モンキー的映画のススメ

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主に新作映画について個人の感想、意見を述べた文才のない男の自己満ブログ

映画「トランスフォーマー5/最後の騎士王」感想ネタバレあり解説 スターマイン級のドンパチ映画!

トランスフォーマー/最後の騎士王 

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このシリーズを例えて言うならば、ラーメン全部乗せ、ニンニク油マシマシ、味濃い目の麺柔らかめです。

 

とにかく見た目から既にお腹いっぱいになり、食べる途中でお腹いっぱいになり、食べ終わった後めちゃめちゃ後悔するわけです。

 

そして何で麺固めじゃないのか、それは歯ごたえがないからであります。

租借する必要もなくどんどん胃袋に入ってしまうから、噛み締められないのです。

 じゃあそんなラーメンのような映画見なきゃいいじゃないか!

 

でもまた食べたくなるのと同様に、もしくは、え?新味でたの?と同様に、新しいのやるんだからとりあえず見ておくか!

となってしまうのです。

 

それが監督であるマイケル・ベイのいい所であり、悪い所でもある。

 

彼の新作を食する季節がやってきたのです。

早速見に行ってまいりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

作品情報

もうやらない、もうやらないと散々宣言してきた監督が、今まで手掛けてきた人気シリーズの新作を再び自ら手掛けることになった「トランスフォーマーシリーズ」第5作目。

地球上に存在するあらゆるマシンに変形する金属生命体トランスフォーマーが、太古の時代から地球上の歴史に関わってきていたという真実が明かされ、その謎に挑んでいく。

 

前作から主役はかわらず、過去作に登場した人物も出演するなどのファンには嬉しいキャスティングも用意されている。

 

 

 

 

 

 

 

 

あらすじ

 

オプティマス・プライムが去り、人類とトランスフォーマーの全面戦争が避けられなくなった。

そんななか地球を救う鍵は、何千年もの間、秘密にされてきたトランスフォーマーの存在だった。

迫りくる危機を救えるのは、発明家ケイド・イェーガー(マーク・ウォールバーグ)、オプティマス無き後にオートボットのリーダーとなったバンブルビー、英国貴族の謎めいた老人(アンソニー・ホプキンス)、そしてオックスフォード大学の女教授の教授(ローラ・ハドック)だった。

この思いも寄らぬ4人が、変化を起こすために立ち上がる……。(Movie Walkerより抜粋)

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監督

 今回も監督を務めるのは、マイケル・ベイ。

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彼の作品の特徴を挙げるとするならば、とりあえずアクション重視でストーリーは二の次。CGが毎回パない。目がチカチカする。どっと疲れる。ヒロインがセクシー。男が戦う、これ絶対死んでるだろというあり得ない演出。

という具合に、色々ごちゃまぜにして楽しませてくれる監督さんであります。

 

そんなあれこれケチつけたくなる・・・失礼、これぞ男!なる主人公を摂りつづけるマイケル・ベイ。探してみるとヒット作がたくさんあるんですね~。

 

彼を語る上で欠かせない作品といえばやっぱり「アルマゲドン」。

 

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石油掘削のスペシャリストたちが、地球を救うべく衝突しようとしている小惑星に核爆弾を設置しに宇宙へ旅立つ壮大なSFアクション大作。

 

なぜかTVで放送するたびに見てしまうのはなぜなのか。それだけ魅力あふれる作品であり、なぜか感動するんだけど大味でありツッコミどころも満載。

ブルース・ウィリスがカッコよすぎて、娘のリヴ・タイラーが全然かわいくない。

 

そして極めつけは、「どんわなくろぉ~ずよあ~い~♪」の主題歌。

最低で最高の映画ですw(褒めてます)

 

 

他にも、真珠湾攻撃を舞台にした甘いメロドラマ「パールハーバー」(ジョシュ・ハートネットどこ行った・・・)や、自分の置かれた立場を知った二人が、その運命から抗い、施設から逃亡していくスリリングなSFアクション「アイランド」、貧乏筋肉バカ二人が金持ちを誘拐して一攫千金を狙うコメディ映画「ペイン&ゲイン史上最低の一攫千金」などがあります。

 

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ミュータント・タートルズ」も彼が監督かと思いきや、実は製作のみ。

結構製作には携わっていて、特に「テキサス・チェーンソー」や、「13日の金曜日」といったホラー映画は特に関わっているという意外な一面も。

 

たまには見てみたいですけどね~彼のホラー映画。

 

 

 

 

