モンキー的映画のススメ

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主に新作映画について個人の感想、意見を述べた文才のない男の自己満ブログ

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映画「パピヨン(2019)」感想ネタバレあり解説 リメイクしてでも次世代へ名作をつなげたいよね。

6月21日

パピヨン

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スティーブ・マックイーンダスティン・ホフマンで70年代に映画化された「パピヨン」のリメイクが、なぜ今になって映画化されるのか。

僕にはその理由がよく分からないのですが、観れば自ずとメッセージが見えてくるのかな?

 オリジナルを見たのは、恐らく3,4年前のことになるかと思うんですが、やはり主演二人の名演技と何度も脱獄することで自由への渇望を表現しながら壮大なスケールで描いたなかなかの良作映画でしたね。

特にラストシーンは印象的。あれそのままやるのかな?

 

それを今旬の2人がどう演じるか、またこの名作をどうリメイクするのかに注目したいところ。

僕としては、せっかく「ボヘミアン・ラプソディ」を見てラミ・マレックのファンになったんだから、この映画も見てよね!って思いが強くて。

それはそれ、これはこれ、っていうんじゃなくて、キャラでなく俳優として彼を見てほしいなって。

そういう意味ではヒットしてほしいなと、切に願っております。

 

とはいえこの名作をリメイクするわけですから比較しないわけにはいかず、内容次第では辛口な感想になってしまいそうで…。

まぁあまり難しいこと考えずに楽しもうと思います。

というわけで早速鑑賞してまいりました!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

作品情報

作家アンリ・シャリエールの壮絶な実体験に基づいた、終身刑囚「パピヨン」の13年間に及ぶ壮絶な脱獄劇。

その同名自伝小説を、スティーヴ・マックイーンとダスティン・ホフマン主演で製作された脱獄映画の金字塔が、45年の時を経て蘇る。

 

自由を求めて何度も脱獄を試みるパピヨンと、偽札づくりの天才ドガが利害関係から手を組むも、やがて固い絆と友情を育んでいく今作を、今旬の若手俳優とデンマークの新鋭監督がリメイクに挑む。

オリジナル版にはなかったパリでのエピソードを絡め、絶望の淵に追いやられても決して自由と希望を諦めない男たちの姿が、今再び観る者の胸を熱くさせる!

 

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あらすじ

 

すべてを失っても、希望だけは奪えない——。

 

 

〈1931年、パリ〉「狂乱の時代」の終焉。

 

胸に蝶の刺青を入れていることから “パピヨン”(チャーリー・ハナム)と呼ばれた男は、無実の罪で終身刑を言い渡され、フランス領ギアナのデビルズ悪魔島に送られる。

 

周囲を海に囲まれた、この島は脱出不可能な場所として知られ、囚人達は人権をはく奪され、過酷な強制労働を科せられていた。

 

絶望と死が支配する場所で、自由と希望を求めて足掻くパピヨンは、志を同じくする紙幣偽造の天才ドガ(ラミ・マレック)と出会い、やがて二人は奇妙な友情で結ばれてゆく…。(HPより抜粋)

 

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監督

今作を手掛けるのは、マイケル・ノアー

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はい、もちろん全く存じ上げておりませんw

今回の作品を機に飛躍するお方なのだと思います。要チェックや!ですねw

 

一体これまでにどんな作品を手掛けてきたのかというと、2010年に製作した「R(原題)」という刑務所を舞台にした作品で国際的に注目をされたようで、日本では未公開ながら何作も高い評価を得ているそう。

最近では、19世紀の農村地帯を舞台に現代の格差社会にも通じるドラマ「氷の季節」が去年の東京国際映画祭のコンペディションで審査員特別賞と主演男優賞を受賞という快挙を成し遂げています。

 

 

 

 

 

キャスト

今作の主人公パピヨンを演じるのはチャーリー・ハナム。

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パシフィック・リム」で彼を知って以降、彼の演じる役柄は無骨で荒々しいいかにもマッチョな役柄が多い気がします。

また今回のこのボロボロな姿はどこか「キング・アーサー」を思わせますよね。

 

