モンキー的映画のススメ

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映画「るろうに剣心最終章/The Final」感想ネタバレあり解説 アクションに圧倒されたけどドラマはね…。

るろうに剣心 最終章/The Final

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 赤い髪、頬に十字傷、切れない刀。

「伝説の人斬り」と呼ばれたアイツが帰ってきた!!

 

原作ファンを納得させた配役に、これまで見たことが無い剣術アクション。

誰もが驚き楽しんだ第1作目から9年。

ここまで続く作品になると誰が思っていたでしょうか。

 

最終章と銘打った本作は、前作と同じく2部構成の前後編。

今回は前編にあたる「The Final」の感想になります。

 

前編なのにファイナル。

一体どういうことなのか。

 

再びあの興奮を見ることができるということで、早速鑑賞してまいりました!

 

 

 

 

作品情報

「ジャンプ暗黒期」と呼ばれた1990年代後半の週刊少年ジャンプを牽引した「るろうに剣心ー明治剣客浪漫譚ー」。

シリーズ累計発行部数7200万部を誇り、アニメ、オリジナルビデオ、そして映画とあらゆる媒体で人気を博してきた作品が、再びスクリーンに帰ってくる。

 

動乱の世と化した幕末に「人斬り抜刀斎」として恐れられた伝説の刺客、緋村剣心。

人を守るための剣術「飛天御剣流」で新時代の扉を開くも、明治維新後は「不殺」(ころさず)を誓い、流浪人として全国を旅してきた。

 

シリーズでは、そんな彼と共に激動の時代を生きた宿敵との戦いや、仲間との出会いを通じて、剣心の贖罪と新しい時代の生き方を模索していった。

 

本作は、剣心に復讐するために現れた男との対決をメインに、剣心の十字傷の謎や彼の過去に迫りつつ、怒涛のクライマックスを2部構成で描いていく。

 

監督・キャスト共に再集結した本作。

「るろうに剣心」のすべてがここに!!

 

 

 

 

 

 

 

 

あらすじ

 

「抜刀斎の頬に、まだ十字傷はあるか」

 

かつて<人斬り抜刀斎>として恐れられ、激動の幕末を刀一本で戦い抜いた男、緋村剣心(佐藤健)。

新時代を迎え、二度と人を殺さないと誓う。

斬れない<逆刃刀>に持ち替え、日本転覆を狙った志々雄真実をはじめ数々の敵との戦いを乗り越えた今は、仲間たちと平穏な日々を送っていたー。

 

ある日、東京が何者かに攻撃され、次々と大切な人々が襲われた剣心は、次第に追い詰められていく。

 

憔悴しきった彼の前に現れたのは、あの志々雄に武器や軍艦を送り込んでいた上海マフィアの頭目・雪代 縁(えにし)(新田真剣佑)。

 

剣心の<十字傷の謎>を知る彼こそが、剣心自らが生み出してしまった最恐最悪の敵だった。

 

剣心に強烈な恨みを持ち、剣心だけではなく<剣心が作った新時代>をも破壊するため<人誅>を仕掛けてくる!(HPより抜粋)

 

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監督

本作を手掛けるのは、大友啓史

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常にハリウッド映画への挑戦をしているかのような斬新なアイディアと圧倒的画力で勝負する監督。

今回もシリーズ過去作同様、怒涛のアクション描写に期待が上がります。

 

本作はアクションとエンタメメインで構成された物語のようで、佐藤健と新田真剣佑の二大俳優が魅せる濃密な感情のぶつかり合いと化した対決にはかなりの手ごたえがあるとのこと。

 

自分の限界を突破すると掲げる監督にとって、代表作となる作品になっているのでしょうか。

 

監督作品に関してはこちらもどうぞ。

 

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登場人物紹介

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  • 緋村剣心(佐藤健)

 

 東京の神谷道場に居候しながら、斬れない刀〈逆刃刀さかばとう〉で人々を助ける剣客。かつては動乱の幕末で、討幕派の暗殺者〈人斬ひときり抜刀斎ばっとうさい〉として恐れられていたが、維新後は二度と人を殺さないという誓いを立て、新時代を脅かす悪と戦い続ける。日本征服を狙っていた志々雄真実を倒し、平和を手に入れたのも束の間、今度は自らの過去が生み出した最恐の敵が現れる。遂に、十字傷に秘められた過去と決別し、未来へと踏み出す時が来た。

 

  • 雪代縁(新田真剣佑)

 

