マンマ・ミーア!/ヒア・ウィー・ゴー
続編のニュースを観たときは驚きました。
これ続編どうやんの!?と。
でもやるんですね~。
ソフィに子供が生まれる事をきっかけに、お母さんの過去を知りたくなった。
そのお母さん、ドナの若き日を演じるのがリリー・ジェームズ。
あ~彼女が年取ったらメリルみたいになる・・・かなぁ・・・。
まぁいいや。
10年のときを経て、あの陽気で楽しい映画の続編です。
話は変わりますが、こんなランキング記事を書きました。
個人的な事情がきっかけで、女性を元気になれる映画を教えて!と、Twitterで募ったところ、たくさんの方から映画を紹介して頂いたんです。
せっかくこれだけ集まったのだから記事にしよう!ってことで書いたんですけども。
その中で見事5位に選ばれたのが、今回観賞する映画の前作にあたる「マンマ・ミーア!」なんですね。
やっぱりミュージカルはウケがいいんですね~。
僕ももちろん好きですし、この映画はとにかく終始明るい、楽しいのはもちろん、ABBAなら1曲くらいは知ってるって人も多いでしょうし、親しみやすく耳に残る、おまけにロケーションも美しい。
こんなに元気になれる要素が詰まった作品の続編なんだから、今回も期待しますよね。
というわけで、おさらいも済ませ、早速観賞してまいりました!!
作品情報
世界中の人々に笑顔を与えた母と娘が、さらに多くの人々に幸せを届けるためスクリーンに戻ってきた!
愛の女神アフロディテの泉の伝説が残る、ギリシャの夢の楽園カロカイリ島を舞台に、花嫁の本当の父親が誰なのかを探し当てるため、母に内緒でこっそり式に招待することで起きてしまう騒動を、男女混合ポップグループ「ABBA」の名曲たちにのせて、豪華俳優陣が踊り歌いながら、陽気に楽しく描いた「マンマ・ミーア!」の続編。
今作では母娘の夢だったホテルが完成され、パーティーの最中に娘の妊娠が発覚することから物語は始まっていく。
気持ちのすれ違いから夫との危機を迎えていたソフィは、自分の母親ドナが自分を身篭った時どう乗り越えたのか、また、なぜ3人の父親となぜ出会い別れたのかといった過去と、これから訪れるソフィの未来を展開し、母から娘へ受け継がれていく愛の軌跡を、前作同様歌と踊りで明るく楽しく描いていく。
マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー ザ・ムーヴィー・サウンドトラック
- アーティスト: サントラ
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
- 発売日: 2018/08/22
- メディア: CD
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あらすじ
どこまでも青く輝くエーゲ海に浮かぶ、ギリシャのカロカイリ島。
母のドナ(メリル・ストリープ)との夢だったホテルを、ついに完成させたソフィ(アマンダ・セイフライド)は、支配人に任命したセニョール・シエンフエゴス(アンディ・ガルシア)と共に、オープニングパーティーの準備に駆け回っていた。
人生で最高に晴れやかな日を迎えたソフィだが、その心は揺れていた。
ニューヨークでホテルビジネスを学んでいる夫のスカイ(ドミニク・クーパー)が、そこで働かないかと誘われたのだ。
ニューヨークで新たな人生を始めることに魅力を感じるスカイと、母の夢にこだわるソフィとの間に、かつてない危機が訪れていた。
そんな中、ソフィの妊娠が発覚!
ソフィは思わず、若き日の母と自分を重ねる。
ママは一人で私を身篭った時、どんな気持ちだった?
3人のパパたちはどうやって出会って、なぜ別れたの?
