マリッジストーリー
第92回アカデミー賞作品賞含む6部門ノミネート!
先日「ゾンビランド:ダブルタップ」を鑑賞したんですね。
そこでコロンバスがウィチタに結婚を申し出るシーンがありまして。
いわゆるプロポーズってやつですね。
ただ残念なことにコロンバスは断られてしまいます。
その時ウィチタはこう言いました。
「結婚したらその先には離婚しかない」と。
あくまで作品の設定がゾンビ社会だからってのもあるとは思いますが、結婚は決していつまでも続くものじゃないわけで、なんていうんでしょう、契約を交わす以上一定の自由は失われるわけで、とにかく何が言いたいかって、僕にとって結婚だとか夫婦だとかっていうのが法の名のもとに交わされてるものになっているのがすごく嫌なんですよ。
なんかもっとラフでいいというか、そうでありたいというか。
だからこの時のウィチタに大賛成だったって話ですw
え~というわけで早速ゾンビラン…じゃない!
全く別の映画です、はい。
仲睦まじい夫婦がこじれた関係になり、やがて離婚へ向かっていくというお話です。
ほらぁ結婚の先には離婚しか待ってないじゃな~い。
ってウィチタが言いそうな題材のお話ですね。
途中円満離婚に向かうような流れになるそうですけど、何だよ!円満で離婚て!
離婚に円満もへったくれもねえだろ!
・・・と僕には全く経験のないお話なので、夫婦のすったもんだについて、いろいろお勉強なんかしつつ楽しもうかな、なんて思ってます。
今回Netflixが力を入れてるのか何なのか知りませんが、まさかの劇場公開ということで、早速鑑賞してまいりました!!
作品情報
第76回ベネチア国際映画祭コンペティション部門に出品され、アカデミー賞有力の声も上がる今作。
常に家族や夫婦の悲喜こもごもを、時にユーモラスに時に辛辣に映し、人間関係の難しさと温かさを描写することに定評のある監督が、今作で離婚問題をテーマに挑戦する。
互い尊重している夫婦の円満な協議離婚のはずが、積年の怒りがあらわになり、裁判にまでもつれていくヒューマンドラマ。
物語の結末は果たして復縁か、それとも決別か、それとも新しい関係か。
あらすじ
女優のニコール(スカーレット・ヨハンソン)と、夫で監督兼脚本家のチャーリー(アダム・ドライバー)。
すれ違いから結婚生活がうまくいかなくなった2人は、円満な協議離婚を望んでいた。
しかし、それまでお互いに溜め込んでいた相手への不満が噴出し、離婚弁護士を雇って裁判で争うことになってしまう。
このまま決別するか、それとも新たな関係を構築するか、2人は選択を迫られる。(Movie Walkerより抜粋)
監督
今作を手がけるのは、ノア・バームバック。
前作「マイヤーウィッツ家の人々」に続いてのネトフリ映画。
もう普通に劇場公開することを考えてないのか、それともネトフリの自由度に惹かれての、敢えての選択なのか。
今作はあの名作「クレイマー、クレイマー」以来の最高の離婚ドラマと称されているようで、非常に興味深いです。
クレイマー~はどちらかというと父と息子の関係をフォーカスしていたように思えますが、今作は妻側の視点もしっかり入れていると思うので、比較するのは違うと思いますが、時代の変化という点においては、今作の方が現代的な離婚ドラマであることから、比べてみても面白いのかもしれませんね。
監督に関してはこちらをどうぞ。
キャスト
夫で監督兼脚本家のチャーリーを演じるのは、アダム・ドライバー。
僕とアダム、なんとお誕生日が一緒でございますw
先日知ったんですけどねw
そんな僕と縁のある彼ですが、声は野太い、背はでかい、髪はセミロング。
あぁかっけ~。
お芝居で言えば、デニーロアプローチもしないですし、オフビート感で淡々と演じるし、表情のバリエーションはそこまで大げさではない気がするんですが、このスタンスがきっといろんな役にはまりやすいんでしょうね。
