モンキー的映画のススメ

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主に新作映画について個人の感想、意見を述べた文才のない男の自己満ブログ

映画「#マンホール」感想ネタバレあり解説 こんな結末誰が予想できるかよ!(褒めてます)

#マンホール

ライアン・レイノルズが主演した「リミット」っていう映画がありまして。

棺に入れられた状態で地中に生き埋めにされた男が、手元にあるアイテムを駆使して脱出を図るっていう、いわゆるソリッドシチュエーションスリラーというやつ。

 

僕結構この映画でドキドキしちゃってその時の感覚が鮮明に残ってるんですよ。

 

で、この限られた空間と設定でどれだけ面白い映画を作れるかってのに関しては、この映画に限らず「ソウ」とか「キューブ」とか「search/サーチ」とか「フォーン・ブース」とか探せばいろいろ出てくるんですけど、意外と日本の映画となると出てこないんですよね~。

 

そもそも俺が知らないだけなのか思いつかないだけで実際は結構あるのか、それとも日本にはそういうのを作ってみたいという作り手がいないのか、はたまた土壌みたいなものがないのかその辺よくわかってませんが、今回鑑賞する映画はまさに「ソリッドシチュエーションスリラー」でしょ!という映画。

 

マンホールに落ちた有能なサラリーマンがSNSを駆使して脱出を図るっていうなんて興味をそそるシチュエーションスリラーなんだ!と。

 

きっと落ちた以外にも主人公を追い詰めていく仕掛けが張り巡らされていることでしょう。

そうそう、そういうの待ってたんです、はい。

早速観賞してまいりました!!

 

 

作品情報

海炭市叙景」や「私の男」などで海外からも評価を受ける熊切和嘉監督と、「ライアーゲーム」や「マスカレード・ホテル」など観客の予想を裏切るミステリーに定評のある岡田道尚脚本による、完全オリジナルストーリー。

 

結婚式前夜の幸せ絶頂期にある有能なサラリーマンが一転、マンホールに落ちてしまい、地上に這い上がることができな状態の中、一台のスマホを駆使してもがきあがく姿を描く。

 

Hey!Say!JUMP中島裕翔が、およそ6年ぶりに映画での主演を務め、ハイスぺサラリーマンでありながら、マンホールに落ちてしまうという不運な男を見事に演じ切る。

また主人公の元カノ役を、TVドラマ「あなたの番です」でのブレイク以降、映画でも目覚ましい活躍と存在感を放つ奈緒、そして若きバイプレーヤーとして様々な映画に出演し、「LOVE LIFE」での出演が記憶に新しい永山絢斗などが出演する。

 

人間の闇を抉り取る独自の作風を活かしながら、これまで作ったことのない新たなジャンル映画に挑戦する熊切監督が、どんな映画を見せるのか。

 

2分に一度訪れるピンチの連続、そしてマンホールの中だけに留まらない視点など、見る者の目を欺く仕掛けが目白押し。

予測不能の99分をご堪能あれ!

 

 

あらすじ

 

営業成績No.1のデキる男・川村俊介(中島裕翔)。

社長令嬢との結婚式前夜、渋谷で開かれたサプライズパーティーで酩酊し、帰り道で不覚にもマンホールに落ちてしまう。

 

深夜、穴の底で目覚めた川村は、足に深手を負い、思うように身動きが取れない。

スマホで現在位置を調べるがGPSは誤作動を起こし、警察に連絡するも、まともに取り合ってもらえない。

 

唯一つながった元カノに助けを求めることができたが、そこである疑念が生じる。

「もしかして、ここは渋谷ではない?」

 

何者かにはめられたと考えた彼は、SNS上で「マンホール女」のアカウントを立ち上げ、場所の特定と救出を求める。

犯人探しに湧き上がるネット民たちを操る川村。

 

結婚式までのタイムリミットはあとわずか——

このどん底から這い上がれるのか!?(HPより抜粋)

youtu.be

 

監督

本作を手掛けるのは、熊切和嘉。

 

