モンキー的映画のススメ

モンキー的映画のススメ

主に新作映画について個人の感想、意見を述べた文才のない男の自己満ブログ

映画「ハスラーズ」感想ネタバレあり解説 男たちはこの手口に引っかからないように気を付けましょう。

ハスラーズ

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リーマンショック。

サブプライムローンで家を購入したものの、不景気によって手放す人が一気に増えたことで、金を貸していた大会社「リーマンブラザーズ」の経営が悪化し倒産。

 

そこからアメリカ経済はおろか、世界経済にまで影響を及ぼしたのが「リーマンショック」ってことです。(すんげ~ざっくり)

 映画でもリーマンショックを題材にした映画は結構あって、「ドリームホーム」とか、「マネーショート」とか「マージンコール」とかモロに扱ってるので、ちょっと気になる人は手を出していただきたいです、はい。

 

で、今回鑑賞する映画は、その大不況の元になったリーマンショックの波は、そんなところにも影響が!ってのにびっくりではあるんですけど、そこで働いてるお姉さまたちが、金持ち相手に一泡吹かせてやろう!って話。

いいじゃん!いいじゃん!

権力を持ってる奴らをギャフン!と言わせるコンゲームってことでしょ~!

なんでアタシ達だけ食いっぱぐれて、おまえらふんぞり返ってるんだよ!

オメェらのせいだろうがこらっ!!

って勢いでガンガン騙していくんでしょう。

 

しかもだますのはお姉さま方!

ストリッパーときたもんだ!

 

え~おそらくではありますが、私、鼻の下を伸ばしたまま鑑賞することになると思うので、鑑賞後少々顔が長くなっているかもしれませんw

なわけあるかw

 

・・・はい、まじめモード。

タイトルは「ハスラーズ」。

ハスラーと聞くと、ビリヤードのプレーヤーをすぐ連想させるんですが、どうやら今回鑑賞する「ハスラーズ」のハスラーは、そっちではなく、「実力を隠し相手から大金を巻き上げる詐欺師」って意味みたいですね。

 

ストリッパーという色気を利用して、振る腰の数だけお金をぶんどるんでしょう。

 

ん?そもそも自分の職業で騙すのか?

おしっ!その辺は本編見てからだ!

ってことで、早速鑑賞してまいりましたぁ!

 

 

 

 

 

 

 

 

作品情報

2008年のリーマンショック後、急激に景気が悪化したニューヨークで、4人のストリップダンサーを中心に、ウォール街の裕福な男たちから数年にわたって大金を巻き上げ、2013年に摘発された事件。

それを綿密に取材したジェシカ・プレスラーの記事「ザ・ハスラーズ・アット・スコア」から着想を経て制作されたのがこの「ハスラーズ」だ。

 

主演のジェニファー・ロペスや、現在コメディ映画の枠を飛び越えた風刺で世界をあっと言わせる映画監督アダム・マッケイ、そしてコメディ映画に欠かすことのできない俳優ウィル・フェレルらがプロデューサーに名を連ねた。

 

また女性シンガーやラッパーらが多く出演しているのも特徴的な今作は、当時のミュージックシーンや、ショーで定番の音楽などにもこだわり、物語に彩りを加えている。

 

男社会によって最下層に追いやられた女性たちの復讐劇でもあり、搾取する側とされる側でしかない金持ちと踊る女たちの戦いでもある今作。

一見見とれてしまいそうなセクシーな華やかさとは裏腹に、今の格差社会にも通じる構図が浮かび上がることだろう。

 

媚びない女たちの驚愕の実話を堪能せよ!

