モンキー的映画のススメ

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主に新作映画について個人の感想、意見を述べた文才のない男の自己満ブログ

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映画「記憶にございません!」感想ネタバレあり解説 初心に帰りましょう、総理も監督も。

9月13日

記憶にございません!

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昔々、まだ僕が映画なんぞに興味のなかったころ。

初めて家族4人で映画館へ映画を見に行きました。

東京で一人暮らしをしていた僕は、一人で自由に過ごすことに慣れてしまい、家族でどこかへ出かけるのは非常に面倒で仕方ありませんでした。

 しかしどうしても両親がこの映画を見たい、というのと、ついていかなければ晩飯を食い損ねるということで、地方の人間にとって憩いの場であり、集いの場であり、聖地でもあるショッピングモールへ。

 

両親がどうしても見たかった映画は「有頂天ホテル」。

あ~これなら見てもいいか、と僕。

実家では教育上の問題でリビングでしかTVを見ることができなかったために、当時家族そろって「古畑任三郎」や「王様のレストラン」「竜馬におまかせ!」などのドラマを毎週欠かさず観ていたのです。

 

 

会場は公開して間もなかったこともあり満席。

人の多い場所がニガテな僕は、空調の効きすぎもあって息苦しかったのを覚えてますが、いざ上映が開始されると家族そろって同じところで笑い終始ご満悦ムード。

僕はBIG3やお笑い第3第4世代で育ってきたのですが、三谷監督は別物。

父ちゃん母ちゃんも好きな笑いのジャンルだったし、基本妹は僕が笑えば笑うような奴なので、家族の中で笑顔の連鎖。

僕にとっては今でもあの光景は、家族との思い出のひとつとして輝いています。

 

そう、三谷監督の映画は家族で楽しめる映画だと、僕は思うんです。

盆暮れ正月なんかに帰省して、家族で映画館に行くとか、なんか素敵じゃないですか。

だから家族が集まり辛い秋の映画興行なんかに彼の作品をぶつけるなよ、とは思ってます。

あくまで僕のような地元にいない人間の考えなので、すぐ家族で集まれる家庭は是非やってみてほしいなとは思うんですけども。

 

さてさて、僕の思い出話もこの辺にして、三谷監督最新作です。

ここ数作僕の中では微妙な作品が続いてますが、今回は挽回してくれるのか。

今回試写会で一足先に鑑賞いたしました。

 

 

 

 

 

 

 

作品情報

90年代から数多くのドラマや映画、舞台など、日本中に笑いと感動を届けてきた三谷幸喜監督が、子供の頃夢見ていた「もし自分が総理大臣だったら」という着想から始まり、構想13年をかけて作り出したオリジナルストーリー。

 

金と権力に目が無いことが世間に浸透し、史上最低の支持率を叩きだしてしまった内閣総理大臣が、ある事で記憶喪失となり、善良な心を持った普通のおじさんになってしまうという、奇想天外な政治コメディ。

 

三谷組常連や実力派舞台俳優、果ては意外な人物までキャスティングされた豪華俳優陣に加え、監督得意の密室シチュエーションコメディに仕上がった。

 

果たして総理大臣は、記憶を無くしたまま公務を果たすことができるのか、それとも再び欲にまみれた政治家へと戻ってしまうのか!

こんな映画、今まで記憶にございません!

 

「記憶にございません! 」 オリジナル・サウンドトラック

「記憶にございません! 」 オリジナル・サウンドトラック

 

 

 

 

 

あらすじ

 

 病院のベッドで目が覚めた男。自分が誰だか、ここがどこだか分からない。
一切の記憶がない。
こっそり病院を抜け出し、ふと見たテレビのニュースに自分が映っていた。
演説中に投石を受け、病院に運ばれている首相。
そう、なんと、自分はこの国の最高権力者だったのだ。
そして石を投げつけられるほどに……すさまじく国民に嫌われている!!!

