モンキー的映画のススメ

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主に新作映画について個人の感想、意見を述べた文才のない男の自己満ブログ

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映画「億男」感想ネタバレあり解説 手にして失って気づくお金の価値と意味。

10月19日

億男

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自分の人生を劇的に変えるには、努力でも忍耐でも根性でも知性でも体力でもなく、お金です。

お金があればなんだってできる、大抵の願いは叶う、と思ってます。

お金=幸せだと思ってます。ゲスいやつです。

その願いをかなえるために、幸せを手に入れるために毎週BIGを買って、週明けの朝ドキドキしながら当選結果を見ては、砕けた夢の欠片を集めて地獄のような顔で出勤しているモンキーです。

おー、ジーザス。

 

 今回観賞する映画は、お金にまつわるお話。

借金生活の男に突如3億円という大金が舞い込むことで人生一変!と思いきや親友に金を持ち逃げされてしまい・・・、とお金を通じて幸せとは、家族とは、友人とはを問うマネーエンタテインメントドラマ。

僕のようにお金があれば人生変わると思っている主人公が、いざ大金を手にしたとき、幸せを手に入れることができるのか。

 

ぶっちゃけて言うとですね、最近ちょっと小金を持ったことで、ついつい気持ちが大きくなって景気よく使っちゃってる自分がいます。

だからきっと僕が大金を持ってしまったら人生破綻すると思います。

それでも欲しいんだなぁ、お金。

 

そんな欲まみれの僕にこの映画は一体何を教えてくれるのか。

それを確かめるべく早速観賞してまいりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

作品情報

映画プロデューサーとしても知られる川村元気の同名小説を、「るろうに剣心」シリーズや「3月のライオン」、「ミュージアム」など、常にハリウッド大作映画に挑戦し続ける画作りを心がけることで、日本の映画界に新しいエンタテインメントの扉を開けた大友啓史監督によって映画化。

借金生活を送る主人公に突如舞い込む大金をめぐって、幸せの在り方、家族友人に至る様々な自分以外との関わり方を問う普遍的なテーマを張り巡らしながら、個性的な億万長者達と関わっていくことで、答えを導いていく主人公の姿を描いていく。

 

主題歌をBUMP OF CHICKENが提供したり、モロッコでの撮影も敢行したことで話題となっている今作。

格差社会が徐々に浸透していく中、現代を生きる全ての人々に捧げる新感覚のマネーエンタテインメントです。

 

億男 (文春文庫)

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億男 オリジナル・サウンドトラック

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あらすじ 

 

 

愛、友情、3億円。すべてを失った男の“地獄めぐり”がはじまる――。

 

兄が3000万円の借金を残して失踪して以来、図書館司書の一男(佐藤健)は、夜もパン工場で働きながら借金を返済している。

妻・万左子(黒木華)は度重なる借金の返済に苦心し窮屈に生きることしか選んでいない一男に愛想を尽かし、離婚届を残して娘・まどかと一緒に家を出てしまうのだった。

 

そんな踏んだり蹴ったりの一男だったが、突然宝くじが当たる。

当選金額3億円!

 

これで借金を返せるだけでなく、家族の絆を修復できるはず。

だがネットを見ると、宝くじの高額当選者たちはみな悲惨な人生を送っているという記事ばかり・・・。

怖くなった一男は大学時代の親友であり、起業して億万長者となった九十九(高橋一生)にアドバイスを求めることにする。

久しぶりの再会と九十九プロデュースの豪遊に浮かれて酔いつぶれた一男が翌朝目を覚ますと、3億円と共に九十九は姿を消していた・・・。(HPより抜粋)

 

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監督

今作を手がけるのは大友啓史。

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このブログでは何度も監督の作品を取り上げておりますので、色々割愛いたしますが、まぁぶっちゃけて言うと監督の作品はユーモアが圧倒的にたりないので、今回も硬い画作りと引く事をしない人間描写な気がします。

とはいえ、個性派キャストが勢揃いですし、登場人物も金にがめついキャラが目白押しのようなので、彼らによって楽しく見られるのであれば問題ないかなと。

 

あと監督は、企業を次々と買収していくファンドマネージャーである主人公が、様々な相手とのマネーゲームを展開していく「ハゲタカ」という映画も手がけています。

 

映画 ハゲタカ(2枚組) [DVD]

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 ついこの前テレビ朝日でやってたやつではなく、NHKが手がけたほうですね。

ドラマ版の演出を監督がやっていて、高い評価を得たことから映画化され、そのまま監督デビューしたって経緯なんですが。

 

