モンキー的映画のススメ

モンキー的映画のススメ

主に新作映画について個人の感想、意見を述べた文才のない男の自己満ブログ

「映画ドラえもん のび太の新恐竜」感想ネタバレあり解説 他者への思いやりが人間を進化させる。

映画 ドラえもん のび太の新恐竜

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小学校の頃は、決まって毎週金曜日の夜7時にTVの前で見ていた「ドラえもん」。

単行本もちょこちょこではあるが購入して読んでいました。

 しかし中学にあがり、勉強に部活に精を出すあまり自由時間が削られていき、また、違う趣味を持ち始めることで優先順位は変わり、気が付けば少しづつ歳をとる度に、TVアニメを見る習慣は薄れていきました。

 

また、大山のぶ代さんらの声になじみ過ぎたこともあり、声優陣が総入れ替えしたことも拍車をかけていき、ドラえもんのことなど忘れていました。

 

 

映画版自体全然見てないんだけど「のび太の鉄人兵団」と「のび太のドラビアンナイト」はかろうじて覚えてる程度。

そんな僕が一体全体、なぜ今になってドラえもんの映画を観ようと決めたのか。

 

理由はただ一つ。

主題歌がミスチルだからだ!!

 

 

ドラえもん連載50周年、さらに映画40作目記念という大事な節目にふさわしい歌手であることはもちろん、こと映画の主題歌を書き下ろさせたら、作品とのマッチ度は1000%になること間違いなしなMr.children(言い過ぎかw)。

 

今回2曲も提供する太っ腹を見せた彼らですが、既に新曲Birthday/君と重ねたモノローグ」を擦り減るほど聞いた身としては、きっと歌がかかると同時に泣くに決まってるだろ!とバイアスがかかりまくっており、映画の中身よりも映画に寄り添うミスチルありきな自分になっておりますww

 

好きが高じてこんな記事も書いてしまったので、お時間あればぜひw

 

www.monkey1119.com

 

 

とまぁ、こういう期待の仕方も悪くないだろ?くらいのレベルで鑑賞する次第でございますので、ドラえもんファンの皆さま、どうかお手柔らかにw

早速鑑賞してまいりました!!

 

 

 

 

 

 

 

 

作品情報

国民的アニメ「ドラえもん」連載50周年、さらに映画40作目を記念して描かれる、のび太たちとの新たな大冒険の物語は、映画としては既に3度目となる「恐竜」がテーマ。

 

新しい恐竜の双子と出会ったのび太が、彼らの仲間を探すべく6600万年前の白亜紀に向かい大冒険を繰り広げていく。

映画第1作目「のび太の恐竜」を敢えて踏襲した切り口にするも、前作、前前作とは異なる物語に仕上げた。

 

シリーズ史上最高興行収入を記録した作品の監督と、東宝きっての名プロデューサー・川村元気、日本が誇る最高のロックバンドを主題歌に迎え、ゲスト声優も豪華と、記録も記憶もアップデートさせるつもりの布陣。

 

この夏、ドラえもんとの新たな出会いが、僕らの未来を進化させる。

 

 

 

 

 

 

 

映画ドラえもん のび太の恐竜2006
 

 

 

 

 

あらすじ

 

のび太が恐竜博の化石発掘体験で見つけた1つの化石。

絶対に恐竜のたまごだ!と信じたのび太が、ドラえもんのひみつ道具❝タイムふろしき❞で化石を基の状態に戻すと・・・

生まれたのは双子の恐竜!

しかも未発見の新種だった!

 

のび太に似てちょっと頼りないキューと、おてんばなミュー。

個性の違いに苦労しながら、親のように愛情たっぷりに育てるのび太だったが、やがて2匹が現代で生きていくには限界がきてしまう。

 

キューとミューを元の時代に返すことを決心したのび太は、ドラえもんや仲間たちと共に6600万年前へと出発!

キューやミューの仲間の恐竜たちを探す旅が始まった!

