テラフォーマーズ
気になってコミックレンタルしたんですよ、15巻くらいまで。
原作は普通に面白かったんです。
途中で中弛みしてきたけど。
なんだかんだで、1巻が一番面白かったんですけど。おそらく登場人物から推測するに1巻ベースにした作品だと思います。
そんなことはどうでもいいとして、危険なニオイのする映画であることは間違いないっ!!
そんなことわかっておきながら見てみたくてしょうがない気にさせる三池監督最新作。早速見てまいりました。
あらすじ
21世紀、人口爆発を迎えた人類が選択した火星移住計画。人類はコケと“ある生物”を送ることで火星を地球化させようとした。それから500年。計画の仕上げのために火星へ送り込まれた隊員15人のミッションは、その生物の駆除。
ところが、“ある生物”は人型に異常進化した凶暴な驚愕生物へと姿を変え、隊員たちに次々へと襲い掛かる。
絶体絶命な状況の中、彼らの体に秘策が仕込まれていたことが明かされる。昆虫のDNAによって虫の姿に“変異”し、超人的なパワーを発揮できるのだ。
騙されたことに怒りながらも、獰猛過ぎる力を与えられた小町小吉(伊藤英明)のもと立ち上がる隊員。
ついに人類対テラフォーマーの壮絶な戦いが始まる!
だが、その裏で、もうひとつの陰謀が着々と進んでいた・・・。(HPより抜粋)
監督・キャスト
監督は色々と手を出し過ぎてもはや偉大なのか愚かなのかわからなくなってきた三池崇史監督
その昔、活躍が期待される非英語圏の監督としてジョン・ウーと共に名が挙がるほどの有望株だったようですが、最近ではカンヌで出品してもコケにされることもあり、せっかく名だたる監督から絶賛されてるだけの実力があるのに、最近は商業モノ、いやコミック原作モノばかりで少々残念な気も。
Vシネなどでその名を知らしめ、映画のオーディションにやってきた女性の中から再婚相手を探す中年男性が描いたサイコホラー「オーディション」、歌舞伎町を舞台とした気弱で泣き虫な刺客と、マゾヒストな若頭の抗争を残虐的な描写で話題を呼んだ「殺し屋1」などが海外で評価された後、
近年では、「クローズZERO」、「土竜の唄」、「神様の言うとおり」などといったコミック原作モノ、「忍たま乱太郎」、「ヤッターマン」、「逆転裁判」などのアニメ・ゲームを原作とした異色モノから、
「十三人の刺客」、「一命」、「悪の教典」、「藁の盾」などの小説やリメイクといった作品を手掛けるなど「映像化可能なら何でもやってみる」という信条の元、数々の作品を手掛けている、ある意味珍しい監督でもあります。
他にはSMAP・木村拓哉を主演に迎えたコミック原作の時代劇「無限の住人」が公開。
近年の監督作品の中では一番好きな作品。
明石藩主で老中になることも決まっている松平斉韶(なりつぐ)の暴君ぶりに幕府の存亡に危機感を募らせた老中・土井利位は、御目付・島田新左衛門に斉韶暗殺の密命を下す。さっそく男たちを集めた新左衛門は、総勢十三人の暗殺部隊を組織、入念な計画を練り上げていく。
多少のおふざけがなけりゃいい時代劇なのになぁと嘆きつつも若い人でも十分楽しめるエンタメ時代劇です。なかでも、現在療養中でもある松方弘樹の殺陣!みんながむしゃらに斬っていくスタイルの中、一人だけ溜めや間を作り鬼の形相で相手を斬る様はさすが遠山の金さん!と声を上げたくなるほどの威圧感と存在感。これだけでも一見の価値はあるのではないでしょうか。個人的には稲垣吾郎は上手い演技とは思わなかったんですけどねww
キャスト陣はキャラが多いのでざっくりと。
主演の小町小吉役に伊藤英明。
スラム育ちで妹のようにかわいがっている奈々緒(武井咲)をかばい殺人罪に。その罪を免れるべく渋々火星に参加することになっていく。
三池監督とは「悪の教典」「スキヤキ・ウエスタン・ジャンゴ」でタッグを組んでいるだけあってお互いいい信頼関係にあると思います。
次っ!
