ドクター・ストレンジ
2016年のマーベル映画は「シビルウォー」しかやってなかったんだよねぇ、日本じゃ。
年2本ペースで公開していたのに。
頼むよディズニー!!日本の公開遅らせないで!!
マーベルの人気キャラクターがようやく実写化です。
アベンジャーズ・インフィニティウォーへカウントダウンしていくわけですが、彼の存在が今後のアベンジャーズに大きく関わってくるという情報もあり、見逃すわけにはいかない作品となっています。
実は私、新宿で行われた前売り券販売イベントで、15分間の特別映像をIMA3Dで鑑賞し、しかもそこでの抽選会でジャパンプレミア招待券をゲットしたのです!!!
イエ~~~いいいいぃぃぁああ!!!
というわけで今回、19日に行われたジャパンプレミアにて皆様より一足お先に鑑賞してまいりました。
作品情報
全世界で圧倒的人気を誇るヒーローたちが集結した映画「アベンジャーズ」のマーベルから新たなヒーローが誕生。しかも今度のヒーローは、超人的パワーでも神の力でも科学力でもなく、魔術で戦う元天才外科医のナイスミドル。
彼は一体何者なのか。そして今後どのようにアベンジャーズに関わってくるのか。その謎がようやく解き放たれる。
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あらすじ
神の手を失った天才外科医が、魔術の力で甦る―
彼の生きる道は―医術か、魔術か上から目線の天才外科医ドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)。突然の交通事故により、神の手を失った彼を甦らせたのは─魔術。
指導者エンシェント・ワン(ティルダ・スウィントン)のもと、過酷な修行をかさね人智を超えた力を手にしたストレンジだったが、世界を破滅へと導く闇の魔術の存在を知ったとき、彼は壮絶な魔術の戦いに巻きこまれてゆく。
しかし、“人を決して傷つけない”医者としての信念が、敵であってもその命を奪うことをためらわせる。彼は、いかにして闇の魔術に立ち向かい、人々の命を救うのか?ドクター・ストレンジにしかできない、常識も次元も超えた戦いが始まる。(HPより抜粋)
監督
監督はスコット・デリクソン。
名前こそ聞きなれない方でしたが、過去作のラインナップを見ると「地球が静止する日」の人でした。
う~ん・・・これだけで判断すると期待できないけども・・・。
早速、監督がどんな作品を作ってきたのかというと、人気ホラー映画シリーズの第5弾「ヘルレイザー/ゲート・オブ・インフェルノ」で監督デビューします。
その後も、悪魔に取り憑かれてこの世を去った少女の数奇な運命を辿っていくオカルトホラー「エミリー・ローズ」や、スランプ中の作家が、ネタ作りで越してきた家で想像を絶する恐怖に見舞われていく「フッテージ」、実在する霊感を持つ捜査官が不可解な事件に巻き込まれ、悪霊に立ち向かっていくホラーサスペンス「NY心霊捜査官」などホラー畑中心で活動しているようです。
そんな中でも異色だったのが「地球が静止する日」。
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1951年に制作された作品をキアヌ・リーヴス主演でリメイクし、地球に降り立った宇宙からの使者を前に、存亡の危機を迎えた人類の運命を描いたSFパニックスリラー。
ずいぶん前に見たのでうろ覚えですが、内容はあまりハマらなかったですが、キアヌの宇宙人ぽい無表情な演技と、CGは当時にしてはよくできていた印象があります。
監督が彼と決まったとき、この映画の思い出がよみがえり大丈夫かな・・・と思ってたのですが、「Dr.ストレンジ」の特別映像を見て、不安は吹き飛んだのできっといい映画になっていることでしょう!!