佐藤泰志原作の短編小説をオムニバス形式で作り、のちに「函館3部作」とされた「海炭市叙景」や、10歳で孤児となった少女と、彼女を引き取った遠縁の男が、二人だけの世界を構築していく姿と、悲壮な運命を描いた「私の男」などが、海外で高い評価を得経験を持つ監督。

 

こう聞くとどうしても作家性に秀でた方なのかなぁと思いがちですが、仇討ち法が存在する近未来の日本を舞台に、感情のないプロの執行代理人が宿命の対決をする「フリージア」や、かつての暴走族仲間がある事件をきっかけに家族を守るために立ち上がる姿を描いた「莫逆家族/バクギャクファミーリア」など原作漫画の実写化もやってるんですよね。

 

ただこうした作品が優先されてしまう現在の日本映画において、なかなかオリジナル作品で、しかもジャンルに特化した本作のような作品を制作するのは本当に難しいそうで、今回この映画をチャレンジできたことを監督自身相当喜んでいるようです。

 

劇中ではソリッドシチュエーションスリラーの名作にオマージュをささげているそうですが、俺は見つける自信がありませんw

また、僕が観賞している監督作品が「武曲」だけなんで、この監督なら~みたいに意識せずに見れそうな予感です。

 

登場人物紹介

  • 川村俊介(中島裕翔)…不動産会社CRレジデンス営業部所属。容姿端麗、絵業成績No.1、さらには社長令嬢との結婚も決まり、将来を約束されたハイスペック男。
  • 工藤舞(奈緒)…川村の元カノ。5年間に自分を振った川村からの突然の連絡に動揺するも、マンホールからの脱出に協力することに。
  • 加藤悦郎(永山絢斗)…川村の同期。CRレジデンス営業部所属。一匹狼のような性格ゆえに部内でも浮いた存在だが、実は川村と仲が良い。

(HPより)

 

 

 

 

 

 

 

 

マンホールだけが舞台のほとんどを占めるとなると、カメラワークや演出等、様々な工夫を凝らさないと画が飽きてきてしまう恐れがありますが、監督はきっと脚本の力をはじめ、様々な工夫を凝らして作り上げていることでしょう。

果たしてどんな結末が。

ここから観賞後の感想です!!

 

感想

正に「幸せの絶頂から地に落ちた」話!

正直色々無理があるけど、単純におもろいやん!

そしてこんな結末誰が予想できるかよ!w

以下、ネタバレします。

 

 

 

 

 

 

 

 

ソリッドシチュエーションスリラーとして秀逸。

結婚式前夜にマンホールに落ちてしまった主人公が、少ないアイテムを駆使して脱出を図る本作は、脱出以外にも見えてくる主人公と主人公周りの関係性や内面、そして謎を少しずつ明かしていきながら、全く予想できない結末へと着地していく脚本に唸ると共に、主人公を演じた中島裕翔のキャリア集大成とも言える迫真の演技によって、99分という短い尺ながらも一時を目を離さずに追いたくなる集中力を観客に与え、製作陣の意気込みに感動した作品でございました。

 

上映開始するや否や「SNSやブログ等でのネタバレはご遠慮ください」なんて表記されたので、ぶっちゃけネタバレありきで述べている感想を書いて良いモノかどうか躊躇したわけですが、今回は核心に触れないよう配慮しながら語りたいと思います。

 

というかですね、本作を楽しみにされてる方はきっと「予告編」をご覧になってると思うんですが、もうそこに関しては触れてもいいでしょと。

というのも、予告編の内容、半分も明かしてませんからね・・・。

 

というわけで、実はひっそり楽しみにしていた今回の作品。

Hey!Say!JUMPで俳優と言えば山田君でしょ、なんて思ってるそこのあなた、いやいや中島君を忘れちゃいけませんよって話ですよ。

 

今回の中島君、それこそ月9ドラマで主役級の扱いをされるなどジャニーズが俳優として売り込んでるのはわかるし、その期待に応えるように彼も必死で爪痕を残してるのはわかるんですが、正直代表作って何だろうと考えた時に、もう迷わずこの「#マンホール」って答えていいでしょうってほど、今回の彼は素晴らしかったです。