今年はNetflix映画「トリプル・フロンティア」で彼を堪能させてもらいました。

是非ご視聴してみてはいかがでしょうか。

 

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そして相棒ドガを演じるのはラミ・マレック。

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去年大ヒットした映画「ボヘミアン・ラプソディ」が記憶に新しいですが、今作の撮影はそれよりも前に撮ったようですね。

今作はスケジュール的には厳しいようだったんですが、チャーリー・ハナムに説得され引き受けたとのことで、ダスティン演じたドガのキャラクターより尖らせ、脆さを抑えたことで彼なりのドガを表現したそうです。

ボラプで彼を知った人はぜひ今作で彼の新たな一面を堪能してほしいと思います。

 

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その他のキャストはこんな感じ。

パピヨンの恋人ネネット役に、タロン・エガートンと共演した「フッド ザ・ビギニング」が公開予定のイヴ・ヒューソン

セリエ役に、「ヒトラーの忘れもの」、「アトミック・ブロンド」、監督の過去作に2度出演しているローラン・モラー

刺青の男役に、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー・リミックス」でタルクを演じた、トミー・フラナガン

刑務所長役に、「ニュー・ワールド」、「ドラゴン・タトゥーの女」に出演したオランダの俳優ヨリック・ヴァン・ヴァーヘニンゲンなどが出演しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

予告を見る限りではオリジナルよりだいぶスタイリッシュな映像になっているのが見て取れますが、どんな作品に仕上がっているのでしょうか。

現代的って意味で友情を越えた物語に、なんてなってねえよな…。

ここから鑑賞後の感想です!!!

 

感想

名作をリメイクすることで、今の人たちに受け継がれるのであれば、すごく意義のある作品。

しかし二人の芝居はマックイーン&ホフマンには敵わないなぁ…。

今回はほぼオリジナルと同じなんでがっつりネタバレします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リメイクでもたまらん!

無実の罪によって終身刑を受けた金庫破りの名人パピヨンと、偽造国債の名人ドガが当初の利害関係を越えて友情を芽生えさせながら脱獄し自由を掴もうと足掻く姿を、現代ならではの美しい風景や劇伴によってスリリング且つスタイリッシュに映し出すと共に、泥まみれになりながらも不屈の闘志で長い期間での独房生活に耐えるチャーリー・ハナムの身体を張った演技と、何もせずじっと待っていれば外の人間が助けてくれると信じてやまない楽天家ながら初めての獄中生活に怯えつつも賢く生き抜くラミマレックの繊細な演技が光った全うなリメイク作品でございました。

 

公開前におさらいして臨もうと思ったんですけど、時間が無くて泣く泣く今作を鑑賞したわけですが、あ、こんなシーンだったな、そうそうこの後もう一度脱獄に挑むんだよ!と鑑賞中思い出しながら楽しみました。

 

細かい点を除けばオリジナル作品と全く一緒。

ドガの評判を聞きつけ船内で襲われないために彼の用心棒になることで接触。

その後単独で脱獄するも失敗し、独房で2年間過ごすことになるパピヨン。

ドガを置いて脱獄したにもかかわらず彼の安否を案じ差し入れをもらったパピヨンは、消えかかっていた希望に再び火を灯し何とか切り抜けていく。

2度目の脱獄は4人に仲間を増やし挑戦。

しかし高い位置から飛び降りたことでドガが足を骨折し足手まといになり、ボートの中で争いが勃発。

そして孤島にたどり着くもシスターの余計な密告により2度目の独房、しかも5年。

その後とうとう脱獄不可能な断崖絶壁の島、悪魔島に連れていかれてしまう二人。

果たして自由を掴むことはできるのか、ってのが大まかなあらすじ。

 

そして今作は、冒頭にパピヨンのパリでの金庫破りの活動と、恋人との甘い一夜、ボスの裏切りによって逮捕されてしまうというエピソード、そしてラストには物語から約30年後のパピヨンの姿と、自伝を出版したいというシーンが追加されていました。

