モンキー的2015年映画ベスト10
今年もこの時期がやってまいりました!!!
ジコマン以外の何物でもないこのランキング。
一応ジコマン以外の何物でもない今年の上半期ベスト10本はこれでした!
で、去年のベストはこんなんでございました。
おー、一番最初の記事だ。
とにくわぁくっ!!評価してくれようがしてくれなかろうが、共感してくれようが批判してくれようが、煮るなり焼くなり好きにしてください。
だって、私が今年面白いと思った順番なのだから仕方ないじゃニャイっ!!!
・・・うぃぃっと、普段の私じゃない部分が出てしまいましたが、おかげさまでこの記事を持ちまして「モンキー的映画のススメ」も祝1周年を迎えることが出来ました。
最初はアクセス数も伸びず、ホント誰が見てるのかわからない状況が続きましたが、気がつけば読者も増え、コメントやブクマも頂くようになり感謝カンゲキ雨嵐ですっ!
すまいるぁげ~ん♪てやつです。
さて、そんな今年の集大成とも言うべきモンキー的2015年映画ベスト10ですが、いつも記事の最後に満足度として星5段階評価で付けておりました。
で、ランキングを作るにあたり星の高い順で作ろうと、いざまとめてみたら、
5点満点がねぇ~でやんの!!!最高点4だし。
スイマセン辛口すぎましたwww
ほとんど、3か2.5ばかりでしまったっ!!と思いました。
まぁ、この1年で生涯において星5点満点なんて点数付けられないなぁ~なんて思いながらつけてたモンで。あーやっちまったなぁ。
というわけで、高得点の作品から、時間も経ったものもあるので思い入れやら、見返してみたり思い返してみたりと、フラッシュバック、カムバックトゥミー的な具合で考えてみました。
さぁ、そんなわけで早速モンキー的映画ベスト10の発表でっす!
今年は 95 本新作映画を鑑賞しました。因みに旧作映画を合わせて数えたら237本でした。見たなー。
一応、満足度星3つ以上だった27作品の中から、もう一度鑑賞したい、購入して手元に置きたい、などといった点をフラットな状態から加点式で考えたものになります。
それでわ!第10位から!
第10位シェフ 三ツ星フードトラック始めました
今年一番の飯テロ映画。
第9位 バクマン
スラムダンクの哲学はこんなとこにも。
第8位 マッド・マックス 怒りのデス・ロード
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逃げる、追われる、戻る。以上!!
第7位 幕が上がる
アイドル、ナメてました。
ファンならずとも徐々に心奪われていく彼女たちの成長に、その彼女たちを指導する黒木華のずば抜けた演技に涙腺が決壊。
銀河鉄道の夜を知ってると尚よろし。
新たな青春映画を確立した本広監督の第2章の幕が上がった力作。
第6位 サンドラの週末
結果ではなく、その過程が彼女を強くした
第5位 クリード チャンプを継ぐ男
第4位 はじまりのうた
型にはまった音楽はもう終わった!
共に人生に躓いた二人が作り出す音楽に、忘れていた音楽の素晴らしさに心が鷲づかみにされる。通例ともいうべき音楽の確固たるスタイル、流通、ジャンル、そんなものを全て取っ払い、ただただ流れるままに自由に歌っている姿が愛おしい。
曲全般がすごくいい曲なのに、なおかつあんなに楽しそうに演られたらそりゃもう!!
お互いのプレイリストを打ち明けあうシーンがツボ。
第3位 スター・ウォーズ/フォースの覚醒
世代から世代へ、受け継がれる希望のバトン
名だたるリメイク、リブート、続編大作がひしめき合い、何十年か前にさかのぼった錯覚に陥ってしまいそうだった今年の映画業界を象徴する作品。
ルーカスからJJエイブラムスへとバトンが託されたように、物語も新たなる伝説の始まりを魅せてくれた。
ファンて言えば誰もが納得するのかJJ!と思いながらも納得してしまう彼の力量、とオマージュてんこ盛りの内容に感動しかない1本でした。
第2位 キングスマン
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スパイ映画群雄割拠の中で頭一つ抜きん出た1本。
往年のスパイ映画をオマージュし、気持ち次第で何にでもなれると訴えるサクセスストーリー。
そんな内容にしつつ、昨今シリアス路線のスパイ映画やアメリカ人、キリスト教原理主義者までバカにした、イギリス庶民サイコーっ!!!といわしめた映画。
ホントに続編の舞台日本でやるの?