有名監督の作品に出ずっぱりってのが最たる証拠なのかなと。
そんな彼の過去作をサクッとご紹介。
スピルバーグ監督の「リンカーン」や、イーストウッド監督の「J.エドガー」に端役で出演後、本作の監督ノア・バームバックの代表作で、プロのダンサーの目指す主人公が周囲の人たちと紡ぎながら、ほろ苦くもユーモラスな青春を送る「フランシス・ハ」や、コーエン兄弟監督作品で、売れないフォークシンガーが、猫と共に繰り広げるさえない1週間の出来事を、ユーモアと悲哀を織り交ぜながら描く「インサイド・ルーウィン・ディヴィス~名もなき男の歌」などで存在感を発揮します。
再びバームバックの監督作で、40代のカップルが20代のカップルとの出会いを通じて自分たちを見つめなおしていく姿を描いた「ヤング・アダルト・ニューヨーク」に出演。
翌2015年には、SF映画の金字塔の待望の続編「スターウォーズ/フォースの覚醒」から3部作を、ハン・ソロの息子で主人公のライバルとなるカイロ・レン役に抜擢。
彼の人気を決定づけるものとなります。
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ビッグタイトルと並行してインディペンデント作品にも意欲的に出演。
スコセッシ監督が長年作りたいと願っていた遠藤周作原作の小説を映画化した「沈黙ーサイレンスー」、ジム・ジャームッシュ監督の作品で、アメリカの小さな町でバスの運転手をしながら試作を続ける青年のヒューマンドラマ「パターソン」、ソダーバーグ監督の渾身のクライム・コメディ「ローガン・ラッキー」、スパイク・リーが描く社会派実録コメディ「ブラック・クランズマン」ではアカデミー賞助演男優賞ノミネートを果たすなどなど、名だたる監督の作品に出ずっぱりな状態が続いております。
待機作品には、鬼才テリー・ギリアムがようやく完成させた悲願の作品「テリー・ギリアムのドンキ・ホーテ」、スターウォーズ新3部作の最終章にしてスカイウォーカー家最後の物語「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」などが控えています。
2010年代のハリウッドスター史に名を刻む人といっても過言ではないでしょう。
他のキャストはこんな感じ。
妻で女優のニコール役に、「アベンジャーズ/エンドゲーム」、「ジョジョ・ラビット」の公開が控えるスカーレット・ヨハンソン。
ノーラ・ファンショー役に、「ジュラシック・パーク」、「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」のローラ・ダーン。
「アビエイター」のアラン・アルダ。
ジェイ役に、「グッドフェローズ」、「リボルバー」のレイ・リオッタ。
キャシー役に、「サイン」、「マーウェン」のメリット・ウェヴァーなどが出演します。
そもそもタイトルが「結婚物語」ですからね~。その時点でちょっと皮肉というか捻くれてるというか。
さてさてどんなお話なんでしょうか。
ここから鑑賞後の感想です!!
感想
2人の本気のぶつかり合いの演技に涙…
離婚て愛が消えることじゃないんだよなぁ。
あ、また思い出して涙…
以下、核心に触れずネタバレします。
別れても、好きな人。
NYとロスを舞台に、円満離婚を望んだもののディスコミュと弁護士という他者を巻き込んだことにより、壮絶な泥沼離婚劇へと発展してしまう夫婦の、怒り悲しみ慈しみを時に可笑しく時に切なく、時に激しく映し出し、あくまで子供の視点ではなく夫婦二人にフォーカスをあてた会話劇を、アダムとスカーレットの圧倒的なアンサンブル演技と、監督の巧みで計算しつくされた撮影により、彼ららしい夫婦像へとたどり着くリアルである種理想的な「マリッジストーリー」でした!!