時は遡り、オックスフォード大学を卒業した若き日のドナ(リリー・ジェームズ)は、“自分を見つけるため”に広い世界へと飛び出すことを決意する。
たった一人の家族である母のルビーは、歌手として活躍していた。
ツアーで忙しいとはいえ、娘の卒業式にも来てくれなかった母のもとへ戻る気もなかった。
親友のロージーとターニャに見送られ、まずパリへと旅立ったドナは、宿泊先ののホテルで若きハリー(ヒュー・スキナー)と出会う。
父親の経営する銀行を継ぐためパリへ来たというハリーは、自分にはない“自由・情熱・勇気”に満ち溢れたドナに瞬く間に恋をする。
ハリーの一途な思いに心を動かされたドナは、彼と一夜を共にするのだった。
だが、ドナの冒険は始まったばかり。
彼女には目指す場所があった。
その昔、人々が世界の果てだと信じていたギリシャのカロカイリ島だ。
ところがドナは、数日に1本しかでないフェリーに乗り遅れてしまう。
そこへヨットで気ままな旅を続けている若き日のビル(ジョシュ・ディラン)が現れ、島まで乗せてくれる。
いかにも遊び人のビルからの誘惑をこの時は軽くスルーしたドナだが、彼とのドラマはこれで終わりではなかった。
宝石のように美しい島に到着したドナは、なぜか丘の上にポツンと建つ、壊れかけた家に引き寄せられる。
人の気配は無く、1頭の馬だけが取り残されていたのだが、突然の激しい嵐に馬小屋が壊れ始める。
助けを求めて外へ飛び出したドアが出会ったのが、若きサム(ジェレミー・アーヴァイン)だった。
力を合わせて馬を救出した二人は、たちまち恋に落ちる。
ドナはこの島でサムと暮らすことこそが“運命”だと感じるが、“レールに敷かれた人生”を始める前に、ひと息の休息をとっていた建築家のサム、ある重大なことをドナに隠していた――。
そして現在――。
駆けつけたロージー(ジュリー・ウォルターズ)とターニャ(クリスティーン・バランスキー)に、ゴージャスなボールルームロマンティックなテラスなど、ホテルの見どころを案内するソフィ。
ところが突然、嵐の到来を告げる雷が鳴り響く。
このままではフェリーが欠航し、スペシャルゲストのニューヨークのセレブやパーティーを盛り上げるバンド、さらには取材のメディアも来られず、パーティーは台無しだ。
慌てるソフィを“3人のパパ”の一人であるサム(ピアース・ブロスナン)が助けてくれる。
20年ぶりに再会したときのプロポーズ以来、サムはドナ愛を捧げ続けていた。
だが、頼りになるサムにも嵐を止めるには不可能だ。
あとの“2人のパパ”からは、パーティーに出席できないと言われていた。
ハリー(コリン・ファース)は東京でビジネスの重要な契約があり、冒険家のビル(ステラン・スカルスガルド)は作家としても成功し、ストックホルムで授賞式があるのだ。
果たしてソフィはパーティーを成功させることができるのか?
スカイとの愛の行方は?
そしてソフィの中に宿ったかけがえのない命は――?(HPより抜粋)
監督
今作を手がけるのは、オル・パーカー。
前作は「マーガレット・サッチャー/鉄の女の涙」のフィリダ・ロイド監督でしたが、今作は彼に白羽の矢が刺さったようです。
僕は全く聞いたことない監督なんですが、ジュディ・デンチ主演のヒューマンコメディ「マリーゴールド・ホテルで会いましょう」の監督だそうで、あ、この人ならいけるかも?と感じました。
ちゃんとユーモアもあるしエンタメに仕上がっていたところから、とにかく明るく楽しい「マンマミーア」にはピッタリの監督ではないかと。
しかも今作は原案と製作総指揮に「ラブ・アクチュアリー」、「アバウト・タイム」のリチャード・カーティスが加わっています。頼もしい!