キャラクター紹介
ステイーヴン・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)
事故によってその輝けるキャリアも技術も失った、天才外科医。溢れる知性とユーモア、スタイリッシュな佇まいの彼の唯一の欠点は、その傲慢さ。治療の望みを求めて向かったカトマンズの修行場カマー・タージで、未知なる世界に遭遇した彼は、自身の不遜さを悟り、魔術師として生まれ変わる。その修行は、“人類を守る”という運命を彼に与えるが、彼はいかにして運命を受け入れるのか?(HPより)
もうカンバーバッチに決まったときは、ドはまりじゃん!?と。最高に似合ってる。そしてようこそMCUへ!今後もシリーズに出演していくそうなので他のキャラたちとの絡みも楽しみ。
クリスティン・パーマー(レイチェル・マクアダムス)
救命救急医。優しさと芯の強さを持ち合わせ、ユーモアを解すキュートな女性で、ドクター・ストレンジが唯一、心を許せる相手。医者としてのドクター・ストレンジを尊敬し、友人として、仕事のチームとして信頼で結ばれていたが、事故後の荒廃していくストレンジの姿に打ちのめされ、彼のもとから立ち去る。だが、それから一年後、思いもよらぬ形で彼と遭遇することに・・・。(HPより)
ハイきました!!オレのレイチェル・マクアダムスがヒロインとしてMCU参入!あいかわらずお美しい・・・。ただクリスティンはきっと今作、もしくは続編をやるのであれば出演程度なんだと思います。他のマーベル映画にも顔を出してほしいんですけどね。
モルド(キウェテル・イジョフォー)
指導者エンシェント・ワンのもと、カマー・タージで魔術の修行を積む忠実な弟子。敵とみなした者に対しては、その命を奪うことも厭わぬ、激しい気性を持つ。闇のパワーの脅威を知っており、自然の秩序を乱す術への危惧を抱く彼は、好奇心の強いドクター・ストレンジを時にはクールにいましめることも。良き兄弟子であり、友であり、戦いにおけるパートナー。(HPより)
原作ではモルドは、師匠であるエンシェント・ワンの命を狙う弟子、という設定でしたが映画ではストレンジのサイドキックとして活躍するようです。もしかしたら原作通りの展開になるかもしれませんね。そうなったらソーと同じ雰囲気になりそうだけど。
ウォン(ベネディクト・ウォン)
カマー・タージの荘厳なる図書館の守護者。図書館には、長い時を超えて存在する、魔術の体得に必要となるあらゆる知識が並ぶ。その膨大な蔵書に秘められている魔術の真理や禁断の秘術が、人類を脅かす者の手に渡らぬよう、命懸けで守っている。修行中のドクター・ストレンジが読むべき本を見極めて助言をし、彼を導く、知恵ある誠実な男。(HPより)
彼もまた原作ではアジア人のステレオタイプが強く、大幅な設定変更がなされたとのこと。既に「インフィニティ・ウォー」への出演が決まってるとの情報もあるため、気にかけたいところ。
カエシリウス(マッツ・ミケルセン)
闇の魔術に魅せられた魔術師。かつてカマー・タージで修行を積んだ身でありながら、エンシェント・ワンの教えに背き、狂信的な弟子たちを従え、死さえも超越した闇の魔術の力で世界を破滅に導こうとしている。(HPより)
原作ではモルドの弟子として、ストレンジと戦うようですが果たして真相やいかに。
北欧の至宝・マッツミケルセンも参戦。ローグワンでもジンの父ちゃんを見事に演じていたこともあり、今作も最高に悪い男を演じてくれることでしょう!
エンシェント・ワン(ティルダ・スウィントン)
カマー・タージの謎めいた指導者。静かな佇まいと冷静で断固とした心の力を持つ。神秘的な扇を手に、人類を脅かす者と戦う。永遠に近いほどの長い間、神秘の力の守護者として、その秘密を守り続けてきた。時間を超越したその命には、ある秘密が隠されている。初めてドクター・ストレンジと会った時、この傲慢な外科医の中に、魔術の継承者としての可能性を見出す。(HPより)
こちらも原作ではチベット人の老人男性の魔術師だったわけですが、彼女の起用になりひと悶着あったようです。またアジア人の役が奪われた!、性別人種も違う設定なのはなぜだ!みたいな。一応公式では多様性を考えた結果と、この役は受け継がれていくものなのだ、という曖昧なコメント。
とはいえ、ティルダ・スウィントンの演技力はお墨付きなので,どんなお師匠さんを演じてくれるか楽しみですね。
ジャパンプレミアレポート
今回、たまさかでジャパンプレミアに当選したおかげで一足お先に鑑賞できたことと、何よりファンの方たちと共有できたことが非常にうれしかったです。
ただですよ?この1月という季節に、しかも24節気で大寒ってときに、外でイベントやることたぁねぇだろ・・・。
今回の開催場所がTOHOシネマ新宿前の広場で催されたのですが、もうイベント開始まで寒空の下待機してる時間がホントきつくて・・・。