 

Hustlers [Explicit]

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  • 発売日: 2019/09/13
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あらすじ

 

 幼少の頃に母に捨てられ、祖母に育てられたデスティニー(コンスタンス・ウー)は、祖母を養うため、ストリップクラブで働き始める。

そこでトップダンサーとして活躍するラモーナ(ジェニファー・ロペス)と出会い、協力し合うことで大金を稼ぐようになり、姉妹のように親しい関係になってゆく。

ダンサー仲間のダイヤモンド(カーディー・B)からもストリップでの振る舞いをレクチャーされ、デスティニーは祖母とともに安定した生活ができるようになる。

 

しかし2008年、リーマン・ショックによる影響で世界経済は冷え込み、ストリップクラブで働くダンサーたちにも不況の打撃が押し寄せる。

 

シングルマザーとしての生活費や、収監中の恋人の弁護士費用など、それぞれの差し迫った事情で“お金が必要”というストリッパーたちに、ラモーナは「真面目に働いても生活が苦しいのに、経済危機を引き起こした張本人であるウォール街の金融マンたちは、なぜ相変わらず豊かな暮らしをしているのか」と言い、ウォール街の裕福な男たちから金を騙し取る計画を企てる。 (HPより抜粋)

 

 

 

 

 

 

 

 

監督

今作を手がけるのは、ローリーン・スカファリア

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名前こそ聞いたことはなかったんですが、彼女のデビュー作「エンド・オブ・ザ・ワールド」はすごく好きな作品でした。

 

エンド・オブ・ザ・ワールド (字幕版)

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  • 発売日: 2013/11/26
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 地球滅亡が迫っている世界で、ひょんなことから2人で旅に出ることになった男女のロマンスロードムービー。

どう見ても「世界の終わり」を感じさせないくらい二人のやり取りが普通の日常と何ら変わらない、危機感のない感じの能天気なやり取りなんですけど、終盤から急にアクセルを踏んでくる終末感によって、世界が終わる時誰といたいか、ってのを考えたくなる映画です。

あの、下世話な話ですが、これを自宅で女の子と見たい…です・・・w

 

こういういかにも女性的な作品を手がけている方のようで、他にも、元カノへの思いを込めた曲をひたすらCDにしてるミュージシャンと、その曲に聞きほれた女性との一夜を描いたラブコメ「キミに逢えたら!」(コレもすげぇ好き)の脚本も手掛けてたり、スーザン・サランドン主演の映画「マダム・メドラー おせっかいは幸せの始まり」などを手掛けています。

 

あくまでイメージですが、今回だいぶ過去作よりも過激な感じがしますね~。

ストリップダンサーを扱うということで、どこまで生々しく大胆な描写になってるのかにも注目したいところです。

 

 

 

 

キャスト

今作の事件の首謀者ラモーナを演じるのは、ジェニファー・ロペス。

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とかにジェニファーロペスって、俺が物心ついた時からいるけど、いったい歳いくつだっけ?って思ったら、堂々と映画公式サイトに「奇跡の50歳」って書いてましたねw

う~ん確かにすごいことだけど、それ宣伝するのもどうかと思うんだよなぁ。

一応役作りですし、プロの歌手ですからね。

 

というわけで、この年にして妖艶で大胆なパフォーマンスを見せてくれるんでしょう。マドンナじゃなくてよかった!

 

正直彼女は歌手として認知していたので、女優業は全然知りませんでした。

てか女優業が先なんですね。それすら知らんかった…。

一応「Shall we ダンス?」や「アナコンダ」とかに出てたのは知ってましたけど、結構出演作あるんですね。

多彩な才能をどんどん発揮しているので、今後もこれをきっかけに作品プロデュースにも力を入れていきそうな予感です。

 

Shall we Dance? (字幕版)

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  • 発売日: 2013/11/26
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他のキャストはこんな感じ。

デスティニー役に、「クレイジー・リッチ!」のコンスタンンス・ウー。

エリザベス役に、「ジェイソン・ボーン」シリーズ、「世界にひとつのプレイブック」のジュリア・スタイルズ。

メルセデス役に、「ジョイフル♪ノイズ」、歌手としても活躍するキキ・パーマー

アナベル役に、TVシリーズ「リバーデイル」、映画「キングス・オブ・サマー」のリリ・ラインハート

リズ役に、2019年最も活躍したアーティストで、今作で女優デビューを果たしたリゾ

ダイヤモンド役に、こちらも個性的な経歴を持つラッパーとして人気のアーティストで、今作で女優デビューをした、カーディ・B

ジャスティス役に、ダンサーとして活躍するメット・トーレイ

ママ役に「フィッシャー・キング」、「ビッグ」のマーセデス・ルールなどが出演します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ストリップダンサーたちのセクシーな面と結束力、どう騙していくのかが非常に楽しみです。

ここから鑑賞後の感想です!!

