モンキー的映画のススメ

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主に新作映画について個人の感想、意見を述べた文才のない男の自己満ブログ

実写映画「キングダム3/運命の炎」感想ネタバレあり解説 前半要らないけど飛信隊の大活躍が熱かった!!

キングダム 運命の炎

前作「キングダム2遥かなる大地へ」から1年という短いスパンで公開される「キングダム 運命の炎」。

前作のラストに用意された本作の予告編を見て、早く続きが見たいという人も多かったことでしょう。

 

それと同じように「なんだ、2部作一気に作ってたのか…」という冷めた自分もおりまして。

というのも、せっかく大平原での大掛かりな戦いが見られる!と楽しみにしてたのに、コロナのせいで現地の背景と合成した感じが丸わかりで。

それを作ったスタッフさんの技術と努力は称賛したいんだけど、僕としてはそれこそ「ブレイブハート」みたいな現地での本気のぶつかりあいが見たかったというか。

 

とはいえ本作では、前作であまり見せ場の無かった嬴政のエピソードが中心だったり、信の更なる活躍を楽しめるんだろうなとワクワクしております。

早速観賞してまいりました!!

 

 

作品情報

中国春秋戦国時代を舞台に、天下の代将軍になる夢を持つ戦災孤児の少年・信と、中華統一を目指す秦国の若き王・嬴政を、壮大なスケールで描く漫画「キングダム」。

原作コミックの累計発行部数は9700万部を超えるも、その壮大さゆえに映像化は不可能とされてきた。

 

しかし「GANTZ」、「アイアムアヒーロー」などをはじめ、VFXを駆使した激しいアクションを作り続けてきた佐藤信介監督の手によって現実のものに。

第1作目はその圧倒的なクオリティと演者たちの熱い演技が多くのファンの心を掴み、その年の実写映画興行収入ナンバー1を記録。

1作目以上にスケール感を増幅させた2作目も同等の記録を樹立し、いよいよ本作公開となる。

 

本作で描かれるのは、原作の中でも「キングダムの魂」と呼ばれる「馬陽の戦い」と「紫夏編」を一つにまとめた作品。

嬴政が「なぜ中華統一を目指すのか」という物語の根幹を描きながら、大将軍を夢見る信、そして前線に帰ってきた将軍・王騎ら3人の運命が交錯していく。

 

シリーズ最高傑作の名にふさわしい、熱き戦いが今始まる。

 

キングダム

キングダム

  • 山﨑賢人
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あらすじ

 

500年にわたり、七つの国が争い続ける中国春秋戦国時代。

戦災孤児として育った信(山崎賢人)は、亡き親友と瓜二つの秦の国王・嬴政(吉沢亮)と出会う。

運命に導かれるように若き王と共に中華統一を目指すことになった信は、「天下の大将軍になる」という夢に向けて突き進んでいた。

 

そんな彼らを脅威が襲う。

秦国への積年の恨みを抱く隣国・趙の大軍勢が、突如、秦への侵攻を開始。

 

残忍な趙軍に対抗すべく、嬴政は、長らく戦から離れていた伝説の大将軍・王騎(大沢たかお)を総大将に任命する。

 

決戦の地は馬陽。

これは奇しくも王騎にとって因縁の地だった…。

 

出撃を前に、王騎から王としての覚悟を問われた嬴政が明かしたのは、かつて趙の人質として深い闇の中にいた自分に、光をもたらしてくれた恩人・紫夏()との記憶。

 

その壮絶な過去を知り、信は想いを新たに戦地に向かう。

 

100人の兵士を率いる隊長になった信に、王騎は『飛信隊』という名を授け、彼らに2万の軍勢を率いる敵将を討てという無謀な特殊任務を言い渡す。

失敗は許されない。秦国滅亡の危機を救うため、立ち上がれ飛信隊!(HPより抜粋)

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キャラクター紹介

 

  • 信(山崎賢人)…亡き親友・漂と約束した「天下の大将軍になる」夢をかなえるために己の腕1つで武功をあげる。ともに王宮奪還を果たした、“中華統一”を目指す盟友・嬴政とともに、乱世を突き進んでいく。王騎より“飛信隊”の名を授かる。

