ブラックパンサー
第91回 アカデミー賞作品賞含む7部門ノミネート!!!
本作でマーベルシネマティックユニバースは10周年を迎える記念の年となりました。
そのオープニングを飾るヒーロー映画がこの「ブラックパンサー」であり、この後にはすぐ、「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」という超ビッグバジェット作品が公開という非常に大事な1作。
この流れ、それに繋がるように作られていたり、それ在りきのための伏線が羅列していて、 作品性としてちゃんと独立しているのか?という一抹の不安があるんですが(キャプテン・アメリカ/ザ・ファーストアベンジャーがそんな感じだったので)、批評家の反応はかなり上々のようで、めちゃくちゃ楽しみになっております。
「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」での初登場からおよそ2年、ティ・チャラは自国ワカンダで何と戦うのか。
そもそもシビルウォー後の話なのか、ワカンダの秘密とは。
早速観賞してまいりました!
作品情報
2016年に公開したシビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」で初登場した新たなヒーロー「ブラックパンサー」を描くアクション映画。
父の死によって若くして国王に君臨したティ・チャラが、国家の秘密である鉱石「ヴィヴラニム」を守るため、国王としてヒーローとして苦悩しながらも戦い抜く姿を、世界的ラッパー、ケンドリック・ラマー監修のハイクオリティな音楽と、圧倒的なハイスピードアクションで描く。
「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」への布石的映画としても注目したい作品。
ムービー・マスターピース シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ ブラックパンサー 1/6スケール プラスチック製 塗装済み可動フィギュア
- 出版社/メーカー: ホットトイズ
- 発売日: 2017/03/29
- メディア: おもちゃ&ホビー
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あらすじ
マーベル史上最も謎を秘めた新ヒーロー<ブラックパンサー>が登場!
世界が、彼の秘密を狙っているー若き国王ティ・チャラ(チャドウィック・ボーズマン)、またの名を漆黒のヒーロー<ブラックパンサー>。
2つの顔を持つ彼の使命は、祖国である超文明国家ワカンダの“秘密” ──“ヴィブラニウム”を守ること。
それは、世界を破壊するパワーを秘めた鉱石だった。
突然の父の死によって王位を継いだティ・チャラは、人類の未来をも脅かすこの国の“秘密”を守る使命を負う事に。
だが――「私に、使命が果たせるのか…?」
ミステリアスな新ヒーローが躍動する、ハイスピード・アクション・エンターテイメントが幕を開ける!(HPより抜粋)
監督
今作を手がけるのはライアン・クーグラー。
久々に全作見ている監督を紹介できますw
と言っても、まだ3作目なんですけどもw
まだ31歳にしてこれだけの大きな作品を任せられる才能!
それはやはり過去作の評価あってこそでございまして、いきなりデビュー作がサンダンス映画祭でグランプリ、そして、あのイタリアの種馬、ロッキー・バルボアのライバル、アポロ・クリードの息子を主人公にした作品で高評価を獲得。
どちらも主人公は黒人であり、結末は違えど、自分の人生を見つめなおし、どう生きていくかという心の成長を、丹精こめて抽出していく描写を得意とする監督だと思います。
さらに、どちらも主人公を演じるのはマイケル・B・ジョーダンw
監督どれだけ彼好きなんですかw
彼は今回も主役ではないですが出演してますからね。皆勤賞です。
そんな監督の過去作をご紹介。
2009年、地下鉄フルートベール駅で騒ぎを起こしてしまった黒人青年を、無抵抗にもかかわらず白人警官によって射殺されてしまった事件を映画化。
彼の最後の1日となってしまったその日を、静かに描いていく。
無抵抗の黒人が白人警官によって非道な尋問を受けたとされる「デトロイト」なんて作品もありますが、現在でもこのような事件がアメリカ各地で事件となっており、この物語はそれよりも少し前の出来事として全米で当時衝撃を走らせたそうです。
結末がわかっているゆえに、彼のなんでもないような1日がとても愛おしく感じ、特に娘を追いかける彼の笑顔と太陽の光が重なったショットは、些細な日常にもかかわらずものすごく美しく感じられるシーンです。
元ボクサーのロッキーが、彼のライバルの息子の熱意に押され再びトレーナーとして彼を支え、二人三脚でリングに帰っていく姿を描いた作品。
映画「ロッキー」のファンだからではなく、ただただすんげー映画です。
試合での臨場感はもちろんながら、それ以外の場面でもチョコチョコこちらの心を掴んで離さない演出。
アポロの息子アドニスもまた、父の巨影を背負った男が、愛人の子供だから俺は生まれてきてよかったのか?といった自問自答していく姿を色濃く描いていた作品にもなっていて何度見ても熱くて泣ける映画になっています!