 

部下らしき男が迎えにきて、官邸に連れて行かれる。
「あなたは、第百二十七代内閣総理大臣。
国民からは史上最悪のダメ総理と呼ばれています。
総理の記憶喪失はトップシークレット、我々だけの秘密です」
真実を知るのは、秘書官3名のみ。

 

進めようとしていた政策はもちろん、大臣の顔と名前、国会議事堂の本会議場の場所、
自分の息子の名前すら分からない総理。
記憶にない件でタブロイド紙のフリーライターにゆすられ、
記憶にない愛人にホテルで迫られる。
どうやら妻も不倫をしているようだし、息子は非行に走っている気配。
そしてよりによってこんな時に、米国大統領が来訪!

 

他国首脳、政界のライバル、官邸スタッフ、マスコミ、家族、国民を巻き込んで、
記憶を失った男が、捨て身で自らの夢と理想を取り戻す!
果たしてその先に待っていたものとは……!?(HPより抜粋)

 

youtu.be

 

 

 

 

 

 

監督

今作を手掛けるのは三谷幸喜。

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冒頭でも書いた通り、「古畑任三郎」から彼の脚本作品はよく見ていて、最近でも「真田丸」は毎週欠かさず観るほど楽しませてもらいました。

ですが、監督作品は「ステキな金縛り」まではゲラゲラ笑いながら見てたんですが、「清須会議」以降、何か今までの作品とは違う違和感を持ってしまうことが多々あり・・・。

果たして今回は楽しめるのだろうか、と少々不安を感じながら臨んだ次第であります。

やはり「ギャラクシー街道」が決め手だったよなぁ…

 監督に関してはこちらをどうぞ。

www.monkey1119.com

 

 

 

 

登場人物紹介

 

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左上より

  • 黒田啓介(中井貴一)・・・記憶喪失の総理大臣
  • 井坂(ディーン・フジオカ)・・・怪しい首相秘書官
  • 番場のぞみ(小池栄子)・・・熱い首相秘書官
  • 黒田聡子(石田ゆり子)・・・訳ありの総理夫人
  • 寿賀さん(斉藤由貴)・・・マイペースな官邸料理人
  • 山西あかね(吉田羊)・・・白いスーツの野党第二党党首
  • スーザン・セントジェームス・ナリカワ(木村佳乃)・・・アメリカ初の日系女性大統領
  • 古郡祐(佐藤浩市)・・・謎のフリーライター
  • 鶴丸大悟(草刈正雄)・・・邪悪な官房長官

 

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  • 柳友一郎(山口崇)・・・生真面目な元小学校教師
  • 大関平八郎(田中圭)・・・職務熱心な警官
  • 小野田治(梶原善)・・・あこぎな建設会社社長
  • 南条実(寺島進)・・・石を投げるのが得意な大工
  • 古賀(藤本隆宏)・・・やる気のないSP
  • 野々宮万作(迫田孝也)・・・中身のない秘書官補
  • 鱒淵影虎(ROLLY)・・・ギターがうまい衆議院議員
  • 八代(後藤淳平(ジャルジャル))・・・オーラのない官房長官秘書官
  • ジェット・和田(宮澤エマ)・・・有能な通訳
  • 黒田篤彦(濱田龍臣)・・・記憶喪失の総理大臣の反抗期の息子
  • キャスター(有働由美子)・・・夜のニュースキャスター

 

他にも個性豊かな脇役や隠れキャストも登場します。

 

 

 

 

 

 

 

 

今政治をコメディにするのって結構厳しいなぁとは思いつつ、三谷流のギャグとユーモアで楽しませてくれるのは間違いないとは思うんですが。

ここから鑑賞後の感想です!!!

 

感想

現政権への皮肉とも取れる内容に、三谷ジョーク満載の映画になってましたよ!

しかし、僕はいつから彼の「笑い」に笑えなくなってしまったのだろうか…

以下、核心に触れずネタバレします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フジテレビ開局60周年ですか…

それは神からの石つぶてなのか、聴衆からの反逆的行為によって記憶喪失になってしまった総理大臣が、過去に自分が犯してきた罪に対し「記憶にない」というしょうもない言い訳などせずしっかり受け止め改心し、正しい政治を行い国を豊かにすることという大義名分を掲げ、無駄な事業はカット、大国にはNOを、黒幕には辞職を、妻と子には謝罪と赦しをしていくことで、自分の心までも豊かにしていく、そうこれはもし国のリーダーが記憶を無くしてしまったら、という「if」を提示することで、政治はかわるかもしれない日本は変われるかもしれない、という三谷流の政治メッセージ、ともとれるコメディ映画だったのです!

