パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊
あの人気シリーズの続編が満を持しての公開となりました。
今回で5作目となるパイレーツオブカリビアン。
かなり長いこと延期になってたような気がします。
確か人気洋画の続編ものが激しくぶつかり合った2015年に公開だったので、随分待たされたなぁと。
だって前作って6年前ですよ!?
もう憶えてねえわ内容。
おさらい必須ですね。
あとジョニーデップって昨年の「アリス・イン・ワンダーランド」も同じ公開日じゃなかったっけ?てかあの人毎年公開日が7月のような気がする・・・。
気のせいか。
要はジョニーデップは、日本では映画館にお客さんを呼べる数少ないスターなのですから、一番盛り上がる夏に公開を持ってくるのは必然ということですね。
とにかく前作は88億円も興行収入をあげているキラーコンテンツですから、映画館も盛り上がることでしょう!
というわけで早速鑑賞してまいりました!!
作品情報
ディズニーランドの人気アトラクション「カリブの海賊」を基にしたファンタジー冒険映画の第5弾。
唯一無二にして孤高の海賊、頼れるのか頼れないのか地に足つかないふらふらとした姿のジャック・スパロウが人気となり、演じるジョニーデップの代表的なキャラとして定着してきた。
今作では、過去作にも登場したキャラや、ジャックの過去を知る最恐の敵などが登場し、海賊絶滅の危機を脱するためのお宝探しが繰り広げられる。
全ての謎が明かされる最後の冒険が幕を開ける。
パイレーツ・オブ・カリビアン / 最後の海賊 オリジナル・サウンドトラック
- アーティスト: V.A.
- 出版社/メーカー: WALT DISNEY RECORDS
- 発売日: 2017/06/28
- メディア: CD
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パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊 (ディズニーアニメ小説版)
- 作者: エリザベス・ルドニック,橘高弓枝
- 出版社/メーカー: 偕成社
- 発売日: 2017/07/08
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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あらすじ
かつてジャック(ジョニー・デップ)と冒険を共にしたウィル・ターナー(オーランド・ブルーム)は、今や幽霊船フライング・ダッチマン号の船長として呪われた運命を生きている。
その息子ヘンリー(ブレントン・スウェイツ)は、父を救おうと海の伝説を調べつくし、呪いを解く力が伝説の秘宝<ポセイドンの槍>にあることを突き止める。
勇気ある青年に成長したヘンリーは、英国軍の水兵となるが、いまだ<ポセイドンの槍>にはたどり着けずにいた。ある日、船が危険な“魔の三角海域”近くを航行中、恐ろしい姿をした“海の死神”サラザール(ハビエル・バルデム)に襲われる。 “魔の三角海域”の呪いから我が身を解き放つため、伝説の海賊ジャック・スパロウと彼の持つ<北を指さないコンパス>を欲するサラザールは、同じくジャックを探すヘンリーをひとりだけ生かし、ジャックへの伝言を託した。
ほどなく船は遭難し、ヘンリーは、英国植民地セント・マーティン島に流れ着く。
そこでヘンリーが遭遇したのは、科学者ゆえに魔女の濡れ衣を着せられて追われている、美しい天文学者カリーナ(カヤ・スコデラリオ)だった。彼女は、まだ幼い頃に生き別れた父が残したガリレオ・ガリレイの日記に秘められた謎を解こうとしていた。その謎とは、なんと<ポセイドンの槍>にたどり着くための方法・・・。だが彼女は、英国軍に捕らわれ、投獄されてしまう。(HPより抜粋)
監督
監督はシリーズでは初の抜擢となるヨアヒム・ローニング。
パイレーツシリーズは1~3をゴア・ヴァーヴィンスキー、前作「生命の泉」をロブ・マーシャルが務めています。
