アントマンアンドワスプ/アントマン2
「シビル・ウォー」以来の登場となる「アントマン」。その2作目がいよいよ公開です。
今年はキャラもスケールも倍増した「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」が結末も含めて世界的に話題となりましたが、彼は登場しませんでした。
なぜアントマンは登場しなかったのか。
それが今回に明らかになるのでしょう。
そして今作が「アベンジャーズ/エンドゲーム」に繋がる内容になっているので、非常に楽しみです。
ま、そこも大事ですけど、「アントマン」はコメディとしても十分に楽しめるお話ですし、なんてったってキャラがいいですからね、そこも注目です。
そして!アントマンに相棒ワスプが加わるのですから、この掛け合いも楽しみ。
おっちょこちょいで頼りなさ過ぎるヒーローと、気の強い完璧すぎるヒロインがどんな共闘をするのかこれも楽しみ!!
う~ん、みどころ多すぎるぞアントマン!!
というわけで早速観賞してまいりました!!
作品情報
バツイチ、子持ち、前科持ちの男が娘の期待にこたえるため、体長1.5cmになるスーツを装着し、アリを率いて戦うヒーローとなり、ついにはアベンジャーズの仲間入りも果たした男アントマンの続編。
「シビルウォー」での戦いの結果、FBIの監視下に置かれてしまったスコット・ラングのその後が今作で明らかになる。
今作ではパンク・ヒム博士の娘ホープがアントマンの相棒ワスプとして登場。
伸縮自在のヒーローコンビが、博士の研究所を狙う敵たちと激闘を繰り広げていく。
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あらすじ
頼りなさすぎるヒーロー、アントマン(ポール・ラッド)と完璧すぎるヒロイン、ワスプ(エヴァンジェリン・リリー)。
2人の前に、すべてをすり抜ける神出鬼没の謎の美女ゴースト(ハンナ・ジョン=カーメン)が現れる。
ゴーストが狙うのは、アントマン誕生の鍵を握る研究所。
敵の手に渡れば、世界中であらゆるもののサイズが自在に操られてしまう。
さらに、金目当ての武器ディーラーからの襲撃や、アントマンを監視するFBIの追跡も加わり、人や車、ビルなど全てのサイズが変幻自在に変わる“何でもアリ”の大騒動に!
ユニークなパワーと微妙なチームワークで、アントマンとワスプは世界を脅かす“秘密”を守り切れるのか……?(Movie Walkerより抜粋)
監督
今作を手がけるのは、前作に引き続きペイトン・リード。
ここ最近のMCU作品は興行がいいということ、それと世界観を崩さない事を優先させているのか、基本監督を続投させている傾向が強いです。
ガーディアンズもスパイダーマンもそうですね。
きっとブラックパンサーもライアン・クーグラーでやるんでしょうし、ドクターストレンジもスコット・デリクソンで作るんでしょう。
非常にいいことです。
1作目の時はエドガー・ライト監督が製作するはずが降板。代わりに白羽の矢がたったペイトンリード監督に、少々の不安とやっぱりエドガーのが観たかった!なんて気持ちもありましたが、ふたを開けてみればヒーローの特性を生かしたアクションとコメディセンスを最大限に生かし、ヒーロー映画でありながらしっかり監督の作品性が出ていた良作映画でした。
そんな監督の過去作を簡単にご紹介。
アメリカの高校を舞台に、チアリーディングに情熱の全てを賭けた女子高生たちによるスポ根青春映画「チアーズ!」で注目を浴びたあと、女流作家とプレイボーイのロマンティックコメディ「恋は邪魔者」、そして監督作品で一番有名とされる作品で、ネガティブ男が全て答えをイエスということを誓ったことで起きる騒動を描いた「イエスマン/“YES”は人生のパスワード」などがあります。
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キャラクター紹介
