もっと超越した所へ
今回鑑賞する映画は、4人のクズ男に悩まされる4人の女性たちの愛憎こもった物語。
自分のことをクズだと自覚しているモンキーですが、今回観賞する映画の男たちとはちげぇぞ!と。
こいつらのように女を泣かせるような下に見てるようなマウント取るような男性優位的なのとはちげぇぞ!と。
といっても、もう何年もろくに付き合ってないですし、そんなこと宣言しても何の意味もないw
クズってなんだかんだモテるし、逆に俺みたいに「こいつらとはちげえ!」って吠えてるような奴には女性は寄ってこないってことですよw
また、付き合う女性が優しくてなんだかんだでその甘えに付け込み、態度だったり性格だったり変わってしまうんじゃねえかと思ってる節もあって、本作のクズ男たちも未来のオレである可能性はあり、今回姿勢を正してみる所存です。
というわけで早速観賞してまいりました!!
作品情報
19歳で劇団「月刊「根本宗子」」を旗揚げし、2015年に下北沢のザ・スズナリで上演された舞台を映画化。
クズ男を引き寄せてしまう4人の女性の恋愛模様と、彼女たちの意地とパワーが引き起こすミラクルを痛快に描く。
本作はめんどくさい人間の生態をこれでもかという言葉数で描いた作風で評判を集め、若干26歳で演劇界最高の名誉とされる「岸田國士戯曲賞」の最終候補まで残った作品。
それをWOWOWドラマなどで活躍する気鋭のクリエイターの手によって、ただ幸せになりたい女性の姿と予想外の展開を見事に演出する。
キャスト陣に関しても、アイドルから女優へと成長を遂げる者や、現役ジャニーズアイドルとして人気を誇る者、今回初演技となる人気バンドのドラマーや個性派俳優や中堅俳優などの計8人が、4組のカップルとなって「恋愛あるある」をはじめと推した絶妙な掛け合いを魅せていく。
主題歌はaikoが担当。
あり得ないことは心の中でもいくらでもありえるし、願っていれば現実になるかもしれないという思いを楽しい曲調で物語を盛り立てる。
脚本も原作者である根本宗子が担当。
舞台とは違う脚色によって映像ならではの作品に仕上がった。
彼女たちが超越した所で見つけたハッピーエンドとは。
ブチ切れ&ブチ上がりの恋愛バトルをとくと見よ!
あらすじ
2020年、デザイナーの真知子(前田敦子)はバンドマン志望の怜人(菊池風磨)と、元子役でバラエティタレントの鈴(趣里)はあざとかわいい男子の富(千葉雄大)と、金髪ギャルの美和(伊藤万理華)はハイテンションなフリーターの泰造(オカモトレイジ)と、風俗嬢の七瀬(黒川芽以)はプライドの高い元子役の慎太郎(三浦貴大)と付き合っていた。
それぞれ彼氏に不満を抱きながらも幸せな日々を過ごす彼女たちだったが、男たちは彼女に甘えて増長し、ついに別れの時がやって来る。(映画.comより抜粋)
監督
本作を手掛けるのは、山岸聖太。
星野源とはSAKEROCK時代からの付き合いだそうで、バンドのDVDやMVの制作に携わっていたとのこと。
映画に関してはアンソロジー映画「全員、片思い」の1エピソード「あさはんのゆげ」や、足立梨花主演の学園ドラマ「傷だらけの悪魔」などを手掛けています。
今回の映画、あくまで予想ですが、4組のカップルが絡むような展開ではなく、一組のエピソードを同時進行で描くのではないかと。
そうなったときに、これ編集がうまくないと物語がぐちゃぐちゃになる予感がするんですよね…。
恐らくそういうことに長けた方を抜擢したと思うので大丈夫だとは思うんですが。
そもそも僕の予想が当たってるかどうかも微妙なので、あてにしないでくださいw
登場人物紹介
- 真知子(前田敦子)…メンヘラと言われがち、ついダメンズの世話を焼いてしまう衣装デザイナー。 可愛い男の子にとにかく目がない。怜人と付き合っている。