 

  • 嬴政・漂(吉沢亮)…嬴政/秦国の若き王。異母弟・成蟜のクーデターを信とともに平定し玉座を奪還した。戦乱の世を終わらせるために、“中華統一”という果てなき夢を信とともに目指す。その揺るぎない信念は幼少期のある出来事に起因していた…。
    漂 /信の幼馴染で親友。嬴政の影武者となるが、刺客に追われ命を落とす。

 

  • 河了貂(橋本環奈)…鳥を模した不思議な藁を被った山民族の末裔。身寄りがなく一人で生き抜いていたが、玉座奪還を機に、信と嬴政というかけがえのない居場所を見つけ、ともに歩んでいく。昌平君の元で軍師になるための勉強をしている。

 

  • 羌瘣(清野菜名)…哀しみの一族とも呼ばれる、千年を超える歴史を持つ伝説の暗殺一族“蚩尤”の一人。特殊な呼吸法を操る“巫舞”により、その身に神を堕として戦う。その姿はまるで舞いのよう。姉を亡くし心を固く閉ざしていたが、徐々に飛信隊を自分の居場所だと思うようになる。

 

  • 柴夏(杏)…趙国の闇商人。敵国で虐げられていた若き嬴政を秦国へ逃がす、命がけの脱出計画を請け負う。若き未来の国王の運命を変えた、正義感と母性に溢れる優しい女性。

 

  • 万極(山田裕貴)…かつて“長平”での戦いで秦に虐殺された趙国民の憎しみを背負って戦う趙軍の副将。秦国のすべての民を根絶させようと無差別に惨殺を繰り返すほど凄まじい恨みを持つ。
  • 趙荘(山本耕史)…趙軍・総大将として王騎の首を狙う。趙中央軍を率いつつ、軍師として全軍の指揮も執る。周到な軍略を網の目のように張り巡らせて執拗に王騎軍を追い込んでいく。
  • 馮忌(片岡愛之助)…長距離戦に強く、馬陽の戦いでは趙右軍を指揮して秦軍を追い詰める趙軍の副将。巧みな軍略と優れた知略から「頭脳の馮忌」の異名を持ち、中華全土にも名の通った智将。

 

  • 壁(満島真之介)…秦軍の千人将。昌文君の副官であり嬴政に忠誠を尽くす武将。信を気にかける兄貴的存在。
  • 尾平(岡山天音)…信と同じ村出身で、チンピラと言われる“尾兄弟”の兄。お調子者だが仲間思いな一面も。初陣では恐怖に震えながらも、敵に殺されそうになっている弟を身を挺して守り抜いた。飛信隊のムードメーカー的存在。故郷に婚約者を残して戦に参加する。
  • 尾到(三浦貴大)…信と同じ村出身で、チンピラ兄弟と言われる“尾兄弟”の弟。穏やかながら芯の強い性格で、信の成長をいち早く見抜く観察力も持ち合わせる。故郷に婚約者を残し、兄とともに戦に参加する。

 

  • 昌文君(高嶋政宏)・・・嬴政の忠実な側近の一人。かつては勇猛な武官だったが、王を支えるために文官となった。王弟のクーデターの鎮圧以後、信のよき理解者となる。王騎の過去を知る数少ない人間。
  • 騰(要潤)…天下の大将軍・王騎の副官。その実力は謎に包まれている。
  • 肆氏(加藤雅也)…かつては竭氏の参謀として、王弟の反乱の指揮を執っていたが、鎮圧後は嬴政の側近となった文官。
  • 干央(高橋光臣)…王騎軍の軍長の一人。寡黙に最前線で死闘を繰り広げる武将。
  • 蒙武(平山祐介)…呂氏四柱の一人で、軍事を司る猛将。馬陽の戦いでは不本意ながらも王騎の下で副将として戦う。

 