ザックリ言えば、巨額を動かし駆け引きすることで醸し出される緊張感といいますか、それをガンガン圧を加えて見せる演出力ですよね。

その緊張の糸が切れたときの勝者と敗者のなんともいえない表情や物悲しさ侘しさがたまらないといいますか。

勢いと幕引きに圧倒された作品だったわけなんですが。

 

一応こういう実績がある監督ってことで、お金関連を楽しく見せる力はあると思うんですが、なんせ内容の毛色が違うから、この経験は果たして活かされているのかってところが僕の評価の分かれ目になりそうですね。(何を偉そうに・・・)

 

監督に関してはこちらをどうぞ。

 

www.monkey1119.com

 

 

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登場人物紹介

 

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左上より。

 

  • 一男(佐藤健)・・・図書館司書。失踪した兄の借金を返済するため、パン工場で夜中まで働く二重生活を送っている。家族ともバラバラの生活を余儀なくされるが、ひょんなことから手に入れた宝くじが当選。なんと3億円を手にするが・・・。

 

  • 九十九(高橋一生)・・・一男の大学時代の親友だったが、その後音信不通だった。大学を中退して新会社「バイカム」を起業して大成功。巨万の富を得る。しかしある日、一男の3億円を持って失踪。どうやら彼には複雑な過去があるようで――。

 

  • 十和子(沢尻エリカ)・・・元「バイカム」広報IR担当。実質九十九の秘書を務めていた女性。若くして10億を手に入れるも現在は専業主婦という怪しい美人。九十九の過去を誰よりも知っているようだが・・・。

 

  • 千住(藤原竜也)・・・元「バイカム」のCFO(最高財務責任者)。現在は「夢実現セミナー」を主催する億万長者。マネーアドバイザーであり、「ミリオネアニューワールド」の教祖をも務める怪しい男。かつては、九十九と激しい口論になることも・・・。

 

  • 万左子(黒木華)・・・一男の妻。借金返済しか頭にない一男に愛想を尽かし、現在は娘・まどかとアパートで2人暮らし。一男とは、彼が司書として勤務する図書館でであった。

 

  • 百瀬(北村一輝)・・・元「バイカム」CTO(最高技術責任者)のスーパーエンジニア。現在は3つの会社を経営する億万長者で、競馬場のVIP室で億の金を転がす。あきらとも親しげな、関西弁を操る怪しい男。九十九の新規事業に関しての情報を仄めかす・・・。

 

  • あきら(池田エライザ)・・・金持ちを「億男」そうでない人を「雑魚」に分別するパーティー好きの港区女子。九十九の家で開催されたパーティーで一男と出会うが、本名含め謎に包まれている。3億円の行方を求めて、失踪した九十九探しに協力する。

(以上HPより抜粋)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お金を扱うといっても、何か一発逆転するようなそういうお話ではなく、お金を通じて全ての価値をもう一度見直す、みたいな流れになっていくのかなと。

一応人探しというミステリーの要素も含んでいるので、色々楽しそうではありますが。

ここから観賞後の感想です!!!

 

感想

お金は何も変わらない。お金を持った人が変わるのだ。

マネーエンタメにはなってないが、一見の「価値」はあるんじゃない?

特にお金に執着してる人は。

以下、核心に触れずネタバレします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

金の価値とは。

ひょんなことから3億円を手にするも、親友に持ち出されたことで、人生のどん底を味わった男が、彼の行方探しのため様々な金持ちを訪ねていくことで、お金という存在を見極めていく、その使い道を考えていく、その正体を見極めていくというありきたりな話を、監督特有のクソまじめでシリアスな描写で丹念に浮き彫りにしていき、あえて主役を素朴な風貌にし、その周囲の金持ちたちを奇人変人に仕立て上げることで物語に箔をつけた作品でございました。

 

ざっくり言えば、これといって面白いわけではないが、話自体は非常にタメになる、そんな印象を受けた映画でした。

はっきり言って、お金にまつわる映画なんて山ほどあって、そっちを見たほうが面白い作品てのも山ほどあって。

じゃあそれを見たらいいじゃないと思うかもしれないけど、今回の作品はいわゆる「メルカリ」のようなみんなが身近に感じる媒体が出て来たり、ハリウッド映画のようなデカい規模の金の話ではなく、宝くじの当選金が3億って結構現実味のある金額ってのもリアルだしってんで、それなりに今の日本人に見合った設定にもなってるから話に入りやすい。

だから今見る価値のある映画、だったのかなとも取れる映画でした。

 