 

こんな隠れたメッセージをまさかの「フジテレビ開局60周年記念」という冠を付けて派手にぶちかますなんてやるじゃねえか!

決して人を政党を与党を変えるのではなく、政治を志した時から、国会議員1年生の頃から本来持ち合わせていた熱意や情熱心情信念、それを思い出すことで、自分自身を変えればきっと内閣は変わる、国会は行政は変わる、そして日本は良くなる、監督はベタなジョークやギャグやユーモア描写を前面に出しながらも、こんな大きなメッセージを詰めた映画を作ったのだ!

映画を見てただ笑ってる奴は、この映画が描く本質をしっかり理解するのだ!!

 

・・・とまぁトンデモ考察してしまいましたが、正直僕は冒頭で触れた家族との思い出でもある「有頂天ホテル」の頃のような楽しさ喜び爽快感、そんな感情はこの映画から感じることができませんでした…。

「清須会議」以降、なんか面白さが見いだせないという不安や、監督が手掛ける映画への不信感が芽生え、「ギャラクシー街道」ではそれが明確になり、これでダメだったらちょっともう彼の映画は見ないかな…とまで抱き臨んだ今作。

どうしてこんなに心がときめかないのだろう。

一体何がいけないんだろう。

当時まだ映画野郎になっていなかったからか?

映画への見方やこだわりがなかったから楽しめたのか?

要は僕が変わってしまったっからなのか?

ドラマはあんなにも面白いのに、なぜ映画だけ・・・。

もしかしたら監督は、映画への情熱などもはや持っていないのだろうか。

いつも仕事をいただいているフジテレビたってのオファーに、断れなかったのではないか?

だから映画製作にやる気がなかったのではないか。

構想13年かけたかもしれないが、それはあくまで売り文句なのかもしれない。

 

僕は見終わった後、あれこれ考えてしまいました。

僕が悪いのか、監督が悪いのか。

もしかしたら悪いのは時代なのか…(飛躍し過ぎ)。

 

とりあえずこの場は僕が悪いことにしよう、だって僕は監督が手掛けた脚本やドラマは楽しめているのだから、きっと僕に原因があるに違いない。

そうすることで彼を許し、自分を許し、彼の新作ができたならば再び足を運んで鑑賞しに行ける。

それでいい、それがいい。

 

・・・とはいえ、今作は面白くなかった・・・。

 

 

え!?あの人だったの!?

はい、とんでもない角度から監督の想いを汲み取り、なぜ面白くなかったのかという自問自答をダラダラ書き連ねてしまいました。

具体的につまらなかった部分なんかはこの後触れるとして、その前にこの映画の褒めたいところ、意外な所なんかを書いていこうかと思います。

 

僕が「有頂天ホテル」をいちいち推す理由は思い出補正ってのもあるんですが、もうひとつはキャスティング起用に対してです。

基本三谷さんは、この役者を絶対自分の作品で大々的に使いたい!って思いが強い人だと思います。

例えば大泉洋はある三谷映画ではチョイ役でしたが、後に「清須会議」ではメインキャストになっています。

スケジュールの都合だと思うんですが、ホントはチョイ役だった映画もがっつり使いたかった気がします。そして時が経ちよい役メインで仕えたのがあの映画だったのかなと。

 

もちろん役者側も彼の映画でもドラマでも舞台でもいいから出たいって人、多いと思います。

そうした互いの熱い思いがあるからこそ成し得る豪華キャスティングだと思うんです。

 

で、話を戻すと「有頂天ホテル」では、まだ女優としてはそれほどの活躍もなく、バラエティで毒舌ぶりを発揮して地位を確立していたYOUをキャスティングしていました。

なぜ彼女を起用したのか、それはエンディングで彼女に歌を歌ってもらうためです。

僕は彼女の歌はフェアチャイルドとして活動していた頃しか聞いたことありませんでした。

あのかすれ声とフェアリーボイスが同居したかのような独特の歌声は忘れもしません。

歌手活動など遠のいていた彼女に歌を歌わせて映画を締める、これは彼女に出演してもらって是非歌ってほしいという、監督が絶対やりたかったことのひとつだと思うんです。

僕は当時非常に感激しました。

あまり俳優などやってない人を起用することで違和感を与え、見せ場を作ることで観衆に驚きと興奮を生む。

これが三谷マジックだよなぁと。

 