別れた夫が子供の誕生日会に出席したり、元夫婦同士がパーティーに参加したりしてお酒飲んだりわいわいしたりっていうシーンを、海外の映画で目にすることが多いと思います。
恐らく子供のために駆けつける行為であるし、それを相手側も理解して招待している、また互いが別の人生を歩んだとしても干渉せずエンジョイライフを見せつけるでもなく謳歌している姿を映画内で見ていると、決して離婚したこと全てがその人にとって「悲しい」出来事ではないんだなって印象を持ってました。
逆に日本では、慰謝料がどうたらだとか養育費がどうたらだとか、お金にまつわる問題がすぐさま連想し、離婚後も関係がぎくしゃくしているんだなぁという印象を受けます。
お国柄ってのもあるだろうし、別れた際の奥さんの収入面での苦しさ、旦那さんの支払いの苦しさみたいなものがそのまま感情露わになってるのかなぁ、または、これまでの人生を台無しにしやがって!って怨念のようなものがそうさせてるのかなぁ、と勝手ながらイメージしています。
それでも最近は「不倫は文化」で一世風靡したあの芸能人が、別れた奥さんや子供たちを呼んで、今の家族と楽しい夜を過ごしている風景を見ると、日本における離婚問題の希望というか、その先の明るい未来みたいな兆しが見て取れるのかなぁと。
で、本題に戻すと今回の映画は、夫のための私ってのに気付いた妻が、自分の人生を歩みたいっていう、使い古されたきっかけではあるんですけど、泥沼化してしまった離婚問題になったことで、夫婦がこれまでにない衝突をすることで、それでも好きな所ってのはずっと心に残ってることに気付いたり、互いの「負けず嫌い」な性格によって、つい勢いで暴言を言ってしまったけど決して本心ではないという本音とのギャップ、そしてたどり着いた答えから見える二人の「愛」を惜しみなく描いていた作品だったと思います。
2人が衝突するまでの道のり
冒頭では、円満に離婚するためにまずは初めて出会った時の思いを告白し合うっていうのを、弁護士さん(かな?)が間に入って行うっていうのをするんです。
映画の演出として、二人が相手の好きな所良いところを読みあげてるんですけど、実際は読んでもないし渡してもいない。
ニコールが拒否しちゃうことで、その場は終わってしまうんですね。
ニコールは映画女優として華々しいスタートを切るも、チャーリーとの出会いによって拠点を彼の舞台集団の看板女優として、また彼の妻としてもの道を歩むことを決意し、NYへ渡ることが明かされます。
仕事も家庭も順風満帆かと思っていましたが、小さなことが積み重なり、ニコールはこれまでの彼との生活は自分のためでなく彼のためだったことに気付き、ロスでの仕事をしに子供を連れてNYから去ってしまいます。
正式に離婚調停をするために弁護士も雇い、チャーリーがロスのニコールの実家を訪れた際、その通知を姉の手から手渡されるんですが、まぁこのやり取りがなかなか。
ニコールが直接通知を手渡せない決まりから、母と姉に芝居を頼むんですが、二人はワイン1本開けてしまって既にベロベロ。
早く仲直りしなさいという母と、大役を仰せつかった姉のテンパリ具合が笑いを誘うんだけど、このシーンの結末はまぁ切ないもので・・・。
このままだと親権をニコールにとられてしまうことを恐れたチャーリーは、ロスにアパートを借りて弁護士を雇うんですが、この弁護士がまぁ古臭くキレの悪いおじいちゃん弁護士。
いざ4人で話し合いを設けるもチャーリーはこの弁護士ののらりくらりな態度と、ニコールが雇ったやり手弁護士ノーラの巧みな話術、というか揚げ足取りにやられっぱなし。
そしてチャーリーは一度は頼んだものの莫大な費用が掛かってしまう弁護士ジェイを雇って、ついに裁判へと発展してしまうというわけであります。
ここで明かされるのは、夫婦の些細なエピソードを思いっきり盛っった話にすることで勝てる材料に仕上げ、彼らの尊厳よりも自分たちが勝つことに執着している弁護士同士のバトルに。
これまで相手の目を見てしっかり話し合ってこなかった夫婦が、これを機に初めて向き合って話し合うことに。
離婚の手続きをする前に私たちはそうするべきだった、だからきちんと話し合おう。
でも、何から話すの・・・?
