シビル・ウォー キャプテン・アメリカ
時は来た!すべてのマーベル男子女子よ、いざ映画館へアッセンブル!!
2016年4月29日をどれだけ待ちわびたことか。
特にこの公開前は気が気ではなかった…
とにかく盛り上がってほしいのだ。こんなお祭りは当分ないのだから。
ファンには申し訳ないが仮面ライダー大集合のようなのとはわけが違う。
いや、規模が違う!
スケールが違う!
そんな超ブロックバスター映画を意味のわからない宣伝方法ではあるものの、興味ない人たちを映画館へ運ぶべく頑張ってるディズニーの宣伝担当に、今回ばかりは死に物狂いで頑張ってほしいと切に願っている。
そして、ちょっとでもそのお手伝いができればという気持ちで今回は書いてみようというわけで。
早速見てきたぞ~っ!!!!
あらすじ
数々の危機を救ってきた“アベンジャーズ”が、国連の管理下に置かれることを巡り、激しく対立するアイアンマンとキャプテン・アメリカ。
さらに、ウィーンで起こった壮絶なテロ事件の犯人として、キャプテン・アメリカの旧友バッキーが指名手配されたのを機に、アベンジャーズのメンバーは大きな決断を迫られる。
過去を共にした無二の親友か、未来を共にする仲間たちとの友情か――ふたつの絆で揺れるキャプテン・アメリカがある決断をしたとき、世界を揺るがす“禁断の戦い(シビル・ウォー)”が幕を開ける。 (HPより抜粋)
キャラクター紹介
今作はなんといってもヒーロー同士の対決が一番の見所ということで、そのチーム別で紹介します。
まずは、親友をかばうべく自由を主張する正義、チーム・キャプテンアメリカ。
左上から
①キャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャース(クリス・エヴァンス)
第二次世界大戦中に自ら志願した〈スーパーソルジャー計画〉によって最強の戦士となり自国のために戦ってきたが、宿敵ヒドラ党のボス・レッドスカルとの戦いにより氷の海に落ち、70年もの間仮死状態になっていたところを発見され現代に蘇る。
アベンジャーズではリーダー的存在として、新体制になった現在も彼のリーダーシップを遺憾なく発揮している。
②ウィンター・ソルジャー/バッキー・バーンズ(セバスチャン・スタン)
スティーブと共に第二次世界大戦で戦った唯一無二の親友。戦時中に死んだと思われていたがヒドラの手によって記憶を消された暗殺者としてスティーブの前に現れる。
インサイト計画によってS.H.I.E.L.D.を壊滅させた1人としてその身を追われている。
③ファルコン/サム・ウィルソン(アンソニー・マッキー)
元アメリカ空軍兵士。戦時中に友をなくし退役していたものの、スティーブと出会い同じ思いから行動を共にする。人工翼で空を自由自在に飛びまわり戦うのが特徴。
前作アベンジャーズ・エイジ・オブ・ウルトロン(以下AoU)よりアベンジャーズに加わる。
④ホーク・アイ/クリント・バートン(ジェレミー・レナー)
秘密組織S.H.I.E.L.D.に所属し、ニック・フューリーの下で戦ってきた地上最強の射手。特別な能力はないものの、優れた洞察力と運動神経、判断力でチームの目として活躍。
前作AoUでは家族の存在を明かし、新たに加わったスカーレット・ウィッチを見守る一面も見せた。
⑤スカーレット・ウィッチ/ワンダ・マキシモフ(エリザベス・オルセン)
双子の弟ピエトロと共に両親を戦争で失い、その原因であるトニーの会社を恨んでいた。人体実験によって得た特殊能力を発揮しアベンジャーズを苦しめたが、改心。新生アベンジャーズとして参加。
感情の大きさによって強大するテレキネシスと幻覚能力を備え持つ。
⑥アントマン/スコット・ラング(ポール・ラッド)
かつてS.H.I.E.L.D.に在籍していた天才科学者パンク・ヒム博士が作った身長1.5cmまで縮むことができるスーツを譲り受け、娘にとってのよき父としてヒーローとして悪と戦う。
前作「アントマン」にてファルコンと一戦を交えたことがきっかけで今回参戦するものと思われる。
彼らがどういった経緯でキャップに賛同したのか注目です。
続いて、政府の下で統制するべきと正義を主張するチーム・アイアンマン。
左上から
①アイアンマン/トニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr.)