 

キャラクター紹介

地球人

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左上から。

 

ケイド・イェーガー(マーク・ウォールバーグ)

 

 主人公。現在は一人娘テッサと離れ、オートボット達と共にディセプティコンとの戦いに身を投じている。(ウィキペディアより抜粋)

 前作ロストエイジから主人公としてオートボット達と関わっていくことになった修理解体工兼発明家。今作でも戦うお父ちゃんとして活躍するのでしょうか。

 

イザベル(イザベラ・モナー

 

「ダークサイド・ムーン」の「シカゴの惨劇」以降、ゴーストタウンと化したシカゴで暮らしていた少女。ケイドとオートボットたちと共に戦意に参加する。(ウィキペディアより抜粋) 

 今作から登場の女の子。どんな活躍をするのでしょうか。

 

ヴィヴィアン・ウェンブリー(ローラ・ハドック)

 

 本作のヒロイン。オックスフォード大学の教授を務める文学者。ホット・ロッドに半ば拉致される形でエドマンドの元に連れてこられ、トランスフォーマーの秘密を探ることになる。(ウィキペディアより抜粋)

 なんか、見た目ミーガン・フォックスのような美人さん。監督はこういう顔がタイプなんでしょうかw

 

エドマンド・バートン(アンソニー・ホプキンス)

 

 トランスフォーマーが地球に来る謎を知っているイギリス貴族。

自宅ではコグマンやブルドッグなど古くより地球で活動していたトランスフォーマー達と暮らしている。(ウィキペディアより抜粋)

 今作では太古の昔から関わっていた謎に迫るのが物語の核となっており、彼がキーマンとなっているようです。

 

ウィリアム・レノックス(ジョシュ・デュアメル

 

 かつて特殊部隊「N.E.S.T」の指揮官としてオートボットと共に戦った米軍兵士。現在は対トランスフォーマー部隊「TRF」の隊員として、かつての戦友であるバンブルビー達と対立している。(ウィキペディアより抜粋)

 過去3作に登場していたレノックス大佐が今作で復帰!

しかも、対トランスフォーマー組織としての登場に、何があったのか気になります。

 

 

他にも、過去作で重要なキャラだった、トランスフォーマーの調査ををしていた元捜査官シモンズも登場。他にも過去キャラが出てくるのでしょうか。

 

 

 

 

トランスフォーマー

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左上より。

 

オプティマス・プライム

 

オートボットたちのリーダー。
前作『ロストエイジ』でロックダウンを撃破した後、創造主の元へ旅立ったが・・・。

今作の予告編でバンブルビーに刃を向けるオプティマスの姿が流れますが、一体どういうことなのか。非常に気になります。

 

バンブルビー

 

オートボットの斥候にして、オプティマスの片腕。オプティマス不在の今はオートボット達の暫定リーダーとなっている。相変わらずしゃべることができない。(ウィキペディアより抜粋)

 オプティマスプライムが綾小路翔ならバンブルビーは早乙女光といったところでしょうか。ただ単にしゃべれないってだけの例えですが。そもそもしゃべれないヤツがリーダーとしてまとめられるのか不思議な所。

 

ハウンド

 

ワンマンアーミー。武器のスペシャリストで巨漢のオートボット。年長者な故、時にケンカの仲裁をしたりもする人情派。 

 前作から登場した軍用トラックのトランスフォーマー。彼もまた昔から地球にいたのでしょうか。

 

ホット・ロッド

 

バートンの屋敷で暮らしているオートボットのひとりで、予告編から、古くから地球に関わりを持っていたことが描かれている。ヴィヴィアンのパートナーとなる。

 今回から登場するキャラで、バンブルビーとはかつて戦友だった間柄なんだとか。ちなみにフランス訛りがあるとのこと。

 

スクィークス

 

イザベラの親友。水色のスクーターにトランスフォームしている。 

 ようやくかわいいマスコットキャラの登場です。彼もまた今作初登場なので人気キャラとして定着して欲しいですね。

 

コグマン

 

エドマンドの召使い。頭部と身体が分離変形する特殊なトランスフォーマー。 

 

メガトロン

 

 ディセプティコンのリーダー。TRF(トランスフォーマー部隊)と結託することで開放される。

 前作ではガルヴァトロンなる粒子状に分解して変形するキャラでありましたが、どうやらいつものメガトロンさんに戻った様子。

 

バリケード

 

二枚舌なディセプティコンの歩哨。TRFの追跡から逃れて市街に潜伏、メガトロンへ情報提供している。 

 メガトロン同様第1作目から登場のバリケード。バンブルビーとはライバルといったイメージですかね。

 

 

 

他にも山ほどオートボットが登場しますが、この辺で。

 

 

 

そもそもトランスフォーマーってどんな話だったっけ?