  • 昌平君(玉木宏)…呂氏四柱の一人で、秦の軍総司令官を務める天才軍師。軍師学校を開いて次世代の育成もしている。
  • 呂不韋(佐藤浩市)…権力を欲しいままにする丞相。秦王・嬴政の座を脅かす。
  • 楊端和(長澤まさみ)…その武力は山界一とされ、山民族からは「山界の死王」と呼ばれているが、嬴政とは強固な盟で結ばれている。
  • 王騎(大沢たかお)秦国六大将軍のひとり。その存在感は秦国武将の中でも別格だが、しばらく最前線から離れていた。名君・昭王に通じる信念を嬴政に感じ取り馬陽の戦いに総大将として参加するが、その地は因縁の場所だった…。

(HPより)

 

 

 

 

 

 

 

 

前作ではミスチルが主題歌ということも手伝って余計に感極まったんですが、今回は宇多田ヒカルってことで、また違った余韻に浸りながら物語を受け入れることになりそうです。

ここから観賞後の感想です!!

 

感想

2つのエピソードが直接的にかかわるものではないので、前半をもっと短くするべきだったかと。

とはいえ、後半の戦は相変わらず熱くて面白い!!

以下、ネタバレします。

 

 

 

 

 

 

嬴政の過去の回想ってそんなに大事?

中華統一を目指す男と、天下の大将軍を夢見る少年による戦乱の世を描いた歴史大作ドラマの3作目。

正直これで最終章を銘打っての完結かと思われた本作と予想していたため、想像を超えるドラマチックな展開と激しいアクションを期待しておりましたが、結果蓋を開けてみれば、嬴政の哀しい過去と再び戦で武功をあげた信の活躍を一つにまとめただけに留まったものでした。

 

そもそも原作を読んでいないために、この2つのエピソードが「キングダム」にとってどれほど重要視される者かを把握していないために、あくまで一つの映画としてどうだったのかということを重点的に感想を述べていきたいと思います。

 

まずはじめに「嬴政の哀しい過去」についてですが、正直本作を盛り上げたり深みを出すようなエピソードには感じませんでした。

というのも、「なぜそこまでして茨の道である中華統一を目指すのか」という王騎の問いに対し嬴政が語る「回想」であり、ざっくり要約するならば、かつて人質だった自分を救ってくれた闇商人の女性との「約束」だから、ってだけなんですよね。

 

それを時間をかけてドラマ性ある見せ方をしたので、そんなに尺を使うような話かと。

大体なんでそこまでして闇商人である紫夏が体を張ってまで嬴政を連れ戻そうしたのかを明確に描いてないんですよね。

父がそうしたように私もあなたにそうしたい、月の輝きをわかってくれたから、たった2シーンくらいで2人の関係性がぎゅっと縮まるわけがなく、追手から深手を負いながらも命がけで嬴政を守る、そしてそんな紫夏に心を許す嬴政って関係性が正直、薄すぎるんです。

 

しかもこのシーン、大勢の敵の馬から荷台を引いた馬で逃げるアクションシーンも出てくるんですが、あまりのスピード感の無さからスペクタクルな画になっておらず、躍動感もありません。

そこはもっと疾走できるように見せる演出が必要だったのではと。

 

前作でも似たような光景を目にしましたが、戦の最中ということもあり躍動感は出てたんですよね。

でも今回は追いかけっこだったからなのか、必死さがあまり伝わってこず、勿体ないなぁと。

 

 

とはいえ、この「中華統一への決意のきっかけ」を王騎に打ち明けたことで、彼もまた総大将としての決心がついたのだと見れば必要なシーンとも言えたのかなと。

だったら王騎が因縁とする「馬陽」への思いってのも、回想として見せるべきだったかなと思いますけどね。

劇中では昌文君からぼんやりとした説明があったので、なんとなくはわかりますけども。

でないと、馬陽の戦いと嬴政の過去バナがしっかり結びつかないのでは?、一つの作品としてリンク性が乏しいのでは?と。

 

結局王騎が因縁とする原因は、次回作でじっくり描くのでしょう。

その方が彼にスポットが当たりますからね。

 

でも、僕からしたら王騎の過去バナは今回こそ必要だったと思いますけどね。

実際嬴政の「中華統一を目指す」ことへの重要性は、見てるこっちとしては十分にわかってるわけだから、彼にそこまでの尺を入れる必要ってどうだったんだろうと。

 

後、奴隷でボコボコにされたせいで痛みがないとか味がしないって言ってた嬴政でしたけど、もう治ったんですかね?