- 怜人(菊池風磨)...バンドマン志望でライブ配信の投げ銭で生計を立てている。甘え上手な可愛さを見せながらも、真知子を強く束縛するヒモ男。
- 鈴(趣里)...元子役のバラエティタレント。都内の高級マンションで暮らすしっかりもの。富と付き合っている。
- 富(千葉雄大)...あざとかわいい男子。一見優しいが、大事なのはいつでも自分。鈴と同棲生活を送る。
- 美和(伊藤万理華)...彼氏に染まる金髪ギャル。彼氏の意見が絶対。
- 泰造(オカモトレイジ)...美和の彼氏。いつでもハイテンションで自信家のフリーター。
- 七瀬(黒川芽以)...シングルマザーの風俗嬢。承認欲求と優越感に浸る慎太郎のどんな暴言もとりあえず受け入れて抱きしめる、無限の包容力の持ち主。
- 慎太郎(三浦貴大)...プライドの高い元子役。お気に入りの風俗嬢・七瀬の店に通い続ける常連客。なにかにつけて一言言わないと気が済まない性格で、マウントを取る発言を連発。(以上FassionPressより)
クズ男ではないと自負していますが、クズになる素質はありますw
こういう男女を研究するような感じで見るのが正しそうだな…
ここから観賞後の感想です!!
感想
#もっと超越した所へ 観賞。
— モンキー🐵@「モンキー的映画のススメ」の人 (@monkey1119) 2022年10月14日
女性側がクズ彼氏たちをフルボッコにするような話だと思ってたら、とんでもなかった。
超越してたわ!
趣里はさすがだったけど、個人的にはあっちゃんの滑舌が良くなってたのに驚き。
罵倒シーンはとにかく最高でした。 pic.twitter.com/36DaR0kT4z
正直よくある話だと思ってましたが、見事に裏切られました。
超越ってそういうことかよw
しっかりしたしつけをすればクズも更生できるんじゃね?
以下、ネタバレします。
巧くハマってるカップルだと思ってた序盤。
衣装デザイナー、元子役タレント、風俗嬢、そしてギャルの4人の女性たちに取り巻く4人のクズ男たちによる、出会いと別れ、そしてその先に待ち受ける超越した瞬間までの姿を、オムニバス形式ではなく時間軸を操って描き、さらにはメタ構造によって我々を超越した世界へといざなうことで、よくある「ダメ男たちを成敗する女」という物語ではないハッピーな恋愛模様を堪能させてくれる、見事なサプライズ作品でございました。
正直、予告編を見た段階では大した期待値を持てずにいた。
4組のカップルが其々の部屋でイチャイチャを繰り返した後に男のクズっぷりに気付き、追い出すだけの映画。
しかも部屋というセットの中で互いの組が交わるでもない始まりと終わりだけを見せて、こちら側に「良い相手が見つかりますように」というメッセージ性を促すようなそんな映画。
ただどうしてもこの「もっと超越した所へ」というタイトルだけが引っ掛かり、こうして劇場に足を運んだわけです。
冒頭4人の女性たちはそれぞれお米を調理するところから始まる。
ある者はスーパーで5キロにするか3キロにするかで悩む。
一人で持って帰るには3キロなら軽いが5キロなら重い。
ある者は雑穀米を入れた鍋をコンロでじっくり炊きながらお昼ご飯を待ち構える。
ある者はこれからの仕事のためにエネルギーを蓄えんとばかりに塩握り飯を頬張る。
またある者はレンチンご飯に納豆をかけて頬張る。
4者によるライフスタイルとお米に対するこだわりからそうでない部分まで見透かせることができる冒頭でした。
最初は男への対応の仕方とか、男に対するメタファーのようなものなのかと感じましたが、どうもそうではないような描写。
ここから、彼女たちは異性との出会いや掛け合いを魅せていくのであります。
序盤ではそれぞれのカップルの生活を見せていくだけの描写。