 

そもそも彼のルックスってのが、今回の川村という男のステータスにぴたりとはまるようなお姿じゃないですか。

正直大手不動産会社に勤めてるような友達いないんでんすけど、ああいう甘いルックスでこう慎重なイケメン営業マンいるでしょw

みんながみんなツーブロックでかっちりスーツ着て電子タバコ吸ってるような奴らばかりじゃないってことですよw

 

そんな、コンパ行ったら百発百中異性からの指名第1位な川村君。

なんと翌日に結婚式を控えており、同僚からの相談に乗ってほしいという誘いを受け、のこのこバーにやってきてしまうわけですが、実は結婚式前最後のお祝いパーティーだったというオチ。

ぶっちゃけ異性の同僚から結婚式前夜に相談に乗ってほしいって言われて行ってしまう時点で、「あ、こいつ女関係で罠にはまるんだな」なんてフラグが立つんですよねw

 

でもふたを開けてみると、そこはさすが営業成績第1位だからこその用意周到ぶり。

ちゃんとわかってないふりをして実はわかってました、だから今夜の事もちゃんと婚約者に報告済みだし、結婚式の準備も済ませてきたと。

 

やるやん、さすがやん、ええやんええやん川村君。

でも君はこの後マンホールに落ちてしまうのだよハハハハハ・・・とニヤニヤしながら見てる俺。

 

モノの見事に酔った勢いでマンホールに落ちてしまうんですが、まずここが最初のポイント。

明らかに繁華街の裏路地なんだけど、段々薄暗くなって周囲の建物が全く見えない状態になってしまうこと、そして「酔ったなぁ、飲み過ぎたなぁ」という割には、明らかに薬のようなものが急に作用してふらふらしてる感じ。

この時点で見てる人は「これは誰かに嵌められるな」なんて予想が立つんではないかと。

 

見事にマンホールに落ち、しかも落ちた勢いで右桃にぐっさり深い傷を負ってしまう川村君。

まずは傷をネクタイで固く結んで出血を止め、目の前にある梯子を伝って登ろうとしますが、なんと梯子はボロボロで途中で無くなってしまってるではありませんか。

 

とりあえずスマホで友達や同僚に片っ端から電話を掛けるも、時間はとっくに日をまたいでおり、誰も電話に出てくれない始末。

いやいや川村君、そこはまず110番か119番でしょう、というツッコミはとりあえず言わないでおきましょうw

 

色々片っ端に電話をした結果、5年前に分かれた看護師の元カノ・舞と連絡がつくんですね。

「急いで渋谷に来てくれ、穴に落ちたんだ、助けてくれ」

大怪我を追ってる以上早く誰かに助けを求めたくなるのはわかりますが、どうも川村君、なぜか命令口調なんですよね~。

助けを求める姿勢でないというか。

 

舞も舞で、深夜にも関わらず「今仕事終わった」とか言うし、一体何の仕事してるんだ・・・看護師か、じゃあしょうがねえw

 

とまぁ、若干川村君の性格めいたものが透けて見えた瞬間だったわけですが、何とかGPSで場所を特定し「神泉」であることがわかったので、舞に車で迎えに来てもらうことに。

舞からのアドバイスで警察にも電話し、辺りを散策してもらうようお願いするんですが、舞も警察も一向に来てくれない・・・。

 

夜も更けると雨が降り出し、寒さに耐えながらも助けを待つ川村君。

同僚の加瀬からもらったプレゼントがライターだったこともあり、微かな炎とはいえ暖を取って凌いでいきます。

 

すると舞から「神泉に来たけど、穴なんてない、工事現場なんてないよ」と。

警察からも「穴も工事現場も見当たらない」と。

「もしかしたらマンホールに落ちたんではないですか?」と警察。

 

段々イラついてきた川村君は警察にも舞にも八つ当たりしますが、川村君の「今雨が凄くて」というキーワードから、「え?今渋谷雨降ってないよ・・・」と一言。

 

そう、川村君は何と渋谷にいないのであります!

 

おーっとこれはどういうことだ?

