ジュラシック・ワールド/炎の王国
僕は小さいときから映画を見てるわけではなく、この10年でガンガン見てるわけですが、なぜかこの「ジュラシックパーク」は完全にスルーしておりまして。
「ジュラシックワールド」もスルーした僕は、ジュラシックパークから見てやろうと自宅で観賞し始めました。
とりあえず付け焼刃ではあるものの、目に焼き付けての本作観賞となりました!
まともな感想いえるのかオレ・・・。
作品情報
恐竜のDNAを使い現代科学で蘇らせてしまった「ジュラシックパーク」の興奮と感動を再びよみがえらせた2015年大ヒット作「ジュラシック・ワールド」。
大人気テーマパークでの大惨事から3年後の世界を舞台に、恐竜達が生息する島で再び救出活動に向かう二人を軸に物語は展開していく。
恐竜、アクション、ドラマ部分など前作からさらにパワーアップし、より深いテーマ性も盛り込まれているとされる今作。
火山活動が活発した島のことを「炎の王国」と呼ぶのだろうか。
その全てはスクリーンで明らかになる。
今年の夏も恐竜達から目が離せない!!
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あらすじ
ハイブリッド恐竜“インドミナス・レックス”とT-REXの死闘により崩壊したテーマパーク“ジュラシック・ワールド”が存在するイスラ・ヌブラル島。
この島で、火山大噴火の予兆が観測されていた。
危機的状況が迫る中、人々は恐竜たちの生死を自然に委ねるか、自らの命を懸けて救い出すか、究極の選択を迫られる。
救出を決意した恐竜行動学のエキスパート、オーウェン(クリス・プラット)は、テーマパークの運営責任者だったクレア(ブライス・ダラス・ハワード)と共にすぐさま行動を開始。
ところが、島に向かったその矢先、火山が大噴火を起こす。こうして、生き残りを賭けた究極のアドベンチャーが幕を開ける……。(Movie Walkerより抜粋)
監督
今作を手がけるのはJ・A・バヨナ(フアン・アントニオ・バヨナ)。
スペイン出身の方で、今作が4作目の長編映画監督作品とのこと。
恥ずかしながら監督の作品を1本も見ていないので、作風やらなんやらわかりませんが、過去作からみると、VFXに長けた方なんだろうなというのが想像できるかなと。
今作の監督抜擢というのも納得できるのではないでしょうか。
そんな監督の過去作をサクッとご紹介。
突然姿を消した愛する我が子をを取り戻すべく、孤児院での不気味な因縁と退治してく母の物語で、ギレルモ・デル・トロ監督の支援もあり製作できたデビュー作「永遠の子どもたち」が、カンヌ国際映画祭で上映されたことで注目を浴びます。
その後、2004年のスマトラ島沖地震による大津波で被災したヨーロッパ人家族が、バラバラになりながらも再会を信じて懸命に生き抜く姿を描いた「インポッシブル」、
家庭環境などによって毎日悪夢にうなされる少年が、不気味な大木の怪物との奇妙な関係を描いた喪失と再生のダーク・ファンタジー「怪物はささやく」などがあります。
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キャスト
元海軍の軍人であり、元ジュラシックワールドの恐竜監視員オーウェン・グレイディを演じるのはクリス・プラット。
みんな大好きクリプラです。
よくよく考えたら彼ってキャラクターを演じるほうが多いから、彼の紹介をちゃんとブログでしてこなかったので、今回は紹介をしようと。
マッチョな体格と無邪気で明るい表情。
力強さとユーモアを兼ね備えた最高の俳優でございます。
急に出て売れた俳優かと思いきや、話題作の映画にちょこちょこ出演しながら存在感を出していたクリプラ。
ある女ヒットマンの教育によって殺し屋に覚醒した男の物語「ウォンテッド」では、主人公のジェームズ・マカヴォイを社内でいじる同僚を演じ、
万年Bクラスのプロ野球チームが、出塁率優先でゲームを組み立てることで奇跡を起こしていく「マネーボール」では、守備が下手というだけで使われずに過ごしていた選手だったが、バッターボックスに立った途端、隠れた才能を開花させたことで、連勝記録の立役者として脚光をあびた、スコット・ハッテバーグを演じ、