 

ドラえもんのひみつ道具や恐竜たちの力も借りながら、恐竜の足跡を追って進むのび太たちがたどり着いたのは謎の島。

恐竜が絶滅したとされる白亜紀で待ち受ける、キューとミュー、そしてのび太たちの運命とは——!?(HPより抜粋)

 

youtu.be

 

 

 

 

 

監督

今作を手掛けるのは、今井一暁

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尊敬する監督が「のび太の恐竜2006」を手掛けたということで、今回相当なプレッシャーを感じていると語っている今井監督。

沢山冠のついた作品を担当すると共に、既に3作目となる「恐竜」がテーマですから、プレッシャーは感じることでしょう。

 

しかし彼が手掛けた「のび太の宝島」は、ドラえもん映画シリーズ史上最大のヒット作になったそうなので、自信を持っていいのではと思います。

期待したいですね。

 

映画ドラえもん のび太の宝島

映画ドラえもん のび太の宝島

  • メディア: Prime Video
 

 

 

 

 

 

キャラクター紹介

 

  • ドラえもん(声:水田わさび
  • のび太(声:大原めぐみ
  • しずかちゃん(声:かかずゆみ
  • ジャイアン(声:木村昂
  • スネ夫(声:関智一
  • キュー(声:遠藤綾)・・・間抜けで弱気なオスの恐竜
  • ミュー(声:釘宮理恵)・・・活発で人懐こいメスの恐竜
  • ゴル(声:間宮康弘)・・・ひみつ道具「ともチョコ」でともだちになったティラノザウルスのなかま。
  • トップ(声:下和田ヒロキ)・・・ひみつ道具「ともチョコ」でともだちになったトリケラトプスのなかま。
  • たまご探検隊・・・ドラえもんのひみつ道具。キューやミューの仲間の恐竜探しに協力する。
  • 恐竜博士(声:小野大輔)・・・のび太に恐竜についてのアドバイスをしてくれる。
  • ジル(声:木村拓哉)・・・白亜紀という時代に存在するはずのない❝猿❞の姿をした、怪しい男。どうやら「謎の島」に関する秘密を握っており、のび太たちの行動を監視している。
  • ナタリー(声:渡辺直美)・・・ジルと通信をする怪しい女。のび太たちが「謎の島」の秘密を知ることを恐れ、何かあればすぐ確保するよう命じている。

(以上HPより)

 

 

 

 

 

 

 

 

せっかくだから「のび太の恐竜」でも見てから行こうと思いましたが、今回はあえて予習復習などせずに臨もうと思います。

なんせ20年ぶりの「ドラえもん」なもんでw

ここから鑑賞後の感想です!!

 

感想

ベタすぎるほど王道の物語にして、ベタすぎるほど感動モノの映画。

初めて劇場で体験した「ドラえもん」映画に、大人の僕でものび太に感情移入してしまった良作でした!

以下、ネタバレします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

泣くに決まってんだろ。

未知の双子の新恐竜を育てることになったのび太とドラえもんをきっかけに、まるで子育て奮闘記のような序盤から、誰も踏み込んだことのない白亜紀での大冒険、そして訪れる歴史の転換という問題と、日本では珍しい三幕構成で描かれた今作は、単なるリメイクとしてではなく、キューとミューという圧倒的可愛さという意味で今作のアイコン的役割を見事に果たし、躍動感あふれる作画で心震わせ、子供ならではの探求心と好奇心、育てることへの意味、そして絶滅する運命の恐竜に対し、「進化」を鍵にした解釈で、大いなる感動を生むことに成功した作品であり、さらに「POPSAURUS」なるツアータイトルを掲げるほど常に進化を遂げているモンスターバンド、Mr.childrenの楽曲が映画に灯された小さな炎をより大きくさせた良作でございました。

 

 

感想の冒頭から詰めに詰めた入口ですが、はじめての劇場でのドラえもん鑑賞に、大きく心震わせております。

大画面で見る彼らのスペクタクルな冒険譚と、新恐竜と通わせる心と絆、そして歴史を変えてまでも彼らを助けたいと願うのび太の親心にも似た愛情と優しさに、涙なしでは見ることができませんでした。

