モンキー的映画のススメ

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主に新作映画について個人の感想、意見を述べた文才のない男の自己満ブログ

実写映画「リロアンドスティッチ」感想ネタバレあり解説 こんなかわいいエイリアン見たことない!

リロ&スティッチ

なぜかディズニーの実写化は欠かさず見てしまうモンキーです。

今回も、キャラクター自体は認知してるけどアニメーションは全く見たことがない、でも「もふもふ好き」としてはたまらなくかわいいスティッチを堪能したいがために見ることに。

 

そもそもスティッチっていったい何なのか、リロとどんなおふざけをするのか、アニメーション映画通りの内容なのか、いろいろ知らないことだらけなので、楽しみたいと思います。

 

早速鑑賞してまいりました!!

 

 

作品情報

リトルマーメイド」「白雪姫」のディズニーが、2002年に制作されたアニメ―ション映画を実写化。

ハワイのカウアイ島を舞台に“オハナ(家族)”の大切な絆を描くファンタジーを新進監督が手掛けた。

 

両親を事故で亡くした姉妹の前に一体の暴れん坊のエイリアンが現れることで、島中大パニックに陥る中、奇跡の出会いが家族の絆の本当の意味を知っていく姿を、美しいハワイの自然と心躍る音楽にのせて描く。

 

実写とストップモーションを組み合わせ、モキュメンタリーの手法も取り入れたユニークな作風にエモーショナルな物語『マルセル 靴をはいた小さな貝』でアカデミー賞にノミネートしたディーン・フライシャー・キャンプが、本作の監督として抜擢。

今でも愛されている「リロ&スティッチ」を製作するにあたり、「アニメーション版のストーリーには荒っぽさがありながら、どこか共感しやすい不完全さと、本物らしさを兼ね備えていました。そのことに当時は衝撃を受けた」と語る。

 

自身が衝撃を受けた作品をどう実写映画として次世代に継承するのかに注目だ。

 

北米では同日公開だった「ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング」に大差をつけて初登場1位を記録、世界興収も6億ドル突破と、今年初の10億ドル越えという期待の声も出ているとのこと。

 

日本でもスティッチ旋風が巻き起こるか期待だ。

 

 

 

 

あらすじ

 

両親を亡くした少女リロ(マイア・ケアロハ)と姉のナニ(シドニー・アグドン)。
ひとりでリロを育てようと奮闘するナニだったが、若すぎる彼女は失敗ばかり。
離れ離れになってしまいそうな姉妹の前に現れたのは、家族の愛を知らない暴れん坊のエイリアン、スティッチ(CV:クリス・サンダース)。


予測不可能な彼の行動は、平和な島に大混乱を巻き起こすが、その奇跡の出会いはやがて、希望を失いかけた姉妹を変えていく…。(HPより抜粋)

youtu.be

 

キャラクター紹介

  • スティッチ(CV:クリス・サンダース)…破壊生物として開発された銀河連邦のエイリアン。別名は”試作品626号“。地球のハワイに不時着し、不思議な縁で両親を事故で亡くした少女リロと姉のナニと一緒に暮らすことに。行く先々で大暴れしてトラブルを巻き起こすが、リロとナニ姉妹との絆が深まるにつれて初めて”愛“を知り、”オハナ(家族)“の絆の大切さに気付いていく。

 

  • リロ(マイア・ケアロハ)…両親を事故で亡くし、姉のナニとハワイのカウアイ島で暮らす6歳の少女。フラダンスと観光客の写真を撮るのが大好き。想像力が豊かすぎるせいで変わり者扱いされ、友達ができずいつも独りぼっち。スティッチとの出会いによって”オハナ(家族)“の絆の本当の意味を知っていく。

 

  • ナニ(シドニー・アグドン)…両親を事故で亡くし、妹リロの親代わりをする18歳の姉。一人でリロを育てようと奮闘するが、若すぎる彼女は失敗ばかり。海洋生物学の仕事に就くことを夢見ているが、今は学校と仕事とリロの世話で生活はパンク寸前。このままではリロが施設に行くことになってしまい、家族が離れ離れの危機に。そんな中、スティッチとの出会いによって”オハナ(家族)”の絆の本当の意味を知っていく。

 

  • ディヴィッド(カイポ・デュドイト)…リロとナニ姉妹を優しく見守るハンサムな若者。ナニが働くハワイのホテルで、観光客に人気のファイヤーナイフダンスを披露している。ナニとは良きサーフィン仲間。実はナニに恋心を抱いているが、気持ちを打ち明けられずにいる。

 