ビンラディン殺害の真実を若き女性CIA分析官の視点から描いた「ゼロ・ダーク・サーティ」では、海軍の隊員役として出演するなど、意外にも有名な映画に端役で出演し、活躍の場を少しずつ広げていったのです。
そしてMCU作品「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の主人公スターローロードことピーター・クイルに抜擢されたことで爆発的人気に。
「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」でもピーター役として出演し、アベンジャーズへの参戦に歓喜した人も多いでのではないでしょうか。
他にも、宇宙船で一人目覚めてしまった男と女の悲恋を描いた「パッセンジャー」や、名作「荒野の七人」を多様性に富んだ配役で大胆リメイクし話題を呼んだ「マグニフィセント・セブン」、「レゴ・ムービー2」のCVなど大作映画に引っ張りだこであります。
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他のキャストはこんな感じ。
元ジュラシックワールドの運用管理者クレア・ディアリング役に、「ヘルプ~心がつなぐストーリー」、「レディ・インン・ザ・ウォーター」のブライス・ダラス・ハワード。
クレアが設立した恐竜保護グループの若きメンバーフランクリン・ウェッブ役に、話題のポケモンハリウッド映画「名探偵ピカチュウ」の主役に抜擢され、Netflixドラマ「ゲット・ダウン」でも、才能ある若き詩人でラッパーの青年エキゼキル役を演じ注目を浴びたジャスティス・スミス。
同じく恐竜保護グループに所属する女性メンバージア・ロドリゲス役に、TVドラマ「オリジナルズ」に出演していたダニエラ・ピネダ。
慈善活動を目的とする財団の人物ベンジャミン・ロックウッド役に、「ベイブ」、「L.A.コンフィデンシャル」、TVドラマ「24」でジャックの父を演じたジェームズ・クロムウェル。
前作でインドミナス・レックスを作り出した張本人、ヘンリー・ウー役に、「ジュラシック・パーク」でも同名役で出演したB・D・ウォン。
そして「ジュラシックパーク」での事件の当事者イアン・マルコム役に、「マイティ・ソー/バトルロイヤル」、「インデペンデンス・デイ」のジェフ・ゴールドブラムなどが出演します。
前作のおさらい
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最新のテクノロジーにより現代に蘇った恐竜達が巻き起こす恐怖を描いた人気映画シリーズ「ジュラシック・パーク」。
その第4弾として描かれたのは、ついに実現したテーマパーク「ジュラシック・ワールド」。
連日大盛況と賑わう施設だが、新しいアトラクションで披露される新たな恐竜の暴走により、パーク内での大惨事へと発展してしまう。
恐竜飼育員のオーウェンと施設管理官のクレアは、この史上最大のパニックをどう鎮圧するのか、というのがあらすじ。
とりあえず一気に観たんですが、結局の所、人間の欲の強さが災いをもたらしてしまうんだな、のくり返しではある。
2は会社を乗っ取られた元社長のたっての願いで調査をしたものの、新社長の会社再建のためのプロジェクトのせいで、再び恐竜達を商品にしようと目論んでいた。
3は島に不時着し行方不明の息子救出のために両親が教授を巻き込むという、あまりにも身勝手な行動。
ワールドは、会社の利益ばかり考えていた結果、新種の恐竜を作ったことで巻き起こるトラブル。
あれだけの災いを起こしておきながら懲りない人間達。
劇中でも誰かが言っていましたが、神にでもなったつもりかと。
そんな人間の恐ろしさを描きながらも、どの作品も恐竜のクオリティは高く、どこと無くホラー要素も入れてるもんだから、怖い。
ワールドは確かに4Dで見たらいい体験できそう。
そしてクリプラかっこよすぎ。
何だあの最後のセリフ。オレが言われてえわwww
おさらいを済ませ臨む炎の王国。
常に描いてきた人間の傲慢さと、恐竜への命の尊さという問題に今回はどう切り込むのか。
ま、クソ真面目に観ずに楽しめたらいいなぁ。
だって映画館でこのシリーズ見るのが初めてなもんでw
ここから観賞後の感想です!!!