でもイベントが始まればそんなことも吹き飛ぶ熱いイベントとなりました。
毎度のことながら、仲良くさせていただいてる映画好きブロガーのMachinakaさんを誘って午後5時に集合、1時間近く待機したあと午後6時にイベントは始まり、MCの方が本作を簡単に説明した後、吹き替えを担当した声優の三上哲さん(ストレンジ役)、松下奈緒さん(クリスティーン役)、樋口可南子さん(エンシェントワン役)のお三方が登壇しました。
本作についての意気込みや感想など、お三方それぞれの役柄の視点からお話してくれたのですが、その中で樋口さんは吹き替え初挑戦ということもあってか、高めのテンションで話してくれたのが非常に面白く、コスプレイヤーさんたちを変装ではなく扮装といったり、カンバーバッチのことをベネ様といったりと、ワード一つ一つをMCにネタにされていたのが大変ユニークで面白かったです。
その後今回のメインイベントである、ドクターストレンジチャレンジなるものを行いました。要は、今流行りのマネキンチャレンジに便乗し、ストレンジが魔法で日本を止めるというやつです。
全国5大都市で一斉に行われたようで、18時20分きっかりやるというリミットもある中、かなりバタついてはいましたが、3回の練習を重ね、参加者はじめキャスト陣、取材陣の方たちも交え、60秒間一斉に動きを止め、360度撮影できるカメラで撮っていただきました。
自分は丁度通路の前にいたこともあり、カメラを意識したポージングをしたつもりでしたが、時間ギリギリで回ってこなかったのでおそらく映っていないと思いますw
・・・と思ってたらこの映像ではがっつり映ってましたww
チャレンジ中、右の方で顔半分ネックウォーマーで覆ってるのが私です。
レイヤーさんたち寒い中頑張ってました。
そしていいもの見させてもらいました。
早速ストレンジやエンシェントがいたし、定番のスパイディーやデップー、まさかのサノスまでいましたからwwコミコンで見かけた人たちもいたような。
今回お写真は撮れませんでしたが、しっかり目に焼き付けた楽しいイベントでした。
そして今回のイベントで、いただいた品です。ストレンジが繰り出す魔法陣。
これ取っ手部分にあるスイッチを押すと3パターン光ります。
そして緑色のやつは封を開けてないんですがカイロと書いてあります。
凝ってますねぇ。
あとはただのビニール袋ですw
というわけで、今年1発目のアメコミ映画!上から目線の元医者がどんな活躍をしてくれるのか!?
ここから鑑賞後の感想です!!!
感想
ストレンジって無敵じゃね?と思ってしまうほど魔術がパネェ!しかも3Dで見ないと損!
以下、核心に触れずネタバレします。
ニューヒーローの誕生
まずは率直な感想から。
いきなり悪く言うつもりはないんだけど、ヒーローの誕生秘話なんてたいてい似通ったものばかりで、今回も大まかに言ってしまえば、他の作品とさほど変わらないくらいの序章ではあった。
が、その普通っぽく感じてしまう話を、驚異の視覚効果で楽しませ、テンポの良さ、卓越したユーモアセンス、ダレない演出などマーベル・ディズニーの底力を感じた力作でありました。
今まで科学の力で、神の力で、大きいものから小さいものまで様々な要素を取り入れてきたMCUなんだけど、これに魔法という手段と、マルチバースなる多元世界という、今までなかった要素が加わったことで、さらに進化したユニバースを構築した、そんな作品だったと思います。
既に何作もあるMCUだけど、ここから見ても何ら問題のない始まり方だし、ストレンジの生い立ちや性格も、お高く止まったインテリ野郎が不遇の事故から改心し成長していく筋書きは、アイアンマンであるトニースタークそっくり。
だけど、トニーがスーツをアップグレートして強くなっていくのならば、ストレンジはあらゆる知識を増やし、武術を鍛錬していくことで強くなっていく、いわゆる修行の成果が彼を強くしていく、この過程が今までのMCUになかった面で、人間味があり新しい感覚でした。
しかもラストで敵をどうやって倒すのか、超必殺魔法で敵を倒すとかじゃなく、ストレンジが医者になるため、そして医者に戻るためにやってきた、決して諦めない屈強な精神がカギを握っており、ド派手な終わり方ではないにしろ、今までとは違ったパターンでの決着に自分はしっくりきました。
それに、彼の周りの人物たちも、一癖や二癖もあり頼もしかった。
エンシェントワンの話すこと一つ一つが哲学的で奥が深く、モルドが掲げる法を破ってはいけないといった信念の強さも頷ける、クリスティーンの献身的なほほ笑み、ウォンの番人としての頼もしさ、そしてカエシリウスが放つ悍ましさと、魅力的なキャラがあってこそストレンジが際立つ、そんな作品だったように思えます。
ここを褒めたい!
