完全なるチェックメイト
ボビー・フィッシャーを探して、なんて映画がありましたねぇ。
これ見てストリートチェスなんてのがあるんだ!とはじめて知ったし、コーチ役のローレンス・フィッシュバーンがかっけぇーなぁと。そんくらいしか思い出ないんだけども。これはボビーとは真逆の正攻法でお行儀のいい子の話だけど。
で、今日見てきたのは、本家のお話でして。おそらく上記の作品よりももっとスリル感のあるお話なんだろうな、と。
最後どんでん返しがあるんだろうなぁ、と。
てなわけで、久々のトビー主演作見てまいりました。
あらすじ
米ソが世界を二分していた冷戦時代。1973年にアイスランドのレイキャビクで開催されたチェスの世界王者決定戦は、両国の権威を賭けた“知”の代理戦争として世界中の注目を集めていた。
タイトルを4年間保持してきたソ連への挑戦権を獲得したのは、アメリカの若きチェスプレイヤー、ボビー・フィッシャー(トビー・マグワイア)。IQ187を誇る天才で15歳にして最年少グランドマスターとなった輝かしい経歴の持ち主だが、その思考は突飛で、行動派制御不能。謙虚さのかけらもない自信家だ。
そんな、モーツァルトにたとえられる機構の天才が相対するのは、最強の王者、ソ連のポリス・スパスキー(リーヴ・シュレイバー)。
対局一局目、スパスキーに完敗するフィッシャー。残り二十三局、絶対不利と見られたフィッシャーは極限状態の中、常軌を逸した戦略をうちたてる。
二大国家の大統領もフィクサーとして影で動いたと言われる、歴史を揺るがす世紀の一戦で生まれた、今尚語り継がれる〈神の一手〉の真実が明かされる。(HPより抜粋)
監督・ キャスト
監督はエドワード・ズウィック。
名前聞いてどの作品?て出てこなかったんですが、ラスト・サムライの監督さんでした。あー知らなかったぁ。他にも、ディカプリオがダイヤを追いかけるブラッド・ダイアモンド、ジェイク・ギレンホールとアン・ハサウェイのラブ&ドラッグなどを手がけております。
口のうまさと火遊びが取り柄のファイザー製薬の営業マンと、パーキンソン病をわずらう女性のカラダの関係から始まった2人のお話。
まぁ、ぶっちゃけアンの濡れ場目当てで見た男性も少なくないと思いますが、チャラ男と恋愛ベタの女性の笑えて意外と真面目な話です。なんでジェイクなんだよ!と腹が立ちますが、2人はブロークバック・マウンテンでも夫婦役で絡んでますからね、相性良かったんでしょう、悔しいけどw
主演はしばらくお顔を拝見することのなかったトビー・マグワイア。
おそらく一番最後に見たのはこれまたディカプリオの豪華絢爛で行動がめちゃめちゃ笑えた華麗なるギャツビー、この作品でギャツビーで作家志望のニックを演じてたのを観て以降、ホントご無沙汰でした。てかその前は下手したらスパイダーマン以来かな?
マイ・ブラザーやシー・ビスケットなんてのもありましたが見てない・・・。
やっぱりトビーといえばスパイダーマンでしょ。
スパイダーマンはせっかくアンドリュー・ガーフィールドでリブートしたにもかかわらずまたお流れになり、結果、2作で終わってしまいましたが、マーベルシネマティックユニバース参戦決定という大人の事情をクリアしての仲間入りを果たすので今後も楽しみなわけですが。
サム・ライミ版のスパイダーマンも監督自身ホラー映画上がりなのに、普通に青春映画として、またデートムービーとして、親子でもぜんぜん見られる作品てのがすごい。
しかも、作品のなかでの隠喩描写が多くて奥が深く、たとえば、高校生が部屋にこもって糸を出すって・・・ねぇ。どんなメタファーだ!!
個人的には2が好きです。マスクが取れても暴走した列車を止め、乗客たちが意識をなくした彼に向かって「まだ子供じゃないか・・・。」とつぶやくところ。
あのシーンはぐっときますねぇ。んでもって、ドクターオクトパスがスパイダーマンを連れ去ろうとすると乗客たちが守るんですよ!くぅ~泣けるっ!!
他にも、神父ビル役に、ラヴレースでのDV男が記憶に新しいピーター・サースガード、チェスの王者ポリス役にウルヴァリン:X-MEN ZEROのセイバートゥースでおなじみ、リーヴ・シュレイバーなどが出演します。
そんなこんなで、将棋しかわからないのにチェスでついていけるか疑問になる前に、ただただ見てみようって好奇心で見てきたんだけども!!
伝説のチェスプレイヤーの極限のプレイを描いた作品の感想は、