グランド・イリュージョン 見破られたトリック
昔ハマりましたね~、「騙されたっ!!!」系の映画。ただこういうのって1度見てタネがわかったら次は見ないっていう。はかない運命・・・。
というわけで、え?これ続編やんの??と首を傾げてしまった、騙された系映画の続編が公開です。何でしょうね、サスペンスでもミステリーでもなくトリック映画?確かに前作の黒幕は騙されたんですがどうも爽快感がなかったような。
とにかくキャストは嫌いじゃないので期待値上げずに鑑賞してまいりました。
あらすじ
ヒーローにして犯罪者、正義の犯罪集団フォー・ホースメン。
新たなミッションは巨大IT企業の個人情報売買の暴露。しかし、天才エンジニア、ウォルター(ダニエル・ラドクリフ)に阻止されてしまう。
その裏には、ホースメンを利用して世界を大混乱に陥れる陰謀があった。全てのトリックを破る科学の前になす術なく徐々に追い詰められるホースメン。
だが、最終決戦の地ロンドンで一発大逆転のスーパーイリュージョンを企てる。果たして、イリュージョンVS科学、勝負の行方は?
そして、見るもの全てが爽快にダマされる、驚愕の結末とは?(HPより抜粋)
監督・キャスト
監督はジョン・M・チュウ。
ん?アジア人の監督ですか。名前は聞いたことないなぁ・・・と思ったらG.I.ジョー2監督でしたか。てかアメリカ生まれでしたね、調べたら。
ダンスに夢中な若者たちを描いた青春映画「ステップ・アップ」の続編、「ステップ・アップ2」で長編映画デビュー。以後4まで続投しキャリアを積んでいます。
その後も、アメリカが生んだポップスターにして問題児w、ジャスティン・ビーバーのドキュメンタリーにしてコンサートフィルム「ネヴァー・セイ・ネヴァー」でその名を広め、アメリカ玩具メーカー・ハズブロの人気シリーズを実写化した「G.I.ジョー」の続編、「G.I.ジョーバック2リベンジ」で革新的アクション映像をもたらしています。
今後はこのグランドイリュージョン3を続投するという情報が入ってます。え?3作目やんの??マジかぁ。

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マジシャンにしてフォー・ホースメンのリーダー、ダニエル・アトラスを演じるのはジェシー・アイゼンバーグ。
ヤァ~ってダチョウ倶楽部みたいになってますけどマジックの真っ最中の画像ですwwあいかわらずの早口セリフは今回も健在なのでしょうか?
これ坊主になってるってことは「バットマンVSスーパーマン」の後に撮影したってことなのかな?きっとそうでしょう。
近年の彼についてはこちら!
FBI捜査官・ディラン・ローズを演じるのはマーク・ラファロ。
いわずと知れた名俳優でございます。まさか今回も出演するとは。前作はホースメンを散々追いかけていたのに・・・今回は立ち位置が違うのでホースメンたちをどう救うのか見ものですね。マジックもやるのかな?
彼の出演作。こちらもどうぞ。
今回のヴィランで天才エンジニア・ウォルターを演じるのはダニエル・ラドクリフ。
ご存知ハリーポッターで世界中をとりこにしたダニエル君。おいヒゲひげ髭!!!もう立派な成人男子ですね。恥ずかしながら私、ハリーポッター未鑑賞でございます・・・そもそもダニエル出演作品も未だないという、これはダニエルバージンてやつですかwそういう意味では今回彼の芝居を見られるのは楽しみであります。
出演作は、約10年に渡って主役を演じてきた「ハリーポッター」シリーズを等身大で演じた後、田舎の古い館を訪れた若い弁護士が恐ろしい現象に遭ってしまうゴシックホラー「ウーマンインブラック 恐怖の館」で長きに渡って染み付いたイメージを脱却した演技で評価され、その後も自白させる力を持つ角を手に入れた少年が恋人殺しの真相を暴いていくサスペンスファンタジー「ホーンズ 容疑者と告白の角」などがあります。
また、無人問いに取り残された男と島に流れ着いた死体が友情を育んでいくという奇妙な青春映画「スイス・アーミーマン」。ダニエルが死体役です。最高です。
他にも、ホースメンのメンタリズム担当メリット・マッキニー役にTVドラマ「TRUE DETECTIVE」での好演が話題のウディ・ハレルソン。
カードマジシャン・ジャック・ワイルダー役にジェームス・ブランコを兄に持つ(似てる!!)デイヴ・フランコ。