 剣心の<十字傷の謎>を知る男。中国大陸の裏社会を牛耳る武器商人で、志々雄真実に甲鉄艦を売った男。若くして威圧的なカリスマ性と不敵な存在感を放つ。十字傷にまつわる過去により、憎しみを抱えて上海へと渡る。東洋の魔都で何度も死にかけるが、剣心の全てを破壊し復讐したい一心で、マフィアのトップにまで上りつめる。

 

  • 神谷薫(武井咲

 

 亡き父から受け継いだ“人を活かす剣”を説く神谷活心流の師範代。曲がったことが大嫌いな性格で、心根は優しく面倒見もよく、周囲から慕われている。剣心と共に生きることを願っているが、剣心に忘れられない亡き妻がいることを初めて知って衝撃を受ける。だが、二人の気持ちを思いやり、改めて剣心を支えようと決意する。

 

  • 藤田五郎【斎藤一】(江口洋介

 

 内務省警視局警官で、元新撰組。旧幕府軍の一員として参戦した鳥羽伏見の戦いで抜刀斎ばっとうさい時代の剣心と遭遇するが、剣を交える直前に幕府が倒れる。維新後、剣心の二度と人を殺さないという誓いを自己満足だと非難するが、悪を倒す時には協力してきた。東京を攻撃する縁一派を、正義とプライドにかけて捕えようとする。

 

  • 相楽左之助(青木崇高

 

 直情的ですぐに熱くなり、驚異の腕力を誇る喧嘩屋。一方で人情味に溢れる兄貴分の性格から、周囲の人たちに愛されている。いくつもの戦いを共にし、今や最も大切な友となった剣心が、いつも一人ですべてを背負おうとすることに腹を立て、剣心の力になりたいと願っている。

 

  • 高荷恵(蒼井優

 

 口は悪いが心は真っ直ぐな女医。代々医者の名家の娘だったが家族全員が戦死して天涯孤独となり、生きていくために悪事に手を染めていたところを剣心に救われる。今は医者として一人でも多くの人を救うことに身を捧げている。剣心の過去を知って動揺する薫を、励まし勇気づける。

 

  • 四乃森蒼紫(伊勢谷友介

 

 幕府の諜報部隊を務めた江戸御庭番衆おにわばんしゅうの元・御頭。維新の際、幕府に口封じのために仲間を殺され、彼らの名誉を証明するために、剣心を倒して最強の称号を手に入れるという執念にとりつかれる。だが、剣心に敗れて目を覚まし、今では人々の平和のために尽力している。

 

  • 巻町操(土屋太鳳

 

 両親はなく、江戸御庭番衆の拠点である、京都にある葵屋で育てられ拳法を学ぶ。旅の途中で金に困り、剣心の刀を盗もうとしたのをきっかけに剣心と知り合う。天真爛漫だが、子供の頃から慕い続ける蒼紫が復讐に囚われた時は心を痛める。蒼紫を救ってくれた剣心に厚い信頼を寄せている。

 

  • 沢下条張(三浦涼介

 

 通称:刀狩りの張。志々雄真実が率いる最強の特攻部隊十本刀の一人だったが、志々雄が剣心に敗れた後は寝返り、警視局の密偵として働く。

 

  • 呉黒星(音尾拓真

 

 縁がボスを務める上海マフィアの副官。縁の復讐が果たされた暁には、組織を「くれてやる」と言われている。武術の心得は全くない。

 

  • 浦村署長(鶴見慎吾

 

 剣心たちが住む町を管轄している警察署長。人斬ひときり抜刀斎ばっとうさいを凶悪な人物と思っていたが、剣心の人柄を知ってからは彼を心から信頼している。

 

  • 前川宮内(中原丈雄

 

 薫が出稽古に行く前川道場の師範。若い頃は江戸二十傑に選ばれたこともある剣豪で、一般の剣客としてはかなりの腕前を持つ。

 

  • 明神弥彦(大西利空

 

神谷道場に居候する門下生。剣心のことを心から尊敬している。子供扱いされるのが大嫌いで、何とか仲間の役に立とうと日々稽古に励む。

 

  • 鯨波兵庫(阿部進之介

 

 縁一派の一人。幕末に剣心と戦い、右肘から下を失う。止めを刺さず、死に場所を奪った剣心を恨んでいる。失った腕の部分に武器をつけ戦う。

 

  • 乙羽瓢湖(栁俊太郎

 

 縁一派の一人。快楽殺人者で友人を剣心に殺されたことを恨んでいる。2本の歪曲した大鎌と、全身に仕込んだ様々な暗器を繰り出し戦う。

 

  • 乾天門(丞威

 

 縁一派の一人。鋼を装着した両腕、両足を自由自在に繰り出し戦う屈強な男。剣心を殺すのは「早い者勝ち」と意気込み、東京を破壊する。

 