秋田奈々緒役に武井咲。
不幸な境遇を救ってくれた小吉を心から信頼している。天真爛漫で楽観的。火星行きも軽いノリ。だがそれは小吉の為でもあった。
おいっ!伊藤英明と年齢差ありすぎじゃね?はなっから設定に矛盾が生じてきてますがそこはがんばって伊藤英明が若作りするってことでww
三池監督とはなんだかよくわからないがエネルギーはすごかった「愛と誠」以来の出演。
次っ!
武藤仁役に山下智久。
自分より強いやつがいることが許せない、闘争心のカタマリの元キックボクサー。
原作ではタイ出身のムエタイ習得しているもとストリートチルドレンのティンがベースになっています。
メイクか修正かわかりませんがだいぶ頬がコケてますねぇ。役作りでしょうか。彼には演技は求めてませんww画が映えてくれれば、それなりにアクションができれば御の字だと思って見ます。
次っ!
蛭間一郎役に山田孝之。
病気の母親と幼い兄弟たちを支える長男。極貧の家族を養うため火星行きを志願する。
はい、この後書きますがほんとコミック原作には欠かさず出演するカメレオン俳優。これで何作目だい?
三池監督とはクローズZERO,十三人の刺客、悪の教典、土竜の唄など多数出演しています。
次っ!
本多晃役に小栗旬。
天才頭脳と奇抜なファッションを誇る、尊大で無慈悲な科学者。テラフォーミング計画を立ち上げる。
はい、山田孝之と公私の仲であるコミック原作実写化絶対出演しますバカの小栗さん。もう原作とかけ離れた格好がすでに謎です。奇抜なファッションって・・・。twitterでYMOの時の坂本龍一みたいだって言ってた人がいたのがツボだったんですがww
この人は好きな漫画のキャラを演じるって言うだけでほんと楽しく仕事をやっている気がします。ある意味うらやましい。
三池監督とはクローズZERO、スキヤキ・ウエスタン・ジャンゴで出演しています。
はい、あとはダイジェスト!
元テロリスト、ゴッド・リー役にケイン・コスギ。元警官、森木明日香役に菊池凛子。バグズ2号の艦長、堂島啓介役に加藤雅也。バグズ2号の副艦長、大張美奈役に小池栄子。元少女売春組織のリーダー、大迫空衣役に篠田麻里子。連続殺人犯、手塚俊治役に滝藤賢一が出演します。
原作との違いを比較すると、ゴッド・リーは原作ではイスラエル出身になってますが今作では純日本人という設定。
森木明日香は南アフリカ出身のヴィクトリア・ウッドをベースに、
堂島啓介は宇宙飛行士を目指していたアメリカ出身のドナテロ・K・デイヴスをベースに、
大張美奈は中国出身の元スパイ、張明明(チョウミンミン)をベースに、
大迫空衣はジャイナ・エイゼンシュテインをベースに、手塚俊治はインド出身のテジャス・ヴィジがベースになっています。
原作ではこの出身地が後に重要な部分になってくるんですが、これを全員日本人にしたということは、おそらく続編ありきの企画と匂うだけに気になる点ではあります。まぁ、ただ単に進撃の巨人同様外人の配役を日本人がやるっていうのが無理だってだけの話だと思いますが。
彼らがどんな能力を持った変身を遂げるのかはコミック読んでもらうとして、とにかく豪華なキャストであることは間違いないでしょう!!
なんてったって、山Pと山田孝之の競演なんてロングラブレター以来じゃないですか?小栗&山PもおそらくStand up以来。
個人的にはこういうところで興奮しておりますww
というわけで!
大人気コミックを実写化した豪華キャストア~ンド世界の三池監督で作り上げ、無駄にアイスランドまで行って撮影された(www)、人間対テラフォーマーの戦いやいかにっ!!
こっから感想です!!