モンキー的映画のススメ

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主に新作映画について個人の感想、意見を述べた文才のない男の自己満ブログ

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映画「君の膵臓をたべたい(キミスイ)」感想ネタバレあり解説 君たちは毎日を生きてますか。

7月28日

君の膵臓をたべたい 

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♪暗がりで咲いてる~ひまぁ~わり~ 嵐が去ったあとの~ひだ~まり~

そんなぁ~君に 僕は~恋してたぁ~ ♪

はい、ただいま絶賛「himawari」をヘビロテしながら感想書いてます。

チルオタのみなさん、感極まってますか?

 

主題歌の事は後程書くとして、何の先入観もなしにこのタイトルを読むと、めちゃめちゃホラーに感じます。

でも、この作品にホラー要素はどこにもなく、超泣けると評判の原作小説を映画にしたとのことで、こんなおっさんでもほんとに泣けるのか勝負じゃいっ!!!と鼻息を撒き散らして鑑賞してまいりました。

・・・ たぶん泣くと思う。

 

 

 

 

 

 

 

作品情報

一見おどおろおどろしいタイトルに込められた本当の意味を知ったことで、涙する読者が続出し、2016年本屋大賞第2位、Yahoo!検索大賞2016小説部門賞受賞などを経てベストセラー小説となった住野よるのデビュー作がこの夏、ついに実写化。

これからの活動に目が離せないフレッシュな俳優陣が主人公たちの過去の時代を、第一線をひた走るトップ俳優たちが12年後の現在を演じ、2つの時間軸が交錯して物語は進んでいく。

その物語に色を添える主題歌を、今年デビュー25周年のモンスターバンド、Mr.childrenが担当。

恋とも友情とも違う二人のあの日伝えたかった想い、君と僕の記憶の宝さがしが今始まる。

 

君の膵臓をたべたい (双葉文庫)

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himawari (初回生産限定盤)(CD+DVD)

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あらすじ

 

高校時代のクラスメイト・山内桜良(浜辺美波)の言葉をきっかけに母校の教師となった【僕】(小栗旬)。

彼は、教え子と話すうちに、彼女と過ごした数か月を思い出していく・・・。

 

膵臓の病を患う彼女が書いていた「共病文庫」(=闘病日記)を偶然見つけたことから、【僕】(北村匠海)と桜良は次第に一緒に過ごすことに。

 

だが、眩いまでに懸命に生きる彼女の日々はやがて、終わりを告げる。

 

桜良の死から12年。

 

結婚を目前に控えた彼女の親友・恭子(北川景子)もまた、【僕】と同様に、桜良と過ごした日々を思い出していた・・・。

 

そして、ある事をきっかけに、桜良が12年の時を超えて伝えたかった本当の想いを知る2人・・・。(HPより抜粋) 

 

youtu.be

 

 

 

 

 

 

 

監督

今作を手掛けるのは月川翔

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すごい名前ですね~。月の川を翔ぶ男、その名も月川翔!哀川翔みたいに書いちゃいましたがw

100本映画撮っちゃう?w

 

まぁいつもながら聞いたことない方なんですが、やはり最近の方で、CM,ショートムービー、ミュージックビデオといった、いわゆる映像ディレクターを経ての映画監督という肩書のようです。

 

映画監督しては、白王子と黒悪魔という2人の美男子に翻弄される女子高生を描いた「黒崎くんの言いなりになんてならない」や、今年で言えば、幼馴染の女性を不運から救うために何度もタイムリープしていく青春ラブストーリー「君と100回目の恋」などを手掛けています。

次回作は人気コミック原作を菅田将暉土屋太鳳主演で送る「となりの怪物くん」が来年公開予定です。

 

要するに、最近はやりのスイーツ映画・・・いや失礼、ティーンズの青春恋愛映画を得意とする監督さんなのでしょう。

果たして今回の出来やいかに。

 

 

 

 

 

 

 

 

キャスト

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はい、めんどくさいんで人物相関図でのご紹介。

 

 

膵臓の病を患いながらも懸命に生きる女子高生・山内桜良を演じるのは、浜辺美波。

まだ16歳でこの可愛さ。5年後10年後どんな美人になるのやら。

一番有名な出演作は、TVドラマ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」のめんま役でしょうか。観てないので何とも言えませんが、たまたま見ていた「ワンピース ハートオブゴールド」の声優としての演技はお世辞にもいいとは言えなかった記憶が・・・。

まだ10代なのでちょっとしたことで急成長することもありますから、長い目で応援したいですね。

待機作に佐藤健綾野剛主演のアクション映画「亜人」に出演、9月に公開予定です。

 

 

偶然桜良の秘密を知ってしまったクラスで一番目立たない生徒・過去の【僕】を演じるのは北村匠海。

スターダストプロモーションが今一番売りたい俳優さんでしょう!おそらく!