今作もロブマーシャルかと思ったんですが、別の監督を抜擢したんですね。
彼とエスペン・サンドベリの共同での監督、2人はずっと共同で活動しています。
名前は存じ上げないのですが、過去作のタイトルは知ってるので、今作の抜擢に合点がいきました。
では簡単に過去作品をご紹介。
1840年代のメキシコを舞台に、同じ男に父を殺された2人の美女が暴れまわる「バンディダス」で監督デビュー。
古代ペルーのイカダを再現して太平洋横断に挑戦した男の過酷な冒険を映画化した海洋アドベンチャーロマン「コン・ティキ」がアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされ話題になりました。
きっとこの作品が評価されたのと、パイレーツ同様海洋ものとしての描写から、抜擢されたんだと思います。
キャラクター紹介
ジャック・スパロウ(ジョニー・デップ)
自由を愛し、海を愛し、酒と女を愛する孤高の海賊。危機にあっても飄々としているが天性の策略家。だが今や、彼は運に見放され、愛する世界最速のブラックパール号はボトルに閉じ込められている。そんな時、最恐の敵 “海の死神”サラザールが解き放たれる。サラザールの復讐を阻止できるのは<最後の海賊>のみが見つけ出せる伝説の<ポセイドンの槍>。果たして、ジャックの運命は!?(HPより)
今回彼の過去が明かされるんだとか。ジャックの少年時代も見れるということで期待しましょう。
サラザール(ハビエル・バルデム)
ジャック・スパロウへの復讐のためだけに生きる“海の死神”。かつてカリブ海の海賊たちを絶滅させる「海の処刑人」として名を轟かせた男。まだ少年だったジャックにハメられ、海の地獄“魔の三角海域”に幽閉されてきた。その呪いから解き放たれた今、ジャックの命を奪い海賊を絶滅させることを誓った。残忍な手下たちを従え、幽霊船サイレント・メアリー号を操りジャックに迫る。(HPより)
キャプテン・バルボッサ(ジェフリー・ラッシュ)
かつて秘術によって蘇った海賊にして、英国をも出し抜いた過去を持つ策略家。海賊黒ひげの“アン女王の復讐号”と全能の剣を手に入れて以来、我が物顔に大海で勢力を振るい、船内は戦利品の金銀財宝であふれている。貪欲な彼は、さらなる海の力を我が物とすべく、<ポセイドンの槍>を狙う。そして<槍>を手に入れるために、かつ自身の命を守るために、ある危険な策に出る。(HPより)
今回もまたお宝は彼のものになるのでしょうか。てか死なねえなぁこいつ。
ヘンリー・ターナー(ブレントン・スウェイツ)
呪いによって、幽霊船フライング・ダッチマン号に閉じ込められたウィル・ターナーの息子。勇気ある情熱家でハンサムな若者。父を呪いから救い出すため、海の伝説を調べつくした彼は、呪いを解く力が<ポセイドンの槍>にあることを突き止める。そして、伝説の海賊ジャック・スパロウと<槍>の謎を解く鍵を握る天文学者カリーナと共に<ポセイドンの槍>を探す航海に乗り出してく。(HPより)
ウィルの息子と会って、どことなくオーランド・ブルームとキーラ・ナイトレイに似てるなぁ、と。お父さんのような勇敢さが見られることでしょう。
カリーナ・スミス(カヤ・スコデラリオ)
聡明で強い意志を持つ、若くて美しい天文学者。どんなときも不屈の精神を失わない彼女の武器は、幼い頃に生き別れた父親が残したガリレオ・ガリレイの日記。そこには伝説の秘宝<ポセイドンの槍>につながる秘密が潜んでいる。天文学の知識を駆使してその謎を解こうとする彼女は、ジャック・スパロウとヘンリーを<ポセイドンの槍>へと導く者として、危険な冒険に巻き込まれていく。(HPより)
今作のキーウーマンといったところでしょうか。彼女でなければ槍の在り処がわからない。そして日記にはどんなことが記されているのか。
今作では「ワールドエンド」以来となる、エリザベス役のキーラ・ナイトレイとウィル役のオーランド・ブルームが出演するというサプライズに加え、なんとポール・マッカートニーがジャックの叔父さん役で登場!