いつか俺だって王女と〇〇したいwww
そして、第1位は!!!!!!!
第1位 セッション
クズVSクズが魅せる音楽の高み
ラストカットがこの映画の全てで、それはそれは見たときのインパクトは計り知れなかった。三日三晩キャラバンを聞いてはあのシーンを思い出し、興奮がおさまらない日々が続いたほど。
スラムダンクの話になってしまうけど、桜木と流川のハイタッチのあのインパクトがこの映画にもあった。
おそらくあの一瞬だけ心を通わせ、それ以降は、いつも通りの仲に戻ってるに違いない。それでもバンドに呼ばれりゃ叩くし、無理難題を押し付けられるのだろう。
そんな妄想もしてしまうほどこの映画が大好きになり、栄えある今年のモンキー的映画ベスト1位になったわけです。
- セッション
- キングスマン
- スター・ウォーズ フォースの覚醒
- はじまりのうた
- クリード チャンプを継ぐ男
- サンドラの週末
- 幕が上がる
- マッド・マックス 怒りのデス・ロード
- バクマン。
- シェフ 三ツ星フードトラック始めました
総評
今年の映画全体の流れ
こっからは私の目から見た今年の映画界ってこんなんだったなぁってお話です。
洋画大作たちの逆襲
未だ邦高洋低といわれる日本の映画業界でしたが今年はナンと言っても、いや、ニャンと言っても!(もういいか、このしゃべり)大作洋画の盛り上がり方がすごかった!
これはもう2,3年前から2015年はヤバいよヤバいよ!と出川の哲ちゃんばりに業界では言われてたことなのでいざ今年になってみたらやっぱりすごかったですねー。
ジュラシックワールド、ワイルド・スピード、マッドマックス、アベンジャーズ、ターミネーター、007、ミッション・インポッシブル、テッド、んでもって、スターウォーズですから!
で、ちなみに去年の段階ではこれにパイレーツオブカリビアン、インデペンデンスデスデイ、バットマンVSスーパーマンとかも加わるとか加わらないとか。
そんなに公開したら公開日数どんどん短くなっちゃうYO!!
こんな年は当分来ないでしょうねぇ~。
これら大作たちのヒットの要因については4Dの存在を忘れちゃいけないですね。
4Dシステムの盛り上がり
アバターが公開した2010年。特殊なメガネをかけることで立体的に飛び出す映像で、より臨場感を味わえることが出来る3D映画ブーム、そして、ど迫力の大スクリーンと映像美、大音量で楽しめるIMAXシアターの上陸、
そして、今度は座席が動く、匂いが出る、霧が、煙が、風が飛び出すといった体感型上映、4Dシステムの導入が増え、人気を呼び、普及が加速した年でもありました。
4DXとMX4Dと規格がありますが、まだ4DXは体験して無いので今度行ってみようと思ってます。
たしかに楽しいし体で覚える映画ってのも悪くないけど話が入ってこないwww
しかも、料金が高いっ!!月々の娯楽費の大半を占めている映画料金を何とか工面して通っている映画ビンボーの私にはこの料金設定は高いわー。
ま、このおかげで単価も上がり、この大作洋画たちはだいぶ稼いだんじゃ無いでしょうか。
このブームももって2,3年かなぁ。次は何仕掛けるんだろ。
そんな興行の中でも続編ではなく、ヒットした作品とかはやっぱり賞賛したいですね。
アメリカンスナイパー、セッション、マイ・インターンなんかよく健闘したなぁ、と。口コミもtwitterを中心に拡散しやすくなったから、ほんといい作品はすぐ広がるし、逆に悪い作品は興行収入が如実に現れるほど。今年はそれもひとつの話題でした。
邦画話題作の大コケと2部作の無意味
今年の邦画の目玉は、HEROの続編と進撃の巨人の実写化で話題持ちきりだったんではないでしょうか。
テレビドラマの映画化も視聴率の低下が原因なのか、はたまた内容の悪さがそうさせたのかわかりませんが、興行的には10億越えれば御の字というなかで、HEROは前作から比べると数字も内容も見劣りが目立ったものの、今年の興行全体を見れば十分大ヒットしたのではないでしょうか。なんだかんだでキムタクブランドってまだまだ通用すると思うんですけどね、内容しだいで。
で、同じ夏に公開された進撃の巨人。
前編では、怪獣映画の復活に歓喜した人もいれば、
原作で一番人気のリヴァイは登場せず、全く別の人間て説明があったにもかかわらず、リヴァイじゃない!とかほざく人もいれば、原作との違いがあまりにも大きすぎたのか批判の声が大きかったという賛否両論になり、
あらゆる伏線を残したまま、後編へとその期待は膨らんでいきました。
しかし、この後編がもっとひどかった。やはりこの批判の声は一気に拡散され初週こそ1位は獲得したものの、一気にランク外へと落ちていきました。
もうこれの原因は1つ。なぜ2部作にしたのか、に尽きると思います。
この2部作構成、なぜやるんでしょう。
やっぱりお金が生まれるからなんでしょうか。そんなに稼がないとこの業界いけないのか?