ヘンリー役で前作出演したアイラ・フィッシャーに代わって、イリュージョニストで紅一点のルーラ役にリジー・キャプラン。
伝説のマジシャンにしてマジシャンの種明かしで飯を食うサディアス役にモーガン・フリーマン。
前作でホースメンに裏切られた大富豪アーサー役にマイケル・ケイン。
マカオのマジック商人リー役に「グリーン・ホーネット」のジェイ・チョウが脇を固めます。
前作をおさらいしよう
“フォー・ホースメン”を名乗る4人組のスーパー・イリュージョニスト・チームが、大観衆の前で遠く離れた銀行から大金を奪うという前代未聞のイリュージョンを披露。一夜にして有名になった彼らだが、すぐさま強盗容疑で身柄を拘束される。しかしトリックを暴くことができず、証拠不十分のまま釈放。何もできない捜査チームは、元マジシャンのサディアスに協力を要請するが・・・。
マジックを使って人前で堂々と強盗してしまう彼ら。しかもその金を観客の前で降らすといった石川五右衛門的演出は、非常にエンタメに徹した作りになっていて爽快です。決して仲のいいわけでもない彼らが結託する背景には、マジシャンとしての確固たる地位はもちろんですが、彼らを集めた黒幕による切なる願いがこめられていました。
この作品は、数々のマジックやイリュージョンが魅力のひとつであります。マッキニーがある夫婦に行うメンタリズムのテンポのよさや、ジャックとローズ刑事の一騎打ちバトルは普通に楽しめますし、アトラスのすばやいマジックも鮮やかで驚くことでしょう。
そして黒幕が誰なのかという謎が一番の見所になっています。ホースメンを裏で仕切っているのは誰なのか?とにかく斜に構えてみるのでなく、こういう映画はほげ~~っと見るのに限ります。素直に騙されてください。
個人的にはインターポールから派遣されてきたアルマ役のメラニー・ロランの美貌が拝めるというのも見所のひとつです。だってかわいいじゃ~~んww
さ、軽くおさらいもしたところで、今回ホースメンの前に現れる天才エンジニアとどんな勝負を繰り広げるのか、そしてどんな圧巻のマジックを見せてくれるのか。頭空っぽにして挑みましたよっ!!!!
というわけで、ここから鑑賞後の感想です!!!
前作鑑賞しないとついていけねーぞ!スリル倍増!マジック減少!
以下、核心に触れずネタバレします。
ホースメンの小者感が目立つが…
まずは率直な感想を。
今回のホースメンたちはあざ笑うかのように逃げる前作に比べ、追われる身の立場で描かれているため大掛かりなマジックがほぼ無く、トリックやダマしの驚きは物足りない印象を受けました。
しかも、ど頭から前作のネタバレで幕を開けるように、前作で明かされなかった部分が今回大きく関わっているとあってやはり復習、未鑑賞の方は観ておかないと置いていかれることになります。
しかし、その分彼らがギリギリのところで大技をかましたり、連携プレーでピンチを乗り切るシーン、序盤でのミッションはまるでルパン三世でよく見るあの華麗なる動きそのもの。
特に終盤魅せる街全体で繰り広げるショーはデビットカッパーフィールド監修しただけあってこれぞエンターテイメントと言える、豪華絢爛で見事なイリュージョンだったように思えます。
個人的に一番のサプライズだったのは、ウディハレルソンまさかの1人二役wwこれには驚いた!一番笑ったところです。ちゃんとカツラまでかぶって性格まで変えてよくやりました。ギャラ交渉して出番増やしたのか?そんな裏事情への憶測など考えずに笑って仕舞えばいいとおもいますw
そして一番気になったのが中国市場へのゴマすりが半端ない部分。昨今のハリウッド映画におけるこの現象は気にせず鑑賞できるとしても、確実に儲けたい、製作費を回収したいという興行側の下心が鼻についてしまうのも事実。
なんてったって今回の舞台の半分はマカオ。しかも音楽も役者もちょっとした建物やテレビに映るものまで意識した風景に苦笑のオンパレード。
まぁ向こうはマジック盛んだし、ああいう大味な映画は好みだろうからきっとヒットすることでしょう。
ホースメンの成長ぶり
前作から1年後というところから話は始まるわけですが、その一件以来世界的に注目を集めてしまった彼らは地下活動しながら息を潜め、秘密結社「アイ」からの指示を待っていました。おそらくこの1年で大きく成長したように思えます。
今回アトラスは、スタンドプレーも多かったですが、マジシャンとしての個人プレーも多かったように思えます。序盤でのオクタ社潜入シーンでは、人が多くてできねー!とか言いながらも、早着替えや警備員へのなりすましで見せつけ、予告でも流れる雨を止め操るマジックはカッコよかったですねー。