もう5作目となると思い出せないこともたくさんあるでしょう。

ざっくりではありますが、まとめてみました。

トランスフォーマー [Blu-ray]

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 惑星サイバトロンでオールスパークを巡って争っていたオートボットとディセプティコン。そのオールスパークは地球へと漂着。時は流れ現代の世界を揺るがす争いへと激化していく。

少年と少女を中心に、再びトランスフォーマーたちの戦いが激しく繰り広げられていく。

 1から3までは、シャイア・ラブーフ演じるサムとオートボットの友情と、メガトロン率いるディセプティコンたちとの争いが中心。

 

はるか前にトランスフォーマーが地球にいたという謎を追っていたシモンズや、カタール基地でディセプティコンから襲撃を受けたレノックスなど、レギュラー組が力を合わせオプティマスと共にメガトロンを倒すクライマックスは圧巻です。

 

 

トランスフォーマー/リベンジ [Blu-ray]

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前作から2年後、ディセプティコンが地球に居座るのはオートボットのせいだと地球の危険分子扱いされたオプティマス。誤解を解くためにサムに協力を依頼するもそれを拒否。

そんな大学生となったサムはあるものに触れたことで頭に文字が浮かぶなど一時錯乱状態に陥る。そしてメガトロンが復活し、彼が主と仰ぐザ・フォールンが地球に復讐すべく現れるのであった。

 まぁよくあるパターンです。地球人にとって力のある者は脅威でしかない。

だからお願い帰って!

で、そこに付け入った敵の罠にかかるというもの。新たなる脅威、主人公やられる、でも蘇る、パワーアップ、敵を玉砕!ざっくり言えばこんな話なんですが。

 

なのに話が頭に入ってこない、いや、アイテムやらなんやらややこしすぎてこちらが拒否してしまっているんでしょうw

正直どこも擁護できない迷作であります。

 

 

トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン [Blu-ray]

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アポロ11号による月面到達の達成。実はその裏側でサイバトロン星の宇宙船の調査をしていた。そこから月日は流れ、月に伝説の戦士センチネルがいること、それを救出しようとオプティマスは月へ向かう。

久々の再会をした2体だったが事態は急変し、センチネルは人類にある要求をすることに。

 

一応3部作の最後ということで、スケールもでっかく月まで行くことに。

しかもアポロ計画まで絡めてくる斬新さ。

前作よりかは楽しめた記憶があります。

クライマックスでのシカゴの戦いは大迫力だったなぁ。

確か兵士たちが、当時脚光を浴びたムササビスーツでのスカイダイビングをやるって演出がありました。

 

 

トランスフォーマー/ロストエイジ [Blu-ray]

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まだ恐竜が栄えていた頃、何者かにより恐竜たちは金属へと変えられ絶滅、その化石が発見される。

シカゴの惨劇から5年後、人類を守ったとはいえ、否定派からの圧力も激しく、姿を飼うしていたオートボット達。そしてしがない廃品回収業兼発明家のケイドは、仕事で赴いた場所で眠っていたトレーラ―を持ち帰る、トランスフォーマだとも知らずに。

 

 ここから主人公はケイド・イェーガーへとバトンタッチ。

親子の絆を中心に物語は描かれ、恐竜型トランスフォーマー・ダイナボットの登場、反トランスフォーマー組織の存在など新たな要素が加わり、新たなる戦いの始まりともいえる作品になっています。

 

ちょっとさみしいのは主題歌がリンキン・パークじゃなくなったことかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あかん、すでに5000文字いってしもうた・・・。これっでおなか一杯にならないでねw

 

なぜオプティマスはバンブルビーを攻撃しなければいけないのか、なぜまたもや人間とオートボットが争う羽目になったのか、そして過去作を超える迫力ある映像はどんなものなのか。

ここから鑑賞後の感想です!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

感想

体調を整えていけばちゃんと見れます!!w

それにしても話が長ぇ長ぇっ!!!