寄生獣はまだ分けるべき内容かな、とも思いましたが、ソロモンの偽証に至っては分けた意味がわからなかった。ただただ、長過ぎた。削れるところたくさんあったろうに。松竹何周年なんて冠つけて大々的にやるからだ。
これには本当もったいない、と思いました。
来年はちはやふるも2部作でやるそうですが、意味のある2部構成にしていただきたいですね。
そして、情報拡散で大コケした作品、ギャラクシー街道も忘れてはいけない。
何年も映画館に通ってる私ですが、初めて途中で退席しようと思ったほどのつまらなさだった。これを機にいっそのこと、ギャグに走らず、コメディ路線は一度封印していただいてシリアスな作品で名誉挽回してもらいたいですね。
逆に、邦画は意外なヒット作も生まれました。
ビリギャルや、ヒロイン失格といった女子ウケの高そうな作品がヒットした年でもありました。これはびっくりでしたね。見てないのでどんな内容かは知りませんが、おそらく好みの作品でないことは間違いないんだろうなぁ。
配給会社の方にはこういうのが当たったからといって、同じ路線の映画を乱発しないようにお願いしたいところです。
ジブリという王様のいない今年のアニメ映画
今年はアニメの王様スタジオジブリ製作の作品がなく、その席に座るための群雄割拠な年だったのではないでしょうか。
ま、当然のことながら前評判通り、ポスト宮崎駿と呼ばれている細田守監督のバケモノの子がダントツだったわけですが、
古くからのファンの方の声では、昔の作品よりもかなり観客に媚びた、大衆ウケの強い作品になったと嘆いている、なんてコメントも見ました。今後も楽しみですけどね。
他にも、フリーザの復活に当時少年だった野郎共がこぞって見に行ったドラゴンボールZ復活のFや、
アメコミを隠して宣伝したのが大当たりしたベイマックスや、オープニングのドリカムの歌と同時に流れた映像がなけりゃあもっとよかったインサイド・ヘッドといったディズニーのイラっとする宣伝方法もちらついた今年のアニメ映画。
そして、ラブライブ!の大ヒット!これには頭を抱えました。
週末ランキングでは、海街diaryを抜き、マッドマックスさえ太刀打ちできなかった、まさかの3週連続1位。蓋を開けてみれば28億円の大ヒット。社会現象ですね。
気がつけば、μ’sでしたっけ?紅白初出場ですからねぇ。
観衆が邦画のドラマよりぶっちぎりアクションの洋画より、これを選んで見に行ってしまうとは・・・。
まぁ、なんでもかわるがわる特典が付いていたそうでそれ欲しさに映画館へ通ったんでしょうが、その人口と鑑賞回数の頻度がおそらくすごかったんだろうなぁ。
今後、こんな手口で興行収入をのばそうとするアニメがもっと増えていくんでしょうねぇ。
ファンの方々には申し訳ないですが、個人的にはこういうアニメよりも、もっとみんなに見て欲しい映画がたくさんあると思ってる人なので、どうか、スクリーン数拡大せずに細々と公開していただきたいと、切に願っております。
というわけで、長々と書いてしまいましたが、こんな1年だったねって話でした。
来年はどんな作品で私たちを楽しませてくれるのでしょうか。
そして、来年はもう少しまともなブログが書ける様に努めたいと思います!
ずっと読んでいただいた読者の方も、たまたま検索してこのブログにたどり着いた方も
今年1年有難うございました。来年もあいかわらず、性懲りも泣く、新作映画の感想を書き連ねる所存でございます。
どうぞよろしくお願い致します。