随分前ですがよければどうぞ。
キャラクター紹介
左上より。
- ティ・チャラ/ブラックパンサー(チャドウィック・ボーズマン)
“秘密”を守る漆黒のヒーロー/父の遺志を継ぐ若き国王
突然の父の死によって、覚悟を持てないまま《国王》と《ブラックパンサー》の2つの使命を引き継ぐことになる。ヴィブラニウム製の漆黒のスーツは、戦闘モードに入ると自動装着され、すべての衝撃を吸収し、攻撃に変換。黒豹のような俊敏な動きで跳躍力をもつ。(HPより)
- エリック・キルモンガー(マイケル・B・ジョーダン)
王位を狙う謎めいた男
元アメリカの秘密工作員で、ワカンダの秘密を知る。この国の王となり、ヴィブラニウムのとてつもないパワーを手に入れることができれば、世界を力で支配できると考え、ワカンダへの潜入を企てる。(HPより)
- シュリ(レティーシャ・ライト)
国王の妹にして天才科学者
ティ・チャラの妹で、ワカンダの王女。好奇心旺盛の天才科学者であり、ブラックパンサーのスーツも開発する。ヴィブラニウムを研究し、最先端のテクノロジーを使った数々のアイテムを創り出し、国の発展に貢献する。(HPより)
- ナキア(ルピタ・ニョンゴ)
愛する国王を支える女スパイ
ティ・チャラの幼馴染で元恋人。ワカンダの秘密を狙う外敵の情報を入手するため、そしてワカンダが世界から隔絶しないように、スパイとして世界各国に潜入する。(HPより)
- オコエ(ダナイ・グリラ)
国王を守る誇り高き女戦士
歴代のワカンダ国王へ忠誠を尽くしてきた親衛隊ドーラ・ミラージュの現・隊長にして最強の戦士。王家から信頼が厚く、ティ・チャラが王子の頃から面倒をみる。ナキアとも親交が深く、二人の関係をあたたかく見守る。(HPより)
- エヴェレット・ロス(マーティン・フリーマン)
“秘密”を探るCIAエージェント
ヴィブラニウムの密輸を企てるユリシーズ・クロウを追う。韓国・釜山で、クロウ一派のおとり捜査中に、ティ・チャラと再会する。(HPより)
- ウカビ(ダニエル・カルーヤ)
強き国を願う国王の親友
ワカンダの国境を警備するボーダー族のリーダー。ティ・チャラの親友だが、国を思う気持ちが強く、時に厳しく進言することも。国王の親衛隊隊長オコエの恋人。(HPより)
- エムバク(ウィンストン・デューク)
部族のために戦う国王のライバル
ワカンダにありながら、長い期間ワカンダ王家と距離を置いてきたジャバリ族のリーダー。ワカンダの首都ゴールデン・シティから遠く離れた山奥に棲む。(HPより)
- ラモンダ(アンジェラ・バセット)
優しく心強き国王の母
ティ・チャラの母親で、ワカンダの女王。夫のティ・チャカ亡き後、王位を継承するティ・チャラへ国王としての自覚を持たせ、正しい道へと導く。(HPより)
- ズリ(フォレスト・ウィテカー)
亡き王の思いを受け継ぐ導師
ワカンダの高僧として、国王即位の儀式を取り仕切る。亡き王ティ・チャカと、ズリだけが知る過去の秘密をいまも守りつづけている。(HPより)
- ユリシーズ・クロウ(アンディ・サーキス)
“秘密”を狙う強欲な武器商人
ワカンダの秘密を知り、ヴィブラニウムの密輸を企てる武器商人。義手である左手には、エネルギー波を発砲するソニック・ブラスターが備わっている。(HPより)
え~・・・王国の秘密ってもっと我々も知らないことだと思ったんですが、結局ヴィヴラニウムなのか・・・。
公式で書いてあるんだからネタバレじゃないよね・・・。
おさらいをするには、「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」と「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」は観ておいたほうがよさそうですね。
ユリシーズ・クロウの存在と、ヴィヴラニウムについて描かれてますので。
果たしてどんなヒーロー誕生譚となるのでしょうか?