確かに川村君は渋谷のバーで同僚から祝ってもらった後穴に落ち、意識を失っていたではありませんか。

一体誰の仕業でこんなマンホールに落とされてしまったのでしょうか、ってのがまず最初の疑問なんですね。

 

 

まずマンホール自体がおかしい

これね、冒頭数分後にマンホールの中から始まるもんだから、見てるこっちは何の違和感もなく見行っちゃうんですけど、そもそもマンホールの下って雨を流すような仕組みになってるから、必ず水が通る道になっていて、しかもどこかしらのマンホールから上に出られるはずなんですよ。

 

決して落ちたらそこから身動きが取れない状況ってありえないんですよ。

ましてここ渋谷でしょ?

都心部のマンホールなら尚更そういう仕組みになってるはず。

 

なのに川村君が落ちたマンホールは、どこにも進む道はなく壁がコンクリートでふさがっていて、梯子は錆びて途中抜け落ちてる。

地面は土になっていて、突出したパイプからはガスが漏れ、小さな穴からは波の花という明らかに吸っちゃいけない泡がどんどん立ち込めていくという、身動きが取れないような場所なんですよ。

 

だからこの時点で、明らかに「誰かにここへ運ばれてきた」ってことなんですよね。

なので本作でまず最初に推理するのは、「一体誰に罠に嵌められたのか」ってことなんです。

 

こういう時、ミステリーのお好きな方はキャストを確認しますよね。

それこそ2時間ドラマのさすっペンスの場合、キャスティングの4番手禍5番手が犯人役説なんてのが定説ですが、今回川村君役の中島君と、元カノ舞役の奈緒、それと同僚・加瀬演じる永山絢斗君以外めぼしいキャストいないんですよw

 

てことは何、奈緒か永山絢斗どっちか?ってなりますよね。

もちろん川村君も近しい人物を疑っていくわけですよ。

前夜祭の主催者か、自分を仕掛けた同僚の女性か、それとも上司か。

 

全く見当がつかなくなってきたのと、翌日結婚式ってことで警察沙汰にしたくない想いから、ここは「SNS]をつうってユーザーに犯人は誰か、そして今いる場所を特定してもらおうと奮起するわけです。

 

一応Twitterのようなツールを使い、新しいアカウントを作成。

男よりも女の方が助けてもらえる確率は高いだろうということで、アイドルの顔をちょこっといじったアイコンを作り、「マンホール女」と命名。

「マンホールに落ちてしまいました。誰か助けてください」というつぶやきをすると、瞬く間にフォロワー数が激増!

 

ぶっちゃけそんなわけあるか!?と最初は思いましたが、やはりフォロワー数の多い人が拡散すれば一気に興味を持たれるわけで、そこはSNSのいいところをうまく利用した演出だったのかなと。

 

全く知らないユーザーから質問攻めされる川村君でしたが、今の現状や場所を特定できそうなヒントをガンガンン投稿し、ユーザーの興味を煽っていきます。

中にはクソリプを送る輩もおりますが、いちいちそんなのに構ってられません。

結婚式の朝まで、時間は刻一刻と迫っているのであります。

 

すると誰かが「誰かに嵌められたんじゃ?」と犯人が誰なのかを探すことを優先すべきでは?と質問。

川村君は「確かにそうだよな」と、自分自身をマンホール女の兄ということにして、兄の情報を明かします。

本名やどこで働いてるか、もしかしたら兄を恨んでる者の仕業かもしれないことをほのめかし、個人情報を明かしてくんですが、ユーザーは一気に川村君の情報を探し当てていくんですね~情報化社会恐ろしや…。

 

するとユーザーたちはこの川村君がめちゃんこモテモテで色んな女性と付き合っては別れを繰り返し、社長令嬢と結婚までこぎ付ける所まで明かしていきます。

マジで情報化社会こわ…。

 

しかも川村君と付き合っていた女性の友達からの情報もバンバン暴露されていく始末。

これほんとに明かしてよかったのか…?w

 

でもって、今度は同僚の加瀬に目が向けられていきます。

何でも過去に事件沙汰を起こした過去までほじくられたことで、川村君やユーザーたちは、一気に加瀬への疑惑を強めていくのであります。

 