軍事産業と天才的頭脳で地位を築くが、テロリストに拉致された際、自社製品が彼らの手に渡っていたこと、その武器が一般市民を脅かしていたことに気づき自らパワードスーツを開発、世界平和のために戦うことを決意する。
前作AoUで水面下で開発した人工知能ウルトロンの暴走に自責の念を感じ、今作でアベンジャーズを政府の管理下で活動することに賛成の意見を示している。
②ウォーマシン/ジェームズ・“ローディ”・ローズ(ドン・チードル)
アメリカ空軍大佐。トニーとはスタークインダストリーズから武器を調達していたときからの中であり親友でもある。トニーが自分を見失っていたときにアイアンマンマーク2を勝手に持ち出し改造したことがきっかけでそのまま自分のものに。
現役の軍人のため、政府の管理下での活動に必然性を感じ、トニー側に参戦。
③ブラック・ウィドウ/ナターシャ・ロマノフ(スカーレット・ヨハンソン)
幼少の頃からスパイとしての訓練を受けており、S.H.I.E.L.D.に在籍する前はフリーで各国の諜報員として活動していた。その超一流の戦闘能力を活かしニック・フューリーに仕え、アベンジャーズに参加。
前作では、ハルク/ブルース・バナー博士にほのかな想いを寄せた描写が映しだされており、今後の動向も気になるところ。
④ヴィジョン(ポール・ベタニー)
人工知能ウルトロンから最強の人工肉体・クレードルを奪い、トニーを支えてきた人工知能J.A.R.V.I.S.をアップロードさせ生まれた人造人間。
超人的な肉体と能力を兼ね備え、しかも誰にも持ち上げることのできなかったソーの武器であるムジョルニアを軽々と持ちあげてしまうほど崇高な心を持つ。
因みにJ.A.R.V.I.S.の名前の由来は、原作ではスターク家に仕えていた執事の名前から取ったとされています。そして、スカーレット・ウィッチと結婚もしています。
⑤ブラックパンサー/ティ・チャラ(チャドウィック・ボーズマン)
今作から登場する新たなヒーローキャラ。その正体はアフリカの小さな国ワカンダの若き王子。
前作AoUで特殊金属ヴィヴラニウムを製造・密売している工場があるワカンダでのバトルが繰り広げられ、何らかの結びつきがあり参戦したと思われる。
⑥スパイダーマン/ピーター・パーカー(トム・ホランド)
今回、トニーがキャップたちを傷つけることなく確保するためリクルートしてきた新たなヒーロー。その実力やいかに。
今まで単体で映画化されたものはリセットされ、新たなスパイダーマン像がここから誕生するものと思われます。
力ではこちらに分がありそうですが、どんな戦いになるのでしょうか。
そして、彼らを取り巻くキャラクターたちも今作はボリューム満点!