親父がキース・リチャーズで叔父さんがポールってすげえなジャック!じゃあ母親は誰よ?
他にもサプライズがあるのでしょうか?
前作までのおさらい
とりあえずざっくりですが軽くおさらいしておきましょうか。
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伝説の海賊ジャック・スパロウと彼を裏切ったバルボッサとの因縁、 ウィルとエリザベスの身分違いの恋、その2人が持っていたアステカの金貨を巡って展開する壮大なスケールの海洋アドベンチャー物語。
海賊バルボッサに捕らえられたエリザベスを救出するため、恋人のウィルはバルボッサを知る数少ない海賊ジャックに協力を依頼。なぜバルボッサはエリザベスを捕らえたのか。彼らはある金貨によって呪われた海賊たちだったのだ。
フラフラしてばっかのジャック、強気なお姫様のエリザベス、クソ真面目な色男のウィル、そして貪欲な海賊バルボッサと、キャラ立ちした4人がなんとも印象的。
この時のジェリーブラッカイマーは、飽きさせない作りで面白かった。このときは。
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バルボッサを倒しブラックパール号を手に入れたジャックだったが、幽霊船フライング・ダッチマン号の船長ディヴィ・ジョーンズと命に関わる契約を結んでいた。一方エリザベスとウィルはジャックに加担した罪で逮捕。ジャックの持つコンパスを差し出せば助かると迫られ、再びジャックを探し出す。
個人としては1が一番好きなので、2作目からの、話が頭に入ってこない感と何も残らない感がすさまじく・・・。
ジャックがなんかグルグル回ってたのは覚えてる・・・。
要は楽しませるためのどうでもいい展開が多すぎて、そこ端折れるでしょと。
楽しいのは楽しいんだけどね。
キャラも大分グロテスクな容姿が増え、特にディヴィ・ジョーンズのぬめり感やクラーケンのバケモノ感、ビル・ターナーの頬のフジツボが気持ち悪い・・・。
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ディヴィ・ジョーンズの心臓を手に入れ支配力を強めたベケット卿によって、海賊達は窮地に追い込まれていたが、伝説の海賊9人を集結して全面対決をすることに。その1人であるジャックを探しに、バルボッサとともにエリザベスとウィルは、海の底に沈んだジャックを探しに再び航海に出る。
3部作と銘打っての完結編。
相変わらず強欲のバルボッサ、父を助けるために自分を犠牲にするウィル、まさかの海賊王エリザベス、そして再び海へと繰り出すジャックと、これで終わりにしてもいいのに、再び物語は進みだす。
おさらいして思ったのは、1~3までややこしいってこと。
ただでさえ、画面内がガチャガチャした奴らばっかなのに、裏切りに次ぐ裏切り、そんで仲直り。
今あんたどの立ち位置?と。
おまけに2時間30分以上に及ぶ長尺。
所々だけを見れば楽しいシーンなんですけどね。
なんかグチばっかり・・・。
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永遠の命をもたらす生命の泉、そのありかを唯一知るジャックは、それを狙っていた海賊黒ひげと元カノアンジェリカ共に無理やり行動することに。しかしその泉を狙っていたのは、スペインとイギリス軍も同じことだった。しかもイギリス軍にはまさかのバルボッサが海軍将校となって先導してたのだった。
個人的には、ロブ・マーシャルに代わってのこの作品は、見やすかった印象があります。
1~3までのごちゃごちゃした裏切り行為がほとんどないから、こいつ今どっち側?みたいなのがなく。
とはいえ、ある意味核となる海上での船VS船がないのが残念。
街の中を駆けずり回るジャックをみても物足りなくて味気ない。
結果的に可もなく不可もなく、といったところ。
この作品には、今までメインキャラだったエリザベスとウィルが登場していない分、ジャックとアンジェリカ、宣教師と人魚の恋模様が見どころになっています。
ワンピースでもおなじみの黒ひげが出ているという点でも親近感の湧くものかもしれませんね。
というわけで、生命の泉から6年。再びブラックパール号に乗り航海の旅へと出たジャックがどんな展開を見せるのか。ジャックの過去とは、エリザベスとウィルはその後どうなっているのか。
ここから鑑賞後の感想です!!!
