モンキー的映画のススメ

モンキー的映画のススメ

主に新作映画について個人の感想、意見を述べた文才のない男の自己満ブログ

映画「MEN 同じ顔の男たち」感想ネタバレあり解説 男たちからリンゴをもらってはいけません。

MEN 同じ顔の男たち

いきなりですが男性の皆さん、夜道を歩いてると、前を歩いてる、もしくは後ろを歩いてる女性が、急にダッシュしたり追い越したりされた経験ってないですか?

 

僕は結構な頻度であります。

もちろん何かしようなんて毛頭ありません。神に誓って。

ただ、歩いてるだけです。

 

でもなぜか、距離を取られる。

しかも、あからさまに。

正直不快だってときもありますが、相手側の気持ちになって考えると、万が一のための防御策なんだよなと。

 

それだけ男性って、知らないところで女性に「不快感」を与えてるんだよなぁと。

 

今回鑑賞する作品は、同じ顔の男ばかり出てきて不快どころか恐怖にさいなまれていく女性のお話。

色々考察しがいのある映像になってますが、先ほど自分が話したことと通じるテーマ性だったりするのかなと予想してます。

正直得意な監督ではないんですが、激推しの女優が主演ということで堪能したいと思います。

早速観賞してまいりました!!

 

 

作品情報

ミッドサマー」や「ヘレディタリー/継承」、2022年も「グリーンナイト」や「LAMB/ラム」など新進気鋭な作品を配給する映画会社「A24」が、「エクス・マキナ」のアレックス・ガーランド監督と再びタッグを組んだ美しくも不気味な物語。

 

夫の死を目撃してしまった主人公が、奇妙で不気味で不穏な出来事の連鎖によって、正体の見えない恐怖に襲われていく。

 

第75回カンヌ国際映画祭での「監督週間」で上映され、あまりの内容に度肝を抜かれた観客が続出した本作は、アレックス・ガーランドが放つ不気味ながらも圧倒的な映像美によって、永遠のトラウマになること必至の内容となっている。

 

また主演には、「ワイルド・ローズ」やNetflix映画「もう終わりにしよう」、「ロスト・ドーター」など、元気はつらつな姿から健気な表情、そして内面に抱える加藤など、様々な表情を武器に女優としての才能を見せるジェシー・バックリーを起用。

目の前に現れる同じ顔の男たちを前にした主人公を、内面からも外面からも豊かな演技で魅了する。

 

木から落ちるリンゴ、不穏な影、そしてフラシュバック。

なぜ彼女の前で不可解な出来事が起きるのか。

ラスト20分、予想だにしない展開が、あなたを永遠のトラウマへと導く。

 

エクス・マキナ (字幕版)

エクス・マキナ (字幕版)

  • ドーナル・グリーソン
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あらすじ

 

夫の死を目の前で目撃してしまったハーパー(ジェシー・バックリー)は、心の傷を癒すため、イギリスの田舎街を訪れる。

そこで待っていたのは、豪華なカントリーハウスの管理人ジェフリー(ロリー・キニア)。

 

ハーパーが街へ出かけると少年、牧師、そして警察官など出会う男たちが
管理人のジェフリーと全く同じ顔であることに気づく。

 

街に住む同じ顔の男たち、廃トンネルからついてくる謎の影、木から大量に落ちるりんご、そしてフラッシュバックする夫の死。

 

不穏な出来事が連鎖し、“得体の知れない恐怖”が徐々に正体を現し始めるー。(HPより抜粋)

youtu.be

 

監督

本作を手掛けるのは、アレックス・ガーランド。

 

ダニー・ボイル監督の意欲作「ザ・ビーチ」の原作を手掛けたことで、「28日後・・・」や「サンシャイン2057」などのボイル監督の脚本を手掛けます。

また、過酷な宿命を持つ少年少女たちが、静かに受けいれながらもひたむきに生きる姿を描いた「わたしを離さないで」で脚本家としてさらに注目を集め、美しい女性ロボットとのコミュニケーションによって、思いを知らない事態に巻き込まれる男の姿を描いた「エクス・マキナ」で監督デビューをしました。

 