キャラクター紹介
思いっきり書き写しですが・・・。
- ソフィ(アマンダ・セイフライド)・・・母との夢である新装ホテルオープンが間近に迫るも、スカイとはすれ違いが多く危機的な状況にある。そんな中様々な出来事通じて母の強さや深い愛に気づいていく。
- ドナ(メリル・ストリープ)・・・シングルマザーとしてホテルを切り盛りしながらソフィを育て上げる。前作で娘の父親候補3人と再会しサムからプロポーズを受ける。
- 若きドナ(リリー・ジェームズ)・・・大学卒業後、ギリシャのカロカイリ島を目指し運命探しの旅に出る。その先々で後のソフィの3人のパパ候補に出会う。
- ルビー(シェール)・・・ドナの母でありソフィの祖母。世界中を飛び回自由奔放な人生を謳歌してきたが、ホテルのオープニングパーティーに突然姿を現す。
- サム(ピアース・ブロスナン)・・・建築家。ホテルの改装を手伝いながらオープン準備に追われるソフィを傍で支える。
- 若きサム(ジェレミー・アーヴァイン)・・・カロカイリ島でドナと恋に落ちるがある重大な事実を隠していて・・・
- ハリー(コリン・ファース)・・・エリート銀行家。日本に出張中だったが急遽ソフィのために駆けつける。
- 若きハリー(ヒュー・スキナー)・・・パリ滞在中にドナと出会い人生で最高の〈初体験〉をする。
- ビル(ステラン・スカルスガルド)・・・冒険家兼作家。栄誉ある授賞式をほっぽり出してソフィの下に向かう。
- 若きビル(ジョシュ・ディラン)・・・ドナ曰く“キケンな女たらし”。ヨットでドナをカロカイリ島まで乗せてくれる。
- セニョール・シエンフエゴス(アンディ・ガルシア)・・・ホテル支配人。スペイン語を話すこと以外謎に包まれている。
- ターニャ(クリスティーン・バランスキー)・・・ドナの親友。結婚と離婚をくり返しイイ男には目がない。相変わらずクールだが、懐の広さは変わらない。
- 若きターニャ(ジェシカ・キーナン・ウィン)・・・ドナの島暮らしに反対するなど現実的な一面を持つ。友達思いのしっかり者。
- ロージー(ジュリー・ウォルターズ)・・・皮肉屋な一面は増しつつも最近は涙もろい。もうビルには未練はないと言っているが。
- 若きロージー(アレクサ・ディヴィーズ)・・・ビルに一目惚れするがドナに気を遣い身を引く。失恋の痛手から食に走りがち。
- スカイ(ドミニク・クーパー)・・・ホテル経営を学ぶためにNYに滞在中。本当h亜ソフィを呼び寄せたいのだが・・・。
前作と同じメンツに加え、過去のエピソードには新しいキャストも加わる大所帯になっております。
きっとウキウキワクワクするような歌と踊りのオンパレードなんでしょう。
ここから観賞後の感想です!!
感想
いつも通りの歌って踊ってに、心も体もリズムをとってしまう楽しさ!
でも監督や、前作みてますか?
色々設定が変わってて全然繋がってないんですけど・・・。
以下、核心に触れずネタバレします。
簡単な見どころ。
母と共に切り盛りしてきたホテルのリニューアルパーティー。
そこで起きる夫婦間のすれ違いやアクシデントなど、前日から当日までに起こる問題から解決に至るまでを、母であるドナの若かりし頃の回想シーンと共に描くことで、いかにして一人の女性が母となっていくか、子を授かることで理解する母の偉大さや素晴らしさを惜しみなく映し、前作同様ABBAの楽曲による歌とダンスで終始観衆を魅了させるひたすらハッピーな作品でございました。
相変わらず底抜けに明るいシーンの連続で、鑑賞中に指や足でリズムをとりたくなるほどノッてしまう歌の数々、歌唱する役者陣のうまさに惚れ惚れしてしまいます。
そして歌とダンスを彩る熱い日差し、青々とした海、島の人々たちといったカロカイリ島の絶景、この二つが合わさって初めてマンマミーアになるんだな、と感じた続編でありました。
役者陣も全作と同じキャストでこれも嬉しい。
10年も経ったせいか、みんな貫禄が出てしまってはいるものの、特にスリーファーザーズが揃う瞬間は待ってました!と声に出したくなる喜び。
いいですか皆さん、今回はこの3人にアンディガルシアが加わるんですよ!!
