モンキー的映画のススメ

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主に新作映画について個人の感想、意見を述べた文才のない男の自己満ブログ

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映画「さよなら、僕のマンハッタン」感想ネタバレあり解説 ボンクラのぼくが、大人になるまで。

4月17日

さよなら、僕のマンハッタン

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500(日)のサマー」、「ギフテッド/gifted」のマーク・ウェブ監督の最新作が早くも公開です。 

マンハッタンのビル群に背を向け歩き出そうとするポスターの青年。どうやら彼がこの場所で成長していく青春ドラマのようです。

 「マンハッタン」と言えば、ウディ・アレンが思い浮かびますが、彼が作るようなマンハッタンとはまた一味違うテイストのような気がします。

「500(日)のサマー」では、ロサンゼルスの美しい風景が一人の青年の恋模様を、時に優しく時に厳しく見守ったような画作りでしたが、今作におけるニューヨークは果たして。

 

公開日に行きたかったですが、スケジュールの都合上いけなかったのでちょっと遅れて観賞してまいりました。

 

 

 

 

 

 

 

作品情報

 

「500(日)のサマー」や「アメイジング・スパイダーマン」など一人の青年が成長していく青春映画に定評のあるマーク・ウェブ監督が、10年の歳月を経て暖めてきた企画を満を持して映画化。

大学卒業を機に親元を離れた青年が、風変わりな隣人と父の不倫相手に出会ったことで、いつもとは違う日常を送り、やがて人生に変化が訪れていく姿を描く。

まだ何者にもなれていない青年が経験する、息苦しさからの脱却という大人への通過儀礼は、アメリカン・ニューシネマの傑作「卒業」を彷彿とさせ、見る者に、大人でも子供でもなかったあの頃の気持ちと人生の素晴らしさを思い出させてくれる。

また舞台であるNYの美しい街並みや、監督がチョイスする名所といったロケーションや、サイモン&ガーファンクルボブ・ディランといった70年代を代表するフォークソングの劇中歌も作品を盛り上げてくれる。

 

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あらすじ

 

 

退屈だった僕のニューヨークライフ。

彼らと出会った日から、それは過去になった。

「人生に身を委ねろ。窓を見つけて、飛び出せ」

 

大学卒業を機にアッパー・ウエストサイドにある親元を離れ、ロウワー・イーストサイドで一人暮らしを始めたトーマス(カラム・ターナー)は、風変わりなアパートの隣人W.F.ジェラルド(ジェフ・ブリッジス)と出会い、彼から人生のアドバイスを受けることに。

 

ある日、想いを寄せる古書店員のミミ(カーシー・クレモンズ)と行ったナイトクラブで、父(ピアース・ブロスナン)と愛人ジョハンナ(ケイト・ベッキンセール)の密会を目撃してしまう。

W.F.の助言を受けながらジョハンナを父から引き離そうと躍起になるうちに、「あなたの全てを知っている」という謎めいた彼女の魅力に溺れていく。

退屈な日々に舞い降りた二つの出会いが彼を予想もしていなかった自身と家族の物語に直面させることになる・・・。 (HPより抜粋)

 

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監督

今作を手がけたのは、マーク・ウェブ監督。

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今作の脚本を10年も惹かれ続けた結果、ようやく作品にできた監督。

長年の思いが実り、撮影中はまるでバケーションのようだったと語っています。

「アメイジング・スパイダーマン」では、大きな映画だっただけに苦労もかなりあったようで、そういう意味で今作はプレッシャーも感じず、開放されながら製作に望めたと仰っています。

舞台のニューヨークについても監督は、進化を続けているものの、驚くほど雑然とした部分があり、それでいて美しい街でもある。人種や文化のるつぼというアメリカの側面を象徴しつつ、まったくダメな要素もある。それらが全て集約されていて、物語を描くにはピッタリの環境、とのこと。

 

監督に関してはこちらをどうぞ。

 

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キャスト

今作の主人公トーマス・ウェブを演じるのは、カラム・ターナー。

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いやぁ全然知らない俳優だなぁと思ってたら、「グリーンルーム」に出演してたんですね!気づかなかった・・・。