他にも、突如現れた謎の空間の調査に繰り出す女性たちが、不可解な事象や危険に見舞われてく「アナイアレイションー全滅領域ー」など、彼しか描けない色味と映像美、世界観が魅力の監督です。

 

本作について監督は、いつも問ばかり投げかける映画作りをしているため、本作もまた自身が投げた問題の謎を解いてほしいという気持ちで作り上げたとのこと。

主人公は同じ顔の男に遭遇するが、彼女の視点で見たり同じ顔の男たちの視点で見たりと、いろんなアングルで問いを立てるかによって全く変わってくると解説。

現実世界の方が奇妙だと語る監督が、本作を通じて一体どんな問いかけを投げるのか、しっかり受け止めて鑑賞したいですね。

 

 

 

キャスト

夫の死を目撃したことで奇妙な出来事に巻き込まれる主人公ハーパーを演じるのは、ジェシー・バックリー。

 

モンキー的には、今イチオシの女優さんです。

ジュディ 虹の彼方に」でジュディ・ガーランドのアシスタント役を演じてたのが初めての作品。

本作では、どこかイギリス人特有の垢ぬけなさの中に一本筋の通ったたたずまいと美しさを感じただけに留まったんですが、「ワイルドローズ」での天真爛漫で自由奔放、屈託のない笑顔とパワフルかつ繊細な歌声に、僕は完全にやられました。

 

さらにはNetflix映画「ロスト・ドーター」で主人公の若き日を演じていたのですが、母親である前に女性であることへの葛藤を絶妙な表情で演じており、これまでとは一味も二味も違うお芝居にノックアウトしました。

 

僕の見立てが良かったことで(嘘w)見事アカデミー賞助演女優賞にノミネートを果たしており、これをきっかけにさらなる飛躍を遂げてほしいと極東の片隅で願っているモンキーです。

 

ワイルド・ローズ(字幕版)

ワイルド・ローズ(字幕版)

  • ジェシー・バックリー
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他のキャストはこんな感じ。

カントリーハウスの管理人ジェフリー役に、ダニエル・クレイグ版ジェームズ・ボンドの「007」シリーズで、ビル・タナー役として出演していたロリー・キニア。

ハーパーの夫ジェームズ役に、「オリエント急行殺人事件」に出演したパーパ・エッシードゥ

ハーパーの友人ライリー役に、「マイヤーウィッツ家の人々(改訂版)」、「グレイテスト・ショーマン」のゲイル・ランキンなどが出演します。

 

 

 

 

 

 

 

 

男として非常に肩身の狭い作品の予感がしますが、同じ顔のやつばかり出てくる時点で普通におっかないので、そういう点も目を瞑らずに見届けたいと思います。

ここから観賞後の感想です!!

 

感想

過去の夫へのトラウマを助長させる謎の現象に、見てるこっちもトラウマどころじゃねえ不快極まりない描写。

キリスト教を色々入れてるせいで、宗教に詳しくない俺にはさっぱり。

でもさ、みんな同じ顔に見えるほど嫌だってのはすごく伝わる・・・。

以下、ネタバレします。

 

 

 

 

 

 

 

どいつもこいつも同じ顔

夫の自殺を目の当たりにした主人公が、傷心旅行と称しやってきた村で起きた不可解な事象を描いた本作は、現在を緑に過去をオレンジで基調とした配色や解像度が際立った美しさを見せる一方で、これでもかと女を無意識に軽視する同じ顔の男性の精神的見苦しさから視覚的見苦しさへと加速させる監督の変態性が醜くもありよくできてるなぁと感心、しかし宗教をモチーフに哲学でコーティングした説明なしな展開に少々理解が追いつかない作品でございました。

 

過去の回想話を先に説明した方が早そうなので簡単に。

妻ハーパーは夫との離婚を考えていました。

原因は具体的にはよく分かりませんが、恐らくは単純に「怖い」からだと。

最初はきっと優しかったんだろうけど、段々支配欲みたいなものが出てきたんでしょうか。

 

それに対し夫は自殺をほのめかすような言いぐさでハーパーに責めよってくる。

君と離婚するなら自殺した方がましだと。

そうすれば君は一生僕の事を忘れないと。

旦那クソだなぁなんて思いながら見てましたが、ハーパー自身も同じように「それは脅しと同じ」と拒絶。

 