 

そもそも子供も大人も大好きな恐竜という間近で見たことのない物体を、アニメーションであそこまで圧倒されるなんて心の準備もできてなく、ただただ圧倒された画力と作画レベル。

ジュラシックワールドにも肩を並べる恐竜映画としても魅力があったのではないでしょうか。

 

さらに魅力的なのは、キューとミュー。

アニメーションだからこそできる可愛らしい動きと人間らしい喜怒哀楽を浮かべる表情に、のび太同様、情が沸くのも当たり前。

こんな恐竜なら飼ってみたい、なんて子供じみたことを想像したくなるのも必然でしょう。

 

そんな双子の恐竜を、必死で育てようとするのび太の親心にも似た愛情に、序盤からすでに涙腺決壊。

何を食べるかわからん!と一度は匙を投げるも、これまで散々ダメ人間のレッテルを貼られたのび太が、劣等生だからこそ持ち合わせる優しさと思いやりで一生懸命育てようと研究し努力し愛情を注ぐ姿に、これまた涙腺決壊でございます。

 

さらに特筆すべきなのは、ラストで語るジルの言葉「他者への思いやりが人間を進化させる」というセリフ。

恐竜から様々な形を経てたどり着いた人間という生物が、この先どういう経路を経て進化するのかははっきり言って分かりませんが、形態としてでなく感情や心情といった内なる部分での進化はまだまだ可能性があるのではないか、今の僕らがさらに成長を遂げるには、肉体的なモノではなく、心の部分ではないのか。

 

ミューと違って飛ぶことができないキューを引き合いに、様々な人種やセクシャリティが存在する今の時代に我々が試されているのは、彼らを受け入れることであり彼らとともに在るということ、そういった他者への思いやりが僕らをさらなる進化に導くのではないかということを、今作では恐竜という誰もがとっつきやすい題材をテーマに教えてくれたのではないでしょうか。

 

 

きっと子供が見たら恐竜スゲー!で終わっちゃうかもしれないけど、連れて行ったお父さんお母さんは、今作の深い部分を一緒になって考えるきっかけになる映画だったように思えます。

 

 

今回もミスチルの曲は神がかってました。

こんなことを気付かせてくれたのも、これまで避けてきたアニメ映画への門への鍵を作ってくれたミスチルのおかげ。

 

当初の公開に合わせてリリースされたものの、公開延期になってしまいしばらく聞くことから遠ざかってましたが、改めてヘビロテし臨んだ今作は、やはり彼らの歌が非常に効果的でした。

 

流れる箇所は、飼育用のジオラマセットで作った「ノビサウルスランド」で、のび太とキューとミューが目いっぱい遊びまわるシーンで主題歌「Birthday」が流れます。

 

恐竜と戯れることを現したかのような心地よいエレキギターの単音と、脈を打つかのような軽快なリズムで刻むドラムの音、草原を走るのび太に呼応するように奏でるベース音に、映画に映えるような奥行きのあるストリングス。

どの音もドラえもんのために用意されたかのようなバンドサウンドに、大人なのに子供のようなワクワクした高揚感と叫びで歌い上げる桜井さんの歌声が絡みあって、このシチュエーションにベストマッチした瞬間でした。

 

歌詞を紐解くと、「君にだって二つのちっちゃい牙があって」というフレーズがあるように、双子の恐竜キューとミューを思わせる言葉が並んでいたり、

古代の生物との触れあいを軸にした物語ですから、「歴史なんか学ぶより解き明かさなくちゃな 逃げも隠れもできぬ今を」といった、恐竜の歴史よりも解き明かさなく手はいけない難問に携わることになるのび太を思わせるフレーズも飛び出したり、

「毎日が誰かのBirthday ひとりひとり その命を今日を讃えながら祝いたい」に沿うように、命の誕生を祝うかのようなのび太とドラえもん、キューとミューが戯れる姿を想起させるなど、映画に寄り添った内容になっています。