  • ジャンバ博士( ザック・ガリフィアナキス)…銀河連邦のエイリアンで、試作品626号(のちのスティッチ)の発明者。スティッチを捕えるため地球に派遣される。
  • プリークリー(ビリー・マグヌッセン)…地球に詳しい銀河連邦のエイリアン。スティッチを捕えるため、ジャンク博士と共に地球に送り込まれた。
  • トゥトゥ(エイミー・ヒル)…リロとナニのご近所さん。幼少期から見てきた姉妹のことをいつも心配している思いやりある女性。
  • コブラ・バブルス( コートニー・B・ヴァンス)…CIAのエージェント。スティッチの正体を探るため、リロとナニを担当する社会福祉士として潜入捜査中。
  • ケコア(ティア・カレル)…リロとナニを担当する社会福祉局の局員。幼いリロ一人でを育てるナニに寄り添い、彼女たちの生活をより良くするために手助けしている。
  • 議長( CV:ハンナ・ワディンガム)…宇宙の平和を守る銀河連邦のリーダーのエイリアン。ルールを破る者には容赦しないが、正しいことをしようとする者は受け入れる広い心を持つ。

(以上HPより抜粋)

 

 

 

 

 

 

 

普通に楽しけりゃなんも文句はないですw

ここから鑑賞後の感想です!!

 

 

感想

いやああたまらん、かわいいが過ぎる!!

共に孤独を感じていいた二人が寄り添い、姉を交えて「家族」になっていく姿を、SF要素やエンタメ要素を盛り込んで作った、最高に「かわいい」ファミリー映画。

以下、ネタバレします。

 

 

 

 

 

 

 

ざっくりあらすじ。

 銀河評議会にて。

議長は、数々の危険な実験を行ったとして、狂気の科学者ジャンバを評議会にて尋問をすることに。

彼が作り上げた試作品626号は、凶暴且つイタズラ好き、さらに高度な頭脳をもっていることから、危険な存在と見做し、議長は626号を永久に追放することを判決する。

 

追跡装置をつけられた626号だったが、その賢さをフル活用し脱走。

ハイパースペースを利用して地球へ向かった626号を始末するため、一度は地球毎破壊を命じる議長だったが、地球を研究するプリークリーの説得によって、断念。

代わって、626号を作ったジャンバと共に、プリークリーは地球での捕獲を命じられる。

 

舞台は変わって地球。

海中で魚にエサを与えるリロは、釣り人のルアーを盗んでブレスレットを作ったり、勝手にスパ施設に忍び込んで体の海水を洗い流すなど、やんちゃな毎日を過ごす。

フラダンスの発表会に遅刻したリロは、周りの友達から変人扱いされハブられてしまう。

 

発表会を参観する予定だった姉のナニは、向かう寸前で車がエンストを起こしたことで発表会に間に合うことができなかった。

その間、リロは発表会で隣の子に押された腹いせに舞台から突き落としてしまう事故を起こしてしまう。

 

一人帰宅したリロは音楽を大音量でかけ、ナニを家に入れないよう鍵をかけてふてくされる。

そこへ社会福祉局のケコア夫人が到着することで、ナニは裏口から強引に家に侵入し、現在の状況を説明することに。

 

両親を亡くし、18歳という若さで妹を育てるには、あまりにも杜撰過ぎることを指摘されたナニは、状況を改善するための策としてケコアから「そうじをすること、請求書を全部支払うこと、そして医療保険に加入すること」を命じられる。

 

ケコアが帰った後リロとナニは喧嘩を始めるが、離れ離れにならないために二人で協力しないといけないことをリロに強く説得するのだった。

 

その日の夜、仲直りした二人の前に、流れ星が流れる。

「親友が欲しい」と願うリロだったが、星の正体は626号が乗った船が不時着したものだった。

島へやってきた626号はウェディングパーティー中の会場を荒らしまくったのち、バスに轢かれ、犬を保護する施設へと運ばれていく。

 

626号を捕獲するため地球へやってきたジャンバとプリークリーは、仲良さげな厨ン二人組の姿を擬態し、地球に溶け込む。

やがて昨夜の騒ぎを知った二人は、626号がいるとされる施設へと急ぐのだった。

 

隣人のトゥトゥおばさんと買い物にやってきたリロは、時間つぶしに保護施設へ向かう。

626号は自分を捕獲しにやってきたジャンバらの言葉を高度な耳で聞き取ったことから、6本ある手足を4つにし、触角を隠して犬になりすまし、リロと仲睦まじくじゃれれあうことに。

