デアデビル シーズン2
去年の9月から日本でも視聴可能となったネットフリックス。その目玉の一つだったのがこのデアデビルでした。
ネットフリックスの中で展開されていく予定のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)ということもあり今後もどんどん配信予定のマーベルドラマに、アメコミ大好きな、いや正確にはマーベル大好きな私にっとては加入しない理由など無く、
このデアデビルシーズン1の後も11月には後のヒーローチーム、ディフェンダーズの一員となるジェシカ・ジョーンズも配信され、そのクオリティの高さ、テレビやスポンサーなどに縛られない描写や表現の自由さ、何よりDVDなどソフト化されていない加入者のみ楽しめるお得感などが重なり、ますます虜になっております。
www.monkey1119.com
そして、早くも3月18日から全世界同時配信でシーズン2が見られるわけです。
で、その予告がこんな感じ。
『Marvel デアデビル シーズン2』3月18日 Netflixで独占配信スタート
シーズン1では、デアデビル=マットがヘルズキッチンを悪から守っていくための真の覚悟と街を牛耳ろうとしたフィスクとの対決までを描き、ようやく赤いコスチューム身に纏ったことで我々が良く知るデアデビルへとなったわけでありますが、
シーズン2ではデアデビルといえばあれでしょ!?というくらい関わりの深い人物が登場してきます。そして、フィスクを退治したことで彼を裏で操っていた組織の存在やシーズン1で謎のまま描かれなかった師匠スティックの動向、そして、デアデビルとは考えの異なる自警主義を持った人物まで登場と見所盛りだくさんのようです。
果たして、ヘルズキッチンは、デアデビルはどうなっていくのか?そして、ディフェンダーズたちとのクロスオーバーはあるのか?
感想です!!
相変わらずのダークでシリアスなヒーロードラマ!
以下、核心に触れずネタバレします。
大きく分けて2つのエピソード
フィスクを刑務所送りにしたことで時の人となったネルソン&マードック事務所。
忙しい毎日を送っているかと思いきや、相変わらずの開店休業状態。お金の払えない人たちの為に依頼を受け食べ物なんかで報酬をもらう、貧しき庶民の味方!な毎日。
ずっと思ってたけどこの三人、金どうしてんだろ。貯金切り崩してんのかな。
そんな三人のケ・セラ・セラな日常とは裏腹に、ヘルズキッチンはフィスクのいない今、ロシアンマフィアやマダム・ガオ率いる中国人グループなどは手を引き、街を牛耳るべくあらゆる人種のギャングやマフィアが王座を狙っていました。
アイリッシュ系ギャングやメキシコ系マフィア、そしてアメリカンなバイカーギャング。
そんな彼らを何者かによる銃弾の嵐が襲い、次々とグループが壊滅していきます。
そんな中、マット達三人とこの事件を結びつける人物。
その惨劇の中、命からがらに逃げ出した男が彼らの力を借り証人保護を申請してもらうよう頼みに来たのが彼らの悲劇の幕開けになるとはこの時誰も知る由もありませんでした。
ギャング達を壊滅状態にまで追い詰めたのはどこの国の裏組織でもFBIでもなく、たった1人の男によるものでした。
男の名前はフランク・キャッスル。世間は、その非情な残虐性をもつ彼をパニッシャーと名付けました。
彼に怯えるヘルズキッチンの市民たちを恐怖から解放すべく、ヘルズキッチンの悪魔・デアデビルは彼の行動を阻止しようと立ち上がるのですが、軍隊あがりの彼に苦戦を強いられます。
何故彼は街に蔓延るギャング達を目の敵にするのか?それは己の手によって裁きを下し復讐を果たすことが目的でした。
法を無視し自らの手で殺すことが正義と説くパニッシャーに対し、法で裁く為に決して殺さず警察に身柄を引き渡すことが正義だと主張するデアデビルは己の正義を貫く為に対峙します。
果たして、どちらの正義が勝つのか?
そして、パニッシャーが現れることでネルソン&マードック事務所に訪れる悲劇とは?
というのがまずひとつめのエピソードです。
そして、中盤からこのエピソードと並行してもうひとつの脅威とマットの過去を知る人物が現れます。
それがマットの大学時代の元恋人、エレクトラです。
彼女はマットにある依頼を頼みにやってきます。
彼女が経営している会社にある組織が絡んでいることがわかり、一緒に対処してほしいというものでした。
マットにとって嫌な思い出しかないエレクトラの強引な頼みになくなく申し出を受け入れ捜査に乗り出すマット。
帳簿を盗み出しある暗号までたどり着き見つけたものはただの大量の土。
組織の実態と企みに徐々に近づく2人が目の前にしたのは、なんと地下何十メートルも続く穴。
踏み込もうとした瞬間、黒ずくめのニンジャ達が立ちはだかります。
彼らは一体何者なのか?その穴の先には一体何があるのか?