 

 

またMr.childrenの凄いところは、製作側から発注されたお題に対し、しっかり製作側が納得できる歌詞に仕上げ作品に寄り添った楽曲に完成されていることと同時に、桜井さん自身を投影したかのような内容にもなっているということ

 

「『否定しかできないなんて子供だしね』って 期待された応えを吐き散らして 無意識が悟ったように 僕は僕でしかない いくつになっても変われなくて」

という2番のAメロのフレーズは、「優しい歌」での「出口のない自問自答 何度繰り返しても僕は僕でしかないから」と似たような歌詞に聞こえるように、これまで何度も一人称である「僕」の存在意義を歌で説いてきた桜井さんならではの芸当であり、

「変われない僕」に怒りを覚えた時期もあったけど、「やがて思い出に変わるよ そういつだって It's my Birthday」と、思い出として消化することで、前に進むことができる、買われることができるという肯定ソングにもなっていることから、桜井さん自身が抱える悩みを解消するかのような言葉になっているのが、この歌の魅力の一つでもあります。

 

この歌にのび太を重ねるとさらに映画への深みが増す構造になっており、これまで「出来ない」からやらなくていいと怠けていた彼が、シャボン玉がくらったようにはじけて消えた心の炎を再び灯すかのように、逃げも隠れもできない今で、できるようになるまで僕を繰り返していく「逆上がりの練習」のシーンは出来すぎといっていいほど寄り添った歌になっていたのではないでしょうか。

 

 

また、この「Birthday」と同じく主題歌に抜擢された曲「君と重ねたモノローグ」が、さらに物語の感動を煽るのであります。

 

劇中どこで流れるのかというと、落下した隕石により恐竜たちの末路がすぐそこまで来ているさなか、ドラえもんたちの尽力により無事救助に成功した後、現代へ帰るためにお別れをするシーン。

 

「さよならはいわないよ だっていつかまた会えるから」

と、一緒に戻って暮らしたい気持ちを抑え大人な言葉を発するのび太に対し、

行かないで、と追いかけてくるキューとミューにやっぱりお別れの挨拶を伝えたいのび太が映し出される時にこの歌が流れます。

 

ミスチル得意のミディアムバラードのこの歌は、ギターのアルペジオと鍵盤が絡むAメロから、徐々に弦楽器が加わりオーケストラ調の壮大な歌へと昇華してく歌なんですが、これまた映画に寄り添った歌詞であり、このシーンのために作られたかのような歌に仕上がっております。

 

映画のシーンも「僕に翼はないけど 君となら高く飛べるよ」のフレーズで、セリフを被せずに歌を流しており、これまたのび太が思う気持ちを代弁してるかのように聞こえる演出が非常にニクいシーンとなっております。

 

歌詞の内容に戻りますが、「また会おう この道のどこかで ありがとう この気持ち届くかな」から始まるこの歌は、のび太とキューが人生の交差点で出会い別れを告げたとしても、君と出会えたことが僕を勇気づけてくれたことは、この先何があったとしても変わることのない事実で、再び出会えることを信じての「また会おう」というポップソングの王道フレーズというベタさがありながらも、こんなにものび太の気持ちを現した歌は他にないのではないかというほどドンピシャリ。

 

また、これまで劣等生であったのび太は、出来る他者と比べるあまり「鏡に映った自分の 嫌なとこばかりが見えるよ」という悩みに明け暮れたわけですが、キューとミューに出会えたことで前を向くことができ、逆上がりの練習に勤しむというエンディングを迎えるわけで、その姿勢になれたのは「僕を閉じ込めていたのは他でもない僕自身」であり、「その悔しさとその希望に気付かせてくれた」のはキューとミューであり、正に「君と重ねたモノローグ」のおかげということなんですね。

 