感想
ドタバタ劇はもちろん、ダイナミックない映像!お互いを思う父子に涙!
でもやっぱり話は普通・・・。
以下、核心に触れずネタバレします。
ある意味力技。
父の呪いを解くために、父が誰かを知るために、真っ直ぐな心を持つ青年と魔女呼ばわりされた女天文学者が、伝説の海賊と共に、呪いを解く槍を探しに謎解きの旅へ繰り出すが、かつて海の処刑人と呼ばれた男が彼らの行く手を阻んでいく。
個人的に可もなく不可もないこのシリーズを、思い出すための作業的感覚で過去作おさらいして臨んだシリーズ最新作ですが、毎回思う。
どうしてみんなこの映画が好きなのか?と。
深夜にもかかわらず最速上映に7割強の座席を埋めるほどの混み具合。
そんなに好きなら君たちちゃんとおさらいしてきた?
はっきりいってこれ第3作「ワールドエンド」を最低観ておかないと、冒頭に出てきたウィルに誰だっけ?ってなるし、フライングダッチマン号って?
この少年は過去にお父さんと何かあったの?
などなど入口からおいていかれることでしょう。
果たして劇場のお客さんはわかっていたのかいなかったのか。
そして偶然なのか計算なのか、物語は「ワールドエンド」の一番ラストから9年後の話であり、公開してからちょうど10年なわけであります。
マーベラスといえばそうだし、それありきの続編だったんじゃない?といってしまえば夢がない。
せっかくの人気続編シリーズなんですから、これはおさらいしてから見に行ってほしい、そうアドバイスしておきます。
そして今回もとにかく楽しませるための演出は満載であります。
ジャックと大英帝国の追いかけっこ、
マリオ3のラストステージをみてるかのような船の砲台をサラザールとぴょんぴょん飛び回りながらの格闘、
呪われたサメとの海上バトルなどなどいつも以上に物語の寄り道がたくさん。
しかしながら、ご都合主義がウリというか、もはや代名詞になってるというか、あいかわらずの強引な力技と苦笑してしまうほどわかりやすい展開に、せっかく父と子の絆を前面に出しているのに台無しであります。
やはりディズニー配給であり、ジェリーブラッカイマー製作ということで、この辺は話についていけなそうなティーンズたちでも楽しめるようにうまくまとめているのはさすがであります。
ざっくり詳細説明
かつてジャック・スパロウと共に冒険したウィル・ターナーとエリザベス・スワン。
その息子ヘンリー・ターナーは、呪いによって幽霊船フライングダッチマン号の船長になってしまい、10年に一度しか陸に上がれない父ウィルを助けるために一人模索していた。
そして時は流れヘンリーは青年となり、オランダ船と戦う大英帝国の船の中で水夫として働いていた。
だが船は、入ると呪われてしまうといわれる魔の三角海域へと近づいてしまい、大英帝国の船は出ることができず、幽霊となって居座っていたサラザール一派によって壊滅してしまう。
ヘンリーはサラザールによって生き証人として生かされ、自分を陥れたジャックスパロウを探せと命じられる。
彼のコンパスを奪えば、ここから出られるというのだ。
一方イギリス領セント・マーティン島では、天文学を説いたことが罪となり、魔女呼ばわりされているカリーナの処刑が近づいていた。
生まれた時から父を知らずに育ったカリーナは、父が遺したと思われるガリレオガリレイの日記の肌身離さず持ち、必死に天文学を学んできた。
きっと父を探す手がかりになると信じて。
辛くも牢屋から脱出したカリーナ。
街へ繰り出すと銀行の頭取が、頑丈な金庫のお披露目式を催していた。
しかし、金庫を開けると、そこには死んだとまで噂されるほど落ちぶれていた伝説の海賊ジャックスパロウの姿だった。