ここから観賞後の感想です!!!
感想
うぉおおおっ!!!
ハイスペック!!
ハイクオリティ!!
ハイサウンド!!
ハイテクノロジー!!
久々にクールでスタイリッシュでどストレートなアメコミ映画に魂を振るわされた1本でした!!!
以下、核心に触れずネタバレします。
マーベル映画の中ではかなり上位。
「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」では、ワカンダ国王であり父であるティ・チャカを失った息子ティ・チャラが、肩書だけでなく風格や展望など国の長としてどう導くのかという成長と決意を監督得意のテイストで描き、今世界で溝が深まっている差別問題や難民問題といった社会へのメッセージも盛り込んだ1作。
かといって固い話として綴るのではなく、ハイスピードなアクションや、いちアフリカの国とは思えないハイテクノロジー技術やそれを応用したガジェットに興奮し、007を意識したようなスパイ要素まで取り入れた、非常にハイスペックなエンタメ映画でした。
近年はアメコミ映画が乱発し、その度にファンとして大いに楽しんだわけですが、期待値を超える作品には出会えなかった、というか満足のいく作品がなかったんです。
正確に言えば期待通りで終わってしまっていたのに加え、飽きも感じていました。
なぜか考えてみると、スパイディーもガーディアンズもソーも、ユーモアやコミカルな要素を強めにした娯楽映画だったのが、立て続けに続いたということが原因なのかなと。
笑える映画はもちろん楽しいです。
しかし笑いっぱなしだと疲れます。
たまには腰をどっぷり据えてじっくり見られる映画が欲しくなるのです。
だからこの「ブラックパンサー」は僕のその願いを叶えてくれたように思えます。
終始一貫してユーモア描写を極力抑え、クソまじめに語りながらも飽きさせないアクションと、胸を打つ音楽で魅了させてくれたアメコミ映画は、キャプテンアメリカ・ウィンターソルジャーに匹敵する出来だったのではないでしょうか。
言い過ぎかなw
ティ・チャラの成長
マーベル・シネマティック・ユニバースはこれまで、社長、神、科学者、医者、スパイに泥棒、高校生とあらゆる職業をヒーローにしてきましたが、とうとう国のトップをもヒーローにしてしまいました。
ここまで来たらニートや浪人生、一般のサラリーマンにまでヒーローにしてしまいそうな予感さえしてしまいますが、さすがにそれはないかw
そんな国王が真の国王になるために、国や国の秘密を守りながら成長し、たどり着いた先に出した決断に胸を打たれる今作。
ヴィヴラニウムという鉱石はどんな技術にも対応し、地球や人々の生活の発展へとつながる一方で、武器として活用すれば災いを呼んでしまう恐れから、幾千年もの間秘密を守ってきたワカンダ。
例え他国で争いが起きようとも決して手を差し伸べなかったのは、国を守ることが使命であり、ワカンダ国王にとっての正義だったわけです。
しかしながらそれに異を唱えた造反者の登場。
なぜこれだけの技術がありながら弱きものを助けようとしないのか。
内側の事ばかり見据えてきた人には決して知ることのない現実がアメリカでは起きており、それを無くすには国を裏切ることしか手段はなかった。
父ティ・チャカは造反者に対し正しいと思ったことを行いましたが、この出来事が後に国の将来を脅かすようなことに繋がっていく。
「シビル・ウォー」でティ・チャラは、父を殺されたことで復讐の塊となって敵に牙を向けていましたが、彼はここで憎しみは憎しみしか生まないことに気付き、自ら負の連鎖を止め、怒りを鎮めることで国王としての風格を見せたわですが、今作ではそれでもまだ未成熟な面というか、感情的な部分もしばしばみられました。
これまでは父のやってきたことは正しいと思ってきたティ・チャラですが、ある事実を知った時の悲しみと怒りで、彼は気づかされるんですね、それは間違っていると。
だから命を落としかけた時に、先祖たちに対してこれまでとは違うワカンダに導くと掲げた時、彼の国王としての風格が増した姿に感動しました。
女性たちがカッコイイ!