トゥトゥおばさんや職員らの引き留めにも耳を貸さないリロは、願いが叶ったとばかりにスティッチと名付けて連れて帰ることを決意する。

 

家に連れて帰るや否や暴れまわるスティッチ。

せっかくケコアに言われた通り家を掃除したばかりだったのに、散らかしまくるスティッチを見て、頭を悩ませるナニは、リロにちゃんと躾けるよう命じる。

 

一方謎の船が墜落した現場へ足を運ばせたCIAエージェント・コブラは、謎の生命体が存在することを危惧。

周囲を調査し始めていく。

 

 

翌日、友達にスティッチを見せびらかすリロだったが、気持ち悪いとバカにされ、さらに人形を引っ張られたことに頭が着て取っ組み合いをしてしまう。

 

見かねたスティッチは友達が乗っていたミニカーを奪ってリロと共に逃走。

都会へ向かい大暴れしようと爆走するが、ようやくここが「島」であること、嫌いな水に囲まれた場所であることを知り愕然とする。

 

リロはスティッチを海へ連れていき大はしゃぎする一方、水が大嫌いなスティッチはひたすら逃げ回っては砂の城を破壊するなど、凶暴性を秘めたままリロと戯れていく。

ナニの仕事場についていった2人は、おとなしくしているよう忠告されたものの、ドリンクバーの注入口で互いを撃ちあったり、ファイヤーダンスの火を無暗に放り投げたことで火事を起こしてしまい、ナニは仕事をクビにされてしまう。

 

その日の夜、スティッチを施設へ帰すことを告げられたリロは「もうスティッチとは家族=オハナだからそれはできない」と反発。

ナニは呆れながらもリロにちゃんとスティッチを厳しくしつけるよう促すことに。

 

それを盗聴していたコブラは、社会福祉局の職員に成りすますことができるよう部下に手配するのだった。

 

リロはナニからよく言われたことをスティッチに言い聞かせます。

スティッチは悪い子じゃない、時々悪いことをするだけ、完璧な家族はいないから、いい子になろうねと。

 

翌日ナニの面接についていく2人。

良い子になるために、まず悪い要素を無くし、良い行いを身につけるためのセミナーを開くことに。

モノを壊してはいけない、ちゃんとおそうじするなど、リロはいろいろ教えていきますが、スティッチは中々会得することができません。

 

2人のせいで不採用を連発するナニに、リロは「得意なことを仕事にしよう」とサーフィンのインストラクター募集のチラシを見せます。

見事採用されたナニは、リロとスティッチをボードに乗せて海を満喫することに。

すると人間に化けたジャンバとプリークリーがジェットスキーに乗ってスティッチを捕獲しようと襲来。

 

上手く回避できたが、スティッチは海中でパニックに陥り、そのせいでリロが意識を失う事態に。

急いで病院に運ばれ意識を取り戻したリロに安堵したナニでしたが、まだ医療保険に加入していなかったことに気付いたナニは愕然とする。

ケコアから保護者を拒否すれば州が医療費を負担してくれるとアドバイスを受けたが、それはリロと離れ離れになることが条件だった。

 

自分のせいで家族がバラバラになるかもと悟り落ち込むスティッチは、その夜離れ離れになることことを決意したナニとリロの会話を聞いて、一人施設へと帰っていくのでした。

 

翌朝、ケコアと職員になりすましたコブラはリロを迎えにやってくるが、ナニが部屋を覗くとリロがいないことに気付く。

リロは突然いなくなったスティッチを探しに足取りを辿って施設へと向かっていたのでした。

落ち込んだ表情で壊れた檻に座り込んでいたスティッチに、精一杯の愛情を注ぐリロ。

そこにスティッチを捕獲しようと再びジャンバが姿を現す。

 

高度な頭脳を持つ626号は、自分の身を守るために人間に近づいただけだと聞かされたリロは迷いを起こすが、リロと過ごした数日で「良い心」を手に入れたスティッチは、ジャンバの持っていたポータル銃を奪って、ループ状のポータルを作り、脱出の余地を生み出すことに成功する。

 

2人はその場を離れ家に戻るが、すぐさま追いついたジャンバは「執着」が人間の弱点であることを見抜かれ、家族の大事な思い出が詰まった家を破壊し始めていく。

必至に逃げようとリロを説得するスティッチだったが、リロは壊されていく家を見て思いとどまり、ジャンバにやめるよう忠告する。

 

あきらめのついたスティッチは自ら捕獲され、ジャンバの宇宙船に乗り込むことに。

しかしリロはこっそり宇宙船に乗り込み、スティッチを救出しようと企んでいたのだった。

 