脅威の視覚効果
まず褒めるべきなのは、驚異の視覚効果。
予告でも出ていた通り、街は反転し、ブロック状に散らばり、うねり、歪み、捻じり、と様々な形をしていく。
「なんだこれ?」
と思わずつぶやきたくなるほど、目まぐるしい映像に度肝を抜かれます。
魂を意識の彼方へ飛ばすシーンは、見てるこちらもトリップしてるかと思うほど、いい意味で奇妙で気味の悪い映像と化していました。
特に指から手が生え、そこからまた手が伸びてきては体中を数多の手が覆う映像は、監督がホラーやスリラーで培ってきたノウハウを活かした結果だったんじゃないかと。
現実世界に影響を与えないためのミラーディメンションは、仮面ライダー龍騎で描かれた世界をもっと具体的に映していたし、ダークディメンションも、ぱっと見宇宙っぽい暗さの中で、怪しく光る球体が浮遊した景色に、闇の怖さを魅せられました。
アストラル体(肉体から魂が出た状態)でのバトルも必見です。
クリスティーンがストレンジを蘇生してる間、クリスティーンのまわりで戦うというなんともオモロイ発想。
クライマックスでの時間の巻き戻しながらのバトルも素晴らしい。
時間が戻っているのに、対象人物はそれに逆らって闘うという見たこともない展開にきっと驚くことでしょう。
他にも、魔術で具現化した鞭や、空間移動の際に現れる円状のゲート、魔法陣でできた盾など、あらゆる魔術で作り出されたツールにワクワクが止まりません。
わかりやすく言えば「インセプション」+「マトリックス」÷2なんていえば伝わりやすいんだろうけど、はっきり言ってその比ではないことを強く言いたい。
文章で伝えるのがすごく難しいんだけど、すべてがだまし絵のような世界で追いかけっこをし、万華鏡のような世界で格闘しあう、それに加え戦闘スピードも速く、目の中に飛び込んでくる情報量が多すぎて追いつけくなる。
CGでやっているとはいえ、よくこれを演じているなぁと開いた口が塞がらないほどでした。
これだけ満足できる映像なのでぜひ3Dで、できればIMAXで堪能していただきたいですね。
きっとトリップ具合が全然違うはずです。
アイテムもいいっ!
そして、ストレンジが身に着けるアイテムもカッコいい!!
アイアンマンならスーツ、キャップならシールド、ソーならムジョルニア、ホークアイは弓、といったようにキャラそれぞれを象徴するアイテム、武器がヒーロー映画では魅力のひとつなんですが、ストレンジは大きく3つのアイテムが存在します。
まずひとつは、彼が首からぶら下げているアガモットの目。
ウォンが管理している図書館に置かれていたこのネックレス。
ストレンジが夜な夜な忍び込み、カエシリウスが破りとっていったカリオストロの書を読もうと、このアガモットの眼を使い、時間を巻き戻す能力を発揮します。これを使うことで色々と問題が発生するのですが、それは見てのお楽しみ。
もうひとつはスリング・リング。
このリングを指にはめて、円を描くことで思い描いた場所へ瞬間移動できるという代物。
なかなか覚醒しないストレンジへの荒療治として、エンシェントワンがエベレストの山頂で置き去りにする場面や、カエシリウスから逃げるとき、クリスティーンに別れを告げて立ち去るときなど要所要所で登場します。
このリングがないと瞬間移動できません。
そして最後に出てくるのが浮遊マント。
正式名称はクローク・オブ・レヴィテーションというものだそうですが、こいつがまた可愛らしい!
ん?なんでかわいいって表現って?なんとこのマント、意志を持って行動できるマントだったんですねぇ。
なんか魔法のじゅうたんみたいな感じ?
カエシリウスとロンドンの聖域、サンクタムにて飾られていたマントが、ストレンジのことを気に入ったようで、落下して行く彼の肩にくっつき助けます。
それからはもう一心同体。ドクターストレンジの風格が増していきました。
ある意味今作でのストレンジのの相棒はこいつかもしれないw
ユーモアセンスもいいっ!