黒人文化を全面的に出した作品ともいえる作品ですが、主人公を支えているのが女性たちだということも忘れてはいけません。
国王を支える親衛隊ドーラ・ミラージュは皆女性。
並外れた身体能力と先端にヴィヴラニウムを仕込んである槍で敵を一掃する姿はめちゃめちゃかっこいい。
そしてティ・チャラを支える気持ちがありながらも、彼が挑戦に破れキルモンガーが国王に即位すれば国務を優先しなければならないという責任感。
何という逞しさでしょう。
そしてモンキー的に最高にアガッたのが、ティ・チャラの妹であり科学者でもあるシュリちゃん!!
彼女最高です!!
一言で言えばお転婆でしょうか。
ティ・チャラが帰ってくれば軽くいじり、中指まで立てちゃうファンキーな性格。
お兄ちゃんの新しい武器やスーツを開発する天才的頭脳も発揮しており、そこでも軽くお兄ちゃんイジリ。
年配者たちに敬意を込めてサンダルはいているのに、そこをいじるシュリちゃん。
新しいスーツ作ったよ、ちょっと攻撃して見て、あ、一応研究資料として録画するね。
新しいスーツは攻撃を吸収してそれをパワーに変える性能にアップグレードしてるんですが、その威力がどんなものかは伏せておいてお兄ちゃんで試します。
もちろん、ティ・チャラは吹っ飛び、シュリちゃんゲラ状態w
きっと後で録画した映像を見て酒の肴にするんでしょうw
あとね、お兄ちゃんとするハンドシェイクがクール!
過去にバンドやってた時も共演者たちとよくやっていたので、なんか当時を思い出すカッコよさ。
手のひらタッチして甲でタッチして拳タッチして、最後はワカンダフォーエバー!
こういうのを兄妹でやるってのがいいですよね。
そしてティ・チャラの彼女でスパイのナキアも魅力的。
ティ・チャラは国王の儀式があるからと任務中のナキアを救出するんですが、オコエに固まらないでねと忠告を受けます。
え?俺が?まさか!
結果固まってしまい隙を作ってしまう、ぞっこんナキア状態。
だからでしょうか、ティ・チャラはナキアが考える国の今後の在り方について、最初こそ茶化しながらも真剣に耳を傾け、彼を導く重要な役割として存在しています。
彼が悲しみに暮れればそばで慰め、彼が窮地に立てば力の限り戦い、彼に一大事が起きれば彼の家族を守り戦士として尽くす。
まさに理想の女性でした。
こんな女性たちに囲まれてすくすく育ったお坊ちゃまティ・チャラ。王族っていいなぁ…。
キルモンガーも最高だ!
悪役がカッコイイ時って良作映画が多いなって感じるんですが、今作もそれにあたる作品だったなと思います。
エリックはワカンダの王族の血を持ちながらもアメリカで育ち、貧しい暮らしを強いられてきました。
だから悠々と暮らすティ・チャラや、あれだけのテクノロジーを持ちながら貧困に苦しむ人たちに手を差し伸べないワカンダに対し、憎しみであふれていました。
それから彼は死の商人=キルモンガーとして、多くの人を殺めることで力をつけ、復讐の時を今か今かと待ち続けていたわけです。
国が隠しているヴィヴラニウムを盗み出したクロウと手を組み、彼の死体を土産にワカンダへ入国しようと企んでいたエリック。
見事に彼の思うように事は進み、ティ・チャラと対峙していきます。
監督の作品に全て出演しているキルモンガー役のマイケル・B・ジョーダンですが、なぜ彼が主役でなく敵を演じるのかがわかると思います。
それだけこの映画において彼の立ち位置は重要だってことだと思うんです。
結果的には彼はヴィヴラニウムを今まで虐げられてきた者たちに渡すことで、今度は俺たちの天下だってことを証明しようとしたわけですが、それ以前はやっぱりワカンダの外側にいたことで、なぜこの国は手を差し伸べようとしないんだろうって疑問を常々持っていたわけで。
そして彼の中で憎悪が膨らむことであんな考えになってしまったのですが、少なからずキルモンガーのような感情を持っている人たちは現実もいるわけで。
それを必要悪とみなし、現実での重要性を託すために、これまでずっと起用してきた旧知の仲である彼を使ったのかなと。
もうね、あの髪型がまずかっこいい。
ドレッドヘアーを垂らして目をぎらつかせて。
その佇まいは一匹狼的でめっちゃクール。
しかもティ・チャラと違って、ずっと最下層でくすぶってきたことで生まれた野心的な匂いを醸し出し、過酷な環境で育ったんだろうなという不良さも見えてくる。
だから優等生なティ・チャラとの対比もすごく映える。
ワカンダを変えたいという思いは同じだけど、目的の違いが善と悪を分けてしまったのかなと。
成り上がり感のある金のラインのブラックパンサースーツってのもまた乙なもの。
欲を言えばクロウのパート削ってでも彼を映してほしかったですねw
ガジェットがクール!