こうして始まった二人の本音の口論は、夫婦なのに、夫婦だから、避けて通ってきた部分の追求をすることになってしまうのであります。
果たして二人の行方やいかに。
ってのが、大まかな展開です。だいぶ端折ったなw
何故に泣けたのか。
正直前半の部分は、こんなにもスピーディーな会話劇なのか、というくらいノンストップなセリフの応酬で、ちょっとついていけなかった部分があったんですね。
僕の準備が至らなかったのが原因の多くなんですけどねw
互いの好きな所を記憶しようとするんだけど、言葉とは違う映像に段々スライドしていく時点で、アカン!俺の脳がもうパンクしてしまう!ってことで、もう後は流れに身を任せるしかないな…とw
てか「フランシス・ハ」もこんな感じの会話劇だったりするんですよ。だから、ホントついていけないのは僕のせいってことで、ええ。
もうね、後半からは大号泣でした。誇張してませんw
バームバック作品でこんなに泣いたの初めてっていうくらい。
一番ボロ泣きしてしまったのは、チャーリーのロスのアパートでようやく二人が離婚について真摯に相手と話し合いをしようとしだすエピソード。
子供のことから切り出したニコールでしたが、その話はちゃんとしたじゃないか、いやしてない、自分だってそんなこと言ってない、言った、という水掛け論になり、終いには相手の悪いところをどんどんぶつけ合い、親の悪口までも投げつけ、エスカレートしたチャーリーはとうとう、死ねレベルの発言までしてしまう。
しかしこの発言によってチャーリーは、こんなこと言いたくないのに自分の性格が災いしてつい口にしてしまったことへの後悔から泣き出し蹲り謝罪するというもの。
僕の大好きな映画「ギフテッド」でもありましたが、人間は時々思ってもないことをつい言ってしまうのであります。
この言葉を映画を見て以来教訓として心得ている僕としては、このエピソードは胸に刺さりまくりでした。
劇中ではここまでのシーンで、明らかに互いが想い合っているんだろうなぁって所作が見て取れるんですよね。
もちろんこの後にもセリフや行動、仕草といった細かい所でそういうのが出てくるんですけども。
嫌いなんだけど好きな所もあるってのをすごく断片的に見せているし、ここまで来てしまったことが本望でもあるんだけど後ろめたさもすごくあるというか。
なのになんで僕らは私たちはこんなに憎しみをぶつけあうような関係になってしまったのか、ってのがこの口論のシーンで一気に浮かび上がるんですよ。
それに気づいた時の僕は泣かずにはいられなくていられなくて。
ここで涙腺が緩み始めたのか、明らかにそれってシニカルでユーモアが爆発してるシーンなのに、涙が出てしまう事態に。
この映画は悲劇と喜劇の垣根をひょいひょい飛んで描いてる、正にバームバックらしさが際立った映画だと思うんでんすけど、その垣根を僕は見失っていて、後半はもうスクリーンが霞んで霞んでw
もちろん結末の辺りでは、いやらしい演出してくるもんだから余計に涙ね。
2人の芝居が最高!