やはり予想していたことは大まかではありますが当たっていて、色んな人と出会っていくことで、金を持つことで人はどう変わってしまうのか、金に執着することでどれだけ幸せを取りこぼしてしまうのかということを描きながら、金の価値や意味、正体を語ろうとしていましたね。

何もしてないのに大金を手に入れたことで、それに溺れてしまう人たち。

それによって幸せになったと勘違いする人たち。

大金を手にしたことで劇的に変わってしまう人生とどう向き合うか。

また借金を抱えてしまうことがその後の人生不幸でしかないのか。

結局は気の持ち様というか、意志の強さというか、変わらないことなんだな、ってことを言いたかったのかなと。

 

そして金をどこに投資するかで幸せの価値は変わるということ。

娘が初めて自分でやりたいと言い出したバレエ教室。その費用が高額だから辞めさせようと一男は妻に話すんですが、それに反対する妻。

その一瞬を味わえるのであれば、今抱えている苦労は苦ではなくなることを妻の万左子は信じていて、一男は早く楽になりたい一心でとにかく節約したい。

結果離婚届を突き出されるんですが、その時の一男は理由を理解できずにいたわけです。

借金が無くなれば二人は戻ってくる。なのに、なぜと。

その答えは終盤の娘のバレエ発表会で明らかになるんですが、お金を返すことに執着し過ぎていた彼は気づかされるんですよね、お金の使い方とか幸せの意味を。

ここで涙した一男の表情が非常に印象的でした。

 

また物の価値というのは人それぞれということも。

例えば1000円のランチが高いか安いか。高いと思う人は安い店に行くし、安いと思う人はそこで食べる。

要は1000円というランチが1000円以上の満足度を得られるから支払うわけで、作品の中ではそれをフリマアプリを通じて説明しているシーンがありました。

現在でも「メルカリ」を代表とする個人同士が媒体を通じて手軽に物を売ったり買ったりできるフリマアプリが流行しており、売る側と買う側がモノの価値を分かり合えるからこそ成立するのが要因だと思うんです。

劇中でもモロッコ旅行の旅疲れで倒れてしまった一男を九十九は早く病院に連れていきいたが、倒れた拍子で店の皿を割ってしまい弁償しろとせっつかれてしまうんですね。

結果ふっかけられて34万も払った九十九。

どうしてそんな高額払っちゃったんだよと一男は疑問に思いましたが、命の価値はお金には代えられないわけで、そこでさっさと支払いを済ませれば一男は早く病院に連れていけると。

これもまた売る側と買う側の物の価値が理解できたからこそ成立した事案だったわけで。

その前にもホテルにたどり着けなくて迷子になっていた二人は、すれ違った男がお金はいらないから案内するよ、ということでついていったわけですが、結果金を払えと言われてしまう。

その親切心に払おうとした一男でしたが、九十九はお金はいらないといったのだから払わないと毅然とした態度でNOといいつけるんですね。

こうした個人同士の支払いの交渉をヒントに九十九は後に「バイカム」を立ち上げるわけです。

 

人それぞれの価値。

九十九にとっては会社がどんな状態であれ自分たちで築き上げていくことが価値であり、周りの人間はそうではなかった。

一男もバレエ教室の費用の価値が借金のせいで見出すことが出来なかった。それが後に何を生み出すかもわからずにいた。

今作は登場人物によって、そんな人それぞれの価値を浮き彫りにした作品だったのではないでしょうか。

 

余談ですが、この映画もわざわざモロッコロケなんかに行かなくても作れたわです。

でもロケを敢行する価値があったから実行した。

もっと言えば、この映画を1800円支払って映画館で見るか、レンタルされるのを待つか、レンタルで旧作になるのを待つか、それとも地上波で放送されるのを待つか。

この映画にいくら支払う価値があるかってのも人それぞれってことですね。

思いっきり話がそれましたww

 

 

金に捉われた人たち。

さて、一体どんな流れなのかというと、3000万の借金を返すために、昼も夜も借金に捉われた男に大金が入る。

これで借金返せるし、離れてしまった家族を取り戻せるし、万々歳じゃん!!と。

ただ銀行員から聞いた話じゃた金を持った奴は皆不幸になる、ネットでもそんな話が横行している。

一体俺はこの金をどう使えばいいんだ?