  • 八ツ目無名異(成田瑛基

 

 縁一派の一人。不気味な仮面をつけた男。両腕の先に装着した鋭く長い鉤爪かぎづめを駆使して戦う。乾天門と共に東京の町に血の雨を降らす。

 (以上HPより)

 

 

 

これまでのおさらい

 

るろうに剣心

るろうに剣心

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

 

明治になって10年。幕末に暗殺者“人斬り抜刀斎”として名を馳せた男は、いまは緋村剣心と名を変え、自ら立てた“不殺の誓い”に従い、斬れない刀“逆刃刀”を手に流浪の旅を続けていた。その頃、東京では“人斬り抜刀斎”を騙る男が現われ、無差別な人斬りを繰り返していた。亡き父の道場を引き継ぐ女剣士・神谷薫は、抜刀斎を名乗る男に一人で立ち向かい、危ういところを剣心に助けられる。薫の道場に居候することになった剣心は、やがてニセ抜刀斎が用心棒を務める実業家・武田観柳が企む邪悪な陰謀に巻き込まれていくのだが…。(allcinemaより抜粋)

 

原作3部作の1番目にあたる「東京編」をメインに、最初の山場である鵜堂刃衛との対決をクライマックスにした第1作目。

 

佐藤健の身体能力がいかんなく発揮された剣術アクションはもちろんのこと、キャラデザに関しても、実写化映画によって醸し出されてしまう「コスプレ臭」を上手く回避したリアルさが伝わっていたように思えます。

 

今では主役級の綾野剛永野芽郁がサブキャストとして名を連ねてるのも見どころの一つですね。

 

 

るろうに剣心 京都大火編

るろうに剣心 京都大火編

  • 発売日: 2014/12/03
  • メディア: Prime Video
 

 

新政府の大久保利通に呼び出され、剣心の後釜として“影の人斬り役”を務めた志々雄真実の暗殺を依頼される。維新後、口封じのために新政府によって焼き殺されたはずの志々雄。しかし奇跡的に甦り、京都で恐るべき戦闘集団を作り上げると、日本転覆を目論み暗躍を始めていた。送り込まれた政府の討伐隊はあえなく返り討ちに遭い、もはや剣心しかその使命を託せる者はいなかった。やがて、大切な人を守るために自らの運命に立ち向かいことを決意した剣心は、薫の必死の制止を振り切り、ついに京都へと旅立つのだったが…。(allcinemaより抜粋)

 原作での「京都編」を2部作で描いた前編。

 

最大のライバル志々雄真実演じる藤原竜也の圧倒的ヴィランが映画を引っ張っていく力強さがある一方で、何度も映し出される剣術アクションが物語の運びとしては少々クドさを感じてしまうのが僕の思うところ。

 

また、蒼紫との対決をサイドストーリーにしてしまうのが非常にもったいないとも。

 

隠しキャストとして「龍馬伝」で主演した縁もある福山雅治が登場するのは鳥肌でしたし、若かりし土屋太鳳や、役者としては久々の宮沢和史が大久保利通を演じてましたね。

あれ結構ハマってたと思いますw

 

 

るろうに剣心 伝説の最期編

るろうに剣心 伝説の最期編

  • 発売日: 2015/01/07
  • メディア: Prime Video
 

 

日本征服を狙い強大な武装集団を作りあげた志々雄を討ち取るべく京都へ向かった剣心だったが、志々雄一派の圧倒的な力の前に苦戦を強いられる。やがて志々雄が甲鉄艦・煉獄で東京へと攻め入ろうとする中、このままでは志々雄を倒すことは出来ないと悟った剣心は、再会した師匠・比古清十郎に奥義の伝授を懇願するが…。

 東京に戻っての志々雄との最終決戦をメインにした2部構成の後編。

 

師匠から新たな技を教わり、新たな逆刃刀も手に入れパワーアップしていく剣心の過程が少々長い感じがしてしまうし、十本刀との一騎打ちはもっとあってよかったのかも。とはいえ、黒船での4対1のバトルは非常に熱い戦いでしたね。

 

ツッコミどころとしては蒼紫はどうやって船に乗り込んだのか、斎藤はなぜ軍服に着替えて船に乗り込んだのか。

 

 

 

 

 

 

 

原作としては最後のエピソードにあたる「人誅編」にあたる本作。

あまりに暗く陰鬱なために読者が離れてしまったとも言われた最終章ですが、映画でも原作の空気をしっかり出せているのでしょうか。

ちなみに私、原作でなくアニメでしか把握してませんのでご容赦くださいw

ここから鑑賞後の感想です!!

