モンキー的映画のススメ

モンキー的映画のススメ

主に新作映画について個人の感想、意見を述べた文才のない男の自己満ブログ

映画「メンインブラック4/インターナショナル」感想ネタバレあり解説 面白いんだけど、違うソーじゃない。

MIB/メン・イン・ブラック:インターナショナル

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あれ?なんかあいつ人間には見えないな・・・。

ふとそんな人を見てしまった人、多いんじゃないでしょうか。

もしかしたらその人、本当は人間でなく異星人、エイリアンかもしれません。

 

我々が住む地球には、人間だけしか存在しないと思ってたら大間違い!

実はひっそりと人間の姿を模倣して、我々と同じように生活している異星人がいるのです。

 そんな彼らが悪さをしないように、また人間たちとうまく共存できるように管理や取り締まりをする組織が、メンインブラックなのであります!

 

黒スーツに黒サングラス(逃走中!じゃねえぞ)、カッケーガジェットや車を使いこなしながら、正反対の性格の2人がいがみ合いながらも、互いを思い協力し合いながらエイリアンを退治する、非常にライトでユーモアあふれるSFバディアクションムービー、それがメンインブラックなのであります!

 

と、こんなに熱く語っておりますがこれまで見たことありませんでしたw

今回サクッと過去作3作鑑賞し、今作に臨んだ完全にわかの男でございますw

 

一応過去3作観た感想はですね、尻上がりに面白くなってるじゃんこれ、と。

なんかね1も2も面白いんだけど上映時間90分て短すぎて物足りなかったんですよね。

まぁCGのひどさってのもちょっとあったし。これは仕方ないけどね。

なので今回の新作、非常に楽しみであります。

 

キャスティングが決まった時はね、「ソーとヴァルキリーじゃあああんっ!!!」てMCUファン界隈が盛り上がりましたけど、それ言ったら最近の大作ほとんど主要キャストヒーローやってんじゃんwてなっちゃうわけで。

あれとは違う掛け合いを見せてほしいですね。

てなわけで早速鑑賞してまいりました!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

作品情報

90年代からシリーズを重ねるごとに人気を博してきた映画「メン・イン・ブラック」。

ブラックスーツとサングラスを身に包み、地球に生息するエイリアンが、犯罪や侵略行為をしないよう監視し、取り締まる組織の属する2人のエージェントや、彼らに協力するエイリアンたちとのユーモアで脱力感のある掛け合いと、最新鋭のガジェットを使ってエイリアンと戦う姿が魅力的なシリーズだ。

 

3作で演じてきたウィル・スミストミー・リー・ジョーンズの代表作ともいえる今作は、今回キャストや監督を一新し、過去作の世界観をさらに広げるようなスピンオフ的作品として描かれている。

 

これまでNY内での活躍だったMIBが、その枠を越え世界各地で活躍を見せるかと思えば、既存のキャラも登場するといった、ファンには堪らない内容としてパワーアップを計っている。

 

今回の彼らの任務はエージェント内にいるとされる裏切り者を探すというモノ。

果たして黒幕は一体誰なのか。

新たなエージェントが世界を股にかけてその謎を追う!

 

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あらすじ

 

20年前、エイリアンに遭遇しながらも偶然、記憶消去を逃れて以来、MIBに憧れ続け、ついに自らスカウトを勝ち取ったエリート新人女性エージェントM(テッサ・トンプソン)。

 

上司のエージェントO(エマ・トンプソン)に対しても物怖じしない大物ぶりを見せる彼女に初ミッションが下される。

それは、MIB内部に潜入したスパイの捜索。

 

コンビを組むのは、イケメンだが軽薄な先輩エージェントH(クリス・ヘムズワース)。

その前には、何にでも変身するエイリアンや、3本目の腕を持つクレオパトラのような美女リザ(レベッカ・ファーガソン)など、常識外れのエイリアンたちが次々と現れる。

 

ロンドンオフィスの大物エージェント・ハイT(リーアム・ニーソン)やパグ犬の協力は得たものの、味方であるはずのエージェントたちも、一体誰が敵で誰が味方なのか分からない。

 

果たして、正反対な性格の男女コンビは、無事にミッションを遂行できるのか……?(Movie Walkerより抜粋)