以下、核心に触れずネタバレします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やっぱりラーメン全部乗せ油ニンニクマシマシ

2時間半強の長尺の中、主人公ケイドを中心に、千年以上前から使命を果たすべく地球の危機を救う人間たちと、リーダーを失い人類の敵とみなされたオートボット達、そして水面下で暗躍しているメガトロン達ディセプティコンが、地球規模の戦いをド迫力で展開していく、あまりにも壮大過ぎて笑けてくる超SFアクション映画でございました。

 

 

もういつも通りです。

中身なんてない!

爆発に次ぐ爆発!

ガチャガチャした映像の数々!

頭に入ってこない説明の連続!

アーサー王伝説以外特に歴史と結び付けていない浅い脚本!

 

なんでこんなに詰めすぎるんだ!

冒頭からもうお腹一杯だ!

へたくそな会話のシーンのやり取り!

オプティマス全然活躍しない!

あれ??愚痴になってる!?

 

でもいいのです!!

それでこそトランスフォーマーだ!

 

 

冒頭でも書いた通り、やっぱり二郎系ラーメンのような食事を終え、劇場を後にし、色々思い出したいけど思い出せない。

 

満腹中枢が思考回路を遮断させ、あれどんな話だったっけ?と、ぼぉ~っとさせる。

 

 

このように、とんでもなく味の濃い油ギッシュでハイカロリーな映画だったということを思い出させてくれただけも十分価値のある映画だったことは事実。

 

 

早くどんな中身だったか書けって?

 

そうあせるな、マジで腹いっぱいなんだよ。

 

え~と・・・え~とね・・・

 

 

 

まぁいつも通り、政府がディセプティコンに騙され正気を取り戻し、敵に立ち向かうという話で。

いつもと違うのはオプティマスも騙されちゃってるってとこですかね。

 

そこにアルマゲドン的な展開になっていくディザスター要素も入ってきてさぁ大変、てな具合です。

 

 

また、前作からケイドを中心に人間ベースで話が組み立てられていたものを、今回も取り入れた内容になっていました。

 

立ち入り禁止区域で暮らす身寄りのない娘と、トランスフォーマー側の人間として指名手配され一人戦うケイドが、疑似家族となっていく過程を盛り込むといった部分。

 

他にも、かつて共に戦ったにもかかわらず、オートボットもディセプティコンも関係なく敵として戦わなくてはならなくなったレノックスの葛藤。

父が人生を費やして謎を追ってきた歴史を、架空の物語として人々に提唱してきた娘が、その遺志を継ぎ行動していく成長的部分。

そして、先祖代々受け継がれてきた使命を果たすために、老体をムチ打って駆けずり回るイギリス貴族の勇姿などなど、とにかく人間たちが活躍する物語であったと思います。

 

 

もちろん、オートボット達の活躍も忘れてはいけません。

 

地球人を守るために頑張ってきたのに敵扱いされ、廃品置き場で暇を持て余す彼らの掛け合いや、新たに仲間となったダイノボットの無邪気すぎる行動。

まだ幼いダイノボットたちのかわいらしさ、そんな彼らと、恩赦によって釈放されたディセプティコンたちとの激しい攻防戦も大迫力でありました。

 

 

ただ人間目線の話が物語の大部分を占めているせいで、彼らが戦うシーンはそれほど多くなく、オプティマスに至ってはクライマックスでおいしいとこ全部持って行っちゃう。

あとは「アイアム、オプティマス・プライム」で物語を締めるという、めちゃめちゃずる~い立ち位置だったのは許せません。

 

事の発端はお前だし、もうちっと反省しやがれっ!!!なんて思ってしまうほどw

これでは、サブキャラたちがかわいそうです。

やっぱり彼がいると締まるな・・・とかビーの前で言うセリフじゃねえぞ。

 

ビーの立場っ!!

 

 

アーサー王伝説

今回はアーサー王伝説がどっぷり絡んでくる内容でありました。

 

サクソン人との戦いで戦況が悪くなる一方だったアーサーたちを助けるべく、魔術師マーリンによってトランスフォーマーが人間と繋がっていったことが、人間とトランスフォーマーが関係を築いていく起源だったとされ、マーリンがトランスフォーマーから受け取った杖が物語の重要なカギとなっていきます。

 

 

アーサー王とは、6世紀初めにサクソン人の侵攻を撃退した人物で、ランスロットやトリスタン、ガラハッドらが円卓の騎士と呼ばれる精鋭たちと共にヨーロッパの王となっていく物語、またはそういった歴史があったと言い伝えられています。

 

マーリンはアーサーに仕えていた魔術師として物語では描かれています。

 

最近では、「キングスマン」やガイ・リッチー監督作品「キングアーサー」でも取り扱っているため、よく耳にする人多いのではないでしょうか。

 