俳優業と共にダンスロックバンド「DISH//」のメンバーとしても活躍してるそうです。

やはりごり押ししてるだけあって、若いころからかなりの本数に出ているようです。

個人的に彼の出演を覚えているのは、最近の作品ではありますが、ひょんなことから10代の頃へと若返りしてしまった女性のドタバタヒューマンコメディ「あやしい彼女」で、主人公の孫役で出演してました。

他にも、所かまわずケンカを吹っ掛ける男と、その彼に魅了されひと騒動巻き起こす少年のロードムービー「ディストラクション・ベイビーズ」に、主人公の弟の友人役で出演してましたね。

 

今後の待機作にコミック原作の映画化「恋と嘘」が今年の10月に、綿矢りさ原作小説を実写化した「勝手にふるえてろ」が12月に公開予定です。

 

 

 

 

そんなフレッシュな俳優をサポートすべくキャスティングされた、現在の【僕】役に小栗旬、桜良の親友・恭子役に北川景子、恭子の同僚・宮田役に上地雄輔が出演します。

 

プチ情報ですが、かつて小栗旬が主演した映画「TAJOMARU」で、小栗旬が演じた役の幼少期をやっていたのが北村匠海だそうです。すでに過去と現在の役で共演してたとはなんという偶然でしょうか。

はたまた狙い通りなのか。そもそも小栗さん二重じゃねぇだろ・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

原作未読なので結末が全く分かりませんが、主人公に名前がないのが気になるところ。どんな結末なのか。タイトルの意味を知った時、俺は泣いてしまうのか、観たら泣かずにいられない「ほんだし活用術」のような状態になるのか(小栗だけに)!?

ここから鑑賞後の感想です!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

感想

こんなもん泣いてしまうし、惚れてしまうだろっ!

ラスト以上に二人の崇高な関係に涙する青春物語!!

以下、核心に触れずネタバレします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

友達でもなく、恋人でもない。

根暗で友達も作らず、常に一人の世界を作り上げ、他人を干渉しない【僕】と、クラスの人気者で明るい性格だが、膵臓を患った余命1年の同級生の女の子桜良が、友達でもなく恋人でもない仲良しとして日々を過ごしていくことで、相思相愛となっていく様を、学生時代と12年の後の現在という時間軸を織り交ぜながら綴っていく青春ストーリーでありました。

 

やはり、余命モノで現在と過去が交錯していく話といえば「世界の中心で、愛を叫ぶ」がまず思い浮かび、こっちがセカチューなら、今作は「キミスイ」などと非常に似通ったイメージが思い浮かびますが、今作はあくまで恋愛物語ではなく、男女の青春物語として描かれていたように思えます。

 

そしてテーマは「生きる」とはどういうことなのか、ということ。

死を宣告されたから人生のピリオドがいつなのかは決まっている、のではなく、人はいつ死ぬかわからない。出勤途中なのか、誰かとどこかで出かけているときなのか、あるいは家で一人くつろいでいる時なのか、それは誰にも分らない。

思いもよらない時に死は訪れるのかもしれない。

だから、【僕)が毎日をただ平凡に過ごしているのと、死を宣告されている桜良がそれに怯えながら過ごしていても、1日の価値は同じ。

そう考えた時に、毎日がこんな風でいいのか?日々を懸命に生きなければいけないのではないか?と考えさせられる内容になっていました。

 

ふさぎ込んでる【僕】が桜良と関わっていくことで、彼の中で生きることの意味を見出していく流れは、ちょっと今の自分を見ているようでもあり他人事には思えず、考えさせられました。

そして桜良もまた【僕】と過ごしていくことで、周りがいることでしか魅力を引き出せない自分とは正反対の【僕】が、自分を必要としてくれたことに幸せを感じ、生きていることへの喜びを噛みしめていくといった、二人の心の交流に、俺も学生時代にこんな関係になれたらなぁと憧れさえも抱くほど羨ましく感じました。

 

 

浜辺美波が素晴らしい。

もしかしたらこの映画がつまらないと思った人の理由の中で、桜良のキャラが受け入れられなかった、なんて言う人が多いかもしれません。

まぁこれは各々の視点なので決して批判はしませんが、当時非モテ(てか今もですがw)だった私からしたら、このキャラはたまりません!かわいすぎます!