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監督

今作を手掛けるのは、F・ゲイリー・グレイ

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これまで様々な作品を手掛けてきた監督ですが、大体今回のような作品の場合、大味に作るのが逆に彼の良さだと僕は思いますw

それこそ「ワイルドスピードICEBREAK」とか「ミニミニ大作戦」とかその部類かなぁと。

そればかりかと思ったら最近で言うと「ストレイト・アウタ・コンプトン」なんてゴリゴリのカッケー青春音楽映画まで作っちゃう方。

決して侮れない人だと思います。

一体どんな娯楽テイストに仕上げてくれるのか楽しみです。

 

監督に関してはこちらもどうぞ。

 

www.monkey1119.com

 

 

 

 

 

キャスト

イケメンチャラ男だが敏腕エージェントであるHを演じるのはクリヘムの愛称でお馴染み、クリス・ヘムズワース。

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はい、彼といえば「マイティ・ソー」で惑星アスガルドを束ねる男ソー・オーディンソンですよね。

今年公開された「アベンジャーズ/エンドゲーム」でも、とんでもねえ姿で登場し我々を驚かせ最高に笑わせてくれたのが記憶に新しいところ。

 

1作目のソーで見た彼って、やっぱゴリマッチョな2枚目路線なんだろうと思ったけど、最近の作品を見ると実はコメディセンスが抜群だってのは、もう皆さんお気づきですよね。

今回もその抜群のコメディセンスで魅了してくれることでしょう。

 

そんな彼の代表作をサクッとご紹介。

リブート版「スタートレック」でカーク船長の父・ジョージを演じハリウッドデビューをした彼は、その後マーベルシネマティックユニバースに重要なキャラの誕生譚「マイティ・ソー」で主演に抜擢されることで世界に名を知らしめ、その後「アベンジャーズ」などを含め、7作品に出演し人気を確実なものにしています。

 

 

その間にも数々の作品に出演。

人里離れた山小屋を舞台に、恐怖の連続に怯える若者たちの姿を、ホラー映画お約束のネタをふんだんに詰め、全く予想できない結末へと向かっていく異色のホラーサスペンス「キャビン」や、

F1の世界で宿命のライバルとされてきた2人の、プライドをかけた死闘と互いを称える姿を描いた感動ドラマ「ラッシュ/プライドと友情」、

19世紀に起きた捕鯨船の乗組員に起きた悲劇の実話「白鯨との戦い」など、野性味あふれる男の姿を等身大で演じています。

 

近年ではコメディセンスの才能が開花。

80年代に大ヒットしたホラーコメディを女性に変えてリブートした「ゴーストバスターズ」で、おバカな秘書・ケヴィンを熱演しています。

 

ゴーストバスターズ (字幕版)
 

 

2019年は、俳優業を休業し家族との時間に充てるとのこと。

最高にイイ男だぜ!

 

 

 

 

他のキャストはこんな感じ。

エリート新人女性エージェント・M役に、「クリード」シリーズ、「マイティ・ソー/バトルロイヤル」、「アナイアレイション/全滅領域」のテッサ・トンプソン。

ロンドン支部の上官・ハイT役に、「96時間」、「沈黙~サイレンス~」、「スノーロワイヤル」のリーアム・ニーソン。

前作の3から登場したエージェント・O役に、「日の名残り」、「美女と野獣」のエマ・トンプソン。

美しきエイリアン・リザ役に、「ミッション・インポッシブル/フォールアウト」、「グレイテスト・ショーマン」のレベッカ・ファーガソン。

エージェントC役に、「プロメテウス」、「ジュラシック・ワールド/炎の王国」のレイフ・スポールなどが出演します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さてさてスパイは一体誰なのか!?まさかクリヘムってことはねえよなw

ソー&ヴァルキリーコンビがまたしても世界を救う!?

ここから鑑賞後の感想です!!!

 

感想

過去シリーズからグレードアップしたアクションとド派手っぷり!!