 

感想

世界はいつだって金を撒く側と踊る側に分けられる。

踊る側の大胆な犯罪とほぼ裸で腰を振るストリッパーたちに度肝を抜くも、これを必要悪とは到底思えない・・・。

以下、ネタバレします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ストリッパーってそういうお仕事なのね。

ストリップクラブでなかなか目が出ないデスティニーと、クラブの女帝ラモーナが、仕事と友情と犯罪で、友情を越えもはや家族として成していきながらも、一線を越えたことによる亀裂と修復までを、当時のミュージックシーンに懐かしさを感じさせるチョイスに、その筋肉はどこで調達したんですか!?くらいに広背筋が出来上がり過ぎてるジェニロペの華麗で豪快なポールダンス、お仲間たちのおゲレツ楽屋トークにセクシー衣装など、とにかくオンナ、オンナ、オンナァ~とジローラモもご満悦な華やかさから一転、リーマンショックが水商売にまで大打撃を与えるほどの不景気に、薬持ってカード切らせてって、いくら女でもそれはアウトでしょぉ~と、気分が全く乗らない作品でございました。

 

世界のストリップクラブを全く知らない僕にとって、なかなか刺激的な描写が多々あった作品だったと思います。

そもそも行ったことないけど俺の中での「ストリップクラブ」ってのは、温泉街だとか歓楽街にぽつんと佇む「ストリップ劇場」ってイメージで、そこでガリガリの女性がおパンツ一丁で梅沢冨美男の「夢芝居」かなんかに乗せながら、少しづつ肌を露わにさせて、最後は御開帳、そこに札2,3枚ばら撒くか紙テープ投げてショーは終了、みたいなのがストリップなのかなと思ってたんですが(てかもうそれ昭和だろw)、こんなにもゴ―ジャズで華があって、ガチのクラブのような空間で、しかも個室もあって、あなたたちそうやってお金稼いでハネられてるのね、ってなかなか世知辛い世界なんだなと。

 

ラウンジを回って、は~い、調子はどう?あたしを召し上がらない?みたいに声かけて、お金を引き出させるために、股の上にのっかり腰を振る、すぐギンギンにさせないようにありとあらゆるテクニックを使って客を虜にさせ、焦らしに焦らして「股間よりも時間」を優先させる、一流のダンスを拝ませていただきました。

 

特にすごいのはラモーナ演じるジェニファーロペス渾身のポールダンス。

ゆりあんレトリィバァがアメリカズゴッドタレントで披露した衣装にクリソツな、それどこで売ってんの?みたいなきわどい水着を着て登場するやいなや、真ん中にそびえ立つ金色の棒を、時にピーターパン、時に妖精のポーズでグルグル回り、登って降りて寝そべってのオンパレード。

 

それだけじゃありません。

ドでかいお尻をフリフリフリフリってどれだけ揺らすんですかってほど揺らす。ケツだけ星人も真っ青のシェイクバディ。

からの、大開脚で激しくアッペンダウンで、ウォール街の男たちはおろか、今作を見に来た男性陣の目線を釘付けでございます。

 

また、ジェニロペの凄いところはダンスだけじゃない。

ポールダンスを完璧に踊るための筋肉が凄いのです。

広背筋に上腕二頭筋、そして泉里香も真似できないくっきりとしたシックスパック。

先日のスーパーボウルのハーフタイムショーでもシャキーラとユニットダンスを披露して話題になりましたが、この人のプロ根性はマジで凄い。

クリロナのCMでお馴染み「シックスパッド」だけでは到底浮き上がらないであろう腹筋に、思わず見とれてしまいました。

きっと高たんぱく低カロリーな食事制限や、激しいトレーニングを重ねたのでしょう。

 