というわけで、大学時代の親友でネットアプリで一山当てた九十九に相談しにいくわけです。

すると彼はまずその金をおろしてまじまじと見つめてその大金を一度使ってみればいい、とアドバイスしパーティーを催すんですね。

場違いな空間に居心地の悪さを感じる一男でしたが、いざポールダンスのお立ち台に立てば、そんな気分など一気に吹っ飛び豪遊三昧。

派手に金をまき散らし優雅に遊んだ一男は、翌朝目を覚ますと自分が持って来た金と九十九がいないことに気付きます。

はい、やってしまいました。友人を信用したあまりにとんでもない失態を犯しました。せっかく手に入れた大金が一瞬にして消えた。

どうしようこうしよう、とそのパーティー会場で強引に連作先を交換された女性あきらに連絡を取り、九十九と親しかった人たちを紹介してもらおうと協力してもらうことに。

 

九十九が経営しているフリマアプリ「バイカム」の元エンジニアである百瀬の元へ。

競馬場のVIP席で豪快にギャンブルを楽しんでいる彼は、九十九の行方を知ら鳴ったわけですが、なぜ彼を探しているか事情を話すと、流れで馬券を購入することに。

一度は万馬券を当て1億という金を手にした一男でしたが、百瀬の口車に乗り最終レースでその金を掛け、3倍にして元々あった3億を取り戻そうとします。

しかし見事にハズレ。

怒りの矛先を百瀬に向けますが、「その金、お前の頭の中で行ったり来たりしただけだ」と一言言われ、落ち着きを取り戻します。

百瀬曰く金とはそういうものだと。

 

続いて、バイカムで九十九と仕事をしていた千住という男の元へ。

投資セミナーで講師をしている傍ら、何やら怪しい宗教の教祖として有意義な生活を送っている様子。

そんな奴から九十九の何が聞けるのか。

彼から聞いたのは過去にバイカムの会社に200億の価値がついているから売却しちゃおうという周りの意見に対し、それを手放せば僕らには何の価値も無くなるという九十九の意見がぶつかり、口論になったというもの。

結果会社は200億で売却し、役員たちには売却益が入り、今の億万長者生活を送れていることが判明します。

そして、ニューミリオネアワールドの中身を毛bb額することになった一男。

「ただでもらった1万円に価値など無いから破ってしまいなさい」と借金返済が夢だという信者に向かって酷なことを言い放ちます。

千住は信者たちに、君たちはお金という概念にとらわれ過ぎている、そんな紙切れ捨ててしまえと促し、そうすれば夢はかないますとはっぱをかけ、信者たちは財布から金をまき散らします。

会終了後信者たちが撒いた金を丁寧にしわ取りし回収する千住の部下たち。

それを見た一男はダマして楽しいか?と問うと、私はただ彼らが捨てた金を拾っただけ、この金をゴミだというやつもいれば、価値を乱すものもいるそれだけだよ、今の人間は金という宗教に入ってんだよ、金は紙じゃなくて、神なんだよ、ゴッド。

と言い放ち、一男は居心地の悪さを感じながらも会場を後にします。

 

続いて千住から元秘書の十和子の住所を聞き尋ねる一男。

10億持ってるにもかかわらず、公営住宅でひっそり専業主婦として暮らしている彼女。

千住から九十九が女で悩んでいた過去がある、と聞いていた一男は彼女にその真相を聞きだします。

千住曰く西麻布に出没する女性には「ドラゴンボール」のスカウターのように男の戦闘力を計るやつらばかりで、それに九十九は悩まされていたそう。

しかし十和子いわく、それは逆、男は金をちらつかせて自分の価値を見せつけ女をもののように扱っていたと語ります。

俺がマンション買ってやるよ、良い服買ってやるよ、だから君の時間を僕にくれ、という輩が常に十和子に付きまとっていた。

それを遠目で見ている九十九。

そういった事態に嫌気が指した十和子は、金があれば何でもできる、その金欲しさに自分を売ろうとする女性がバイカムで出品していることに、必死に抵抗しますが、結果消えることはなかった。

そんな中結婚相談所でお金に執着のない男性と結婚することで、自分は幸せを手に入れたことを一男に話します。

しかし、彼女が住む部屋にはありとあらゆる場所に10億円が隠してありました。

「お金は持っていることが大事」と。

 

会っていなった時期の彼を知ることができた一男。

しかし九十九の周囲の人間に一通りあたっても彼の居場所はわからずじまい。

果たして九十九はどこに?3億円はどこに?