 

感想

予想はしていたが、やっぱり長い。クドい。

「The Beginning」で使われるであろう回想シーン使わなきゃいいのに。

とはいえアクションは素晴らしいです。

以下、ネタバレします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

逆にする必要あったのだろうか。

過去の剣心に因縁を持つヴィランの人誅により、再び剣を振るうことになる剣心たちの死闘と、頬についた十字傷の謎が明かされるドラマを丹精込めて作られた本作は、復讐が如何に醜く虚しいものかを伝えると共に、人斬りとして生きてきた過去を決して忘れることなく「人を活かす」ことで贖罪を続けていく剣心の芯の通った強さを堪能できる最終章に相応しい作品でございました。

 

・・・と、褒め記事っぽく書き始めましたが、正直色々必要ではないパートが見受けられたせいで、せっかく前作より進化したアクションの良さが台無しな脚本だったなぁというのが率直な感想です。

 

大前提として、今回先に「ファイナル」を見せた後、後編「ビギニング」という剣心の始まりを見せる流れで公開されるわけですが、劇中であまりにも「The Beginning」で使われるであろうシーンが何度も出てくるので、正直しつこいし、話の流れを削ぐ要因になってた気がします。

 

ここを見せずに最小限のセリフで伝えれば、一体剣心の過去にどんな悲惨な出来事があったのか興味がわくと思うんです。

結果、後編も劇場に足を運んで見に行きたい人が増えるのになぁと。

 

2部作であるが故に、一つにまとめるには長すぎて、2つに分けると短すぎるから回想シーンで後編のパートを一部分を使って薄く伸ばしちゃおうという製作側の意図が見えてしまった気がするというか。

 

 

じゃあ「The Beginning」と「The Final」の順で公開したら、どうだろうと考えてみましたが、今度そうなると本作のヴィランである縁がどれだけ剣心を恨んでいるかが伝わり辛くなっちゃうのかなと。

それか、縁視点の物語になり得ちゃう気がするのかなぁとも。

あくまで僕が監督ならって話なので忘れてくださいw

 

アクションは素晴らしい。

しかしどうしたもんか、ドラマパートはホント退屈で。

アクションとドラマで緩急をつけたかったんでしょうけど、中盤でどっしり剣心の過去と縁の復讐心を露わにするシーンが長すぎて、一体いつになったら縁のアジトに行って戦いを挑むのか早くしてくれよと。

 

また、これは仕方ないんですけど、登場人物が多いせいで、それぞれ今どういう状況にあるのかや、どんな思いでその場所にいるのかといった一連の流れも入れないといけないせいで、主軸がなかなか進まないといった部分もありましたね。

 

オールスター大集合もやりたかったせいか、操や蒼紫も出てきちゃうし、まさかの宗次郎まで登場という豪華さはあったものの、果たして本当に必要だったのかは微妙に思えます。

まぁアガりましたけどねw

 

 

やはり本作の一番の魅力は谷垣健治さん監修のアクション描写ですよね。

 

僕正直言うと過去作の剣心のアクションあまり好きではないんですよ・・・。

ひとつひとつの剣裁きが軽く感じられて、時代劇ならではの人を斬る重みが全然伝わらないというか。

あとフェンシングやってるみたいだし、カメラワークも動きを追えてないところが多々あり、正直何やってるかわからない。

まぁ飛天御剣流が大人数相手の戦い方なようなので、リアルにしたらああいう画になることは承知の上なんですけど。

 

だから今回も同じような撮り方だったらどうしようと不安がったんですが、今回カメラワークもワイヤーアクションもよくできてたなぁという印象。

そう思った大きな理由は、大人数と戦うシーンが過去作に比べると比較的に少なく見え、サシでの対決に力を入れていた気がしたからです。

 

実際大人数で対決することになる縁のアジトのシーンでは、剣心たちを上から捉えるのではなくなるべく人と同じ目線で、しかも至近距離で映していることから、どうやって敵を倒していくのかが見やすかったように思えます。

 

また冒頭から縁が列車で暴れ出すシーンが描かれてましたが、ワイヤーアクションによって滑らかにアクロバティックな動きを見せていたことで、彼らのアクションがより予想だにしない動きであり、人間離れした身体能力であることを納得させるアクションだったなぁと。

 

あとは結構な箇所で相手を吹っ飛ばすシーンも多用していた気がします。

実際あんなふうにはならないとは思うんですが、吹っ飛ばすことによって細かい動きばかりでないダイナミックさも伝わって迫力はありましたね。

 