なんですかこの豪華さ!!
劇中でも何度かこの4ショットが映るんですが、たまりません!
おじ様好きでなくてもこれは贅沢だなぁと感じるシーンでありました。
もちろん女性陣も。
今回はソフィを真ん中にして「ドナ&ザ・ダイナモス」の復活があり、終盤ではミディアムテンポの歌で感動を誘ってくれます。
え?ソフィが真ん中?ドナは?
・・・そこは後で書きます・・・。
過去パートでも、リリージェームズの抜群の歌唱力と、ターニャとロージーそっくりの若かりし2人のおかげで、前作では見れなかったキレッキレの動きを見せてくれる「ドナ&ザ・ダイナモス」が拝めます。
そして今作の肝は、母がどうやってこの島へたどり着き、自分を生む決心をしたのか、という前作では語られなかったエピソード。
なぜパパ候補が3人になってしまったのか、ドナの身に何が起きていたのか、どうしてこの島でホテルを経営しようと決意したのか、どうしてソフィを産もうと決心したのかといういくつもの謎を、現在のソフィの身に起きる出来事とリンクさせて描くことで、一人で育てたドナの献身的な愛に、生まれてくる子供に父親がいることに感謝し、母から子への愛を受け継いでいく、そんな物語になっておりました。
と、このように前作の雰囲気をキチンと継承し、ホテルの再建のさなかに起きる出来事を、親子別々の視点で描くことで絆を紡いでいく、これぞマンマミーア!な映画でありました。
主役はソフィと若いドナ。
で、お話に関してですが、前作から何年後の話か知りませんが、今回の主役は娘ソフィと若かりし日のドナであります。
2人にとって人生が変わる特別な日を、現在と過去の2つの時間を並行して描いていく、という構図で展開されていくんですが、まず言わせてほしい。
前作の設定は無視ですか?と。
詳細については後で書きますが、僕の満足度としてはこの時点でだいぶ下がってます。
まずはこれだけ先に言わせてください。
前作の設定無視してます。
とはいうものの、相変わらず登場人物たちは素敵な歌とダンスを見せてくれるので、ひたすら楽しいことに変わりありません。
ソフィがベランダで歌を歌えばすぐ回想シーンが始まり、リリー演じる若かりし日のドナの卒業式で先生や生徒たちを巻き込んでの熱唱。
あ~今回もどんなにうれしいことがあっても悲しいことがあってもハッピーを貫いてくれるんだね!
そうそうこれだよ俺が見たかったのは!!
とウキウキモードで見ていた冒頭のシーンだったんですが、今回は前半部分に関してはかなり静かな歌を中心に構成されていて、オープニングの勢いはどこへやら。
それもそのはず。
これは核心に触れてしまうんですが、ド頭から衝撃なので言っておくと、ドナは死んでしまってます・・・。
思わずえっ!?死んでるの!?と。
どうやら1年前に亡くなっていて、その悲しみからまだ抜け出せないでいるソフィという心境から物語が始まっているので、どうしても前半はその悲しみが水面下で漂っていて、しかもソフィとスカイはカロカイリ島のホテルを切り盛りするのか、それともスカイが働いているNYで二人で暮らすかで言い争ってしまうという展開。
なのでここで歌われる楽曲もしんみりしたもの。
しかも前作で思いを告げ、20年越しに結ばれたドナの夫、サムもまたドナを思って「S.O.S.」をしんみりバラード調で歌う始末。
おいおい・・・前作で描かれたような「どうしよう・・・そうだ歌おう!」精神はどこへ行った!
いや歌ってるが歌で笑い飛ばすようなあの感覚はどこへ行った!