感想
真面目かwwでもすげー好き!!
過去作から積み上げた作品の構図にもう一段階テーマを底上げした、愚かな人間どもに命の価値を知らしめた快作でした!!!
以下、核心に触れずネタバレします。
1と2が混ざった感じ。
火山活動の活発化により恐竜たち保護するべく立ち上がったクレアとオーウェンを中心に、科学によって生命を授かった恐竜を助ける側と、未来の発展を建前に人間による愚行をする側との対峙から、果たして科学によって作り出された命を人間はどう対処すべきか?という問題提起と顛末を描きつつ、CGをフル活用したダイナミックさと、初期のジュラシックパークを彷彿とさせるホラー要素も加わった演出に終始ドキドキしてしまった、全世界必見の娯楽映画でございました!!!
恥ずかしながら初めて映画館でジュラシックパークシリーズをIMAX3Dで鑑賞してきたんですが、もっと早くこの経験をしていればよかったと感じた楽しい作品でした。
やっぱりでけえ物体が暴れまわるのが見どころである映画は、劇場で見なくてはいけないと、改めて心に刻んだ作品でもありました。
おさらいということで自宅で一気ではあるものの楽しく鑑賞しましたが、やはり映画館の比ではなく、是非過去作が劇場で上映される際は足を運んで鑑賞したいなと思った次第であります。
さてさて本作についてですが、どうしたって過去作と比べてしまうのが悪い癖ではあるんですが、1と2の要素をミックスした構成と演出だったなというのが率直な感想です。
冒頭から忍び足感覚で人間に近寄ってくる大きな影にゾクッとさせられたり、
T-レックスの背中に乗って注射をぶっさす件、
コントロール室に閉じ込められたクレアとフランクリンが溶岩が垂れてくる中で恐竜から逃げ惑うシーン、
恐竜の歯だいしゅきなハンターが罠にハマって見事にガブリンチョされてしまう件、
後半でも、大きな屋敷の中を気配を消して歩き回るヤツの恐ろしさなどなど、
ダークな作風で知られる監督ならではのこだわりのカットがたくさんあって、モンキー的に非常に楽しめた要因の一つとなっておりました。
これってスピルバーグが作った1の雰囲気と似ているなぁと感じたのがこの辺り。
じゃあ2と似てるのはどこよ?ってのが内容の設定かなと。
前作でジュラシックワールドが崩壊し、人間が立ち入ることができない恐竜たちの住処として出来上がったわけですが、人間はあれだけ過去に何度も失敗したにもかかわらず愚かで、またまた銭感覚で恐竜を売り物にしようと画策するんですね。
その罠にクレアとオーウェンはまんまとハマってしまうわけで。
この構図こそ2で描かれたマルコム博士とインジェン社と似てるんですよね。
だからこれじゃロストワールドと何ら変わりないじゃないか、焼き増しなんじゃないの?と感じてしまうんですが、物語はもっと深い部分を言及してるんですね。
僕はこの深い部分が非常に楽しめた理由の一つなんですが、あえて苦言を言うのであれば、ちょっとクソまじめにジュラシックワールドを作りすぎてやしないかい?と。
あれこのシリーズってこんなに真正面から大きなテーマを掲げるようなお話だったっけ?と。
なんかもっと摩訶不思議アドベンチャーなドキドキワクワク感なかったっけ?と。
要は娯楽映画にしては娯楽感が物足りない気がするということです、はい。
ちゃんと人間が恐竜に追いかけられるって画は用意されていて、しっかり迫力あるように出来ているんですが、描写がやや短い気がするというか、もっとあってもよかったなと。
冷静に見れば予定調和な展開にも見えるし、スリリング要素も薄い。
さらに会話のシーンにフォーカスをあててばかりで盛り上がりに欠ける。