 

2人の交流は病院で【僕】がたまたま拾った共病文庫という闘病日記を読んでしまったことから始まります。

同じクラスメイトだけど、他人と一切関わりを持とうとしない【僕】とは正反対の桜良が、まさかの膵臓を患っていて、しかも余命わずかということを実は家族以外誰にも打ち明けていないということを知り、秘密を知られたことで、半ば巻き添え状態で彼女にあれこれ連れまわされるんですが。

 

いちいちですね、誘い方が巧いというか、返しが巧いというか、思わせぶりな言葉ばっかりいうとか。

【僕】が黙々と作業したいのに急に図書委員に立候補し、本の整理の邪魔をしたり、必死になって探して見つけたほうが宝さがしみたいで楽しいじゃん!とかどこの少年だお前!と思っちゃうし、その後のハニカミスマイル!!

 

たまらん!!!!

 

その後半ば強引にスイーツパラダイスにお茶に誘って、【僕】がちょっとふてくされた返答をすると、急に怒ったような態度をとったかと思えば、好きな人の話で【僕】のことを見直したかのような眼差しでほほ笑む桜良とか、

 

たまらん!!!!

 

どこへ行くか内緒の旅行。日帰りだと思っていた【僕)でしたが、まさかの博多1泊旅行!!!死ぬまでにやりたいことないの?と聞いてきた【僕】のアドバイス通り、色々リストを書いて実行することを決めた桜良。発案者なのだから行動を共にする責任を取りなさい♡フフフ、これから新幹線にのるんだからね、覚悟をしなさい♡

 

たまらん!!!!

 

しかも宿は年齢とは不相応な高級ホテル。そしてハプニ~ング!!ホテル側の手違いで予約が取れておらず、お詫びでスイートルームへ。しかも同じ部屋!!!

 

アカ~~~~ン!!!!!

 

僕は潔白だ・・・と身悶える【僕】に、バスルームから洗顔フォームとって~と甘ぁ~い誘い声や、やりたいことリストの一つ、お酒を飲むを実行しほろ酔い気分になる桜良。真実か挑戦かゲームなる、質問か命令、引いたトランプの数が大きい方が小さい方に選ばせ実行するゲームで、お姫様抱っこからの同じベッドで就寝。

 

たまらん!!!!

 

そして挙句の果てには家に呼ばれ、今日両親いないんだぁ・・・と言われソファーで耳元に囁かれハグを仕掛けてくる桜良。

 

いいんですかぁ~~~~~!!!!?????

 

 

かなり興奮状態でありますが、桜良は明らかに【僕】の中身がオオカミなのか羊なのかひたすら試してくるのであります。

こんなもん、俺が【僕】なら確実にオオカミですよ。いや、世の男性ならわかるでしょう。いくら相手が冗談でからかっていたとしても、これは度を超えてます。

男なら決めるでしょ!

 

でもですね、こんな天真爛漫で笑顔を絶やさない、悪戯心を忘れない桜良ですが、それもこれも病気を隠すためのカモフラージュなんですよね。

 

この役柄をまだ16歳という女優が見事に体現してくるんですから!決して自分はロリコンではありませんが、これは惚れてしまう笑顔でした。

桜良の行動は、まぁどんな女性が仕掛けてきても俺は惚れてしまう自信があるので、そこは浜辺さんとは別の話ですがw

 

 

数々のグッとくるセリフ

【僕】と桜良のやり取りの中で、ぐっと来たセリフをまとめてみました。

  • みんな1日の価値は同じ

途中でも書きましたが、たとえ死を宣告された人でも、退屈に過ごしてる人でも、約束された明日など誰にもあるわけはなく、生きることも死ぬことも平等に隣り合わせにあるわけです。

それを死を宣告されている桜良が言うからこそ言葉に重みがあり、当たり前に過ごしている【僕】に突き刺さるわけです。

 

  • 偶然でもない、運命でもない、互いの選択が私たちを出会わせたんだよ

とあることで二人はささいな衝突をし仲直りをします。その時、【僕】は桜良に、自分とではなく大切な人と過ごした方がいいんじゃないか、自分と残りの時間を過ごしていいのか疑問を問いかけます。

そこで、あの時病院で共病文庫を拾ったことは、互いが様々な選択をした結果なんだから、と【僕】に話します。

そう、二人は何万分の1の確率でもなく、あらゆる点と点が結ばれたからのではなく、互いが選んで歩いてきた先に交差したから今があると語るわけです。

 