うん、面白いことは面白い。

しかし何だろう、このコレジャナイ感は・・・。

以下、核心に触れずネタバレします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雑な詳細と説明。

時は2016年。

エージェントHとハイTがパリのエッフェル塔で、ハイヴというエイリアンの急襲を防ぐため、知恵と銃1丁で地球滅亡の危機を救うことから始まる。

 

再び遡り20年前。

宇宙の神秘に魅了されているモリ―という名の少女が、自分の部屋で隠れていたあるエイリアン・タランシアン星人と遭遇。

彼を捕獲するためにやってきたMIBが、両親の記憶をニューラライザーで消去したが、彼女は寝室で寝ていることから記憶を消去されずに事なきを得たことで、タランシアン星人を逃がすことに。

 

そして現在。

あれからエイリアンを管理する組織MIBの存在のおかげもあって、人生の全てをエイリアンにかけてきたモリ―は、FBIやCIAからMIBに配属されることを夢見るも、どこもその存在を知らず、PCのリモートサービス業をしながら毎日を過ごしていた。

 

しかし独自に開発したプログラムでエイリアンが飛来することを察知した彼女は現場へ直行。

こっそりMIBの後をつけて本部へ潜入してしまう。

 

不審者扱いのため捕獲され、ニューラライザーで記憶を消されてしまう処置をされようとするが、エージェントOへ必死のアピールと説得により、スカウト制であるMIBでは異例の処遇で見習いとして雇われることに。

 

最初の命令はロンドン本部への配属。

そこでの任務を無事完了すれば晴れて本採用されることを約束され、ハイパードライブを搭載した列車に乗ってロンドンへ。

 

 

場面は変わりH。

エイリアンが束ねる組織に潜入したHは、そのルックスとチャラさとその場しのぎの作戦で無事任務をこなす。

翌朝遅刻気味で会議に出席したH。

かつて地球滅亡の危機を救ったことが讃えられてるせいか、ムチャをしても上司であるハイTの配慮もあってクビにされずに済んでいる。

しかし周りの同僚からはあまりいい目で見られていない。

 

今回の任務はヴァンガスというエイリアンの護衛。

彼の命令を聞かないと地球壊しちゃうからね!ってことで、先方の希望でHに白羽の矢が立った。

Hにとって昔からの付き合いであるヴァンガスの護衛はたやすい御用。

そこにモリ—改めエージェントMがHに近づく。

彼の特性に詳しいと巧みな嘘をついて、見事Hと同行することになったMはあるクラブへ。

 

最初こそHの計らいでヴァンガスと夜を共にさせられることになりかけたMだったが、クラブの中に怪しい動きをする2人の人間がいることを察知。

 

それをHに報告するもまるで気にかけておらずパーティーを満喫するH。

大事な話があるとヴァンガスはHに近づくが、Hはそれにも聞く耳持たず。

すると2人の男はそのヴァンガスに毒を仕掛ける。

 

倒れたヴァンガスを車で見送ったHとMの前でその車が大破され、突如臨戦態勢に。

 

やってきたのは2人の男。

手をつかせて地面に這いつくばらせたものの、物体を歪ませたり液状化して攻撃してくる彼らに、HとMは車両から飛び出すあらゆる武器で対応するも防戦一方。

 

HはMにヴァンガスの身の安全の確保を頼み、Mは車中で身動きが取れないでいる彼を救助しようとするも既に命を落としかけていた。

彼はHに「あるもの」を託そうとしていたが、ヴァンガスの特性である「相手の身体に触れることで心を読み取る」能力でHに触れた時、かつての彼じゃないことに疑惑を持ち、会ったばかりのMにあるものを託す。

彼らに奪われないようにと言い残し、命を落としてしまったヴァンガス。

 

応援部隊も登場し、これで2人の男を始末できるかと思ったがうまく逃げられてしまう。

 

大失態を犯してしまった二人だったが、上層部しか知らない任務がなぜ漏れたのか、それはMIB内部にスパイがいるからだ、というMの機転の利いたハッタリとハイTの配慮によって今回も処分を下されずに済んだHとM。

 

彼らに変わってエージェントCが事件の続きを仕切ることになったが、納得のいかない二人は、ヴァンガスの死因である毒を調査しているCから強引に毒のサンプルを奪い、独自で調査に出発する。

 

ロンドンを飛び出し世界を駆け回る2人に、勝手な行動をする2人を捕らえるためMIBエージェントが出動、2人の男もヴァンガスから渡された「あるもの」を奪うため追いかけてくる。

果たして二人は真実にたどり着き、地球を救うことができるのか!?