どちらかというと主役は恐竜でなくなっていて、クレアとオーウェンの視点と、恐竜を売り物にしようとするイーライ、そしてロックウッドの孫娘メイジーの視点の2点を軸に描かれているので、恐竜の出番があまりないという展開になっているのであります。
これを受け入れることができるのか、はたまた新たなジュラシックシリーズの誕生と祝うかで賛否が分かれそうなところであります。
ボクは過去作をリアルタイムで見ていない立場で、新しいも古いも思い入れもないため、まっさらな気持ちでこの映画を受け止めることができたし、なんといってもメッセージ性が強く心に突き刺さったのでこの映画はすごくアリだと思っています。
命の価値。
夢、夢ってあたかもそれが素晴らしい物のように僕らはただ賛美してきたけれど
実際のところどうなんだろう?
何十万人もの命を一瞬で奪い去った核爆弾や細菌兵器
あれだって最初は名もない化学者の純粋で小さな夢から始まっているんじゃないだろうか?
そして今また僕らは僕らだけの幸福の為に
科学を武器に生物の命までをもコントロールしようとしている
人間の夢というのは果てしないもので、たとえ夢が今後の未来を脅かすようなことになったとしても、夢追い人は未来を想像せずひたすら叶えたい一心で追求している点においては罪ではないのだけれど、その夢によって今後の未来が良くも悪くもなるのだから、夢ってのは非常に厄介だよね、だから未来は僕らの手にかかってるってことなんだという、僕が敬愛してやまないMr.childrenの「Everything is made from a dream」の歌詞の一部分です。
このシリーズではハモンド博士とロックウッドのふたりが、島で見つけた琥珀から恐竜のDNAを採取して、現代に絶滅した恐竜をよみがえらせることから始まる物語なんですが、まさにこの歌詞で書かれたようなことを描いていると思うんです。
恐竜をよみがえらせたことで夢を叶えたはずが、とんでもない事態になってしまったことでハモンドはせめてもの償いをとマルコムに託すんですが、所詮作られた生物ということでやっぱりモノ扱いする奴らが登場し、再び一悶着起こすロストワールドでのお話。
前作ワールドでも同様に、今度は科学の力を結集してハイブリッドした恐竜を生み出し、見世物にしようと考えてしまう始末。
何度も同じことを繰り返す人間の愚かさを描いてきたシリーズでしたが、今作ではそこに新たな視点を加えたものになっています。
それは一見素晴らしいものに見えた夢は、実はただの傲慢だったという人間の夢の結果、科学によって生み出された存在に、命の価値はあるのかということ。
クレアは前作でテーマパークの利益のためにインドミナスレックスという化け物を作り出したものの、目の前で繰り広げられた惨劇を目の当たりにし改心、今作では恐竜保護団体を立ち上げ恐竜たちを守るために奔走してたわけです。
イーライから火山活動の活性化により命の危機にあったブルーを保護する仕事を依頼され、再びオーウェンと島へ赴くんですが、結果それはイーライの罠でしかなかった。
イーライはロックウッドから恐竜たちの未来のためと財団の運営を任されたわけですが、結局は恐竜は大きなビジネスになることに気付き、私利私欲のために恐竜を売り物にしていたわけです。
そんな二つの考えが対峙していく物語であるんですが、クライマックスで島から助けた恐竜たちを再び助けるか否かという壁にぶち当たっていくんですね。
ここである人物の出生の秘密と恐竜が重なってくるわけです。
神にでもなったつもりの人間が生んだ新たな命。
自然に逆らわず絶滅すべきと説く者もいれば、誰がどう作ろうが与えられた命なのだから生命は尊重して人間が救うべきという者。
はたまた生命をカネとしか見ない者。