007のQもぜひ見習ってほしいハイテクなガジェットの数々。
何といっても冒頭から出てくるジェット機がまずカッコイイ。
上空から落下する際には腕をクロスして地面に空いた穴から急降下。
他には操縦席で腕をクロスすればパワーを拡散して敵機を墜落するほどの威力を持つ優れもの。
小道具もたくさん出てきます。
車の機動を止めてしまうものや、脊髄の損傷を一時的に抑えるもの、腕にはめたブレスレットは、通信相手の体半分まで表示し通信出来たり、足音を完全に吸収して消してしまう通称スニーカー(忍び足って意味w)。
こんな様々なガジェットが登場することでワクワクが止まりません。
次どんなのが出てくるだろうって気にさせてくれます。
そして一番は何といっても高性能なスーツです。
途中まではシビルウォーで着ていた時と同じもので、銃弾を跳ね返したりする要素があったんですが、今作では受けた攻撃を吸収して蓄積してパワーに変えるという機能を搭載。
しかもネックレスを体にかけておけば、そこからスーツが体を覆う仕組みになっており、まぁカッコイイ。
どうやらこれをトニー・スタークがパワードスーツに取り入れるんじゃないか説が出てるんですが、インフィニティ・ウォーでお披露目となるのか、それともただのデマか。
そして地下を走るリニアモーターカーもハイテク。
人を乗せるのではなくヴィヴラニウムを運ぶために稼働しているようで、線路には鉱石の効力を無力化する柱が立っており、それによって運搬を可能にしているというとんでもない技術。
ヴィヴラニウムを持っていながら無力化する技術まで進めているとは。
最後に
なんかキャラとガジェット推しみたいな感想ですが、ケンドリック・ラマ―監修の音楽もワカンダの自然に合った脈を打つバスが印象的な民族音楽をベースに現代風にアレンジした楽曲や、EDMベースのヒップホップなども積極的に使って一層クールに仕上げていて、作品にピッタリな曲ばかりですごくカッコイイ音楽だったし、アクションに至っては、特に釜山でのカーチェイスが疾走感あってよかったですよね。
意外と冒頭の夜の森での銃発砲という一瞬の光で瞬時に動いて何やってるかわかんないアクションてのも結構よかった。
バットマンを彷彿とさせる闇の使い方でしたよね。
そこで怪しげに光るスーツの紫もまたカッコイイ。
これどうでもいい話なんですが、あの超未来都市的な建造物たちをよく今まで隠してこれたなって思うんですけど、ワカンダってどんだけ秘密主義にしてきたんだ?
発展途上国で農業だけでやってますってポーズを疑問に思ったはなかったんだろうか。まぁ恐怖政治とか内戦とか起こっているような国ではないから平気だったのかな。
さて次回作はいよいよ「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」ですが、今作で全然その匂いを出してなかったですよね。
これも高評価に繋がったなぁ。最近のMCU単独作品はそれぞれが独立してるからいいですよね。
てなわけで、こちらもどうぞ。
まだまだあれこれ書きたいですがこの辺で。
というわけで以上!あざっした!!
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満足度☆☆☆☆☆☆☆★★★7/10