段々モノに八つ当たりする旦那に恐怖を感じたハーパーは、友人にメッセージを送るも旦那に見られてしまいます。

なんて送ったか見せろと強要する旦那に対し、ハーパーはプライベートだからと拒否。

とうとう旦那の怒りは物理的な攻撃へと変貌を遂げ、ハーパーの顔めがけてグーパンチ。

 

これがきっかけとなりハーパーは完全に旦那を拒否。

部屋から追い出し離婚を確実なモノへと変えたのです。

 

しかし、窓から外を覗いていると、上から旦那が降ってくるではありませんか。

ハーパー曰く旦那は上の階の外から自分の部屋へ侵入しようとして、足を滑らせたのかもしれないし、本当に自殺しようとしたのかもしれない。

死人に口なしとはこのことで、真実は藪の中ではありますが、ハーパーが見た光景は明らかに下から降ってくる旦那と目が合っており、旦那の表情も死を覚悟した顔というよりは「うっかりしてましたぁ!」というような驚きの表情。

 

これをスローモーションで見せていることから、こちら側にしっかり旦那の表情を見せたい意図があると捉えた自分は、やはり前者なのかと。

 

とはいえ旦那の手は外の柵に思いっきり刺さっており、足も見事に逆方向に折れ、無残な死を遂げたのであります。

 

そんな夫との望んでもない別離に苛まれたハーパーは、浪費して強い舞うほど高額なイギリスの田舎町にある築500年以上とも言われる古いお屋敷風のカントリーハウスで2週間の休暇を過ごすのであります。

 

 

そんなハーパーの過去のエピソードを挿入しつつ物語は進行するんですが、ハーパーはカントリーハウスに着くや否や、庭でなっているリンゴを頬張ってしまうことから最悪の休暇を過ごす羽目になっていきます。

ぶっちゃけ全然熟してないリンゴをよく食えるな…という些細な疑問符は浮かんだんですが、とりあえず旨そうだったんでしょう。

 

 

さてリンゴは禁断の実としてキリスト教では用いられてますが、本作はそれをモチーフにしていることは明らか。

ただ個人として宗教は全然勉強してきてないので、ここでザックリ解説を。

 

神から作られたアダムとイブは、エデンの園で禁断の実とされる「知恵の実」をヘビにそそのかされ食べてしまい、イブも先に食べたアダムにそそのかされて食べてしまったことで神から怒りを買ってしまい、アダムには労働をイブには産みの苦しみと男を慕い支配される存在になる罰を与えたという逸話があります。

 

お分かりの通り現在に至るまで男尊女卑が存在するのは、もうアダムとイブのせいだったりするわけです。

いや宗教自体が悪いのか。

とにかく男に支配されるのが女っていう構図そのものが遥か昔からあったというわけで。

 

本作に話を戻しますが、こうして禁断の実を食べてしまったハーパーは、この村で出会う男全てが管理人のジェフリーと同じ顔の男たちばかりで、さらにはそんな男たちから無意識な蔑視を受ける羽目になるわけです。

 

管理人はいかにも田舎の男的価値観で振る舞われ、教会いる司祭のガキンチョには、構ってもらえないことに腹をたて「ビッチ」呼ばわれされ、その司祭に過去の起きたことを話せば「あなたはダンナを許す時間を与えたのですか?」と男性を許さないあなたにも原因がある、寧ろあなたが殺したようなものだと解釈できるかのようなことを言われる始末。

 

さらには村を散策中、トンネルの奥から見知らぬ男性が追いかけてきて、廃れた駅跡では全裸の男性が立っており、カントリーハウスにまでやってきてしまうほどのド変態ストーカーへと変貌してしまう始末。

 

ハーパーの通報によって無事逮捕されたものの、彼は罪を犯してないから釈放とパブで会った警察官に言われ、いやいやあいつ不法侵入してんじゃん!廃墟からあと尾けてきてんじゃん!、てかドアポストから手を突っ込んできてんじゃん!、それのどこが無罪なんじゃボケ!と怒りを露わにするも、全く取り扱ってくれないのであります。

 

こうして同じ顔の男たちはハーパーに対し、事あるごとに彼女にとって不快な言葉や態度で男を出し、彼女を苦しめていくのであります。

 