 

後半の信の活躍は大いに楽しい。

そんな大いに不満の残ったエピソードを終え、いよいよ馬陽の戦いへと移るわけですが、こちらは前半に対して非常に熱く、非常にワクワクしたエピソードでした。

 

結局このキングダムって、俺からしたら「信の成長と活躍」が一番楽しみなわけですよ。

口だけ達者だけかと思ったら大器の片鱗が見え隠れする1、初めての戦によって大きな経験と大将から一目置かれるポテンシャルを見せた2、そして今回はなんと王騎から半年の修行をつけてもらって大いに逞しくなった信の無双を拝めるという素晴らしさ。

 

もうね、今までの信ではありません。

どこをどうみてもみなぎる自信と、俺について来れば大丈夫!的なリーダーシップ。

これですよ。

 

もうね、今回王騎から命令されたミッションが「二万もいる敵将の首を百人隊で討ち取れ」というミッションインポッシブルな命令。

凡人なら「すいません、ムチャです、もっと兵隊ください!」な話なんですけど、それを言われた信は「俺たちが一枚岩になればできる」とか言い出すわけですよ。

 

一見ただの強がり的な発言にも聞こえるけど、修行で培った戦況と勝機を視生豆る能力を身に付けたのか、しっかり彼なりの分析で勝てる見込みがあることを語るわけです。

小隊の方が動きやすいし、一つに固まれば石のように固くなれるのが強み、それを活かして敵将を討つ!と。

 

また何が良いって、農民で集められた部下たちを鼓舞する超ポジティブな発言ね。

俺たちがこの戦いを放棄すれば、いずれ自分たちが守りたい人たちすら守れなくなる、だからこそ勝つために俺たちが一つになることが必要だと。

 

最初こそ「ガキンチョが仕切ってる隊とか終わってんだろ」とかぬかしてたやべきょうすけが、その熱さに打たれて「後ろは俺に任せろ」とか言うわけですよ。

もう信の虜ですよw

そんな関係性に俺も胸が熱くなりましたね~!

そうなのよ、こういう戦とか仲間を描く映画ってこういうシーンむっちゃ大事なんですよ!

 

そしてそこから敵軍に突っ込んでいく信たちの戦いぶりね!

ようやく佐藤信介の真骨頂が見れるわけです。

それまで大群での戦いを描いたキングダムが、平野で少人数VS大人数での剣術での戦いへと変化していくシーン。

敵将の姿を肉眼で捉えたものの、まだまだ距離がある中、羌瘣と共に先陣を切って突き進んでいく。

 

基本的に監督は寄りでアクションを見せることが多い人だと思うんですが、ここでも接近戦をよりスピーディー且つスペクタクルに見せるために、ここでもカメラを寄って信たちを捉えるんですね。

羌瘣とのコンビプレイでは一時スローモーションを入れて見せる美しさもあったり、激しい身のこなしによって敵をバッタバッタと切り倒していくテンポ感のある信のアクションは見ていて飽きません。

 

また信のリーダーシップに骨抜きにされた兵士たちも、ギリギリの戦いを強いられながら奮闘する姿を捉えつつ、信に「行け!」と叫ぶ姿を見せるわけで、こうなると自ずとこっちも兵士たちと同じ思いで信に期待してしまうというシーンになっており、気づけばこぶしを握りながら見てるではありませんか。

 

最後にはキングダム恒例の信の必殺技「何十人もの兵士を飛び越えての大ジャンプ」を見せて、一発で敵将を討ちとる圧巻のアクション。

もうね、敵将とのタイマンとか見せません。

あれだけの大勢の敵を少人数でバッタバッタなぎ倒す、それでもなかなか敵将に近づかないという焦らしからの、キメ。

爽快な幕切れですよ。

 