 

というのが序盤までのお話。

 

 

雑な感想。

これまでの3作の設定を引き継ぎながらも、現代ならではのCG描写や

ポリコレ感も少々混ざったこともあって、今なMIBとして生まれ変わったのは一目瞭然。

 

定番のニューラライザーも登場したり、どんどんでてくるハイグレードなガジェット、進化したハイパードライブを搭載したレクサスの車や、トレードマークである黒スーツサングラスも決まってます!

このシリーズの魅力ってそういうアイテムやコスチュームがあってこそってのがあるので、ほぼ一夜漬けで過去作を見た僕でさえ、コレコレ!!と気分がアガりました。

 

ちょこちょこ登場するエイリアンたちの容姿も多種多様だし、今回エージェント側にもエイリアンがたくさんいるってのがこれまでと違うような気がします。

 

しかもHはエイリアンと関係を持ってるってのも意外。

今回は彼の元カノが関わってくるってのも前回との差別化を図っているように思えます。

 

またHとMの掛け合いも楽しい。

Hはもんのすごくテキトーでチャラくていい加減なんだけど、仕事はしっかりこなす敏腕エージェント。

会議には女と寝ていて遅れるし、デスクワークも瞑想と称して居眠りこいているどうしようもない奴なんだけど、コネクションは豊富だし、なんてたって過去の栄光によってムチャしてもお咎めなしってのがズルい。

 

そんなHとは対照的に、宇宙の真実を知りたくて人生をかけてきた女性、M。

熱心さと野心と胸に念願のMIBに所属できた彼女は、正にガリ勉レディ。

憧れのMIBに入ったからには「見習い」の名札をいち早くはずして正式なエージェントになりたいって行動が見て取れます。

 

このチャラい先輩とお堅い新人のコンビが知恵とハッタリでうまく逃走したり真相に近づいていくわけなんですが、基本的にはですね、Hの隙によって事件がややこしくなっていくってのが筋書き。

それにMは頭を抱えたり衝突したりするんだけど、彼女の臨機応変な対応のおかげでうまく事が運ばれるんですね。

 

またこの二人の間に入ることになるポーニィというエイリアンがかわいい!

ひょんなことから唯一生き残ってしまった小さな宇宙人。イチ兵隊に名前などない!守るべき女王様がいない今誰を守ったらいいのか…って時に出会ったMを女王様として扱うことで、彼らに同行することになるんですが、Hには冷たい態度で接するのがツボw

 

大体なんでお前が「君に読む物語」知ってるんだよw

最後まで活躍することもあって、続編が作られたら再び登場するくらい重要なキャラでしたね。

 

 

スピンオフなんですが。

そして今回の物語、MIB内部にスパイが!?ってのが一番のテーマになってるんですが、正直誰がスパイか大方予想はつくのかと思います。

おおおっ!まさかお前だったとは!?って大どんでん返しはありません。

それこそ冒頭のシーン観たらわかる人も多いのかなと。

 

しかしミスリードに感じる部分もありまして、それがHの過去とは違う仕事への態度。

やはりヴァンガスがHの心を読み取った時に、かつてのお前じゃないってセリフがまさにそれ。

それからHがあるものを託された時もそう。

もしかしてHは本当にこれまでのHと同じ人間なのか?って疑惑を抱きながら見ることになるでしょう。

また彼らの行く手を阻むエージェントCも怪しいので、最初に思い描いた真犯人像がぶれることもある、かもしれません。

 

 

まぁその辺を楽しんでもらえたらとは思うんですが、僕としては今回の映画はやっぱり過去作の方が面白かったなぁという印象。

 

僕はこの映画をバディものとして捉えて観賞していたんですが、今回バディの特性である真逆の人間てのがあまり機能していない気がしまして。

過去作のウィルスミスとトミ―リ―ジョーンズはそれは見事で、結構いがみ合ってるんだけど、心は互いを認め合っていて、心配しているってのを少し覗かせてみせてるんですよね。

 

これぞ王道バディものの設定だよなぁってみてたんですけど、今回は確かにチャラい先輩とお堅い新人て立場も性格も違うのに、その対極的な部分をあまり表面的に見せることができていないなぁと。

 

何度かどっちが先輩でどっちが後輩なんだよw、って構図もあるからバディものとしては成立してるんですけど、過去作のような衝突も特に目立ってないし、ぶっちゃけM一人いたら真実に早くたどり着ける気がしないでもない内容というか。

 

スピンオフだからって言えば、過去作との差別化を図った新しい見せ方って割り切れるかもしれないんだけど、いやいやこのエージェント二人のいがみ合いとかコンビプレイとか結構大事だぜ?