って感じでどうにもノレない・・・。
しかもパ―ティーの準備の最中に嵐がやってきて、会場はめちゃくちゃ、お客さんも島へやってこれない。
せっかくの料理や装飾が台無しに。
きっとこの後ステキな流れにはなるってわかってるとはいえ、なかなか気分が乗れないんですよね。
しかし現在パートはこんなアクシデントや問題が降りかかってはいるんですが、過去パートはドナの明るく前向きな性格が前面に押し出された内容で見ていて楽しいです。
卒業を終え単身パリに向かいまず出会うのがハリー。
若かりしハリー、ちょっとヘタレです。
何故なら彼童貞だったんですねw
前作でも一番最初で最後の女性と言っていたので、その理由がここで明かされるのかと。
彼との食事では「恋のウォータールー」にのせて熱意たっぷりに愛を歌うハリー。
それにこたえるドナ。
これがハリーとの一夜に繋がるわけで、もしかしたらこの時にできた子かもしれない、とソフィは前作では悩むわけだったんですね。
その後カロカイリ島へ向かう船に乗れず、たまたまそこにいたビルと船に乗って島へ向かうことに。
道中、どうしても恋人に愛を伝えたいという男に遭遇し花嫁のところまで送る2人。
そして島へたどり着くもビルとはここでは何も起きず、一人島を堪能するドナ。
後のホテルとなる場所にいた馬を助けようと、嵐の中走り回るドナの前にバイクで颯爽と現れる男、それがサムでした。
彼と一気に恋に落ち、島を離れるまでの間、夢中になる2人でしたが、サムには秘密が。
その秘密がバレてしまい、ドナは怒り悲しみに暮れます。
そこへ再びやってきたビルと船で楽しいひと時を過ごす、こうやって3人と関係を持ってしまうんですね~。
これでようやく前作で描かれなかった馴れ初めが明かされるわけです。
前作の設定はどこへ?
とまぁ、こうやってようやく観てる僕は、ドナが島で暮らす謎を知れたわけですが、前作を憶えている方なら色々疑問が沸いた作品だったのではないでしょうか。
前作でヤギ小屋に押し込められた3人の男たち。
そこに人の気配がしてドナはそっと屋根裏部屋を覗くんですが、ドナの目には当時出会った頃の3人に見えるんですよね。
その時の3人はハリーがヘビメタの恰好、ビルはロン毛で遊び人的風貌、そしてサムはヒッピーでした。
きっと今回もそんな姿で現れるのだと思ってましたが、おい!全然前作の時と違う設定じゃねえか!と。
今作で描かれた若かりしハリーは一応革ジャンを羽織り、ギターケースを背負っているので、遠からず近からずなファッション。
しかしとてもロックを愛する男のような感じには見えません。
ヘビメタでなくパンクファッションの方が近かったなぁ。
そんなハリーは前作で自分がゲイにであることに目覚め、カロカイリ島で新たな相手を見つけたんですよね。
今回その彼、出てきません。
いやいやそこ出しておこうよぉ~。
サイドストーリーとして必要でしょ~。
しかも今回ハリーがゲイであることを、あまり大っぴらにしてない感じで話が進んでいて、何のための前作の設定だったんだよ、と。
ビルはまぁギリギリセーフですかね。
船を持っていてチャラチャラしている。
ただ若かりしビルに、ロージーが一目ぼれしてるんですね。
あれ?
確か前作でロージーの猛烈アプローチによってビルと結ばれたんはずですが、あれって昔から募らせた思いが実を結んだってことなの?
そんなセリフ前作にあったっけ?
今回この件はどっか後付けの匂いがしてなりませんでした。
あとね、ドナが経営するホテル。
あれビルの大叔母から譲ってもらっただったか、遺産で立て直したとかそんなセリフがあったと思うんですが、その大叔母が今回出てこないんですよね。
もしかしたら、あの土地の持ち主だといったダイナーのおばちゃんがそうなのかな?と思ったんですが、そこには触れず。
ここも回収してほしかったですね。
そしてサム!