そして出された答えは核心に触れてしまうので伏せますが、非日常な世界が日常になっていく事への恐怖を予測させる、とても皮肉な予感の結末で幕を閉じるので思わずニヤっと笑ってしまうんですが、現実的に考えたらものすごく怖いことで。
現代社会にいおいて医学や遺伝子工学といったテクノロジーの発達により、暮らしはますます便利になっていっています。
背景には純粋によりよい未来のためと願う技術者や科学者の夢によって現実となっています。
しかしハモンドやロックウッドのように、私利私欲のために夢を追求したらその後の未来はどうなってしまうのか。
また一つの発明が今後人類にどのような影響をもたらすのか。
過去にも核爆弾や細菌兵器によっての戦争をはじめとした惨事によって、人間は何度も悲劇を繰り返してきました。
このシリーズもまた、人間の欲望が招いた結果起こる悲劇、それの繰り返しのようなものなのです。
夢というのは誰にでも与えられた平等なもので、夢を追い求めることはとても有意義なことで生きる糧にもなる。
しかし側面で観れば人間の内にある欲でしかなく、欲は誰かを幸せにするためのものなのか、私利私欲で自己満足のためのものなのか、
選択を間違えれば、未来を脅かすことに繋がってくるかもしれないということをこの映画は伝えているのかもしれません。
ただその過程で生まれた命は何物にも代えられない存在であり、今後どう向き合っていくのかと考えた時に、責任を取るのはやっぱり我々人間なのかなと。
飛躍し過ぎた考えですが、ハモンドとロックウッドが追いかけた夢が未来に何をもたらしたのか?という観点からこんなことを書いてみました。
この映画はそんな2人の科学者の発明によって生まれてしまった悲劇と解決への糸口、そして提示した答えによる地球の行く末を娯楽大作に盛り込んでいたのではないでしょうか。
最後に
相変わらず文章下手くそで何を言いたいのかよく分からなくなってますが、なんとなく伝わればいいなとww
安易に歌詞なんか出すからこうなるんですねw反省。
今作はオーウェンよりもクレアが逞しく描かれています。
前作でのサバイバルを経験した強みからなのか、かわいさよりもかっこよさが際立ったキャラになっていたんじゃないでしょうか。
逆にオーウェンはちょっと前作よりも弱く感じてしまったんですが、ちゃんと見せ場もあるし、なんてたって彼がラプトルたちを育てていた頃の映像を見るシーンで、いかに恐竜たちを愛しているかが伝わるので、今回の彼の役割は物語にすごく重要でしたね。
残念ながらジアとフランクリンはもうちょっと見せ場があっても良かったかなと・・・。
今回島の火山の噴火によって死滅していく姿や、売り物にされる姿、そして恐竜たちの中で最も賢いとされるブルーの姿を見ることによって、恐竜たちがものすごく愛おしく感じ感情移入することでしょう。
ちょっと涙ぐんでしまいます・・・。
しかし最後のセリフを聞いたことで僕は、この恐竜たちに感情移入することすらも愚かな行為なんじゃないかと感じてしまいました。
恐竜たちに心を動かされてる場合かい?
こいつら生かすって日常の脅威なんだよ?
君たちの未来を脅かすんだよ?
それでも彼らに感情移入してしまうっていうのかい?
これはフィクションだけど現実に今の科学、医学や遺伝子工学は君たちの未来を美しくすることも壊すこともできてしまうんだよ?
気持ちはすごく分かるよ、でも果たして本当に救うことだけが正しいのかい?と監督は言っているような気がします。
とにかく続編がものすごく気になる結末なので、一体どんな物語になるのか今から楽しみです。
というわけで以上!あざっした!!
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満足度☆☆☆☆☆☆☆★★★7/10