同僚が撮影した前夜祭の動画をくまなくチェックし、加瀬が自分の飲み物に薬を混入したかどうかを確かめるも、これといった手掛かりはつかめないまま。

そんな矢先に知らない番号から着信が。

何と加瀬君ではありませんか。

何で同僚なのに知らない電話番号なの?…ってこれはあとでわかります。

 

加瀬は自分の事や川村の事がSNSで明るみになっていることや、そのせいでいたずら電話が横行してることを伝え、心配で電話をかけてきたわけですが、川村君はこのタイミングのいい時に、しかも知らない番号で連絡してきたことで一気に疑惑を剥けるのであります。

 

しらじらしいんだよ、お前どういうつもりでおれをマンホールに落とした!ここはどこだ!なんでこんなことした!

そうか、お前俺が仕事できるからって妬んでんだな、違う、おまえ俺のフィアンセの事好きだったんだよなぁ?

 

色々動機を探っていく川村君、その向こうでタジタジながらも川村君への嫉妬めいたものが浮き彫りになりはしますが、断じて俺じゃないと言い張る加瀬。

しかも電話の向こうでは、ひたすら呼び鈴が鳴ってます。

 

そう、SNSでは加瀬の本名や住所、過去の経歴などが拡散されており「正義は絶対!」なる合言葉によって制裁を加えようとする輩も存在してたんですね。

だからこの呼び鈴の向こう側には、マンホール女を陥れたであろう加瀬に天罰を加えようとする者だということが感じられると思います。

 

もちろん加瀬の方から一方的に電話が切られてしまうんですが、きっと加瀬はフルボッコにされてるんでしょう・・・。

 

 

最後に

この後、ユーザーからの有力な情報によって、場所の特定もでき、あとちょっとで脱出に成功!と思いきや、ガスが充満したり、小さい穴から泡がどんどん増幅し、川村君は脱出できるのか!?という展開に。

 

果たして川村君は無事脱出できるのか、ってことろなんですが、実はこれまだまだ半分程度の話。

実はここからとんでもない展開へと進んでいくんですね~。

これ以上は公式に迷惑かけるのでやめときます。

 

正に幸せの絶頂から穴に落とされた男の話なんですよ。

しかも裏テーマとしては、SNSによって一体何が正義なの!?みたいなことも伝えようとしてる辺りが、本作の良い所。

先ほども書きましたが、同僚の加瀬が犯人かどうかはっきりとした証拠がないまま、ユーザーは正義と称して鉄槌を下すわけです。

これって果たして正義なの?と。

仮に証拠があったとして一般人が武力行使してもいいの?と。

 

しかもこれを煽ったのは川村君ですよ。

頼んだわけではないけれども。

そういうあたりから、彼の秘めたる本性ってのが徐々に見えてくるのではないかと。

 

もちろん後半の展開は、そんな川村君の中身から伏線がバンバン出てくるという物語になってるんですね。

 

だからさ、こんなの誰も結末予想できねえっていう話ですよw

良くも悪くもw

 

後はもう、ちょっと強引な展開にも感じたわけです。

SNSの拡散とかGPSを偽造するとか。

アイテムをもっと駆使して局面を打開していくカタルシスってのも余り少ないし、マンホール以外の世界を見せすぎている、あとはもう色々設定がズルいw

 

色々不満点は出てくるんですけど、何より褒めたいのはこうして日本映画でソリッドシチュエーションスリラーってのに挑戦した製作側の意気込みですよね。

当たらないと予算回収できない、利益見込めないっていう儲け中心の映画業界でこういうのにチャレンジしたってことはホントに嬉しいわけですよ。

 

しかもちゃんと面白い仕掛けが用意されてるわけですから、僕が抱いた不満なんてのはもう飲み込んでしまえと。

とにかくこういう作品が話題になって、もっとオリジナルのこの手の日本映画が増えてほしいと切に願っております。

というわけで以上!あざっしたっ!!

満足度☆☆☆☆☆☆★★★★6/10