金髪ってのがモロだよなぁと。

 

 

 

 「月に囚われた男」はどこに。

この映画はダンカン・ジョーンズ監督のデビュー作「月に囚われた男」の精神的続編ということで、どこにつながっているんだろうと思いながら鑑賞していたんですが、正直1回見ただけでは気づかなかったんです。

だから一度振り返って考えたらあれ?あそこ変だな・・・と。

 

「月に囚われた男」自体しばらく見ていなかったので、この作品をウィキペディアを見てみたら合点がいきました。

 

それはいったいどこか。

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この画像を見ていただきたい。

一見普通の裁判を中継している映像に見える。

しかし、被告人や原告人、傍聴席にいる人物たちが明らかにおかしいことがおわかりいただけただろうか。

そう、ここに写っているのはほとんどがサム・ロックウェルなのだ。

サム・ロックウェルがサム・ロックウェルに何やら話しかけ、傍聴席にいるサム・ロックウェルがサム・ロックウェルに向かって何か言おうとしている。

中には、サム・ロックウェルの顔をプリントしたTシャツを着たサム・ロックウェル。

とにかくサム・ロックウェルだらけなのだ。

繰り返す、サム・ロックウェルだらけなのだ。

決してサム・ロックウェルを連呼して笑いを取ろうとしているのではなく、文字稼ぎしているわけでもない。

今目の前に写っているのはたくさんのサム・ロックウェルなのだ。

なんと身の毛のよだつ映像だろう。こんなにもサム・ロックウェルを量産していったい何になるのか。

サム・ロックウェルをこれだけ製造したところで地球にいったい何のメリットがあるのか。これが仮にトム・クルーズなら「ミッション・インポッシブル」で大けがをし手も変わりができるが、これはサム・ロックウェルだ。彼はアクションなんかしない。

それともこれは彼の姿を装った地縛霊なのか。彼は何に恨んでいるのか。自分がこれだけいることに恨んでいるのか。

いったいこれは何なのか。

 

はい、これが「月に囚われた男」とリンクしていた点です。

レオが朝食を摂りに入ったカフェで流れているのがこのニュース映像。新聞を買った売店でもちらっと映っていましたね。

 

ルナ産業元社員クローン裁判と出ています。

もうこれ見てないと完全にオチがわかってしまうんですけども、要は「月に囚われた男」でサム・ロックウェル演じたベルが、本編のその後、クローンと共に地球に帰還したってのがわかる映像ってことです。

 

最初この部分なんも考えずに何の疑問も持たずにさら~っと見ていて、後々気づくという。

一応ネタバレに入らないと思うので言っておきますが、この裁判がどうなったのかは劇中では明かされていませんw

ただこの時代と「月に囚われた男」は同じ時代だったってことです。

そしてサム・ロックウェル本人がちゃんと出演してくれたのは、ちょっとしたサプライズですよね。

 

 

最後に

色々とこういう映画でしたね~的なことを書いてきましたが、正直申し上げると、「月に囚われた男」や「ミッション:8ミニッツ」といったラストの衝撃みたいなのが弱く、しかも物語の規模がそこまで大きくもなければ劇的に動くわけでもなく。

結果的に裏社会はそこまで意味を持たず、単純に一人の男の性格上の暴走という顛末にちょっと拍子抜け。

声を失った男が物語上での最大の敵に声を失わせてとどめを刺すというのはよかったし、それをラストに持ってくればいいのに、今度は別の人物との結末を描くもんだからなかなか気持ちが乗らないというか。

 

なんか全編通してまったり過ぎるんですよね。特に必要ない描写も多くて。

色々遠回りしすぎで、たどり着いたのがそこかよと。遠回りするならもっと大きな衝撃が欲しいなと。

 

世界観は色々楽しめましたが、それに見合った話かどうかと考えるとちょっと物足りなかった作品ではありましたが、モンキー的にはアントマンとは全然違うポール・ラッドの演技が見れただけでも良かったかなと。

というわけで以上!あざっした!!

満足度☆☆☆☆☆★★★★★5/10