真知子&怜人の場合、同級生同士の久々の再会から交際に発展…といっても、ただ真知子が淋しいだろうから、「俺が付き合ってあげる」と頃から始まり、なんにしても「~してあげる」というこの「あげる」が妙に引っかかる言いぶりを見せるクズ男。
この男はミュージシャンとは名ばかりで、ただただ毎日配信して日銭を稼ぐクソニートなだけ。
コイツの押しに身を任せてしまう真知子も真知子だが、正直まんざらでもない感じが、この後起きる展開に「どっちもどっちって部分有るよなぁ」と思わされるカップル。
一方元子役でタレントの鈴と、一見カワイイ見た目だがただのあざといゲイの男・富の場合、恋愛関係ではない様子。
もちろん富のセクシャリティが異性愛者でないため、ただの友人関係という間柄で、出会い系アプリで知り合った男性の愚痴を聞きながらも逐一鈴に甘えるそぶりを見せるなかなかの男。
コロナ禍になることでウィルスリテラシーが合うという相性の良さがあったり、一緒にいて気楽な間柄なので、このあとどっちが恋愛石を見せるのかが読めない展開だったが、なるほど、これは富が悪いという方向へ。
そしてこちらはギャル&ギャル男カップルの美和&泰三。
こちらはどちらかというと、偏差値的に凄く近い思考回路を持ってるのかしょうもない笑いをぶっ根で笑顔の絶えない日常を送っている様子。
ダウンタウンのDVDが大好きだし、例え部屋が汚くても文句を言わない、二人そろってレンチンご飯に納豆でも文句を言わない、凄く生活レベルがあっているカップル。
しかしコロナ禍が近づくにつれ、雲行きが怪しくなっていくという。
最初こそ泰三は意外と優しくて面白い奴じゃん、と思っていたが後に明かされるコイツの本性は、理解は出来るもののお前それ彼氏失格だろレベルの発言と行動にお前もクズだなと落胆。
そして風俗嬢の七瀬と役者の慎太郎は、お客と嬢という関係ではあるものの、慎太郎が来店するや否やまるで自分の家、というか昭和の過程の風景を見てるかのような「とりあえず先にシャワー」だの「カバン持て」だのな関白ぶり。
七瀬はもちろん風俗嬢というお仕事ですから、殿方のこういう上から目線に慣れてるからだろうし決して嫌ではないんでしょう。
しかし事かしこに慎太郎の高いプライドが透けて見えるやり取りをするのです。
俺は役者ですごいんだ、岩井俊二の良さなんて馬鹿な風俗嬢にはわからないだろうね、若手の監督だから全然現場分かってなくて、俺がすべて仕切ってやった、と嘘かまことか「すごい」オーラをバンバン放ち、それを「すご~い慎太郎」と励ます七瀬。
これもこれでいい関係性だったりするのかと観客として傍観していたわけですが、こちらも雲行きが怪しくなっていくわけで。
このように男としてそれはどうなのよ!?という発言や言動、行動が渦巻くも、軽くスル―したり受け流したり、大して嫌味に思ってなかったりと4組がそれなりにうまくかみ合っている様子が窺える序盤だったのです…雲行きは怪しいけど。
中盤から一気に雲行きが怪しく。
序盤を見ていた段階であることに気付く。
なぜこの4組でなければいけないのかと。
ただクズ男の嫌な部分をラストで怒りの如くブチ撒いて爽快感MAXで終わらせるのであれば別に4組も要らないし、4人の男がそれぞれ独立した様なクズ感を出すのであれば理解できるが、別に巧く行ってるカップルもいる。
この後一体何が描かれるというのか、と。
実は本作は時間の進行をバックトゥザフューチャーの如くいじっているのです。
最初の4組のカップルの出会いは2020年1月15日。
付き合いたてのカップルもいれば、そこそこいい間柄の関係もおり、相性の度合いは様々だが、3ヶ月も経てば本性だったり相手の嫌な部分が露骨に出てくるわけで、このあと2020年3月14日のホワイトデーへと進むのであります。