左上より。
- アントマン/スコット・ラング(ポール・ラッド)
元々は優秀なシステムジニアだったが泥棒することになってからは転落人生まっしぐら。しかしヒム博士の自宅に侵入し、スーツを盗んだことがきっかけで博士と交流をもち、2代目アントマンを襲名し人生を変えるために生まれ変わる。
サイズを縮小して潜入したりそれを駆使視して戦闘を行う。アリと電波で意思疎通を行い操ることも可能。
「シビルウォー」でキャプテンアメリカに加担し、ソコヴィア協定に背いたことからFBIの監視下に置かれてしまい、自宅軟禁状態となっていた。そのため「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」には出演していない、らしい。
今作ではこのシビルウォーでの戦いがきっかけで、博士とホープから任務を依頼されるとのこと。
- ワスプ/ホープ・ヴァン・ダイン(エヴァンジェリン・リリー)
天才科学者ハンク・ヒム博士の娘にして2代目ワスプ。
前作のラストで父から母が来ていたスーツの改良型を渡されワスプとして活動することに。
スコットに格闘技を教えていただけあって、戦闘スキルはかなりの上級レベル。その身体能力を活かしアントマンと共に研究所を守るミッションを遂行していく。
あらゆるもののサイズを変えられるブラスターで敵を攻撃できる。
- ハンク・ヒム博士(マイケル・ダグラス)
人間の体を小さくするヒム粒子を開発した天才科学者。
かつてはシールドに在籍していたが、トニーの父ハワードらと袂を分かつ形に。
初代アントマンとして妻と共にヒーローとして活躍していたが、任務中に妻が原子よりも小さい量子世界に入ったため行方不明となった過去がある。
今作では研究所を謎の女ゴーストに狙われてしまい、彼女に対抗すべく再びアントマンに協力を依頼する。
- ジャネット・ヴァン・ダイン(ミシェル・ファイファー)
ヒム博士の妻であり初代ワスプ。
夫との任務中に原子世界から量子世界へ入ってしまったことにより消息不明となっていた。
夫のヒム博士は妻を捜すために量子世界の研究を進めていた。
- エイヴァ/ゴースト(ハナ・ジョン=カーメン)
その名の通り体を消し、どんなものでもすり抜ける能力と脅威の破壊力を持つ今作の敵。
アントマン誕生の秘密が隠された研究所を狙う神出鬼没の女性。
- ビル・フォスター(ローレンス・フィッシュバーン)
かつてハンク・ピムとジャネットの研究仲間だった科学者。ハンクとは互いに尊敬し合う仲だったが、とある共同実験にまつわることから友情が壊れ、ある種の恨みを抱き合う関係に。“量子の世界”からジャネットを捜し出すというハンクの計画に、不承不承ながら巻き込まれていく。(HPより)
- キャシー・ラング(アビー・ライダー・フォートソン)
生意気で大人びた態度も可愛いスコットの9歳の娘。
両親の離婚によって、ママのマギーやそのパートナーであるパクストンと暮らしているが、パパとも会うことができる環境にいる。
どんな時でもパパのことが大好き。スコットが再びアントマンとなって活躍できるよう、パパのために願っている。(HPより)
- ジミー・ウー(ランドール・パーク)
スコットを監視するFBI捜査官のチーム・リーダー。生真面目すぎて空回りすることも。(HPより)
- ソニー・バーチ(ウォルトン・ゴギンズ)
ブラックマーケットで暗躍する武器ディーラー。金目当てで“アントマン誕生の秘密”が隠されたハンク・ピム博士の研究所を狙う。(HPより)
- ルイス(マイケル・ペーニャ)
スコットの泥棒仲間にして親友。
前作でスコットと共に博士の部屋からお宝を盗む事を計画した仲で、本題はいるまでが異様に長く、相手を度々イラつかせてしまうほどのおしゃべりだがスコットへの信頼は厚く、何気に強い。
前作ではスコットに協力を依頼され、イエロージャケット退治に一役買ったことで更正。
今作では警備会社“エックス・コン・セキュリティ”を設立し社長として忙しい日々を送っている。