また討ち取った後も、周りが大いに喜ぶ中、信だけは勝利への喜びを見せるでもなく、精悍な顔つきと言いますか険しい表情とでも言うんでしょうか、とにかくいっぱいいっぱいだったかのような表情。

それはきっとまだこの戦いがちょっとだけしか動いてないことへの表れだったのかもしれません。

 

また本作を面白くさせたのは、大将同士がこの戦いをどのように戦況を見ているのか、そしてどんな手を企んでいるのかといった軍師としての顔をしっかり見せながら戦いを見せていること。

できることなら地図かなんかでシミュレートした映像を見せてくれたらわかりやすいのかもだけど、それだと映画的にクドイわけで、見る側が脳内で地図を作りやすくできるようにセリフで語るんですよね。

 

○○が○○すれば、こうなるという予想をしていた敵側に対し、王騎はその裏をかいていたというまるで将棋のような先の読み合いを語りながら、それが実際どう動いてるのかを描く形になっており、敵将は王騎の手の中で転がされていたことが判ることで、こちらも「やっぱ王騎すげえ!」って気持ちで見ていられるというか。

 

前作の「蛇甘平原の戦い」でもそのような見せ方でしたけど、あの時は信が崖の上から見ていただけで戦いに参加してませんでした。

今回駒として大いに活躍したことを考えれば、前作以上にワクワクする戦いだったかなと。

 

 

で、結局本作でのこの「馬陽の戦い」はまだまだ序盤のまま幕を閉じるんですね。

これで終わらねえのかいと。

敵の総大将の正体を明かして幕を閉じるというものだったんですね~。

いわゆるクリフハンガーで終わるってやつです。

 

続編が気になるとは思いつつ、ここは大きくピリオドを打ってほしかったなぁと感じた終わり方でしたね。

 

最後に

本作の終盤、崖の上から戦いの実況と解説を担うことになった河了貂。

前作ではな~んもしてなかったんですけど、今回は現場に行ったくらいの見せ場しかありませんでしたね…。

頼むから成長しててくれ…。軍師としてのポテンシャルくらいは見せてくれ…、と嘆きながら見てたら後ろから二人組が登場。

 

なんと、李牧とかいう青い服着た男が出てくるではありませんか。

「怪しいモノではありません、一緒に見てもよろしいですか?」と。

一体誰だこいつは…と思ったら小栗旬でしたw

 

さすがコミック実写化の皆勤賞俳優!

ここにも出てくるんですか!

てことは、この後同じ事務所の綾野剛も出てくるのか!?

そうか、敵の総大将って綾野剛か!そうなんだな!やべきょうすけが出演してるって結局お前らのバーターだったのか!

そんな妄想をしてたら、結局敵の総大将は龐煖というキャラで吉川晃司でしたw

 

今回の戦いは王騎と彼との因縁の戦いだけという構図のようで、次回作では2人の一騎打ちが見てるのだと思います。

どちらも動ける人だからアクションはカッコイイモノになってると期待したいですね。

 

まとめてみると、これまでの2作と比べると一つの物語としての完成度は低く感じるんですが、そのマイナスになった部分を後半でかき消したので、個人的にはおおむね満足のいく作品になっていたかなと。

相変わらず主要キャラの見せ場に意識がない作り手はどうかと思うんですが、まぁ前作の河了貂とか一言もなかった昌平君比べれば今回はマシかと。

 

実際前半のエピソードを無くしたら嬴政だって出番や見せ場がなかったわけで、そう考えるとちゃんと主要キャラとしての仕事はあったかな。

 

とにかくこのキングダムは5部作くらいになるんでしょうか。

興行収入次第になりがちなシリーズものですけど、今回もヒットして稼いで、コロナも明けたし、いよいよ次は中国でロケしてものすごいモノを見せてほしいですね。

信だって百人将で終わるような締め方はないでしょう。

千人将くらいまではいってもらわないと。

というわけで以上!あざっしたっ!!

満足度☆☆☆☆☆☆★★★★6/10