ジャックは、相棒ギブスやブラックパール号の監視係マーティ、そして前作「生命の泉」でジャックと共にアンの復讐号に乗り込んでいたスクラムなど、かつて共に海を旅した乗組員たちと共に銀行強盗をしていたのだった。
金庫を盗む前に見つかってしまった一行は馬力で銀行ごと引っ張り出し、街をひっかきまわす。
道中で逃亡中のカリーナと遭遇。
ジャックは協力して逃げるかと思いきや、彼女をダシにつかって逃走するが、結果金庫の中身は逃走の際に全部落としてしまい、もぬけの空。
強奪は失敗し、乗組員たちはジャックから離れてしまう。
サラザールによって生かされたヘンリーはセント・マーティン島に流れ着くが、船内での反逆行為がばれ、処刑人として逮捕されていた。
しかし、そこへ逃亡中のカリーナによって助けられ、お互いが伝説の宝「ポセイドンの槍」を探していることを知る。
しかしヘンリーは逃げ出せたが、カリーナは捕まってしまう。
乗組員に見捨てられたジャックは、肌身離さず持っていた北をささないコンパスとラム酒を交換してしまう。
それと同時に、サラザールは魔の三角海域から脱出することに成功し、ジャックを追跡する旅に出る。
酒に溺れたジャックは、雨の街で兵隊に捕まり牢獄へと連れていかれるのであった。
ヘンリーはその一部始終を見ていたことでジャックの存在を知り、牢獄に侵入しジャックと対面。
ウィルの息子だということ、サラザールがジャックの持つコンパスを探していることを伝え協力を要請するが、ジャックはいつものようにこれを拒否。
やがて、ジャックとカリーナの処刑が行われてしまう。
二人が処刑台の前でいちゃもんをつけあっていると、ヘンリーがジャックの乗組員たちと共に助けにやってくる。
無事救出し、今にも水没しそうな船でジャックたちは伝説の宝「ポセイドンの槍」を探し求め航海の旅へ出るのであった。
一方、前作「生命の泉」で黒ひげが乗っていたアンの復讐号と、黒ひげの剣を奪ったバルボッサは、8隻もの大艦隊を引き連れ優雅な航海をしていた。
しかし、ジャックがコンパスを手放したことで再び外へ出られるようになったサラザール一派が、バルボッサ艦隊を襲撃していたのだった。
身の危険を感じたバルボッサは、過去に貸しを作った占い師シャンサの元を訪れ、ジャックの居場所を聞き出す。
あらかじめバルボッサが来ることを予知していたシャンサは、ジャックのコンパスを盗み出しており、それをダシにサラザールをジャックの元へ連れていくよう促す。
サラザールが追いかけて来ることをわかっていながら、マイペースに過ごすジャック。サラザールが追いかけてくるまでに早く槍を見つけたいヘンリー。
いまだ槍のありかを示す地図の謎の解けないカリーナ。
果たして槍のありかは、サラザールがジャックを憎む理由とは、そしてジャック一行の運命は。
ダイナミックな演出とド派手なユーモア描写
あれこれケチをつけてもかわいそうなので、良かった点をちょこちょこと。
今作では、槍を探す手がかりとして星空がカギとなっていくので、夜のシーンが多く暗いシーンが続きます。
そのせいもあってか、いざ船が攻撃したり、大砲が発射されたり、船が被弾したり、とことあるごとに爆撃シーンが多く、その爆発の量が凄まじかったように思えます。
その勢いたるや、過去作とは比べ物にならない派手さだったのではないでしょうか。
特にサラザールの船が大英帝国の船に突っ込んで木っ端みじんにする場面はド迫力です。
かつて海賊ハンターとして海で暴れていたサラザールが、どれだけ強いかというのを示す象徴のように思えました。
他にも、センントマーティン島での金庫強奪のシーンもまたド派手な展開のひとつとして大変楽しいシーンでした。