- マギー・ラング(ジュディ・グリア)
スコットの別れた妻。
娘のキャシーや今の夫パクストンとともに暮らしている。相変わらず頼りないスコットに少々あきれ気味だが、スコットを含む4人のユニークな“家族関係”を大切にしている。(HPより)
- パクストン(ボビー・カナヴェイル)
マギーの現在の夫で警官。
以前は、トラブル・メーカーとしてしかスコットを見ていなかったが、アントマンとしての活躍とキャシーへの献身的な愛情を知ってからは、良好な関係に。
互いにキャシーの父親としての立場を尊重し合っている。(HPより)
- カート&デイブ(デヴィッド・ダストマルチャン/ティップ・“T・I”・ハリス)
ルイスと共に警備会社“エックス・コン・セキュリティ”に勤務するスコットの泥棒仲間。
デイヴはあやゆるものを盗むプロで車の運転も担当。カートはハッキングのプロで前作ではスコットの侵入のサポートをし活躍。
はい、というわけで再びヒム博士によって依頼されたお仕事は、研究所を守ること。
ワスプと共に素晴らしいコンビプレイを見せてくれることでしょう!
そしてホープの母ジャネットを見つけることができるのか?
前作で量子世界に飛び込み何とか脱出できたアントマンでしたが、アレは奇跡でした。
今回うまく入ることができるのでしょうか!
そしてそして!この物語がどうアベンジャーズに繋がっていくのでしょうか!?
やっぱり量子世界に関係が?
ここから観賞後の感想です!!!
感想
でっかくなって!ちっちゃくなって!
母ちゃん救うために大活躍するアントマンとワスプのコンビが超楽しい!
しかし!敵が弱くないか・・・。
以下、核心に触れずネタバレします。
前作以上にアイディアがたくさん!
シビルウォーでのアントマンの活躍によって、博士の研究が知れ渡り追われる羽目になったハンクとホープ。その償いと彼らの母親探しのために自宅軟禁中の中、再びスーツを着て奮闘するアントマンの姿を、前作以上にユーモアを織り交ぜ、愉快痛快なコメディアクションへと昇華し、さらには親子の愛はたとえ監獄だろうが軟禁状態だろうが、果ては量子世界だろうが思いは必ず伝わるという普遍的な絆でハートフルに仕上げた、マーベルシネマティックユニバース史上、最もミニマムで最もノーマルでストレートな娯楽映画でございました!!
語ることは沢山なりますが、まず感想として言いたいのは、前作以上にアイディアとユーモアに富んでいたことでしょう。
前作でも普通の世界が小さくなることで視野もアイディアも広がり、普段我々が過ごしている世界を小さくすることで、何気ない現象が実は小さな視点で見るとよりオーバーなものになるという、大小の比較を見せることで笑いに持っていく、画期的かつ斬新なヒーロー映画を構築したわけですが、今作はさらにそれを活用しております。
例えば、予告編でもあった博士のラボは、リモコンで作動すればキャリーケースサイズになり、持ち運びが可能になる場面や、カーチェイスに至っては、車にシステムを組み込み伸縮自在にすることで、追われていたとしても小さくなることで回避出来たり、車の下にもぐりこんでそこで元に戻せば、相手の車をひっくり返すことができる。
今作はこのラボと車が非常に物語に重要なアイテムになっていて、何度も登場しますし、これを活かしたアクションだったり、争奪戦へと展開していきます。
このアイディアを活かしてのアクションバトルも非常に楽しく見せるわけですが、今回はアントマンとワスプ2人いるので、絶妙なコンビプレイを見せてくれます。
敵であるゴーストと戦う際には、パンチを小さくなってかわしたと思ったら、小さくなってたもう片方が普通サイズに戻り打撃をお見舞い、今度はゴーストがそっちに気をとられている間また小さくなり、もう片方がパンチやキックをおみまいする一連のアクション。
他にも任務を分担してのラボ奪還作戦や一連のミッションで、前作ではなかったコンビプレイで楽しませてくれます!