マーベル映画が愛される理由の一つにユーモアセンスの素晴らしさがあります。ディズニー配給なので不快な下ネタとか汚い言葉はなく、ベタだけど非常にお行儀のいい笑いが詰まっているのです。
今作でも誰でもわかりやすい笑いが盛りだくさんでした。
冒頭の手術シーンでもファンクミュージックを聞きながら、その蘊蓄を披露し手術をこなすという、トニー顔負けの余裕っぷり。
予告でも流れてましたが、カマータージで部屋に案内され、呪文が書いた紙を渡されるんだけど、それがただのwi-fiパスワードww
カエシリウスに名を尋ねられ、ミスター・・・と答えると、すかさずストレンジが「ミスターでない、ドクターだ!」、なぜかそれをミスター・ドクターという名だと勘違いするカエシリウスww
アストラル体でのバトルで、お菓子が吊るしてある自販機で医者が購入した後、ストレンジと敵がそれをすり抜けたことで自販機が誤作動しお菓子が落ちてくるw
カエシリウスとのバトル中、浮遊マントの意思とストレンジの意思が疎通せず、行きたい方向が真逆にw、その後頬の傷をそっと撫でるマントww
などなど細かく笑わせてくれる部分がたくさん。
一番笑ったのはウォンとの初対面。
私はウォンだ、と自己紹介され苗字は?と尋ねるストレンジ。
「え?何?ウォンて名前だけなの?アデルみたいに?アリストテレスとか、ドレイク、ボノとか、エミ・・・ネムとか。」
なぜか黙ったままのウォン。
その後も苗字のないウォンをビヨンセみたいに名前だけのスターに例えてジョークをかまします。ジョークの通じないウォンにビヨンセだぞ?知らないのかよ?笑えよ!と詰め寄り場面転換。
すると本を読みながらビヨンセを聞いているウォンww
会場大爆笑でしたw
他にもエンディング後のおまけは爆笑ものですのでご期待ください。
小ネタと今後の展開予想
はい!ここからは作中ででてきたものについて解説したいと思います。
劇中音楽について
まずは音楽!ストレンジは70'sや80'sのポップスやロックがお好きなようで、手術中も音楽を聴きながらやるほど。その中で、助手が流した曲がEarth,wind&fire。
彼らといえば、ドゥユ~リメンバァ~♪でおなじみ「September」が有名ですが、この曲で初めてシングルでビルボードチャート1位を取り、これを機に活躍していく、いわばターニングポイントとなった曲です。
いろんな映画やドラマ、CMなどで使われているほどの人気曲で、イントロなんかどこかしらで聞いたことあるギターリフだと思います。
劇中では、この後気分転換に曲をチャック・マンジョーネの「feel so good」に変更し、助手が’78年に発表というのに対し、それは間違っているとストレンジが反論、絶対的自信をもって語っています。ちゃんと真面目に手術せえ!
その後、ストレンジが学会へ向かう道中事故にあうんですが、その時に聞いていた曲がピンクフロイドの「星空のドライヴ」。
プログレッシヴロックといえばこのバンド、と避けて通ることはできない超がつく有名なバンドの曲でございます。私は正直70年代の頃の有名な曲くらいしか知らず、この曲も調べたときに彼らだと全く気付かず。
実はドクターストレンジとピンクフロイドはちゃんとしたご縁があります。彼らが発表した2ndアルバム「神秘」のジャケットは、このドクターストレンジの世界観からインスピレーションを受けてデザインしたんだとか。
そしてウォンが図書室で聞いているのがビヨンセの「Single Ladies(Put a Ring On It)」
これはもう笑うところなので説明不要。この曲だけ覚えててくださいw。
今回音楽を担当したのはマイケル・ジアッチーノ。最近では「ローグ・ワン/スターウォーズストーリー」を担当したのが記憶に新しいですが、今作でも東洋の神秘的な雰囲気を見事に表現しています。
5つ目が出た!!
ストレンジが首にぶら下げたアガモットの目には、時間を操作できる能力が備わっていました。しかもウォンはこの石がインフィニティストーンであることをストレンジに話しています。
MCU作品を全部見ている人ならもうお分かりですね!
インフィニティガントレットができてしまうまであと1つなんですよ!!!!