「奇跡の50歳」などの異名を持ってますが、その裏にはそういう努力があることを忘れてはいけません。

その甲斐があったからこの映画は成立するのです。ゆりあんがやっても説得力などありませんw

あぁ俺もこんな腹筋が欲しい・・・

 

あ~こんなダンスをきっとシルクドソレイユが見たら、間違いなく「サルティンバンコ」や「アレグリア」、「キュリオス」で2番手3番手は確実でしょう。

 

 

そしてコンスタンス・ウーだって負けてない。

彼女はアジア系ならではのコケティッシュな装いが男心をくすぐります。

ラモーナらからレッスンを受けて、そしてダイナマイトバディとミニマムバディのタッグで個室でいやらしく腰を振るのです。

照明によって赤く染まった表情はさらに色気を増し、ブラを外した時の美しい背中に、おパンツ降ろすの?降ろさないの?降ろすのか降ろさないのかどっちやねぇ~ん♡な焦らしプレイは、今作の中で一番の見物でございます。

 

彼女の武器はそれだけじゃない、演技だって抜群に良い。

いつだって強気な姿勢でチームを引っ張るラモーナとは違い、デスティニーはチームのブレイン。だから冷静に状況を見極める目線をしなければいけないし、犯罪を犯してるとはいえ、彼女はまだ良心があるから、その時その時の葛藤を微妙な面持ちで見せるのです。

インタビューを受けてる際の感情の起伏や涙だってお手の物だし、劇中はおよそ数円の時が流れてるのですが、そこでの垢ぬけ感もお見事。

てか、段々木村カエラに見えてきたのは俺だけか。

 

 

と、このように、二人の演技センスとダンスセンスが物語に絶妙な媚薬を注いでいるので、飽きることはないでしょう。

 

 

でも、犯罪は犯罪。

物語は本筋に入るまで少々の時間を要する流れでした。

序盤は、クラブ内で居場所がなかなか見つからないデスティニーが、ラモーナのダンスに魅せられ、距離を縮めていき、仲を深めていく描写でした。

それと同時進行で、彼女らが犯罪によって逮捕された後の時代、2014(かな?)年でのエリザベスによるデスティニーの独占取材のパートも描かれてました。

 

この物語はそのデスティニーによるインタビューの回想が軸となっていきます。

 

中盤、リーマンショックによってウォール街の男たちは姿を見せなくなり、クラブ内は閑古鳥が鳴いていた。

一旦ストリッパーから離れ地道な仕事に就こうと努力をしていたデスティニーだったが、なかなか職にありつけず、結局クラブに舞い戻ってくる。

それまでラモーナとは疎遠だったが、クラブで偶然に再会。しかも彼女はすとりっぱ―としての仕事でなく、離れていった客をバーで捕まえて、姉妹と名乗った仲間でがっちりガードを固め、カンパイがてらにMDMAを混ぜた薬を混入、酩酊状態させたままクラブで連れてきて、客のカードからどんどん金を引き出すという、昏睡からの強制入店、金銭強要に窃盗と、なかなかの大犯罪を犯していたのであります。

 

既に何度か成功している実績を聞いたデスティニーは、一人で娘を育てなければならない事情から、再びラモーナと仕事をすることを決断。

新たな仲間を迎え、事業とは到底思えない犯罪を重ねていくのです。

豪快に攻めるラモーナと冷静さを失わないデスティニーのコンビプレイは、見事に功を奏し、大金を手にした彼女たちは優雅な生活を手に入れるのであります。

 

事業拡大に乗り出した彼女たちは仲間を増やし分担作業して粗利を稼ぐという、軌道に乗った会社がよくやるパターンでどんどん調子に乗っていきます。

しかし、クリスマスパーティーをターニングポイントに、チームの結束力は徐々に薄まっていき、体調不良による当日欠勤など、職務怠慢が目立ち始め、再び新たな仲間をスカウトします。