そしてワスプ初お披露目ということで彼女単体のアクションもアイディア満載。
まず量子世界へ行くために必要な素材を闇ルートで手に入れるべく、武器ディーラーのバーチと接触。そこで取引に問題が発生し、強引に奪うことに。
ワスプにはアントマンと違い背中に羽根がついており、自由自在に飛ぶことが可能。しかもブラスターで相手を攻撃できるので、アントマンよりも効率よく敵を仕留めることができるというもの。
銃弾を見事に交わしたり、小さくなって相手を錯乱させ、その隙を見計らって相手を一撃で倒す戦闘能力も披露。
素材をもって厨房に逃げた相手とのバトルでは、モノを大きくできるブラスターで、ソルトケースを大きくし出口を塞いだり、投げつけてくる包丁もうまく交わしたり、小さくなった状態から敵に肉たたきでモグラたたきゲームの要領で追いかけられるも、見事に交わすなど、アントマンとはまた違った戦い方を見せてくれます。
また今作の敵であるゴーストの存在もアクションをさらに面白くさせます。
彼女は量子世界の実験の事故により体の細胞がバラバラになってしまうことで、どこでも何でもすり抜けられる体になってしまっていました。
だから姿を消すこともできるし、体内に手を突っ込むことも可能。
これがバトルになると打撃は当たらないし、チョークスリーパーをかけてもすり抜けられてしまう。
この透明な体の敵と伸縮自在なヒーローが、かわしてかわしてかして!からの、一瞬の隙をついての打撃というアクション。
力と力のぶつかり合いでなく、技と技との繰り出し合いでもない戦い方であり、特殊能力を使ってのスピード感あふれるアクションバトルとして非常に面白く仕上がっておりました。
これまでのマーベル映画は規模が大きい作品ばかりでしたが、普通サイズまたはミニマムサイズになったとしても、アイディア次第でここまでアクションを面白くできるということを、今回新たに加わった相棒や敵の能力、さらにはアイテムによって改めて証明させてくれた映画だったのではないでしょうか。
ユーモアだって盛りだくさん!
アントマンの面白いところはコメディ俳優ポール・ラッドのコメディセンスももちろんながら、ヒーローとしてのユーモアもふんだんに取り入れていることろ。
それが今回は前作以上にたくさんありました。
まずはアントマンとしてのユーモア。
アントマンスーツ改良版の伸縮システムのコイルが故障していることで、何度も不具合を起こしてしまい、それが笑いに変わるというもの。
博士の人生の結晶でもあるアントマンスーツを壊したといってたスコットでしたが、実は隠してあった。
それをトロフィーの中に隠していたが、娘のキャシーが学校にもっていってしまった。ということで学校に侵入しトロフィーを取りに行くんですが、ここでスーツに不具合が生じ、中途半端に小さくなってしまい小学生サイズ、いやそれ以下になってしまい、教室のドアを開けるにも娘のロッカーからかばんをとろうにも一苦労してしまうという一連のアントマンギャグ!