なんだかんだでもう来年公開予定となっている「アベンジャーズ/インフィニティウォーpart1」。
ここで登場する敵がサノスという、チート以外の何者でないとんでもねー強さのボスで。
この彼の強さの源となるのがインフィニティガントレットという手袋。原作ではこの手袋には6つのインフィニティストーンがついており、指をはじけば宇宙の半分が消えてしまうほどの威力なんですねぇ。ふん,勝ち目ねぇよww
で、今回その石の5つ目のありかが判明したわけです。
あと一つ出てくればきっとサノスが目をつけ現れる、そんな流れになっていくのだと思います。
え?5つも出てきた?どこで?ハイおさらいしましょう。
最初に出てきたのは、左端のテッセラクト。これは「キャプテンアメリカ・ファーストアベンジャー」でレッドスカルが悪用し、その後海中に沈んだのをハワードが見つけ、S.H.I.E.L.Dで保管、「アベンジャーズ」でロキがこれを盗み、空に穴を開けチタウリ族が襲来しました。その後ソーがアスガルドへ持ち帰っているので現在はそこで保管されてる模様。
次に出てきたのが、真ん中にあるエーテル。「マイティ・ソー/ダークワールド」にてソーの恋人ジェーンの体内に入ってしまった赤い液状の石。エンディングでソーの仲間たちがコレクターに手渡したものの、その後公開した「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」でコレクターの保管施設が破壊してしまったので、どこにあるかは不明だと思われます。
その次に登場したのが右から二番目のオーブ。「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」でスターロードが冒頭盗んだ石。その後いろいろ災いを呼びながらも彼らによって阻止され、現在ノヴァ軍が管理。
そして一番右のセプターは、ロキが持っていた杖についていたもの。
「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」で人工知能ジャーヴィスと人工皮膚が合体し、この石を埋め込むことでヴィジョンが誕生します。
テッセラクト(T)は空間を操り、エーテル(A)は現実を、オーブ(O)は力を持ち、セプター(S)は精神を操る、そして今回時間を操るネックレス(N)の登場で残るは一つ、魂を操る石のみになります。
で、これらの頭文字を合わせると「サノス」という名前になるという説がネット上で話題を呼んでいます。
てかこれ以外の説ないでしょw
この作品から見てもついていけないことはない!だが、こんな風につなっていることを考えると最初から、いやとりあえず「アベンジャーズ」からでも見ておいた方が良いでしょう。見るの多くて大変だけどねw
あとはもう、こちらをご覧ください。
ちらっと映る番地の意味
カエシリウスから追われてる時にちらっと映る番地に気付いたでしょうか?書いてある番地はブリーカーストリート177A。
これは後にストレンジが拠点とするニューヨークのサンクタムを示す住所なんですが、ストレンジ演じるベネディクト・カンバーバッチはシャーロック・ホームズをTVドラマ「シャーロック」で演じていることでも有名。
で、そのホームズが下宿している家の住所がベイカーストリート221Bなんです!
超似てますよね?果たしてこれは偶然なのか意図したものなのか。もう運命に近いとさえ感じますけど。
実は劇中でこれ探したときにブリーカーがベイカーに見えて、ホームズのオマージュじゃん!!!て思いながら見てたんです。
で、帰って調べたらそういうことだったのか!と。ちゃんと調べておいてよかったw
エンディングのオマケ
ここはもう鑑賞後に読んでください。超ネタバレです。
今回エンディング後、ストレンジのもとへソーが訪ねてきます。ストレンジは現次元と異次元に存在する脅威について話しており、ロキの名前が挙がります。
そして父であるオーディンを探しているとソーは明かし、2人を見つければ帰るとストレンジに話しています。それを聞いたストレンジは、じゃあ協力しようというところで幕が下ります。
これが示唆することは今年公開予定の「ソー・ラグナロク」でストレンジが出るんじゃね?ってことです。
ただでさえ次回作のソーにはシビルウォーに出ていなかったハルクも出演とあって、これにストレンジが加わるとなると、またまた面白そうな展開になるんじゃないでしょうか?
実際にニューヨークで撮影していたようですし、ストレンジがどう絡んでくるのか楽しみですね。しかもこの繋がりがアベンジャーズ入隊のきっかけにもなるわけで。
もちろん、この後にもオマケ映像があります。え?やっぱり続くの・・・?
最後に
もうMCU大好きなので、作品としての評価は甘々でございます。
この作品はほんとに今まで見てない人でも楽しめるようにできています。
で、見終わって面白いと感じたら是非「アベンジャーズ」あたりから見ても構わないし、「アイアンマン」で最初から没頭するのもいいでしょう。
是非MCUの世界へ住民登録をお願いします。登録の仕方がわからない人は是非こちらまでww
なんてったって今回で14作目ですし、このあと「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーリミックス」が公開、さらには「スパイダーマン ホームカミング」と、フェイズ3の加速に伴うアメコミイヤーなので!
やばいんだよホントに。
今がチャンスだよ!
今から入ればガーディアンズまでに間に合うから!
というわけで以上!あざっした!!
満足度☆☆☆☆☆☆☆★★★7/10