常にそういうことを心掛けている監督は、今作でもサプライズなキャスティングをしていました。

それは黒田の妻・聡子の兄であり国会議員をしている鱒淵です。

役柄としては、元総理だった父の地盤を受け継ぎ、次期総理になるとまで約束されていたわけですが、根っからの消極的な性格ゆえに継ぐことができず、婿養子として現れた黒田に譲ったわけです。

そんな引っ込み思案な彼は、ぱっと見仲本工事のような七三分けの髪型に黒メガネ。

マジ誰やねん!?と。

普通大胆なメイクやイメチェンさえしなければ大体誰がやってるかは気づくはず。

でもよく見ても誰だかわからない。

そこそこ演技はできてる。いやむしろちゃんとできてる。

じゃあ役者かタレントか。え~でもこんな奴いたか?

また監督が舞台で活躍してる奴を引っ張ってきたのか?

それならあり得るな。

でもわからない・・・。

劇中意味もなくクラシックギターを抱えながら黒田の息子の話を聞くシーンがあり、一体どんな意味があったのだろうと。

僕が鑑賞中ずっと抱いていた答えは、エンドロールで明らかになりました。

なんと、あの奇抜な衣装とメイクで活躍するギタリスト、ROLLYじゃありませんか!!!!

 

ここで「すかんち」かよ!!

ローリー寺西かよ!!

恋のマジックポーションかよ!!

マッキーの従兄かよ!!

そうか、だからあの場面でギターを弾いていたのか!!

ようやく合点が合いました。

 

確かに彼はミュージシャンの傍ら、ドラマや映画や舞台にも出ていますから、全然アリな話なわけですよ。

普通に溶け込んでたもんなぁ。違和感なかったもんなぁ、ちゃんと引っ込み思案で良い人を演じてたもんなぁ。

でも奇抜な格好封印したらホント誰だかわかりませんよw

 

僕が今作で一番良かったのは、そんなROLLYを起用したことですね。

きっと監督はいつか自分の作品で彼を使いたかったのでしょう。

そんな監督の夢がかなった作品だったんですよね~。

 

 

まぁ他にもですね、情報番組や歌番組なんかで見て以来キレイな人だなぁと思っていた宮沢エマに、ごんぶと眉毛と地味なヘアースタイルで通訳を演じさせコメディエンヌの才能を開花させたあたりもさすがだし、去年ブレイクを果たした田中圭にオイシイ役どころを与え、彼の出演時間を延ばすことでお客さんの評判を買おうというしたたかな部分もあったし、これもかつての大泉洋的な扱いで絶対自分の作品に使いたい!という思いが込められていたであろうディーン・フジオカをメインキャストで、しかも彼のイメージにピッタリな「秘密を持った切れ者」キャラを演じさせたし、真田丸つながりで草刈正雄や迫田孝也、ただナレーションをしていた有働アナまで引っ張り出すあたりも監督ならではだし、ちゃんと笑いどころも作ってジャルジャル後藤に見せ場を作る辺りも、役者に対しての愛があるキャスティングだったなぁと。

 

それでも僕は記憶から消したい…

とまぁキャスティングに関しての僕の思いをぶちまけたわけですが、ことお話に関してはやっぱり駄目でした・・・。

 

一体何がダメだったか。

まずはギャグパート、笑いの部分に関してです。

別に笑いにうるさい人間ではないし、そこにどん欲な性格ではないんですが、今回のあまりにもベタでどの層を笑わせようとしているのかわからないギャグに、首をかしげてばかりでした。

例えば、記憶を無くした状態で官邸に帰ってきた黒田が、官邸料理人の寿賀さんに「何かないか?」と尋ねるシーン。

小腹がすいたのでいつも甘いの、みたいなやり取りだったような気がするんですが、そこで黒田に出されたものが、チョコバナナだったというもの。

その後、しょっぱいものを希望した黒田に出されたのがキムチ。

はい、笑えませんでした…。

 