お金と九十九探しの旅路の果てに彼が見つけたものとは。

 

というのが話の大まかなあらすじでございます。

結末は是非映画館で。

 

 

芝浜という落語のお話。

今作では、一男と九十九は大学時代落研=落語研究会に所属している時からの付き合いで、一男(1)と九十九(99)で100コンビなんて言われるほど人気の2人だったということが明かされます。

九十九は日常生活では吃音障害を患っていてうまく話すことができないんですが、落語はちゃんと話せるんですね。

そんな九十九が得意とする落語が古典落語で有名な「芝浜」。

モロッコ旅行でも携帯にダウンロードして聞いてたり、砂漠のど真ん中で一男に聞かせるなどしています。

そしてこの芝浜は物語に重要なポイントにもなっています。

 

さて一体どんな話かざっくりですが紹介を。

魚屋の勝五郎は、腕はいいが酒が好きで怠け者。

何日も休んでいたせいで、奥さんにせっつかれてしまいます。

重い腰を上げて魚河岸へ魚を仕入れに行きます。

だが魚河岸はまだやってない。

とりあえず浜辺で待機していると、革の財布が流れてきます。

中にはなんと50両の大金が。

急いで家に帰り奥さんに、やったぜ!おいらこれでおお金持ちだ!毎日朝湯で友達と飲めや歌えやの大騒ぎだぜ!と豪語し、さっそく実行。

 

翌朝また奥さんに仕事へ行けとたたき起こされます。

仕事なんかいいよぉ~昨日拾った金があるんだから仕事なんてしないよ~だ!毎日遊んで暮らすんだ~い。と勝五郎。

すると奥さんが、何夢みたいなこと言ってんだい、しっかりしてくれおくんなまし!

 

え~じゃ何この散らかり様は。金拾ったのは夢で飲み食いしたのは本当のことこれ?

アタシを疑うの?と奥さん。

そうか夢だったならしゃあねえ、頑張って働きますか!とこれを機に酒を断ち、仕事に精を出す勝五郎。

 

やがて、店を持つまでに繁盛した勝五郎。

大晦日、奥さんと除夜の鐘をききながら年が明けるのを待つと、奥さんから大事な話があると言われます。

勝五郎が拾ったお金は実は夢ではなく本当だったことを打ち明けられます。

 

怒りがこみ上げる勝五郎は奥さんにどうしてそんなことをしたのか聞き出すと、もしあなたがあのままお金を使って飲んだくれになったらと心配になり、大家さんに相談したら、拾ったお金なんか使ったら罰が当たる、ウソついて夢だと言っときなと言われ、今まで黙っていたことを打ち明けます。

 

今まで嘘をつかれていた怒りをあたしにぶつけていいよ、と奥さんは言いますが、勝五郎は、お前がこうして黙ってくれたから今の生活がある、そんなことできねえよ、と奥さんにお礼を言います。

 

奥さんは赦してもらったお礼にお酒を振る舞います。

勝五郎にとっては久しぶりの酒。

しかし、一度躊躇して考えます。

どうしたんだいお前さん。

いやよそう、また夢になるといけねえ。

 

とこんなお話です。

俺が書くと全然面白くなくなりますねw

是非演芸場で生の芝浜を聞いてくださいw

 

はい、元々仕事はできるが怠けもので飲ん兵衛な勝五郎は、一度は大金を手にしますが、それは夢だったことを告げられ一生懸命仕事したことで、幸せな生活を手に入れます。

お金を隠した奥さんのおかげで。

 

この話が今作にどう活かされているのか。ぜひ劇場で確認してみてください。

 

 

最後に

まぁいつも通りまとまってない感想ですが、マネーエンタメという点に集中しているともっと金が堂々巡りしてどんちゃん騒ぎみたいな印象を持ってしまいますが、思った以上にクソまじめなお話です。

でているキャストの奇抜な格好とアクのある芝居がある意味エンタメになってますが、話自体は固いです。

それをどう捉えるか、どう見極めるか、その作品の価値はあなたが決めて下さい。

なんて上から目線w

だって俺1800円払って観たからさぁ。1800円以上の価値がある、満足できると思って観たからさぁ。

 

ちなみに不満な点は、主人公以外結局金持ってる人しかでてこないというところ。

一男の奥さんが一番お金に惑わされない良心的な人でしたが、もっと金に苦しんでる人の描写があってこそのマネーエンタメであってほしかったなぁと。

 

とにかく、お金ってのは何も変わらないんですよ。それを持った人が勝手に変わってしまう。

お金に困った人もお金を持て余してる人も、どう使うかはあなた次第。

それによって幸せの価値も変わっていくんです。

でもさ、なんだかんだ言って、俺も大金欲しいわww

というわけで以上!あざっした!!

満足度☆☆☆☆☆★★★★★5/10