モンキー的映画のススメ

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主に新作映画について個人の感想、意見を述べた文才のない男の自己満ブログ

映画「ピッチパーフェクト3/ラストステージ」感想ネタバレあり解説 ベラーズは永遠に不滅です。

ピッチ・パーフェクト/ラストステージ

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あのベラーズが帰ってまいりました!!

確か大学卒業したはずですが、また集まってやるの?

そう今回の彼女たちは社会に出て色々な物事に直面していき、再びアカペラへの情熱に身を焦がしてく物語のようです。

 

 観終わった後に元気になる!、なんてレビューもよく目にする今シリーズ。

いやほんとね、歌はハンパないです。

全員に見せ場があるし、何よりハーモニーがやばい。その歌にあわせてフォーメーションダンスも披露するから、歌を見せるというエンタメ要素も抜群。

 

そしてティーンズ映画としても十分見ごたえがある。

10代ならではの恋や友情を、時に熱く時にしおらしく、時に下ネタで笑わせる。

そんな美しくも逞しいベラーズを観て、ハッピーになれること間違いないピッチパーフェクトシリーズ。

 

そう、以前に女性が元気になれる映画ランキングってのを皆さんから聞いて作ったんですけど、それにも上位に入った作品なんで是非観て欲しいと思うんです。

もちろん男でも元気になれますよ。

 

 

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というわけで、ベラーズから元気をもらいに観賞してまいりました!!

 

作品情報

バーデン女子大学のアカペラグループ「ベラーズ」が、様々な困難を乗り越え、高い絆を結び、コンテスト優勝に向かってひた走る姿を描いた「ピッチ・パーフェクト」シリーズの完結編。

美しいダンスとハーモニーで全世界を魅了した彼女たちが、大学を無事卒業し社会の厳しさを知りながらちょっぴり成長した彼女たちが、様々な悩みを解消すべく再び集いアカペラの世界へと繰り出していく。

完結編に相応しく、音楽面はこれまでNGとされてきた楽器演奏を取り入れアカペラに厚みを増して観衆に届ける。

楽曲面もブリトニー・スピアーズビヨンセワム!シカゴなどどの世代でも思い入れのある楽曲を、成熟実を増したベラーズたちが圧倒的パフォーマンスで披露する。

 

最高潮に盛り上がるラストステージを是非!

 

 

 

 

 

あらすじ

 

“歌うこと”を通じて最高の仲間たちと出会い、世界大会の優勝という有終の美を飾ってバーデン大学を卒業したベラーズの面々。

そんな彼女たちも大学を卒業して、今や立派な社会人。

 

ところが、輝かしい学生時代とは異なり、キャリアも恋も絶不調。

想像していた人生とは雲泥の差、挫折を味わう日々だった。

 

そんなとき、USO(米軍慰問団)の海外ツアーでベラーズ再結成のチャンスを得る。

さらにツアー中にDJキャレドに認められれば、彼のツアーの前座としてパフォーマンスできると知り、ベラーズの栄光を取り戻そうと大張り切り。

ところが参加バンドはこれまで以上に強敵な上、予期せぬハプニングにも襲われてしまう。

 

夢と現実と友情の間で揺れるベラーズ。人生の岐路に立たされた彼女たちが最終的に選んだ道は……。 (HPより抜粋)

 

youtu.be

 

 

監督

今作を手がけるのはトリッシュ・シー

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前作はアカペラ大会でどぎつい事を言っていた解説者として出演していたエリザベス・バンクスが監督をしましたが、今作は新人監督を起用したみたいですね。

監督の弟さんは、「オーケーゴー」のメンバーだそうです。

何年か前に流行りましたよね、オーケーゴーのPV。

ドローンかなんかで上空からマスゲームみたいなのをワンカットでやったやつ。

確かアレPerfumeが出てたからニュースになったんだっけ?

 

で、これとは別のPVを監督が撮影したことで注目され、人気シリーズの5作目「ステップ・アップ5/アルティメット」で長編映画監督デビューを果たしたそう。

今作が二作目の監督作品とのことです。

 

 

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キャスト

ベラーズのリーダー、ベッカを演じるのはアナ・ケンドリック

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美しすぎます!瞳が!エラが!歯が!