また桜井さんの詩の世界観は、毒にも薬にもなるような歌だったり、皮肉を吐いたかと思えば優しさを与える歌だったりと、どちらにも傾いた視点で始まりながらもどちらも間違ってないし、どちらも正しいといったような中立的視点に着地した内容や、例え違った道だとしてもそこから見た景色はたどり着かなければ見ることのない景色といったようなニュアンスの楽曲が多く、桜井さんの人間性が色濃く出たメッセージだったり、そうでありたいと願うような言葉が詰まった歌が多いです。

 

この「君と重ねたモノローグ」も、「誰かにとってのパーフェクトは 誰かにとっての不完全」と真逆の対象を挙げながら、「違う場所から覗いた景色は こんなにもこんなにも素敵なもので満ちてる」と、どちらも肯定したフレーズが並んでおり、これもまた不完全であると思い込んでるのび太とキューを満ち溢れた優しさで包んだかのような歌詞になっていると思います。

 

 

僕らも普段誰かと比べて落ち込み諦めることが多いことがあると思うんですけど、キューとの出会いによって前を向くことができたのび太のように、これまでの人生で出会った誰かとの大切な出会いで起きた奇跡を胸に、強く飛ぶ気持ちでありたい、そんなことを歌と映画で噛みしめることができる作品だったのではないでしょうか。

 

 

最後に

わ~お、結局ミスチルの歌がどれだけ素晴らしいかを、下手な文章で力説した感想になっちゃったww

 

でもさ、「僕は僕でしかない」からこれで勘弁してくださいw

ってのは冗談で、如何に今回のドラえもん映画がミスチルの歌によって感動度を高めているかを僕なりに表現したかったので、是非ストリーミングでもいいですし、気に入ったらCD購入して聞き入ってほしいです、はい。

 

ドラえもんを最近見てない僕でも、「タイムふろしき」や「スモールライト」、「桃太郎印のきびだんご」といった往年のひみつ道具を見れたことに興奮したし、「たまご探検隊」なる可愛らしい新たなひみつ道具にキュンキュンしたことも嬉しかったです。

 

他にも序盤では結構ベタな笑いもあったりして導入口としては誰でも入りやすい流れになってましたね。

たまご探検隊を食べようとするミューのテンドンとか、なんで四次元ポケットからイナゴの缶詰ばかり出てくんだよwとか。

 

またいやらしいサプライズもありましたね。

「のび太の恐竜」見てないんですけど、あの存在はえ!?ってなりましたよ・・・ズルいなぁ。

 

そしていつだってのび太は勉強も運動も苦手で、遅刻もするしピーマンも残す子なんだけど、彼にしか持ってないものがあり、彼にしかできないことがある。

そんな彼を決してバカにはできないし、誰もが欠点を持っているからこそ彼を否定することなんてできない。

これからの人間が進化するには、のび太のような心を持ち合わせていないといけない段階まで来ているはず。

大それたことは言えないけど、大したことは言えないけど、今回ののび太から改めてそんなことを学ばせてもらったように思えます。

 

 

最後の最後ですが、これまたMr.childrenの隠れた名曲「進化論」にあやかって。

生存競争の末にフォルムを変えてきた動物たちですが、今作もキューとミューはその後の世界で生きていくための進化を遂げる必要不可欠な存在であることが明かされます。

実際最近の学説でも言われてるそうなんですが、今作はその説に沿った解釈でエンディングへと向かっていくんですね。

エンディングでも二羽の動物が羽ばたくシーンで終わるんですが、キューとミューの存在は遥か長い年月を経てのび太の前にいたのかと思うと、ステキなエンディングじゃないのかと心震えます。

 

そして僕らは、正解も不正解も、完全も不完全もあるこの世界の大小の歯車として動きながらも、「他者への思いやりが人間を進化させる」という映画の一番のメッセージを受け、共存しながら次の世代へバトンを渡し、この世界を廻していこうではありませんか。

キューとミューがそうしたように。

上手いこと・・・言えてないなw

というわけ以上!あざっした!!

満足度☆☆☆☆☆☆☆★★★7/10