しかも学校の先生に後ろ姿を見られ、必死に逃げるわけですが、体が小さいがためにめっちゃ遅いw終いには、博士に学校楽しかったか?みたいなことを言われ、いじられるというオチw
他には、ラボを持って逃げるバーチを追う場面。
船で逃げてしまったために海辺までいかないと彼に追いつけないんですが、ここで飛ぶことができない彼は羽アリを呼ぶんです。しかし、何匹も呼ぶたびにカモメに食われてしまうw
やっとのことで羽アリ、名称アントニオ・バンテラス(アリだけにw)に乗れたのもつかの間、カモメが追いかけてきて、あっけなくアントニオとお別れ・・・。
ここでもスーツに不具合が生じ、大きすぎる体に。
そこで船のガイドが、このサンフランシスコ沖にはクジラが繁殖していて…なんて説明があり、遠くから大きな波が立つんですね。あ、クジラが早速お目見えですよ!なんてガイドが言ってたら、きれいなドルフィンキックを見せるアントマンの足w
ジャイアントマンになったアントマンはバーチの持っているラボを奪い返すことに成功する、笑い満載のシーンでした。
他には、スコットは自宅軟禁中のため、外出したらFBIにすぐ連絡がいくように足に追跡装置をつけて生活しているんですね。
そこに博士とホープのために、母親探しを手伝わなくてはいけない任務が。
でも自宅から出ることができない!どうしよう!ということで、ここでデカくなったアリさんの登場。
アリの足に追跡装置をはめて、スコットが普段している行動を信号で送ることで、FBIにバレないようにするんですが、スコットは普段家でサイレントドラムをたたいて日常を過ごしていて、アリも同じことをするというもの。
劇中で家が心配になったスコットでしたが、博士が映像で確認するとアリがドラムをたたいており、君は15歳か!?とツッコまれる一連の流れに腹抱えて笑いましたw
このアリは他にも、家を荒らしたりしているところをルイスに叱られる場面や、風呂に使っている場面などで笑わせてくれます。
あとですね!
今回はポール・ラッドのコメディセンスも最高に際立ってるんです。
スコットは前作で量子世界に足を踏み込んでいたこともあって、その世界で行方不明になっているホープの母親・ジャネットと精神的に繋がっているんですね。
その繋がる時ってのが、博士が作った量子トンネルを解放した時なんです。
素材とラボをゴーストから奪還し、いざ量子トンネルを解放したけどうまくいかない。
どうして!?と困惑するホープと博士でしたが、画面はスコットに。急に首をかしげてアルゴリズムを変えなきゃ!と勝手にパソコンをいじり出すスコット。
おいおいお前プログラミングできないだろう!何勝手にいじって・・・え?ジャネット?
んふ♡30年ぶりにいじるから大丈夫かしら!
そうです、ジャネットがスコットの身体に乗り移ってるんですね~。
この時のポール・ラッド、完全に心も体も女性になり切っていて、表情も手の動作も完全に女性化してました。
これがまぁ笑えて笑えて!!
またその姿を見てお母さんだ!とちょっと涙目になるホープもおかしいし、感極まる博士もウケるw3人でしっかり手をつないでいたと思ったら、元に戻るスコット、からのさっきまで繋いでた手を映して、またひと笑いw
この時のポール・ラッドの演技がとにかく面白く、場内は爆笑でした。
もちろん僕らのマイケル・ペーニャのユーモアセンスも健在。
バーチが博士の行方を捜すため、FBIに手を回しルイスの存在を知り、彼らの会社に乗り込むんですね。で、精神をコントロールする薬を注射して全てを吐かせようとするんですが、ルイスはあ!自白剤だ!っていうんですよ。
手下は自白剤じゃないといってるのに。
そこからは自白剤だ、そうじゃねえ!の繰り返し漫才的掛け合い。
そして前作でも描かれた、本題になかなか入らないルイスの漫談w
結果自白剤だったんですけど、自白するする部分がスコットとの出会いからで、そこからホープとスコットの馴れ初めやら何やらで、バーチが聞きたい博士の居場所にたどり着くまでめっちゃ時間がかかる長いなが~いルイスの漫談。
何でしょう、よ!待ってました!って気持ちと、話長えよ!というツッコミと両方が入り混じった時間でございましたw
やっぱり彼の活躍は絶対見たかったので見れてよかったですね。そして前作以上に早口だった気がw