いやいや全部キレイですw

彼女とっくに30代なんですが、一体いつまで大学生やってんだ!ってのを、今回続編やるって聞いたときに思ったんですけど、2で卒業したんですね。社会人なら問題ないか・・・。

 

彼女が歌うまいってのはこの映画がきっかけで知りました。

日本でもちょっと流行りましたよね「Cups」。

プラスチックのコップを打楽器代わりにして歌うやつ。あれムズかしけど楽しいですよね。

TVドラマ「問題のあるレストラン」でもCupsを取り入れてやってましたね。懐かしいw

 

彼女に関してはこちらをどうぞ。

 

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他のキャストはこんな感じ。

ベラーズのメンバー、ファット・エイミー役に、「ブライズメイズ/史上最悪のウェディングプラン」、「ナイトミュージアム3」のレベル・ウィルソン

ベラーズのメンバー、エミリー役に、「スウィート17モンスター」、「バンブルビー」の公開が控えるヘイリー・スタインフェルド

ベラーズの部長クロエ役に、「ヘアスプレー」のブリタニー・スノウ

ベラーズの前部長オーブリー役に、「ヘルプ~心がつなぐストーリー~」、「カフェ・ソサエティ」のアンナ・キャンプ

ベラーズのボイパ、リリー役に、ハナ・マエ・リー

メンバー、フロー役に、クリッシー・フィット

メンバー、シンシア・ローズ役に、著名な歌手に楽曲提供をするグラミー賞アーティスト、エスター・ディーンと、過去作から変わらずオリジナルメンバー勢ぞろいとなっております。

 

 

 

 

 

 

 

 

華の大学生活から一変した社会人生活。あまりの過酷さやギャップ、悩みに疲れt枯れてしまった彼女たちが、歌で再び息吹を戻し、超絶ハッピーな輝きを放つことができるのでしょうか。

ここから観賞後の感想です!!!

 

感想

今回も選曲がいい!

やっぱアナケン美人だわ・・・。

私たちベラーズという名の家族から次のステージへ進みます!

以下、核心に触れずネタバレします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それぞれ別の道へ進むも。

全作で世界制覇を成し遂げ無事バーデン大学を卒業したベラーズ一同が、社会人生活の理想と現実に揺らぐ中で同窓会に招待されたことをきっかけに、再び全員で歌うことの悦びを見出していき、次のステージへ進む決意を固める姿を、今作としては初のバトル描写や大爆発シーンといったアクション描写や、これまで語られることのなかったエイミーの父親との確執など、恋愛描写以外のサイドストーリーを挿入することで映画的に盛り上がると共に、ベラーズという大きな家族がいたことが今後の自分たちを輝かせてくれるという、これまでにない絆の強さを見せつけたシリーズ集大成的作品でございました!!!

 

前日に前作を鑑賞して臨んだ最新作。

はっきり言って2で完結しても良かった出来ではありましたが、そんなドル箱シリーズを簡単に終わらせるわけにはいかない。

ならなんでもっと早く日本で公開しねえんだよ!というツッコミは置いといて、彼女たちが卒業しても試練は続くのでありました。

ベッカはようやく音楽プロデューサーとして歩き始めたのに、我儘な性格が故に自ら会社を辞める始末。その他のメンバーもそれぞれが卒業後の進路でうまくいかず、鬱憤を溜めていたわけで、そんな矢先に下級生のエミリーから同窓会のお知らせが届くことで、再びベラーズの面々が集まることに。

 

久々に人前で歌うことができればもう一度現実の世界で頑張れるはず。そう願ったのもつかの間、ふたを開けてみればエミリーたちのグループのお披露目会で、自分たちの出番はナシ。

落ち込む彼女の前に先輩であるオーブリーのお父さんが、ビンラディンを殺害した実績を誇る軍のお偉いさんで(ここは笑った)、そこで慰問ツアーをやるから参加しちゃおうよ、といういかにもご都合的な流れで、再びベラーズ再結成!という流れでございます。

 

いざ会場へ訪れるとそこにはもちろんライバルたちがいて実力者ばかり。

ただいつもと違うのは、全員がアカペラグループではなくバンドマンたちだった。

しかも今回ただのツアーでなく、勝者にはDJキャレド(本人だそうです)の前座としてツアーに出られる副賞もついてるガチンコバトルだったわけでございます。

ここでいつものようにラップのフリースタイルバトルならぬ、アカペラ合戦(リフ・オフって言ってましたね。意味は知らん!)の始まり。

なまった喉をここで全開にし本領発揮するベラーズの面々。

P!nkの「Get the party started」から始めた即興ソングで見せつけるも、バンドマンたちもまさかのアカペラですぐさま反撃。

実はユダヤ人だったアーティスト縛りで、レニークラヴィッツの「Fly away」やブロンディの「Call me」、ユダヤ人じゃないのにビヨンセの「If i were boy」もぶち込んでくるなんでもありな展開。