マッキニーも相変わらずアトラスとの軽い口論をするものの、メンタリズムの手際の良さは前回以上。耳元で囁きながら軽快に指パッチンでリズムを作り、あっというまに相手を意のままにしてしまうテクニックはニンマリすることでしょう。バイク運転できないってのがウケたな。
今回一番成長したのは表向きは事故で死んだとされているジャックですね。裏方というポジションから抜け出せないもののアトラスからの信頼度は上がり、影でマッキニーからメンタリズムを学び、今回の見どころの1つである、全員でカードを操ってパス交換しあうマジックは彼なしでは成功できないミッションだったことでしょう。おまけにルーラから惚れられるという。
そんな新メンバーであるルーラは、チームの中で若干空気の読めないキャラとして男性陣を黙らせてしまう立ち位置でしたが、10年陽の目を見なかったという過去からようやく表舞台に立てた喜びが、常に彼女を明るくさせているように感じました。マジックに関しては凄みは感じなかったものの、ヘンリーとは一味違ったイリュージョ二ストとして活躍していたように思えます。
そして前作ではジャックと格闘したディランでしたが、今回はマジックを巧みに使ってのバトルシーンが圧巻でした。布を使って姿を消したり、火を吹いたり、鏡を使って騙したりと今まで見せられなかったからなのかガンガンテクニックを披露してましたね〜。
やはり見て見ぬ振りはできない
ここからはマジックに関してのツッコミになってしまうので話の核心をついてしまうかもなのでご注意を。
前作に続いてご都合主義なマジックのオンパレードのように思ってしまうわけですが、これはいただけないと思ったのは、ニューヨークからどうやってマカオに移動したのかというマジック。
種明かしでは、トラックへと続くホールに暗示をかける仕掛けをして眠らせ飛行機で移動させたとウォルターは説明していますが、催眠術ってそんなに持続するものなの?そもそも、ニューヨークからマカオまで飛行機で半日はかかるでしょ?
で、ディランは彼らと合流するはずがさらわれたせいで合流出来ずあたふたし、後にマカオで合流するわけですが、時間とそれを埋める内容にかなり無理があるように思えました。
それと、チップを盗むために施設に潜入し金属に反応するゲートをうまく通り抜けるというミッション。このミッションを成功するためにトランプにチップを貼り付け身体検査を交わすため4人でうまく投げ合ってピンチを脱するのですが、ジャックの指導の下、特訓したとはいえみんなうますぎwwジャックの立場ねーじゃんww誰かの靴の裏に隠しとけばバレないしwルーラなんかわざわざブラまでとって何も持ってませ〜ん!てwサービス演出以外の何物でもないです。
水を差すような話ですが、これ前回もなんだけど大掛かりなマジックを披露するのはいいとして、そんな時間どこにあったのか?人員は彼らだけでできるのか?とかリハーサルとかやったのか?とかいちいち考えてしまうと滑稽で仕方ないw裏側見せないからカッコよく見えるけど、よくよく考えると地味な時間の方が多いよなぁと。悪いクセだw
話は少しズレますが、前作はホースメンを裏で操る者がホースメンを使って復讐するためのマジックが軸としてありました。ですが、今回は巨大なIT企業の陰謀を暴くというミッションに誰の何の理由もなく世直し的な立場に変わってしまってるのがおかしく感じます。そこを突こうとした理由は何だったのでしょうか。
見出しにも書いたように前作見ないとサディアスがなぜ刑務所にいるのか、ディランはなぜ捜査官なのにホースメンの味方をするのか、この2人にどんな因縁があるのか、ここがわかってないとラストの30年越しのトリックの意味がわからないことでしょう。その発端が冒頭のシーンなので余計入っていけないはずです。
ただこれを無視して見るとしても、たくさんのマジックに魅せられることは間違いないですし、勘ぐって見ると穴だらけな粗探しだけでも楽しいかもしれませんw
個人的にはもっとマジックを堪能したかったし、あれだけ前回鮮やかだったのに今回はホースメンたちがショボく見えるのがなんとも…次作も製作予定だそうなのでどうなっていくのやら。メラニーロランとアイラフィッシャーは復帰するのかな?しないか。
というわけで以上!!あざっした!!