他にも記憶を無くす前の黒田が秘密裏に計画していた「K2プロジェクト」。

元同級生である建設会社社長の小野田に金を流し、事業を総理自らが委託していたという黒い交際だったわけですが、実際問題どんな計画だったのかというと、それは国会に新たな場所を設けしかもスーパー銭湯を付けようという計画。

…うーん…。

まだまだあります、妻のたっての希望で彼女のTV番組をを製作させ、しかも聡子の耳にマズい問題が入ったことで生放送本番をすっぽかし、秘書官の番場が無理矢理ハイテンションで踊るシーン。

・・・。

野党第二党党首の山西との打ち合わせと称し密会をしていた、という記憶を無くした状態で彼女の元を訪れ、急に服を脱ぎだし体をくっつけてくることを嫌がる黒田。

吉田羊もこういうことできるのね…

フリーライターの古郡に官房長官鶴丸のネタを掴むよう依頼し、アメリカ大統領とのゴルフの場面で、古郡がキャディ変装をしてまで張り込みをしていたシーン。

・・・こ、これは好きだったな…

え~とあとはぁ、政治を一から勉強するのに小学生で習うような政治の基本から学ぶ黒田とか、クールビズが過ぎる財務大臣とか、英語喋れない外務大臣とか、大統領に料理振る舞う黒田だけど実は寿賀さんがやってたとか、実は日本語が流ちょうな女性アメリカ大統領などなど、なんだろ、政治を扱っておきながら色々とリアリティが無さすぎて、ちょっとファンタジーすぎるというか、どう、こんな奴ら面白いでしょ?ってのが過ぎるというか。

 

多分ですね、序盤から笑えなかったことがよくなかった気がします。

実際はですね、後半にかけて結構顔が緩むような笑いもあって、田中圭演じる警官がSPに抜擢されて、やる気のないSPと張り合うなんて楽しかったとこもあったんですよ。

やっぱり笑いが合わないと感じてしまっただけで、ここまで面白くなくなるのか、っていう。

 

一番もったいないのは黒田が記憶を無くす前にどれだけの悪行や悪態をしていたのかってのを、もっと中井貴一にやらせればよかったのに、と。

一応金を受け取ったかどうかを追及されている国会のシーンで「記憶にねえんだ!」と嫌な顔して返答する場面とか、民衆に対してボロカス言って石をぶつけられるシーンとかあるにはあるんですが、例えばK2プロジェクトを企んでいる黒田とか、山西と不倫している黒田とか、財務大臣と実際裏でどんな悪だくみをしようとしていたのかとか、悪い黒田をセリフで説明するのでなく、実際に回想シーンとかで見せたら面白いのにと思うんですよ。

恐らく三谷監督が密室劇を得意とするからそういう演出をやらない人だとは承知の上での話なんですけど、せっかく中井貴一があれだけクソ総理をやってくれたのですから、もっとやらせてあげればいいのに、と。

あれだけ表情の細かい変化だけで素晴らしい演技をする方ですから、きっと悪い顔して私利私欲を尽くす姿も最高に笑えると思うんですけどね~。

あとはこれもう設定の部分ですけど、支持率の高い総理が記憶を無くして悪いことばかりするっていう、今回と逆の設定の方が案外おもしろかったりして、っていう提案w

これは無理かw

 

最後に

なんか色々不満な部分があって、最後都合よすぎるだろ、どこでそれ気づいた!?って部分とか、最後息子にそんなこと言わせちゃうのとか、カメラワークが気持ち悪いなとか、なんでここ長回しなんだよとか、60周年記念なのにセットがショボいなとか、妻の不倫赦して不倫相手の秘書官そのまま起用続行するとかちょっとどうかしてるぜ!な部分とか、どれもこれも記憶を無くしたい部分ばかりでして・・・。

 

途中でも書きましたが、監督、やはり今回オファー断れなくて仕方なく脚本書いたのか、前作の大コケにやる気無くしたのか、そんな気さえしてしまいました。

 

一応、彼の過去作に「総理と呼ばないで」という似たようなお話のTVドラマがありまして、そっちの方を僕はオススメします・・・。

というわけで以上!あざっしたっ!!

満足度☆☆☆★★★★★★★3/10