確かバンドメンバーだったと思うんですが、パンキッシュな役柄とは真逆の悩める青年として今回演じるようで。

 

そんな彼の出演作を簡単にご紹介。

モデル業から俳優へと転身した彼は、ケイレヴ・ランドリー・ジョーンズとともに出演したドラマ「クイーン・アンド・カントリー」で注目されます。

映画としては、小さなライブハウスで凶暴なネオナチ軍団に監禁された売れないパンクバンドのメンバーたちとの壮絶な攻防を描いたサバイバルスリラー「グリーンルーム」、世界的大ヒットゲームを映画化した作品で、歴史の裏で対立してきた2つの組織の抗争に巻き込まれた男が冒険するにつれ覚醒していくアクション映画「アサシンクリード」などに出演しています。

 

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今後の待機作に、ハリー・ポッターシリーズスピンオフ映画の続編「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」が11月に公開予定。主人公ニューとの兄、テセウス・スキャマンダーを演じるそうです。

 

 

 

 

奇妙な隣人、W.F.ジェラルドを演じるのは、ジェフ・ブリッジス。

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おお~、いつもロン毛で髭モジャの印象のせいで、あまり都会的な雰囲気を感じなかったですが、そのトレードマークともいえる顔周りをさっぱりするだけでこんなに変化しますか。さすが役者です。ついでに酒とタバコも断ったのかな?w完全に「トゥルーグリッド」のせいだなw

 

今年はあまり出演してなかった「キングスマン・ゴールデン・サークル」以来の作品になるのかな。トーマスをどんな風に導くのでしょうか。楽しみです。

彼に関してはこちらをどうぞ。

 

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他のキャストはこんな感じ。

トーマスの父、イーサン役に、「007/ゴールデン・アイ」から「007/ダイ・アナザー・デイ」までジェームズ・ボンドを務めたピアース・ブロスナン。

父の不倫相手ジョハンナ役に、「アンダーワールド」シリーズ、リブート版「トータル・リコール」、「ホワイトアウト」のケイト・ベッキンセール。

トーマスの母、ジュディス役に「セックス・アンド・ザ・シティ」のミランダ役でおなじみ、シンシア・ニクソン

トーマスがほのかに思いを寄せるミミ・パストーリ役に、「DOPE/ドープ!!」、DCコミックヒーローの単体映画「Flashpoint(原題)」のメインキャラに抜擢された今後注目の女優、カーシー・クレモンズが出演します。

 

 

 

 

 

 

 

どこか淀んだ質感のある映像。ニューヨークってそういうところなのか?まずは監督が映し出す風景を堪能しつつ、トーマスの心の揺れなんかを感じられたらいいなと。

ここから観賞後の感想です!!!

 

 

感想

これたまんねえなぁ・・・。

相変わらず路頭に迷った青年を成長させる監督のテーマとハイセンスな作りに惚れ惚れ!!てかもう一度見たいわ。

以下、核心に触れずネタバレします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やっぱり俺はマークウェブが好き。

「商業主義に負けた」NYのマンハッタンを舞台に、家庭問題や友達以上になれない相手への不満や将来の悩みを抱える青年が、奇妙な老人と父の不倫相手を通じて、確かな一歩を踏み出していく青春ストーリー。

 

観賞前はそこまでの期待は持っていなかった。監督のこれまでの作風からしてやけに地味と感じたから。

その予感はクライマックス直前まで的中していた。

決してつまらなくは無いが、どこか哲学的なセリフや閉塞的なビル群ばかりが写り、それが退屈さを助長させているように感じた。

しかし、油断していた。

まさかクライマックスで思いもしない展開になるとは。

誰もが幸せな結末を迎える作品になるとは。

てっきりこれまでの生活に別れを告げてマンハッタンを出る=過去からの脱却をすることで、これからの人生を見出していく、そんな話だと思っていた。

 

これはやられた!やっぱり監督すげえな!