左上から
①サディアス・“サンダーボルト”・ロス将軍(ウィリアム・ハート)
アベンジャーズを政府の管理下に置くべく「ソコヴィア協定」を結ぶよう要求する。
その人物は、かつて「インクレディブル・ハルク」で中止していたはずのスーパーソルジャー計画を復活させるべく、ガンマ線の研究をしていたブルース・バナー博士を招集、そして研究の失敗により怪物ハルクとなったブルースを執拗に追い詰めた。
②バロン・ヘルムート・ジーモ(ダニエル・ブリュール)
今回のヴィラン(悪役)として登場する以外には詳細は明らかにされておらず、本編でどのような混乱を招くのか気になるところ。
原作では、元ナチスの科学者としてさまざまな兵器を開発しキャップの長きに渡る凍結状態の原因を作った人物となっている。
③エヴェレット・ロス(マーティン・フリーマン)
こちらも今回から初登場。今後公開される「ブラックパンサー」にも出演予定だそうで、こちらに関しても詳細は明らかにされていない。
原作では、総合テロセンターの職員として、ブラックパンサーがアメリカに訪問する際に関わったとされている。
④エージェント13/シャロン・カーター(エミリー・ヴァンキャンプ)
前作「ウインター・ソルジャー」にて初登場したS.H.I.E.L.D.の諜報員。まだ現代に慣れていなかったスティーブの住むマンションの隣人として彼を監視及び警護をしていた。
今回は前作以上の活躍になるのか。
⑤クロスボーンズ/ブラック・ラムロウ(フランク・グリロ)
こちらも前作「ウィンターソルジャー」でキャップの部下として任務を遂行していたが、実はヒドラ側の人間だった。
今回は前作で重症を追った体を武装化した姿になってキャップたちの前に立ちはだかるものと思われる。
⑥ヴァージニア・“ペッパー”・ポッツ(グウィネス・パルトロウ)
ご存知トニーがCEOの時の秘書であり、恋人であり、彼の会社「スターク・インダストリーズ」の現社長。
今回はトニーとの関係に怪しい雲行きが?果たしてその真相は?
*ごめんなさい、今回は出てきませんでした。情報ミスでした。
2人の対立までの歴史
なぜ2人は戦う羽目になってしまったのか。その理由が過去の作品で描かれており、また、そこから形成されていった彼らの正義の違いをおさらいしたいと思います。
- キャプテンアメリカの歴史
スティーブ/キャプテンアメリカは、国のため組織のために尽力し、忠誠を誓ってきた男でした。
生まれつき体が弱く、兵士として志願するも4回も不合格になってしまうほど。それでも彼はあきらめず、いつか兵士として悪を倒すため正義を全うしたいと信じ、その願いが通じ見事スーパーソルジャー計画の実験対象として抜擢されることになります。
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相手が殴りかかってきても決して逃げずやられても何度でも立ち上がる、そんな屈強な精神と強靭な肉体を兼ね備えたスティーブは、例え国のマスコットとして客寄せパンダになろうとも、組織の計画に疑問を感じても正義だと信じ戦ってきました。
劇中での彼を分析してみると、純粋でクソまじめ、汚い言葉が嫌い、チャラチャラしたやつも嫌い。そして、70年間眠っていたので現代社会に馴染めない。実は孤独。んでもって、童貞w
と、キャップとしてはすごくかっこいいですがスティーブとしてはう~ん・・・ww
そんな愛国心を持ち任務を全うするスティーブも弱い部分がありました。それは、常にキャップでいなくてはならないこと。今の自分が本当に望んでいた将来ではなかったこと。
70年という時間はあまりにも長く、突如現代に目覚めた彼の周りには、キャプテンアメリカの存在は誰もが知ってはいるものの、スティーブ・ロジャースという人物を知る者はほとんど居らず。
唯一スティーブになれる場所は思いを寄せていたエージェント・カーターの前でだけ。でも、現在では歳をとり病床から離れることもできない状態。
現在の置かれた状況を受け入れ前に進む姿勢をとるも、やっぱりこんな未来を望んでいたわけはなく、そんな彼の弱い部分がAoUでスカーレット・ウィッチが見せた幻覚で浮き彫りになります。
そして前作「ウィンターソルジャー」では、かつての親友が記憶を無くした状態で敵として姿を現し、意識を取り戻しつつあるところで逃亡を図られたことで、スティーブは水面下で彼の探索を行っていたわけです。
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スティーブにとってバッキーは、現代でキャップ以前にスティーブであることをよく知り、理解してくれる数少ない人物。