彼ヒッピーでも何でもねえじゃねえか!めっちゃ好青年でした。
彼に関してのツッコミはそこらへんかな。
あとは前作で語られた通り、既に婚約者がいて君を思いながらも島を離れてしまった、というのはちゃんと前作から引き継がれていますね。
ただこの3人の中で一番重要視しなきゃいけないはずのサムなのに、全然エピソード薄くて出番も少なくて。
何なら2度登場したビルの方が印象に残るエピソードになっていて。
しかもなぜこの順番で寝ておいて、ソフィの父親はきっとサムだと前作で睨んでいたのか理解ができない。
何だ一番ヤッた回数が多かったからか?
で、一番僕がこれがなきゃダメだろうと思ったのはドナの日記です。
これが一度も出てこない。
彼女が残した日記は前作で大事なアイテムでそこにすべてが書かれていたにもかかわらず、今回書く素振りもなければ日記というワードすら出てこない。
ここで彼女が想いを認めないと前作が活きてこないでしょうが。
(すみません、コメント下さった方々からご指摘があり、日記は普通に登場し書いているシーンがちゃんとあったそうで、完全に見落としていました・・・。)
ただこのアイテムは、前作の物語のきっかけをもたらす重要な役割があったので、もっと活用してほしかったですね。
と、このように前作でできた伏線や設定を全く活かすことなく進んでく過去のエピソードに疑問ばかりだったわけであります。
最後に
今回ドナの過去のエピソードと並行するんですが、ぶっちゃけ現在の物語と何のかかわりも持たないんですよね。
誰かが回想するわけでもなく、急にドナの若い時のエピソードが始まる。
だから明らかに観衆用に用意されたシーンなんですよね。
例えばソフィが再び母を思い出し、日記を引っ張り出して想像するとかならまだわかるんですが、何の前触れもない。
すごく悪く言うと意味がないんです。
単純に最後の子供の洗礼式でのシーンに深みを与えるためのものでしかなく(とはいえここでめっちゃ泣いた・・・)、それ以外は特に物語として絶対必要というわけではないんですよ。
これは何とかしてほしかったですね。
ハリーの会社の会議室になんて書いてあったか見ました?「整合性」って書いているんですよ。
全然整合性ねえじゃんw
あ、このシーンで一瞬日本の女性お笑い芸人が映るんですが気づきましたでしょうか。思わず笑ってしまいましたw
まさかの横澤夏子だなんてねw
でもでもでも!!
「ダンシング・クイーン」を歌いながら、島を訪れてくるハリーとビルご一行のシーンから始まる後半は、アガること間違いなしです。
そうそうそう!
俺が見たかったのは、この何十人もの人たちが名曲を歌って踊るシーンなんだよ!と。
前作では女性たちだけで入江まで走りながら歌って踊るシーンでした。
ちゃんと途中枝を持ってるおばあちゃんも出て来たし。
それを今回は島民と島へやってきた人たちで喜びを分かち合うシーンになっていて、この場面は非常に満足しました。
いいところと悪いことろが極端すぎて、とても高い満足度にはならなかったんですが、それでも前作が好きな人には見てほしいなとは思うし、なによりABBAの歌は素晴らしいのです。元気が出るのです。
欲を言えば、あんなスローテンポな歌ばかりでなく、前作みたいに「gimme gimme gimme」とか「money money money」とか、あとは「S.O.S.」も「チキチータ」もオリジナルに近いので歌ってほしかったですね。
とりあえずエンディングは、前作同様ダサくて派手なあの衣装で歌ってくれますよ!
あれがないと締まらん!
というわけで以上!あざっした!!
マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー ブルーレイ+DVDセット<英語歌詞字幕付き> [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
- 発売日: 2018/12/21
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満足度☆☆☆☆★★★★★★4/10