やっぱり閉塞的なビル群ばかり映す画に意味があって、哲学的なセリフや会話の端々からセンスが感じられて、見た目イケメンだけど人生こじらせてそうな主人公だったり、決して悪意でなく本能で男を好きになってしまう妖艶な美女とか、酒とタバコをこよなく愛する得体の知れない奇妙なインテリ老人なんかを上手くキャスティングして、そして選曲した音楽がまたニューヨーク!って感じのシャレオツなラインナップで、そういったもの全てが上手くかみ合ってるよなぁと。

 

監督の作品の主人公って外見こそイケてるのに女性に対してはウジウジした奴らばっかりなんですよね。それがどこか自分と重なるというか共感できるというか。なんか惹かれるんですよね。

イヤ外見は重なりませんよwええ。天と地ですからw

だからそういう、こと恋愛に関して背中を押してくれるときもあれば時に残酷な現実も見せたりしてくれることが、あるあるだったりタメになったり。

今回も目の前に意中の女性がいるのに、刺激を求めて別の大人の女性に走っていくことで、手に入るものが手に入らなくなってしまうことを教訓として描いていたり、そこに至るまでの駆け引きを指南するW.F.の言葉がなんか沁みたり。

 

 

だから結局の所監督って一人の青年の喪失と再生、そして成長をいつも描いていて、今回もそれに当てはまるお話でありました。

途中までは「(500)日のサマー」を思わせるような、意中の女性をモノにできずくよくよしている内容でありましたが、いきなり危険な匂いを醸し出すことで今までの監督作品にはない一面を見せ、結果何もわかっていなかった主人公の暴露によって、ようやく自分がしでかしたことや家族から愛されていること、大人にはいろいろな事情があることに気づき、それを受け入れたことで家族の誰もが幸せになる物語へと昇華させていき、どこか「gifted/ギフテッド」にも通じる部分が垣間見え、ある意味これは監督の集大成又は監督作品の第1章の終わりとして位置づけられる作品じゃなかったのではないでしょうか。

 

そう思えるのも、インディペンデントな作品を2作続けて撮ったわけですから、きっと撮りたかった作品を作れたと思うんです。今作もずっと暖めてきた作品だったわけですし。

だからもしかしたらここで一区切りつけて、大作映画に再びチャレンジ、もしくは賞レースに入るような作品を作っていくんじゃないかなぁと。

あくまで妄想ですがそんな風に感じます。

 

90分にも満たない作品なのに、体感時間が思いのほか長いな・・・とじっとスクリーンを見つめながら雑念がこみ上げたことを見終わった後後悔しています。

ちょっとこれはソフト購入案件だなぁ。

 

「対比」と「無難」

今作を見て感じたこと。それは「(500)日のサマー」と似ているようで違うということと、主人公に父親が突きつけた「無難」という言葉が作品の演出にも反映されていたことです。

 

「(500)日のサマー」の舞台はロサンゼルス。

画質は灰色がかったいかにも都会な色をベースに、カラフルなときもあれば思いっきりグレーな時と、そのときそのときの主人公の心情を表しているかのような色遣い。

それでいてビル群を抜ける二人とそのビル群を眺める公園でのトムという、閉鎖的な画と開放的な画を上手く見せていたと思います。

総じていうのであれば「今」でデジタルで無機質にも取れる画が多いかなと。

 

で、今作はというと、恐らくニューシネマを意識してかフィルムっぽい質感で彩られており、主人公が訪れる場所もアナログだったり老舗感があったり、立ち並ぶビルの風景も空を塞ぐようにビルのてっぺんまで映さず撮っており、それが見事に主人公が現状から抜け出せない空気を作り上げていて、ようやく最後にNYの街を空撮することで彼が解き放たれたように見せてるんですね。

総じていうのであれば、「昔」でアナログで哀愁と刹那が漂う雰囲気とでもいいましょうか。

 