その何でもありな展開は、楽器NGであるアカペラの決まりをぶち壊すバンドマンの本気度が加速し、ケリー・クラークソンの「Stronger」や、ザ・クランベリーズの「Zombie」、そしてアヴィーチーの「Wake me up」とどんどん盛り上がりを見せ、ベラーズの持ち味であるアカペラでは引き出すことのできない音の厚みを見せつけてきます。

 

そう、正にこれまでアカペラだけの世界でのし上がってきた彼女たちが、社会の場で通用しない、思うようにいかないのと同じように、バンドサウンドに太刀打ちできない状況なわけであります。

これまでどれだけの強者が相手でも、ハーモニーと美しさと団結力と心意気で勝ち進んできた世界王者であります。

そんな彼女たちがどうすれば彼らに勝てるか。

それは勝負ということを忘れ純粋に歌うことの楽しさを突き詰める事でした。

その楽しさを最大限に表現することができれば、きっとオーディエンスの心はつかめるはず。

これまで幾度も壁にぶつかってきた、しかしそんな時こそベラーズは絆を深め乗り越えてきたじゃないか。何故いつも君たちは忘れるんだ!

 

そう決意を固め臨んだツアーも佳境に入るなか、ベッカやエイミーに思わぬ事態が舞い込んでくる。

 

 

全作の中で最高にキュート。

いやいや話のアレコレは置いといて、今作最大の魅力はベラーズ自身にあるのは当然なわけで、それがどれもキュートで美しくて最高な歌を聞かせてくれるからやっぱり楽しいわけですよ。

ド頭からブリトニー・スピアーズの楽曲の中で僕が一番好きな「Toxic」を披露し高と思いきや、いきなり爆破シーンで、おいおい今回何が起きるのよ!?とサプライズなオープニング。

慰問ツアーでもスタイル抜群の彼女たちが、星条旗模様のセーラースタイルとモーニング娘の「ザ・ピース」のようなキレッキレのフォーメーションとダンスを見せたかと思えば、別の国での衣装はエロカッコイイアーミースタイルなわけで、一体その衣装毎回どこから調達してるんですか!なんて野暮なツッコミを入れたくなる始末。

DJキャレドのパーティーが向かいのホテルでやってることをエミリーから聞きつけ、全員がエレガントなドレスを着て登場するシーンもまぁキレイ。

 

とにかく容姿はに関してはパーフェクト。ピッチパーフェクトならぬルックスパーフェクトであります。

 

そして毎度恒例エイミーの下ネタもガンガン投入される始末。

ライバルバンドのエヴァーモイストという名前をもじって、肛門がどうタラとか男性陣の前で平気で言っちゃう彼女。

案内役の兵士にも、シャワーは一緒?第2基地はあるの?その後第3基地は?と猛烈な下ネタアピールに、さすがの兵士たちもNO!と言いきられてしまうほど。

 

そんな下ネタ女王エイミーは今回アクションも披露します。

メンバーが人質に捕らわれてしまいベッカと共に救出作戦に臨むことになる終盤。

シリアルの中に隠されたC4爆弾を探すために船内を散策するエイミーは、下っ端たちを一瞬で片づけてしまうほどの格闘センスの持ち主であることが今回判明。

相手が凶器を持っていようが彼女には通用しないのであります!そんな大きな体なのに何てしなやかで動きが身軽なんだ!最高じゃないかエイミー!

最後の砦であるかつての師匠とのタイマンでは、狭いキッチンの中相手がナイフを取り出すという危険な状況にもかかわらず、フライ返しとフライパンで応戦。見事な反射神経で相手の動きを封じ、隙を狙ってジャブの応酬です。

最後にはワサビを顔にブチまき、乳首攻めのあとバク宙しながら蹴りの一撃!

お見事でございます!まさかこのシリーズでそんなアクションが見られるなんて思いもしなかったぜ!

 

そしてそして劇中で披露される歌もまぁツボ。

冒頭のToxicや、リフオフで歌うピンクやシーアの「Cheap thrills」、フローライダーの「I don't like it I love it」、ワム!の「Freedom!❜90」など懐かしい歌もあれば最近のヒットチャートをにぎわせた楽曲をベラーズスタイルで聞かせてくれる最高のラインナップ。

ただひとつ!Cups!が無かったのが残念!