実は最初の作品でスティーブはヒドラに囚われていたバッキーを救うべく、慰問活動をほっぽりだし彼を救出に向かっています。死んだかどうかもわからないまま、わずかな希望を抱き単独でアジトに向かってしまうほど彼には特別な思いがあるのでしょう。
それだけスティーブにとってはかけがえのない友人だったわけです。
そして今回今まで国のため組織のために尽力してきた男が、友を救うことが自分にとっての正しい行い、自分にとっての正義だと信じ、普段とは真逆の行動に出てしまうわけです。
- アイアンマンの歴史
そんなキャップとは正反対のトニー/アイアンマンは、国や組織などに縛られないフリースタイルで行動するタイプ。
自社で製造したあらゆる武器を自国に提供してきたトニーは、テロ組織に襲われた際に胸に大ケガをし、しかもその組織が自社製品を使用していたことに驚嘆。一念発起し自らが相手への脅威となるべく武器となり、愛する者を守るため悪と戦うことを世界に知らしめます。
AC/DCやブラックサバスなどのロックをこよなく愛し、その破天荒なパフォーマンスと知名度、態度から反感を買われることも多く、挑んでくるのはトニーに恨みを持つものばかり。
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そして表面上のチャラいキャラはメンタルの弱さを隠すためのカモフラージュでもあります。
心身ともに武装しなければ立ち向かえず、妻であるペッパーすら守れないと悩み、自身の命の危機に幾度も自暴自棄になることも。
そんな己との葛藤を乗り越えパワードスーツを捨て、胸のアークリアクターも取り外し、そのままの自分がアイアンマンなんだと悟っていき、ある答えを彼は出していくわけです。
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それは自分が戦わずに世の中の平和を維持できる高い知能を持つ兵器の研究(ウルトロン計画)でした。
でも結果、街を破壊しまわりの人たちを危険にさらしてしまう大惨事に。
かつてスーツを兵器とみなされ政府に引き渡すよう要求されても拒んできた彼が、今回の件で自責の念に駆られ、今までの自由気ままだったトニーは、アベンジャーズは政府の管理下に置かれるべきだと真逆の意見を今回主張していくわけです。
- 2人の理念の違い
青と赤、生身と武装、真面目とチャラ男、優等生と問題児、利他と利己、童貞とプレイボーイ、ニートと金持ち、あらゆる面で正反対の2人の初対面はやはりうまくいくわけもなく。
「アベンジャーズ」でその協調性のなさ、歯に衣着せぬ言動など相変わらずなトニーに違和感を抱くスティーブが噛み付いてしまうなど性格面で折が合わない一面もあったが、いざ戦いとなるとお互いの強さを認め合い協力して絆を深めていきます。
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しかし、「AoU」ではお互いが考える理念の違いが浮き彫りになっていきます。
トニーは、「アベンジャーズ」で宇宙から突如飛来してきた謎の生物の登場を機に、外敵から身を守る術を模索してきていました。そのせいで不眠症やパニック障害、依存症などに冒されるまでに。
自身が出動しなくとも人工知能を搭載したマシンが対応することで平和を維持できるというウルトロン計画が成功すれば、彼がアベンジャーズに関わる必要がなく平和が訪れる、自分がアイアンマンをやめることが平和への近道だと言い放つトニーに対し、
スティーブは、いつ何時いかなるときも新たな敵が現れれば立ち向かわなくてはならないと説き伏せ、相変わらずの純粋でクソ真面目な正義論をぶつける始末。
考えは平行線のままウルトロン計画は終息し、トニーは一旦アベンジャーズを退きスティーブは彼らを束ねる立場へとそれぞれの道を歩んでいくわけですが。
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望んでいなかった現代で組織に振り回されながらも正義を貫いた男は、友を守るためヒーローから一人の男になることを選び、
行く手を阻む者を敵とみなし誰のものでなく自らが正義と主張した男は、世界を守るために、正義を政府に委ねることを選ぶ。
この選択が血を流すことになるとは知らずに。
というわけで、ぐだぐだとまとまりのない感じで書いてみましたが、彼らの歴史をおさらいしたうえで今作を見たらより理解が増すのではないでしょうか!?
果たしてどちらの正義が勝つのか?どちらの正義が正しいのか?いや答えなんて出ないのか??もしかしたらまたまたヒドラの陰謀なのか!?
では、ここから鑑賞後の感想です!!!!