  • 桜は散ったふりして咲き続けるんだって

2度目の旅行は桜を見に行こう、でももう桜は散ってしまってるからみられないよ、という【僕】に対し、桜良が言うセリフ。

桜の花びらは散った後すぐに芽を出し、見る人たちの前でじっと待ってサプライズをしようとしているんだよ、と話します。

これは、まさに12年後の【僕】が図書室の整理をしているときに彼女からのサプライズがあることを示唆する伏線になっていて、クライマックスでは素敵なサプライズに【僕】が奔走する流れになっています。

 

  • 大切なものは、目に見えない。

冒頭12年後の【僕】が教師となって授業しているシーンから始まるのですが、その時使っている教材が「星の王子さま」。

砂漠に不時着した「僕」が、そこで出会った星の王子様と出会い、色々な話をすることで絆を深めていくなかで、人生について様々な教訓を教えてくれる世界的ベストセラー。

授業で扱っていた部分はおそらくキツネとのパートだと思うんですが、今作では、桜良がこよなく愛する本として、【僕】に貸したり、クライマックスのサプライズでも使われたりと重要なアイテムとして使われています。

 

  • 生きるって他人と関わっていくことだと思うの

ちょっとニュアンスが違うかもしれませんが、常に一人で学校生活を送っている【僕】に対し桜良が話すセリフ。

【僕】は実際彼女と関わっていくことで、結果生きていると実感するんですが、それは他者と心を通わせたことで、喜怒哀楽を感じ、相手を思うことで生まれてくる感覚だったのだと思います。

 

  • 君の膵臓をたべたい

まぁこれは超ネタバレになるので控えますが、ある表現の一つであります。もちろん桜良が患っている膵臓を意味するのですが、こういう願望誰にでもあるんじゃないかな?というような意味だと思います。

もしかしたら違うように捉える人もいると思うので断定はできないですが。

 

 

 

himawari最高。

はい。ミスチル信者だから書かせてください。

今回の新曲「himawari」は今作のエンディングで流れ、映画の余韻を増幅させる良いスパイスになっております。

セルフプロデュースになってから、ピアノ主体のアレンジは少なくなり、攻めの音楽が色濃くなった印象がありますが、今作はCDの付属についていたドキュメンタリーでも語られていた通り、オーガニックな部分を抑えて、30%ラウド性を出したアレンジで、田原さんのロック色強いギターソロがたまらなくカッコイイ仕上がりになってます。

 

何といっても歌詞の内容が非常に劇中の【僕】とリンクしているし、元気なイメージのある向日葵を、逆手にとった歌詞の内容に桜井さんのソングライティング力のすごさを感じる歌になっていました。

 

実際相手に流されてしまう性格だと劇中で吐露する【僕】なんて、Cメロの、

諦めること

妥協すること

誰かにあわせて生きること

考えてるようでいて実そんなに深く考えていないこと

想いを飲み込む美学と自分に言いくるめて

実際は面倒くさいことから逃げるようにして

邪にただ生きている

 とすごく重なります。

実際桜良と会う前の【僕】はこんな奴だったんですよきっと。

 

だからラスサビで

透き通るほど真っ直ぐに

明日へ漕ぎ出す君をみて

眩しくて 綺麗で 苦しくなる

暗がりで咲いてるひまわり

嵐が去った後の陽だまり

そんな君に僕は恋してた

って歌詞にひまわり=桜良が重なってグッとくるんですよね。

劇中では実際恋をしてたわけではないんですが、君の膵臓をたべたい!って変換できる最後の歌詞だと思います。

 

ファンとしては今回の新曲はすごく映画にピッタリの歌だと思うのでエンドロールが流れても帰らずに、この歌を聴いて余韻に浸ってほしいです。

 

 

 

最後に

ここまでほぼ褒めた内容ではありますが、実際は12年後の【僕】はなぜそんな大事な日々を図書委員に簡単に打ち明けてしまうんだろう?といった構成や、ラストまでの流れはもっとドラマチックにしてもよかったんじゃないか?とか、多少の不満は残りますが、なんだかんだ言って泣いてしまったわけで、やるじゃねえかフレッシュ俳優陣!と。

あとはもう、書けないことだらけなので劇場で見て驚いて、二人の相思相愛に泣いてくださいw

 

ガムいる?

 

というわけで以上!あざっした!!

 

君の膵臓をたべたい Blu-ray 豪華版

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満足度☆☆☆☆☆☆★★★★6/10