果たしてリロとスティッチは、ジャンバの企みを乗り越え、再び元の暮らしを送ることができるのだろうか。

・・・というのがざっくりしたあらすじです。

 

暴れまわる青い犬

1億ドルという対策にしては比較的安価な製作費で作られたくせに、世界的に莫大なヒットをしている本作。

一体なぜみんなそこまで惹きつけれられるのか、半信半疑で見に来ましたが、まぁ楽しかった。

というか、もう全部が可愛かった。

 

アニメーション映画を見ていない、大体が静止画や切り抜き動画程度でしかスティッチを認知していなかった僕としては、様々な悪さや徐々に塩らしい表情になり、良い心を手に入れていくスティッチの全行動に、ときめきっぱなしの100分間でした。

 

物語に関しては、あらすじでも書いた通り、両親を亡くしたことでいっぱいいっぱいのナニの辛さや、それを何となく理解しながらも友達から見放され孤独を感じていたリロの前に突如現れた最高の親友が、色々な出来事に遭遇しながらも家族を形成していく姿は非常にハートフル。

 

さらに銀河連邦から送られた刺客、CIAも絡んだ三つ巴の逃走劇へと発展していく過程も分かりやすく、エンタメ要素を見事に生かした構成と大団円へと持っていくベタな展開に、誰もが感動し、誰もがかわいいといいたくなる、最高にハッピーな映画でしたね。

 

 

何よりも本作の最大の魅力はスティッチの一挙手一投足。

アニメーションでしか見れなかったキャラクターが、途轍もない素早い動きで駆けずり回り、破壊の限りを尽くしていく姿は、見た目とのギャップも相まってほっとけないレベルの無邪気さとかわいらしさ。

 

凶暴性の強い危険な存在だということが冒頭で説明されているわけですが、やってることは小っちゃい子供と何ら変わりないイタズラレベルなんですよ。

目に入ったものに釘付けになり、ケーキをむさぼり、周囲をひっかきまわり、泥だらけになるまではしゃぎまわる。

 

しかも徐々に言葉を覚え始め、コミュニティのルールや最低限やってはいけないことを学びながら、良い心を手に入れていき、家族の存在の大きさに気付いていく賢さまで秘めている。

 

なんていうんでしょう、幾ら人に迷惑をかけていても、自分がしでかしたことを冷静に見て事の重大さに気付いた時の、反省する表情とか、ホント子どものようで。

このギャップがとにかくたまらないんですよ!!

 

もうね、完全に良い子になった後の、ナニとリロと三人でベッドで寝る姿とか最高すぎます。

 

自分も実家で犬を飼っていたので、躾けたりとかしてたんですけど、段々こっちの態度や言葉を理解して従順になってく犬を見てるような気持ちですよ。

 

犬だって時にいたずらをしてしまうわけじゃないですか。

ティッシュをガンガン出しまくったりとか、家の中でオシッコしちゃったりとか。

そういう時にしっかり目を見て飼い主は叱るわけですよ。

その時の反省してますって表情、最高にかわいいじゃないですか。

 

うちの犬もとにかくやんちゃだったってこともあって、暴れっぷりやはしゃぎ様がなんとなくダブってみえたんですよ。

さらにスティッチは言葉を覚えて喋るじゃないですか。

うちの犬も喋れたらなぁ~~とか、そんな気持ちで映画を鑑賞してましたw

 

 

最後に

実際アニメーション映画版を見ていないので、実写との比較ができないせいでロクな感想をかけてないんですけど、これは日本でもしっかりヒットするだろうなと実感した、誰でも楽しめる作品だったなと。

 

キャスト陣はほとんど知らない人たちばかりでしたけど、唯一顔も名前も認知しているザック・ガリフィアナキスを久々に見れたのは嬉しかったですね。

ハングオーバーで危険因子だった彼が、ちょっとスリムになって悪役として機能していた姿を見て、懐かしの再会も含めてちょっぴり感動w

 

リロを演じた子役の演技もお見事で、合成にも拘らずよくあそこまで表情を最大限に発揮できたなぁと。

唯一デイヴィッドのキャラの使い方に難アリでしたが、それ以外は過度な説明もなく、お話のテンポも良くダレない話運びだったので、楽しかったですね。

 

ちなみに一番笑ったのは、強引に海に入れようとするリロに対し、どうしても入りたくないスティッチが「ぐわああああああ!!!」と叫ぶところでしたw

というわけで以上!あざっしたっ!!

満足度☆☆☆☆☆☆★★★★6/10