例のあの人の扱い方。

今回伊勢谷友介をどう扱うか気になっていましたが、しっかり蒼紫役として活躍されてましたね。

 

操と共に巴の日誌を剣心の元へ届けに現れた蒼紫。

それと同時に、御庭番衆の情報網によって入手した東京での不穏な動きを、自身の手で止めるために縁一派に立ち向かうというもの。

 

兵庫の大砲によって火の海と化した東京の街の人たちは、一体何が起きてるのか訳も分からないまま逃げ惑うばかり。

そんな人たちを身を挺にして守ったことで蒼紫は大怪我を負ってしまう。

 

蒼紫の活躍は劇中ではこれだけだったんです。

 

この後、彼の代わりに操が剣心の元へ駆けつけ、戦いに協力するという流れでしたが、実際これ追加撮影とか編集して蒼紫の登場を減らしてないか?と思いました。

 

そもそも原作での「人誅編」に御庭番衆が登場したのか知らないんですけど、あれだけ人気のあるキャラを最後に登場させないのはやっぱり不自然に思えたし、これ恐らく大人の事情が絡んでるよなぁなんていう映画の外側が気になってしまい。

 

過去作「伝説の最期編」では、剣心、左之助、斎藤、蒼紫の4人が協力して志々雄と戦うシーンが印象的でしたが、今回もそれをやろうとしたと思うんですよ。

でも伊勢谷友介がああいうことになってしまい、仕方なく土屋太鳳の出番を増やしたのかなと。

実際終盤での操のバトルシーンは彼女単独で戦ってるシーンが多く、これ別撮りした?と。

 

あくまで僕の妄想に過ぎず、裏を取ってないものなので実際どうだったのかはわかりませんが、そう見えてしまっただけの話ということでw

 

壮大な復讐劇

縁がなぜ剣心に恨みを持つのかは、自身の姉であり剣心の妻だった巴を彼に惨殺されたから。

しかも目の前で。

 

巴も清里という許嫁を剣心によって殺された恨みを晴らすために近づいたものの、人をたくさん殺めてきた以上に人を救いたいと願う剣心の優しさに気付き、もう一つの幸せを手に入れたから、何としてでも剣心を生かしたいために身を挺し命を絶ったことが今回描かれています。

 

詳細は後編の「The Beginning」で描かれるんでしょうが、縁は姉の思いを知らずにただ剣心に斬られた姿しか見ていないことや、姉に協力するためにやってきたのに「帰れ」と言われたこと、姉の力になりたいのにさせてもらえない辛さなども見えた気がします。

 

そんな彼の復讐心は中国での数々の修羅場を潜り抜けられるほど根深く、剣心を殺すことだけでなく、剣心の周りの人物、言葉を交わした人物、さらには剣心によって平和になった国そのものにまで標的にし、剣心に痛みを与えるより苦しめることが目的になっていく。

 

そして迎え撃つ剣心は、彼がこれまで抱えてきた痛みに同情しながらも、自分がこれまでしてきた贖罪は決して間違いではない。

間違いなのは、その痛みを復讐として自分以外も苦しめることだと言い放ち、縁に立ち向かうわけです。

 

必死に悩んでどう生きるべきかの道を決めた剣心。

人を斬った分、人を救うことで贖罪してきた彼だからこそ、個人的な復讐に駆られる縁には応えた言葉だったように思えます。

 

 

最後に

縁とのタイマンでは、劇伴を流さず効果音のみでバトルしているのが良い演出でした。

2人の譲れない理由に重みが増したアクションだったというか。

これまで以上に白熱したバトルシーンだったように思えます。

 

また、続きは後編「The Beginning」で!というような勿体つけはなく、これはこれ完結!って潔さは良いと思います。

「京都大火編」のラストが正に勿体つけた終わり方だったので、また同じだったらどうしようと思いましたし、サブタイトルの「The Final」に相応しい最後だったなと。

 

「ありがとう、すまない、さようなら」

そして薫の手を握って巴の眠る場所を去る剣心。

良いラストでした。

 

「The Beginning」は一体剣心のどんな「はじまり」を描くのか。

OVA版の「追憶編」を基にしたと言われていたので今回見てみたんですが、ドラマとしても素晴らしいですし、何より幕末での歴史的な出来事に身を投じた剣心という設定が楽しみです。

新選組や桂小五郎、高杉晋作らが登場するようですし。

 

まぁエンタメ大作としてはありがちな不要部分と分厚さでしたけど、アクション良かったんで甘めで。

というわけで以上!あざっしたっ!!

満足度☆☆☆☆☆★★★★★5/10