 

マーリンの末裔がヴィヴィアンであることが明かされるのですが、ヴィヴィアンという名前も、マーリンの愛人にして愛弟子から拝借したのかと思われます。

 

 

物語では、実際に円卓が出てきたり、杖を守っているトランスフォーマーが騎士だったり、聖剣エクスカリバーが突如出てきたりと、がっつりアーサー王伝説をモチーフにしていることがわかります。

 

 

サブタイトルである最後の騎士王というのも、きっとそれに絡めたものなのかと思われます。

 

 

意外と笑えるところも多かった。

画面の中の情報量が多く、ユーモア描写も見逃してしまいがちなトランスフォーマーシリーズ。

 

今回は意外と集中して見られたこともあり、笑える要素も多々見受けられました。

 

 

一番笑わせてくれるのは、エドマンドの執事として仕えていたコグマンでしょう。

 

TRFとディセプティコンに追われ、逃げ込んだビルのエレベーターで初対面するコグマン。

驚いたケイドは敵だと思い込み掴みかけようとすると、すぐさま臨戦態勢に入り格闘技を仕掛けてくる。

こんなトランスフォーマーなんて今までいたでしょうか。

 

 

その後ケイドに突っ込んできたクローン機によってエレベーターから落下してしまうケイドをどう助けていいかわからず、主であるエドマンドに右腕だけでも持ち帰りましょうか?とトンチンカンな質問をするあたりから、あ~こいつ今回のユーモア担当だな、と確信しました。

 

 

それからというもの、エドマンドがケイドとヴィヴィアンを鉢合わせる場面では、あまりにもヴィヴィアンを軽視する態度に腹を立て、いきなりもう我慢できないっ!と長机の上からケイド向かってダイブ!!

マウント体勢でケイドの首を絞める始末。

 

日常の業務を思い出すことで怒りを抑えるという、感情のコントロールの難しい奴であることが分かります。

 

 

その後屋敷の中を案内しながら、トランスフォーマーと地球人の秘密についてエドマンドが語るシーンでも、核心を話す大事な場面にパイプオルガンで盛り上げようと、隠れた才能と空気の読めない一面を見せる茶目っ気ぶりや、怒られたにもかかわらず、すぐさまソプラノを歌い上げる天丼もカマすサービス精神。

 

オペラ調のBGMだと思ってたらおまえだったんかいwwと思わず笑ってしまうユーモア描写でありました。

 

 

他にも、潜水艇で海の底へ杖を探しに行くシーンでは、TRFに追われ万事休すの中、もはやこれまでと悟ったのか、急に海底に飛び出しマグロ2匹を捕まえ、最後の晩餐と称し、寿司までもてなす多才ぶりを披露。

 

まぁぶっちゃけにぎり寿司ではなく刺身のようなものだったので、寿司とはいい難いですが、とんでもないトランスフォーマーだということがお分かりいただけると思います。

 

終盤では主を讃えるシーンもあって、陰の主役はこいつだろと。

 

 

こんな具合でユーモア描写が細かいところにたくさんあるのでお見逃しなく。

とかいっておきながら、これカットしたら10分は短くできよなぁ・・・。

 

 

最後に

個人的に一番吹いたのは、最後の騎士王が誰で、その象徴が急に現れた時のシーンだったんですが、あれが変形してそうなるかとw

 

だ~れも笑ってなかったですけどね。

みんな唖然とし過ぎだよw

 

まぁその少し前のオプティマスとビーの戦いがそんな形で終わんのかいwwと。

バットマンVSスーパーマン」の母親の名前が一緒だった時に次ぐズッコケでした。

 

 

何はともあれ、終始クライマックスな爆発と破壊の連続、汗まみれの役者のどアップ、隅から隅までごちゃごちゃした画、ず~っとシビアなBGM,どでかい音、なのに音が止まっても何の効果も見受けられない、とにかく映画館で見るにはもってこいの映画でございました。

 

今回奮発してIMAX3Dで鑑賞したんですが、バッチリでした。

地上、海中、空中と水陸海全てでド迫力の映像でした。

 

話の内容は二の次です。

そういう映画です、このシリーズは。

 

犠牲無くして勝利なしってずっと言っておきながら、犠牲になったのは全く関係ない数百万人ですから。

 

それにしても時間を止められる能力はだめでしょwww

 

というわけで以上!あざっした!!

 

 

 

満足度☆☆☆☆★★★★★★4/10