他にもいろいろあるんです。

JGLが演じたのはトム。今作のカラムターナーが演じたのはトーマス。

W.F.がトムと呼んでも?というと、トーマスで。と返すんですよね。

どっちもトムなんですよね要は。でもあえて区別した。一人の女にウジウジしたトムとは違い今作は一人の女から別の女に乗り換えた、いや夢中になった。

そんな部分を見比べると実際トムでいいのにトーマスと強調した意味が見えてくるのかなと。

 

彼をアドバイスするのも対比的。

サマーのほうでは、トムに色々アドバイスするのは、妹のレイチェル。

主人公よりも年下でしかも異性になるんですが、今作では主人公よりも年上で同姓の隣人。

 

そしてそしてこれが「無難」と繋がってくることなんですが、「(500)のサマー」はとにかく実験的な演出が目立つ作品でした。

時系列のシャッフルから、アニメーション、ミュージカル、喜劇、理想と現実の2面構成などなどとにかくMVで培ったであろう様々な演出で映画のセオリーをぶち壊し新たな映画の作風を生み出したような作品だったんですが、今作はそういった実験的な演出はまるでなく、劇中のセリフで引用するのであれば「無難」でした。

 

この「無難」という言葉、出版社を経営する父に自分が書いた小説を見せたところ「無難」だといわれるんですね。このことがずっと彼を苦しめており、コネ入社で俺の会社に来いと父に言われてもそんな「無難」な人生は嫌だと突っぱねたりするわけです。

 作家になれなかった父が息子の才能を嫉妬しての言葉にも取れるのですが、結末はそうではなくて。

 

話は戻りますが、見てる最中にこの言葉が引っかかって仕方なくて、もしかしたらどこかに「無難」が転がってるのかなぁなんて考えたんです。

そしたら演出がよくある技法というか、映画の作り方というテキストがあったとしたらその手順どおりの演出方法になってるなぁという部分に行き着きました。

既視感のある映像ってことですかね。

 

たとえば、冒頭から結末までナレーションはW.F.が全てやっていて、これは最後にその意味がわかるんですが、映画ではよくあること。

 他にも父の不倫を目撃するナイトクラブ「The Box」で行われている女装した男性のショーでは、彼の踊っている姿を後ろから映し、照明を上から照らす演出。

ジョハンナを尾行する際の地下鉄車内。ドアの向こうから彼女を覗く自分がドアに反射して映る撮り方。

ミミに思いを打ち明けられると同時に、自身がフラれたことにショックを受けて絶望に打ちひしがれる 時の雨、ジョハンナの家に訪ねるときに映し出される赤信号点滅による嫌な予感の暗示、机を挟み対話する際の相手の背中を手前において奥から話しかける構図などなど、どれをとっても「無難」な画の撮り方に思えました。

 

監督って自分の色を出すために同じ演出をする人をよく見かけますが、今作は非常にオーソドックスというか、「(500)日のサマー」を引き合いに出してみてしまった自分としてはどこか物足りなさを感じた点があります。

しかしながら、ニューシネマっぽさがどことなく見られる点から言えば監督にとってはこれが実験だったのかもしれないし、それをやるのであればサマーのときのようなやり方は必要ないというわけで、僕の考察は全くの見当違いといいますか、勝手に比較してんじゃねーよということでww

 

大人になるとは。

お母さんがトーマスと外で一服するときに涙を浮かべながら、「世界で一番長い距離なのは現実と理想の間よ」なんて言葉を走らせるのですが、大人になるってどういうことって問いに対してのヒントのような答えのようなセリフだったなと。

これに重ねるように、友人の結婚式で新郎だか新婦の叔父が指揮の場に相応しくないお祝いのスピーチを酔っ払ってくっちゃべるんですけど、そこでも結婚とは何か的なことを、人生の先輩として色々語り教訓として述べるんですけど。

 

要は大人には色々な事情がありそこに主義主張をぶつけて言い合うのではなく、お互いを尊重して例え隠し事があってもそこを突かず、見てみぬふりをして穏便に暮らすことが夫婦を長く保つ秘訣で。