そこ排除しちゃう?

って思いが沸いてしまって、どうしてもコレジャナイ感がねぇ。

 

あとはエイリアンたちがですね~なんかみんな小キレイなんですよ

過去作に登場したエイリアンて、よくよく見ると愛着がわくようなキャラなんですけど、基本的には粘着上の液体を垂らしたりスライムのようなネチョっぷりがある性質で、さらには奇妙な体型だったりするから、ちょっと近寄りがたい生物だったんですよね。

 

しかし今回は、エージェント側のエイリアンも目が四つでメガネ二つ欠けたような奴がいたり、頭身のバランスが明らかにおかしい赤紫色のエージェント、命を狙われたヴァンガスも図体デカくて、パッと見ギガンテスみたいな風貌だったりするんですが、やっぱり過去作のようなグロテスクさはないんですよね。

 

途中登場するHの元カノで武器商人のリザもレベッカファーガソンが演じていて、地球人が惚れてしまうほどの美しさって説得力はあるんだけど、手が一つ多いってだけの宇宙人でエイリアンたらしめる特性ってのがあっても良かったし、美しさは仮の姿で実際はすんごい見た目って設定でもよかったよなぁと。

 

この辺は是非子供が見たらちょっと怖がるようなエイリアンがゴロゴロいても良かったと思うんですけどね~、アンブリンが製作してるんですし。

 

 

あとはね、ユルさが足りない。

 

過去作で一番楽しいのは、エージェントの2人が明らかにヤバイ状況で早くしないと地球が!って時なのに、どこか余裕持って対処してる姿で、その構図がコメディにさせているんですよね。

ウィルスミスがそれやっても面白いし、トミーリージョーンズがやるとなおさら面白い。

だからこそこの映画はSFコメディなのであって、真剣な姿とかは正直必要ないって僕は思っていて。

 

だけど今回エージェントの2人が結構必死なんですよね。

結構ピンチの連続というか。

一応コメディ要素はあるにはあるんですけど、それって任務の中でのコメディではなくて、エピソードとエピソードの間に挟まれる二人のやり取りがコメディっぽいだけで、そこユルくするんじゃくて、実際にエイリアンと戦ってる時にユルく見せてよ~って。

 

例えば敵のエイリアンに一発浴びせられあとに、やってくれるじゃないの!ってすました顔でデカいガジェット出して一発おみまい!みたいな件があるだけで十分ゆるさがでるというか。

Hとタランシアン星人とのサシの対決も、Hが余裕見せてるんだけど結局負けてますからね、それじゃないんだよなぁと。

 

 

最後に

結構不満が出てしまいましたが、普通に見る分には楽しい娯楽映画であることにかわりはありません。

 

しかし、いわゆる最近の大作映画と大差のない描写や武器や設定が、楽しさを損ねている理由に繋がるというか、この映画でしか味わうことができないものが大きく欠けているようにも感じました。

 

クリヘムのコメディセンスも悪くないし、それとは対照的なテッサの役柄も十分で、マイティソーバトルロイヤルでの2人とは全然違う立ち位置ではあるんですけど、もうちょっと何かできたよなぁと。

 

あと一番いらないのは恋愛を匂わせる要素ね

そうではないって感じにも見える終わり方だったけど、明らかにMはHに惹かれてるよなぁと見ていて思っちゃうし、Hもどこか名残惜しく感じてるようにも見えて。

 この多様性の時代に男女でバディ組ませるのなら、恋愛要素は排除ってのがセオリーなんじゃないの?って。

 

バディで行こうぜバディで。

 

続編は果たしてやるのでしょうか。興行次第ですね。

やっぱりこういう内容のFゲイリーグレイは大味だなぁw

あ、どうでもいいですが今回地球に潜んでいるハリウッドスターのエイリアンはドナルド・クローバー(チャイルディッシュ・ガンビーノ)でしたw

というわけで以上!あざっした!!

 

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満足度☆☆☆☆★★★★★★4/10