他にもたくさん笑い処があるんですが、全部話すわけにはいかないのでこの辺で。
ちょっと不満も。
アイディアとユーモアで楽しませてくれた今作ですが、お話に関してはちょっと不満。
というのも、ここ最近のMCUは途中でも書きましたが、規模がデカいんですよね。
それこそここの前やったアベンジャーズ/インフィニティ・ウォーは宇宙にまで行く壮大なお話になっており、その後のこういうこじんまりとしたヒーロー映画ってちょうどいいちゃいいんです。
きっとそういうのも見越しての公開順だったと思うんですけど。
で、今回アントマンが戦わなければいけない敵がゴーストという敵。
博士がビルという旧友をクビにしたことで、助けられなくなった少女がその正体だったわけで、過去の行いが火種を生んでしまったという、よくあるパターンだったわけですが、そこまで強い敵ではないんですよね。
きっとそれを考慮したと思うんです。これだけじゃ物足りなくない?と。
だからアントマンを追う役目を他にも増やした。
それがFBIであり、武器ディーラーであるバーチだった。
結果アントマンは3つの敵から追われる羽目になるんですが、どれも別に大して強くないわけです。
なんというかきっと3つ合わせればそれなりの強さだけど、ゴーストをメインにしたいから強さを分散して物語を作り上げているというか。
まぁ簡潔に言うと、敵に強さや魅力がない、バックボーンが弱いなぁと。
もちろんエイヴァは事故によって両親を失ったことに加え普通の人間ではなくなり、体を直してあげるからというエサにつられ、S.H.I.E.L.D.によってエージェントに仕立て上げられてしまった、しかも命残りわずか、などといった悲しい過去がありました。
だから彼女が普通の身体に戻したいがために博士の研究を執拗に狙うというのは気持ちとして同情できるんですが、そのために命がけで血眼で追いかけているかというと、その気迫さが足りないというか描写が弱いというか、もっというと卑怯になれてない。
その卑怯になれてないのも、ビルという博士と犬猿の仲でありながらも科学者として一人の善良な人間としてプライドを持っている、いかにも中途半端なキャラのせいもあり。
だから博士の行方を探すときにキャシーをさらうって考えをとめないでやらせたら、必死さが伝わるのになぁと。
あとは特殊能力オンリーで武器とかあったらよかったのに、とか。
で、一番のそれないわーってのが、ジャネットによって普通の身体に戻っちゃうという締め。
もちろんハッピーエンドだからアリっちゃあアリなんですけどねぇ。ちょっと残念。別に死んでほしかったとかそんな話ではないんですけども。
彼女に関してはこれくらいにして、あとはバーチってそこまで必要な存在だったのかなぁと。
彼の後ろにいる黒幕が今度のMCUあるいはアントマン続編に絡むような新たな敵の片鱗を見せてくれたら重要なんだろうなぁとも思ったんですが、彼もやはりキャラとして弱いよなぁと。
最後に
とはいえ、全体を通してみれば僕が望んでいたアントマンとしてちゃんとお話は成り立っていましたし、アクションも楽しい、ユーモアもある、全然満足でございます!
で、こんな明るく楽しいアントマン続編なのに、エンドクレジットのオマケ映像!!!
ここでそう繋げてくるわけですか!!
アントマン&ワスプ ウィルリターン?ですよ。
やべえ、超気になる!!!
MCUの今後がどうなるかものすごく気になる終わり方でしたが、今回のアントマンも親子の愛や絆をテーマとし、例え離れていても時が経っていても子を思う気持ちは変わらない、素晴らしい家族の在り方を見せてくれました。
まさかね、スコットの元奥さんの旦那バクストンがあんなにスコットを受け入れてるとは…wこれも家族の愛ってやつかw
是非次回は彼もルイスと同じくらいのパフォーマンスをお願いしたいですね。
あとマイケルダグラスがそんなの着てくれるの!?って驚きもありましたねw
大御所なのにまだそういうの着てくれるんだ!と。
細かい部分でのちょっとした喜びでした。
というわけで以上!あざっした!!
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満足度☆☆☆☆☆☆★★★★6/10