ただこの新たな仲間、少々難ありな女の子で、犯罪歴や薬物摂取をしているような子を仲間にしたくないデスティニーは、ラモーナに大して不快感を露わにしていきます。

 

そしてこれまで「女にダマされた」ことを恥じている男性のおかげで通報されずに済んでいた彼女たちに、とうとうタレコミが入ってしまう、という事態に。

ハスラーズはどうなってしまうのか、という流れです。

 

 

 

なぜそこまでして金に執着するのか。

確かに世界的不景気の原因を作ってしまったにもかかわらず、罪の意識など毛頭ないウォール街の男たちに復讐したい気持ちもわかるし、いつまで続けられるかわからないストリッパーという職業でできるだけ稼ぐことは、その辺のスポーツ選手にも似た問題でもあり、イケる時に行かないといけないのっぴきならない事情もわかる。

また派手に遊んでいた時の快感をもう一度味わいたいっていう、人間の欲がもろに出たってのもあるんでしょう。

 

しかしだ、犯罪はアカン。

オンナの武器を使って男から金を巻き上げて生計を立てるのは正攻法だとして、それをさらに活かそうと男を騙すのはアウトだ。

彼女たちをアンチヒーローだとか女の鏡だとかいう人たちもきっといると思うけど、一線を越えたらアカン。

金を騙すならもっと他のやり方があったろうに。

というか、まずはクラブを立て直すための客引きをするとか、そういう試行錯誤をしてもダメだった場合の苦肉の策のような扱いでこの手口を使えばいいのに、いきなり色々すっ飛ばして犯罪犯すとかってどうなのよ、と。

ここまでしなくてはならなくなったのは社会のせいだとか、理由づけなんてどうでもできるけど、彼女たちは所詮あの裕福な生活を取り戻したいがための行動としか思えず、どうしても共感できなかった。

 

結局のところ、ウォール街の人間たちは店に来なくなっただけなんですよ、だから彼らが財布のひもを固く締めただけの話。

それを緩めるための策を考えてないことが怖く、ウォール街の人間を「敵」とみなす動機付けへの挿入があまりにも少なく、序盤のクラブのシーンなんか削ってでも何かしら入れるべきだったのでは。

 

そりゃこんなことして裕福な生活を送れるのなら、誰だって憧れるでしょう。

被害者は奥さんにも金の使い道を言えないし、それまでナメていた女どもにダマされたら男のプライドが傷つくわけで、そこに付け入った彼女たちを見て、アタシも男を手玉に取って裕福な生活を送るぞ!みたいな輩がこれ以上増えたら、もう気軽に女性と飲みに行けませんよって。

 

 

最後に

とまぁ不満をぶちまけたわけですが、作品としては非常に楽しく見させてもらいました。

 

音楽面でも「Beautiful girl」とか、ブリトニー・スピアーズの曲とか、アッシャーなんて懐かしいのも出てきて、あ~俺この頃のヒットチューン聞いてたなぁってなったし、カーディBのおっぱい強烈だなって思ったし、何よりもこの映画は亀裂した友情を再び結びつけていく、って着地に向かうから、そこをちゃんと入れたのは良かったと思ってます。

 

お金たくさん持ってると気持ちが大きくなるんでしょうね。

で、無くなったら無くなったで必死に回収したくなる。

もう踊ってばかりじゃいられないわけですよ。

 

とにかく今の世界は搾取する側と搾取される側とに大きく分けられていて、搾取する側が搾取しようとしなくなったら、ウィンウィンの関係は崩壊してしまうんですよ。

そもそもウィンゥウィンかどうかは置いといて、そうなったら搾取される側はもう立場ないわけで、悪に走ってもおかしくないよね、寧ろそれが正しいよねってのを、見てるこっちがジャッジする映画だったなぁと。

もちろんそれへのしっぺ返しはちゃんと用意されてるから色々考えるんだけど、まぁあれだウォール街の人間はテメェの私服肥やしてねえで罪の意識持てよってことで。

というわけで以上!あざっしたっ!!

 

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満足度☆☆☆☆★★★★★★4/10