それに対しトーマスの母はその現実と理想があまりにも果てしなく遠いことに苦しみながらも何とか夫婦を演じていたわけで、それが誰のためって未だに大人になれてないトーマスのためで、理想の相手という窓を見つけて飛び出そうとしている父が飛び出すのを待っているわけで、自身もいい歳しても理想を追いかけているわけで、それが訪れるのを待っているわけで。

 

もう何がいいたいのかわからなくなってしまいましたが、白黒つけるのは難しくて、好きとか嫌いとかほしいとかそう簡単に言ってはいけないわけで、大人は秘密を守って生きてるってドーナツホールの大人の掟の歌詞になぞらえて無理やり言ってみました。はい。

 

それができなかったトーマスはやっぱり未熟で、何もわかってなくて、でも最後に起こったことを赦す事で全てが丸く収まってくってのが、ちょっとした大人への通過儀礼になってて素敵やん、て。

 

NYの街とトーマス

 

この物語は、芸術性で溢れたはずが商業主義に負けて衰退の道を進んでいるニューヨークということを冒頭でまず語っていて、それがいい人なんだけど平凡すぎて退屈な男トーマスとイコールになっていることがなんとなくわかると思います。

だから彼が付き合いたいと思っているミミはそんなニューヨーク=トーマスのことなど気にも留めず、世界中でツアーをしているミュージシャンのニックが忘れられない=この街から出たいと思ってるんですね。

 

そんな平凡で退屈な男トーマスは、今後どうなりたいか悩み中。とりあえず頭の中にあることはミミちゃ~ん!おれんとこきてぇ~!!ですから。

それが父の不倫相手という刺激をみつけてからはどんどんのめりこんでいきます。もうミミのことなんてどうでもいい。

 

何でのめりこんだか考えてみました。

多分自分で行動して初めて手に入れたものだったからなのかなと。

ミミを口説いてもダメ。親父に作家として無難だといわれ遠まわしに才能がないという烙印を押された。実家でパーティーしても場違いなことを言う始末。

まぁなにをやっても思い通りに行かないわけだったトーマス。

 

これもまた街の視点で見ると、色々憧れのマンハッタンを取り戻そうと躍起なってた時期があったのでしょうか。

 

そしてW.F.のアドバイスどおり、相手を失うことでおとずれる恐怖という概念をミミに植え付けたことで、ミミの思いはトーマスへと向けられるのに、ちっともわかってないトーマス君。追いかけてばかりだと追われていることに気づかない。そもそもトーマスは眼もくれてない。

いいこじらせぶりだ。俺でもやると思うけど。

 

 

かくしてトーマスが奇妙な隣人と不倫相手に出会ったことで、大人への第一歩を踏み出すこの物語は、輝きを失ったニューヨークが再び輝きを放って欲しいと願う監督の思いがトーマスに反映されてできた作品だったのではないでしょうか

また、自分はどうあるべきかを周りの人たちによって見出し、それが呼応して周りの人もようやく自分を捜し当てていく、そんな話で、ニューヨークってそういうとこだよって自分見つける場所だよっていわれてるようにも感じた作品でした。

 

 

最後に

キャストの演技も素晴らしかったし、音楽もナイス選曲でした。

途中速いテンポのジャズがスキャンダラス感を煽っていてかっこよかったし、結婚式で流れた「A Whiter Shade of Pale」流しちゃうとこね。歌詞の内容はよくわかんないけど、結婚式で流す曲じゃないと思うんだけどあれ。

 

途中着地点を見失って支離滅裂な文章になりましたが、毎度のことです。ご容赦くださいw

とにかく深いんですよ色々。セリフとかきちんと拾っていけばもっと作品が理解できたと思うんですけど仕事後のレイトショーってこともあり、前半はじっと見ていたとはいえ頭に話が入ってこなくて・・・。

悔しいのでソフト購入しようと思いますw監督好きな故に。

 

てか親父の不倫相手と寝るってけっこうきついよね・・・。で、それを受け入れる不倫相手がもっときつい・・・。

 

というわけで以上!あざっした!!

満足度☆☆☆☆☆☆☆★★★7/10