ここまで僕を振るいあがらせるのは、何もお話だけのことじゃない。
アダム・ドライバーとスカーレット・ヨハンソンという、一見キャラムービーのあの人だろ、的な扱いをされがちな二人が、そのキャラを想像させない役作りをし、完璧に演じきっている点。
それはまず序盤で完全に理解できるかと思います。
ニコールがノーラというやり手弁護士に、なぜ離婚しようと思ったのか話を聞かせて、ってシーン。
そこで彼女が心にしまっていたものをすべて吐き出すんですけど、ここを長回しでやってるんですけど、次第に高揚していって結果涙が出るほどの辛い状況だったってのをしっかり演じてるんですよね。
ここまで繊細でありながら起伏豊かに演じる彼女を見たのはいつ以来だろうと。
ここで、あ、そうだよスカーレットヨハンソンは長い人生で女優をやってきたんだよ、ナターシャ・ロマノフだけじゃないんよ、これだけの演技をやってのけられる実力のある人なんだよってのを気づかされるんですよ。
アダム・ドライバーも同じです。
キャスト紹介で表情が特に変わらない、なんてマイナスなこと書いてしまいましたけど、この映画見たらそのイメージが変わると思います。
自分の信念が強いからなのか時々頑固なところあがあるけれど、それ以外ではすごく気さくで気心知れたステキな舞台監督ってのをサラッと演じてるかと思えば、料理を振る舞うシーンや子供に本を読ませる時のかっけえお父さんもうまく演じるし、終盤では歌まで披露したり、何より先ほど書いた口論のシーンでは、こんなに激昂して感情的な役柄も演じられるのかと。
また子供を笑かすために常に持ち歩いている小さなナイフで自分の腕を間違って切ってしまう時の、落ち着いて見せるも内心ドキドキしてるっていうコミカルな演技も非常に面白くやられていて、アダムが余計に好きになりましたw
そして二人のアンサンブルも見事な呼吸でやっていて、あれ、この2人って夫婦だったっけ?と思うほど。
一体どれほどの練習をしたんだろうというくらい、リズムも感情の度合いも、その上げ方もリアルだったなぁ。
また、どれも家の部屋という狭い空間の中で繰り広げられる会話劇のために、退屈させないような工夫を凝らしたが随所にあったのも、監督のなせる業といいますか。
基本は長回しなんですよね。
相手の心情の変化を捉えるためにあえて固定にして少しづつズームしていくってのもちょこちょこあったんですけど、今作の醍醐味はそれよりも何度もカッティングしてあらゆる角度から夫婦のあるがままの風景を映したり、二人が座った位置に少しの空間を生むことで、二人が向き合っているにもかかわらずまだ距離があることを示唆した映像になってるし、演者が動けばカットして別のカメラで映して、ちょっと開いた扉の隙間から覗かせたり、またはカメラから消えても部屋の向こうでセリフを話すことでリアルを生み出したり、と所狭しと計算された撮影技術があったと思うんです。
この見えてるようで見えない技が、この映画をさらに面白くさせていたように思えます。
最後に
終盤チャーリーが舞台役者の面々と馴染みのレストランで語らう場面。
泥沼離婚で疲弊していた彼でしたが、突如なったピアノを聞き、歌い出します。
その内容は、生きているということは相手と楽しんだり悲しんだり憎み合ったりすることなんだ、孤独なんて生きてるとは言わない、というような内容。
西川美和監督の「永い言い訳」でも主人公がたどり着いた答えは「人生は他者」というものでした。
この言葉を思い出した瞬間でした。
離婚という波乱を生んでしまったチャーリーですが、それでも彼が生きているという感情を抱けた、という歌を歌えたのは、まさしくニコールとの生活があったから、彼女との喜怒哀楽を築けたからこそなんだよなぁと。
僕はまだ結婚も離婚もしたことがない半端者ですが、未だに人生を噛みしめていないのかな、生きてると言えるような人生を知らないのかな、とも思ってしまったわけで。
嫌いな所もあるけれど一緒にいたくないけれど、喧嘩もしたりするけれど、それでも好きな所があって、放っておけなくて。
彼らがたどり着いた離婚のカタチは、紛れもなく彼らの「結婚」の正しい在り方を示したものだったように思えます。
どうやら監督もバツイチで再婚したようで、もしかして自身の私生活を反映した作品だったのかな?贖罪の映画だったのかな?と考えると、また面白いのかもしれません。
というわけで以上!あざっしたっ!!
満足度☆☆☆☆☆☆☆★★★7/10