冒頭のエピソードを追加したことにって、華々しい生活から一転し決して出ることのできない不自由な生活をせざるを得ない状況という落差を強調させたこと、そしてラストのエピソードを追加したことで、この物語が本当に事実に基づいた映画だってことと、当時のフランスが如何に囚人の命をぞんざいに扱ったのかということを強調したことで、オリジナル作品と差別化を計ったように思えます。

 

やっぱね、オリジナルもそうだったんですけど、パピヨンの独房生活がね、この映画の中では一番青ざめるシーンで、記憶に残るシーン。

最初はまだ光が差し込んでいるだけよくて、飯も何が入ってるかわからない液状のまず~いスープで、さすがのパピも心折れそうになるんだけど、部屋の端から端へ歩幅合せて歩いて時間の経過を計ったり気を紛らわすんです。

そしてドガからのココナッツの差し入れによって、ここでくたばってたまるか!ってなって筋トレしたりジャンプしたりして運動することで気を高めるんですよ。

でも、この差し入れがバレてしまって大ピンチになるパピ。

だけど自分の命よりも仲間の命を優先するパピの強い意志が涙を誘うんですよね。

そこから光を奪われ飯も半分になりどんどん衰弱していくパピの姿はさすがに見てられない。

眼は虚ろ頬もこけて、髪も髭も白髪交じりになり、あばらが浮き出るくらいの変わり様。

 

リメイクだからとはいえこのシーンをちゃんとやってくれたのは大拍手です。

 

ただね~・・・チャーリーハナム基本マッチョだから体を絞っても頬コケさせても首がマッチョで全然老けないから2年経っても何か元気に見えるんだよなぁw

実際出た後も病室で病人のフリをして脱獄のチャンスを狙ってるんだけど、もうピンピンだし、眼も活力が溢れてるんですよね。

これスティーブマックイーンの時はやはりどこか後遺症的なのが表情とかメイクとかで表現していた記憶があるんですけど、こういう細かいところはハナム頑張れ!って思っちゃって。

あと2度目の独房のシーンをカットしちゃうのはもったいないなぁ。

脱獄した代償の大きさがあれでもっと色濃く出るし、その後のヨボヨボな2人ってのが、すごく絶望的に見えて、それでもなお自由を求めるパピの姿ってのが良いのに、あれじゃあカタルシスが少ないなぁと。

 

 

ドガ演じたラミマレックも脆さを抑えて演じたようですが、やっぱりパピが強い姿勢だったりどっちかっていうとSっ気あるタイプの人間だからもっと弱々しい方がコンビとして成立したなぁと。

ビビり具合ももっとやっても良かったよなぁと。

 

 

 

最後に

今週も3本観て記事を3つ書いてるんですけど、最近3記事も書くのきつくて、3記事目は短めになっちゃうのが悪い癖になってます。

てなわけでこれも短い感想で終わりますが、やっぱね、どのジャンルも名作ってのは時代とともに風化してしまう、消費されるだけの運命になっちゃうんですよ。

 

特に今ストリーミングで手軽に鑑賞できちゃうわけで、スマホのような小さい画面で。

そんな時にどうすれば今の人たちに名作を、それも映画館で観る機会を増やすのかって、旬の俳優使ってリメイクして新たに新作として公開するってのも一つの手だなぁって、今回改めて思ったんですね。

名画座なんて本当に映画ファンしか行かないような場所だし、地上波でも70年代の映画なんてなかなか放送されないわけですから。

で、これ見て、え、オリジナルもあるの?ちょっと見てみようかなってなってレンタルなりストリーミングなり見たら、より映画への想いが広がる、なんてこともあるのかなって。

 

だから今作はそれこそ2人の芝居がオリジナルに敵わないよね、って感想になってしまったけど、やっぱこの「パピヨン」での自由を掴むためにもがき足掻く姿ってのは胸アツで、さらに昨今あまり題材にされない脱獄映画はやっぱりおもれー!って思えたんで、これはホント観てよかったと。

 

相変わらずまとまりもないし、具体的なこと書いてない感想ですが、まだこの映画、それもオリジナルを見てない人は、脱獄映画の面白さ楽しさを味わってほしいなと思います。

というわけで以上!あざっした!!

満足度☆☆☆☆☆★★★★★5/10