重さ1トンもある金庫を、約10頭前後の馬で引っ張って盗むという魂胆でしたが、結果銀行ごと引っ張ってしまうという予想外の展開。
こうなったら銀行ごと盗むぞとばかりに、狭い街を蹴散らし、住居や橋をぶっ壊していくド派手さに、やっぱりパイレーツはこういうのが面白いよね!と思えるシーンでした。
ジャックが処刑されるシーンもまた楽しい展開。
時代的にはどうやら存在しないらしいんですが、ジャックはフランスから取り寄せたといわれるギロチンで首チョンパの刑を執行されます。
そこへヘンリーとギブスたちが登場し危機を脱するわけですが、足場は壊れたものの肝心の首が外れず、ウルトラC級の連続大車輪をかましてしまいます。
この間、ギロチンはジャックが上に回れば下がり、ジャックが下に回れば落ちてくる構図になり、周りがドンパチやってる中で一人寸止めギロチン状態をやっているという、いかにもジャックらしいコミカルな展開になっていました。
バルボッサの登場にもひと笑い。
回を重ねるごとに3枚目感が否めないバルボッサですが、今作ではゴージャスな装いで登場。
義足はまるで、スワロフスキーでデコったようにキラキラとしたものに変化を遂げ、若干肌ツヤもよく見えるw既に出オチですw
でもですよ、今回バルボッサには最高に良い見せ場が訪れます!!
というか、これが今作では一番のサプライズです。
強引にもほどがありますw
彼の勇姿を見届けてください。
登場人物で言えば、カリーナを演じたカヤ・スコデラリオが超絶美人でした。
終始ドレスを着てるので、ぶっちゃけ寄せて上げた胸の谷間に目を奪われながらも、ヘンリーを見つめる眼差し、幽霊に驚き逃げ惑う姿、その一挙手一投足全てが素敵過ぎてまたもや原石を見つけてしまった、そんな印象です。
この手の顔弱いんだよなぁ、おいら。
最後に
なんだかんだ不満はありますが、娯楽要素は一杯なので楽しいことに変わりありません。
しかしながら、結局ジャック何もしてなくね?といった部分や、コンパスを束成したことでサラザールが外に出られるなら、前にもジャックってコンパス手放さなかったっけ?とか、スケールがでかくなってるけど、その分サラザールがあまり強く感じないとことか、サラザールとジャックの過去が特に大したこともなく、肩透かしを食らったのは事実。
というか、今作はぶっちゃけそこじゃない!
その後の展開に大きなサプライズと悲しい結末が待っているので、ファンの方は是非そこを楽しんでもらいたいです。
へぇ~そう繋がってくるの!?にもかかわらず、ウソだろぉ~~!?な展開に。
あとはやっぱりウィルとエリザベスの登場に歓喜です。
ジャックだけじゃないよねパイレーツってって思える瞬間です。
この二人が出ないとやはり寂しい。
とは言うものの、出番はものすごく少ないので目に焼き付けてください。
で、エンドロール後のにも話は続きます。
は?あいつ出てくんの?え?
次回作は2人メインキャスト?
詳細は見てのお楽しみ。
とりあえず元々すごく好きではない作品だからか少々不満げな感想になってしまいましたが、ファンの方は私のような感想など気にせず楽しんでもらえたらと思います。
というわけで以上!あざっした!!
パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊 MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー(クラウド対応)+MovieNEXワールド] [Blu-ray]
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満足度☆☆☆☆★★★★★★★4/10