そして、2人の前に現れる共通の人物とその関係は?
2つの大きな脅威にヘルズキッチンは、デアデビルはどうなってしまうのか!?
すいません半分くらい書いてしまいましたが、これ読んだとしてもまだまだ盛りだくさんな話なのでご安心ください!
シーズン1以上に問われる正義
シーズン1では、順序良く小物を少しずつ倒していき巨悪であるキングピン=フィスクへとたどり着き、苦戦の末デアデビルとネルソン&マードックに軍配が上がりヘルズキッチンにしばしの静寂が訪れる話でした。
勧善懲悪と言えるストーリーと、バンダナを被った闇に乗じる自警団からヘルズキッチンの悪魔になっていく過程は、正にデアデビル・ビギンズの名に相応しい話だったと思います。
シーズン2はそんな彼のプロローグに対し、彼の根底にある正義が揺さぶられていく、内面の濃い話だったのかなと思います。
その話を象徴するのがパニッシャーとの対決だったのではないでしょうか。
悪者を殺すことで街が浄化されると考え、人間としての一線を超えた存在の登場に、その手前で踏ん張り裁きは法が下すと主張するデアデビル。
2つの自警主義をぶつけ合うビルの屋上のシーンは今回のシーズン2が如何に深いものかを現した場面だったと思います。
しかも、このパニッシャーの事件と並行して訪れるもうひとつの脅威に、マット自身が振り回されてしまうという非常事態な話でもあります。
昼はネルソン&マードック事務所にとってフィスクの時以上に大ピンチになるのですが、夜は夜でエレクトラとの捜査もしなければいけない日々。
お前いつ寝てんだよ!裁判の資料いつ作ってんだよ!
そのせいで徐々に裁判が疎かになっていくマットに相棒のフォギーから心配されながらも、お前の正義は弁護士とデアデビルどっちなんだと顔をあわせるたびにぶつかり合う羽目になり、
カレンと恋仲になっていったにもかかわらず、エレクトラの登場で亀裂が入ってしまう状況。
マットって八方美人?
フォギーにはフォギーで弁護士としての正義を貫き手腕を発揮したり、カレンには彼女なりの正義が芽生えはじめていくのも今回の見どころでもあります。
あらゆる正義が交錯する中でマットは大きな決断を下します。法に仕える者として、街を守る自警団として、昼夜尽くして来たマットはどんな決断を下すのか。必見です。
不満な点ももちろんあります。
シーズン1で刑務所へ送られたフィスクは今回も登場します。
裏の帝王一歩手前でデアデビルに阻止された彼の新しい居場所は、他の者により支配された環境でした。そこからのし上がっていくのですが、
ムカつくけどその分いい画を見せてくれる彼の尺が短い!!
もっと出て欲しかった!
それこそ、だれだ?だれが裏で糸を引いてるんだ?
からの〜、、、でたあああっ!!?
フィスク〜っ!!
という具合にテンションはMAXになりソッコーで次のエピソード見ちゃったくらい出演を楽しみにしていただけあって。
まあ今回は次のシーズンへの伏線的な立ち位置ということでしょうがないのかな、と。
あ、ちなみにこのフィスクの役の人、なんでこんなに腹の立つ顔してんだろおなぁと調べてみたら、フルメタル・ジャケットで鬼軍曹にほほえみデブとあだ名をつけられコテンパンにしごかれ最後おかしくなる奴、あの人でした。
いい演技してたけどイヤ〜な顔してたなぁ。
他にも、クロスオーバーが少なかったですね。
今の所Netflixのマーベルドラマ皆勤賞なのが救命病棟に勤務するクレア。
今回もまた彼女の登場と活躍によりマットやフォギーが救われることになり、彼女もまた彼女の中の正義を守る為に行動に移すという見せ場もあったりします。
そんな彼女がデアデビルに「あなたのようになんでも背負いこんで戦ってる人を知ってるわ」、
というニュアンスの話をしたり、
ある男に加担したせいで「休みなしの毎日よ」、
なんでセリフをフォギーにぼやいたり、
とセリフでジェシカジョーンズやルークケイジの話題が出てくるものの、
登場するということはなく残念でした。
ただ!!
安心してください!!
ちゃんとジェシカジョーンズに出演していたあの人が最後に出てきて、そこと繋がるのかよ!!という面白い展開になっています。
おそらくデアデビルのあの人が次に放送されるルークケイジやジェシカジョーンズに出演しそうな気配ですねー。
まあとにかく今回はパニッシャーとエレクトラというデアデビルに最も近しいキャラクターが登場というのがメインだからか、他の人たちの出番は少なかったのが印象的でした。
しかも、2つのエピソードが一緒に進んでいくのでややこしいと思う人もいるかもしれませんが、
前回以上にシリアスさも深さも人間味も、そしてバイオレンスも一段とマシマシになっているので是非楽しんでいただきたいと思います。