ここでは、仕事で忙しい真知子にお弁当を買ってきて「あげる」という怜人の表層的な優しさ=ただの彼氏優位宣言とも取れる発言によって、怜人が彼女に「あれはダメこれもダメ」という束縛ぶりを見せていく。
七瀬と慎太郎は、いつものように室内でことを済ませるが、イク時に必ず「俺は役者で一番面白い」と言わせる変なフィニッシュをさせるクセを見せ、しかも子持ちをカミングアウトする七瀬に動揺を隠せない慎太郎と動きが見えてくる。
美和と泰三に至っては、コロナウィルスに感染したかもしれない美和に、泰三が一時の優しさを見せるも、ファブリーズをかけまくったり自分が用意したホワイトデーのプレゼントを早く上げたい一心で自分の事ばかり考えてる泰三の姿が見えてくる。
そして鈴と富も、セクシャリティが違う故恋愛に発展しないだろうとおもいきや、ホワイトデーのプレゼントに胸キュンが止まらないからの、富が頭を鈴の肩に乗っける甘えっぷりにさらに胸がときめき、ネットフリックスどころではなくなり、ついキスをしてしまう。
もちろん富は女性からのキスに戸惑うばかりか水道で口をゆすぐほどの嫌悪感を見せる。
そりゃそうだ、男が好きな男が急に女からキスを迫られたらイヤに決まってる、と思ってたが、その後放つきつい一言や、これまでの思わせぶりな行動を考えればお前にも原因があるぞ富、となる。
本作は先ほどにも言った通り、時間の進行をいじることで4組のカップルの関係性に変化を生む映画です。
ただ進行だけではないのが本作の肝。
何と退行もするんです。
ここが4組のカップルでなければいけない最大の理由。
何と時は2018年までさかのぼります。
するとどうでしょう、なんとこの4人のクズ男たちは、それぞれ別の女性と付き合っていた、または関係があったことが発覚します。
真知子は富に想いを寄せており、七瀬は泰三の子供を妊娠しており、鈴は慎太郎と、そして美和は怜人とつきあっていたのであります。
もちろん4人の男たちは相変わらずクズもクズ。
そんないやらしい服を着るなと威張る怜人や、お前そんな仕事もらって恥ずかしくないのかと怒る慎太郎、子供の責任を取りたくない一心で周りが見えない泰三、そしてまたしても女心を解ってないどころか利用すらしていた富。
こいつらはどんな女と付き合っても変わらないのであります。
ようやく4組のカップルでなくてはならない理由が見え、時は2020年4月1日。
4人の女性は再び同じことを繰り返してしまうのであります。
元カノの名が刻まれたブレスレットに、その元カノから毎月5万入金が振り込まれた通帳、結局配信ばかりして家も解約し真知子の家に転がり込み、やたらと「してあげる」の繰り返しをする怜人に、執拗に責める真知子。
あんたが養うって結局元カノが振り込んだ金でだけで、それはあなた自身が養ってることにはならない、そもそも自立して暮らせてるのにいきなりやってきて押しつけがましい態度はなんなのか。
泣いて「ごめん」と告げ荷物をまとめて出ていく怜人。
富はついに本性をさらけ出し、男が好きだけどいつかは女性と結婚して子供も欲しい、長い計画を立てて鈴と関係を保ってきたのにこれじゃ台無し。
お~こわ。こいつ女を何だと思ってるのか。
そして子宮がんが見つかった美和は、てっきり妊娠したかと思いビビっていたもののただの病気だったことに安堵した表情に怒り。
あれから結局こいつも自分の事しか考えてない。
慎太郎はバカな風俗嬢に褒められても何の得もない、俺はちゃんとした人に評価してほしいと相変わらずプライドを捨てらない様子に七瀬は腹を立てる。
こうして4人の女性はクズ男たちと見切りをつけ、再び米をといだり米を買いに行ったり白飯を頬張ったりレンチンご飯を食べたりする繰り返しの日常を過ごすのであります。
…終わり。
…と思ったら大間違い!!!