歌詞の内容が今作とは合わなかったのか劇中では披露されなかったです。

クライマックスではベッカを中心にメンバー―がステージに上がりバンドスタイルでアカペラを披露するんですが、これが非常によかっただけにちょっと悔やまれます。

とはいえ不満も。

とまぁ、歌もダンスも衣装も全てひっくるめてベラーズ最高!だったわけですが、肝心のお話がまぁ何とも余計な部分を導入したことで、うまくまとまってない感じがします

きっと3作目とあって新しい風を吹かせたかったのでしょう。だからアクション描写なんて入れてしまったと思うんですが。

それはまぁ楽しめたからいいとして。

ベッカのサイドストーリーはまぁ主役だしオッケーなんですが、今回エイミーのお父さんが登場して何やらややこしい展開になってるんですね。

これ言っちゃうと核心に触れるので伏せますが、この父とのかつての確執が原因でベラーズに危機が訪れる、という流れなんですが、正直歌で勝負するベラーズが見たいだけに不要だったパートに感じました。

要はこれを入れたことで、過去作より歌のパートが少なく感じました。というかアカペラバトルが物足りない。

 

もっというと、ここに時間を割いたせいでライバルの強さというか魅力が全然活かされてないんですよね。

せっかく今人気急上昇のルビー・ローズをボーカルとしたカッコイイガールズバンドがライバルなのに、その歌唱シーンが非常に短い。

 

前作のドイツ代表なんかめちゃめちゃドイツっぽい圧巻のパフォーマンスで、おいおいベラーズどうやってこいつらに挑むんだよ!なんて思ってたんですが、その強さたるものが全く見えなかった。

バンドってことだけが前に出ちゃって肝心のパフォーマンスがあまりないから、ライバルとしての立ち位置が対等でない。

まぁ勝負がメインでなくて以下に歌を楽しむかってところが焦点になってるから仕方ないのかなとも思うんですが、せめてアカペラがバンドサウンドを負かす圧倒的理由ってのが今作には全く見えなかったのが残念です。

でもそこはベッカのポテンシャルを活かしたラストというまとめ方をしているのはうまかったなぁとも感じたんですが、やっぱりラストはアカペラの素晴らしさを彼女たちの声だけで見せてほしかったですね。

 

あとはモンキー的に言えば、エミリー役のヘイリースタインフェルドにもっと見せ場を!ってのがちょっとw

同窓会のシーンで現役ベラーズによるパフォーマンスが流れるんですが、これがまぁザ・大学生!あたしたち今青春してます!恋しちゃってルンルン!って気持ちを最大限に見せつけた、可愛らしくもありキレも抜群なダンスと歌で。

そうかそうかかまいたちいやお前たち、全員彼氏いるんだなって誰か言ってましたが、まさに全員が恋のスイート糞メリケンな色っぽさを出していて(どんな例えだw)、あぁ俺これずっと見れるぅ~な気持ちにさせてくれたんですね。

その中心メンバーであるエミリーにもっとフォーカスを!ってのが今回不満要素の一つでありました。

ま、主役はアナケンですから?是非エミリー主役のスピンオフってのをですね、やってほしいなというのがベラーズファンである私の願いでもあります。

 

 

最後に

これでラストステージということで最後?の作品となったわけですが、大学時代に夢見ていた大人の世界に飛び込むも挫折した人苦しんでる人にはぜひ見てほしい作品だったのではないでしょうか。

君たちが社会に出たとしても、大学時代で培った友情はまだ生きていて、きっと彼らに再び出会えばまた頑張れる、次のステージへ高みへ行ける、そんなことを伝えた映画な気がします。

そしてそれともに流れる楽曲はどれも元気が出る歌ばかり。

もうあれだ、落ち込んだらYoutubeでベラーズの動画見て元気もらえ!一番いいのは自宅で帰り道でこの映画を見ることだけどもいいや!歌だけでも。

 

あとはどうでもいいんですけど、アメリカアカペラ協会のあのおじさんおばさんて、本当に協会の人?なんか今回のを見てると、いや前作もそうなんですけど勝手についていってやってるだけに感じてw

あとはあれだ、俺は見逃さなかった。

リリーの出身地がエリア51っての。パスポートのスタンプ押すときにちらっと映るんですけど、そのスタンプが押されてましたねw

彼女の意外な進化も観られるのでそれもお楽しみに。

 

とりあえずありがとうベラーズ!

また逢う日までベラーズ!

俺は仲間に入れないのかベラーズ!

やっぱり女性じゃなきゃダメかベラーズ!

日本にはゴスペラーズがいる!

ベラーズとゴスペラーズをかけただけだ!

スマン今超絶眠くてどうでもいいことばかり書いてる!

というわけで以上!あざっした!!

 

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満足度☆☆☆☆☆★★★★★5/10