ホントにこれで終わりでいいの!?
本作はこれでは終わらない。
タイトルの通り「もっと超越した所へ」いかなくてはならない。
そうでなければまた同じ相手を選んで同じ嫌な終わり方をして虚しくなるだけ、米の味も変わらないってもんだ。
それにようやく気付いた彼女たちは、メタ構造を利用して一同に集結。
これまで溜まっていた言えなかった懺悔をすることで気が晴れ、しかもセットを突き抜けてしまうメタメタな展開へと進行し、終いには時を力で戻してしまうのであります。
そもそもクズ男たちはなぜクズになってしまうのか。
大前提としてもちろん男に原因がある。
ただ、女が甘やかすからつけあがるのだ。
こいつらを巧くしつけることができれば、上手くコントロールすることができれば。
そもそも嫌いだけど、私自身が彼らの事を好きだったことも事実。
そう相手の欠点ばかり指摘しても意味がない。
厳しく言うことも大事だが、その分ちょっとくらいの優しさを与えることができれば、関係は続くかもしれない。
こんな淋しい生活を、ひとりぼっちでお米を頬張ることもない。
このように、彼女たちは彼らにキチンと本心を伝え、過去の過ちを繰り返さないことに成功するのであります。
もちろん超越した所は、現実ではありえない場所であり、もう一つの世界線とも言える場所。
しかしこれは映画であり、同じ過ちをさせたくないクリエイターの優しさであり、願いでもある。
それを映像として見せた本作のクライマックスは、他では味わえない多幸感に満ち溢れることでしょう。
最後に
やはりクライマックスのメタ展開をどう受け止めるかで本作の評価が変わるかもしれません。
これがない状態で真知子がスーパーで3キロのお米を買って終わったら、一体これの何が面白いのかで終わってましたw
舞台からの映画という作品でしたが、舞台では一体どんなテクニックで演出したんでしょうか。
まさかセットが壁伝いで繋がってるとも思わなかったし、終いにはセット裏を走って自分の家に戻るという見せ方も面白い演出。
モンキー的にはしばらく快音の響かなかった前田敦子が、知らん間に滑舌が良くなっていて罵倒するシーンはすごくよかったです。
趣里はもういつも通りの安定したお芝居だった一方で、あっちゃんは期待値が下だった分ここまで演じられる人だと思ってなかったので驚きを隠せません。
怒りのあまり何度か声が裏返ってるのもまたリアルなんですよね。
そこにあれだけの滑舌よく一字一句いい具合に抑揚をつけて怒れるんですから見事なもんです。
男性陣でいえば初演技のオカモトレイジもよかったのではないでしょうか。
軽いノリで調子いい事言っといて結局自分の事しか考えてない肝っ玉の小さい感じが良く表現されてたと思います。
恐らく百人百様の恋愛観ないし倫理観があるわけですので、本作は色々賛否があると思いますが、4者の物語にこちらが「こうするべき」とか言うのもおかしな話で、彼女たちがハッピーならそれでいいのかなと。
僕は期待値が低かった分、こうしたサプライズ的な展開は大歓迎でしたし、全員が救われる「ええじゃないか」なシーンはもう自分の感性をも超越したラストで良かったんじゃないでしょうか。
いやぁ、楽しかったな。
というわけで以上!あざっしたっ!!
満足度☆☆☆☆☆☆★★★★6/10