クライマックスはマジ最悪

一応言っておきますけど、この手の映画は得意でないし、自分にとって高い評価をつけることは早々ありません。

本作ももちろんそういう評価、というか満足度です。

 

そもそも同じ顔の男たちが蔓延してることに、ハーパーは過度な驚きを示しませんし、何度も友人にフェイスタイムをするときも、そんな現象の話をしません。

一般的に考えれば、こんな不可解な現象が起きたらまず話を振ると思うんですが、なぜしないのか。

 

狭い村だからみんな同じ顔してんじゃね?位の事を友人が返せばいい程度の会話シーンを入れても全く問題ないと思うんですが、ハーパーはそれよりも家に侵入してきた全裸の男のことや、不快な言葉を浴びせる男たちの話しかしません。

要するに不自然だなぁと感じてしまい、中々のめり込むことができませんでした。

 

さて、物語はハーパーの身に危険が差し迫るほどの窮地へと進んでいきます。

 

再びハーパーのいるカントリーハウスまでやってきた全裸の男性が忽然と消えるという不可解な現象が。

 

やがてリンゴの木の下で警察官が立っていたかと思ったら、外の電気が消えるとと同時に姿を消す。

キッチンの窓を突き破って侵入してきたと思ったハーパーでしたが、実際は翼の折れた鳥。

叫び声と窓が割れた音に引き寄せられるかのようにやってきた管理人のジェフリーもまた、庭に怪しい者がいないか散策してる途中で姿を消し、パブにいた男性に姿を変えハーパーに襲い掛かってくるのです。

 

ドアポストに手を伸ばして侵入しようとする男に手を掴まれたハーパーは、持っていた包丁で思いっきり腕を刺しますが、まるで翼の折れた鳥のような状態で、今度は司祭の姿になってハーパーの前に現れます。

 

こんな感じで、何度も何度も迫られ脅えながらも回避していくハーパー。

最後は、全裸の男性が徐々に腹を膨らませ、男性なのに女性器からもう一人の同じ顔の男性を生み出す超キモキモな描写。

 

生まれては腹を膨らませ、また別の同じ顔の男を生むというマトリョーシカ状態のMEN。

一見生むのも生まれてくるのも苦しそうな表情を浮かべるMENですが、きっと女性が持つ産みの苦しみを体験しているのと、生まれてくるのが皆同じ顔ということから、「お前が拒んでいる無意識に女性を傷つける男ってのは女から生まれてくるんだぜ」と言っているかのよう。

 

そしてマトリョーシカのように何度も生まれ変わるMENの最終形態は、死んだはずの夫となってハーパーの前に現れ、これが俺は愛が欲しいと告げるのであります。

は??お前なんぞにそんな「愛なんてやらねえよ、夏」みたいに少々歪んだ口角のジェシー・バックリーがようやく過去のトラウマを断ち切り、彼女の安否を願うあまり車で爆走してやってきた友人の姿を映して本作は幕を閉じるのであります。

 

この友人てのが、まさかの妊婦であり、ハーパーとは違う形で男を受け入れた女性の代表という形で登場するわけで、最後はいやらしい終わらせ方をするなぁと。

男性を拒むか受け入れるか、男の子を産んだとしてもハーパーの、いや全ての女性が嫌がる男になるかどうかは育て方次第ということでしょうか。

 

結局あらすじ全て解説してしまいましたが、とにかくクライマックスのMENは男の俺が見ても不快な描写であり造形。

そもそもこの全裸の男性が、しっかり男性器が映り込むほどの姿で、顔は赤いブツブツが膨れ上がっているようなキモイお顔立ち。

これをロリー・ギニア自ら演じてるんですが、よくこんな役引き受けたなぁと。

 

そんなロリーは今回チキチキ七変化ばりに様々な男の役を演じており、ハーパーはもちろん、見た人すべての脳裏に焼き付くキモさを見せつけておりました。

これをみたらもうダニエル・クレイグ版007での凛々しいターナーの姿は消え去ってしまうことでしょうし、007で彼を視たら真っ先に全裸MENが思い浮かぶほどの衝撃です。

 

しかし本と説明のない描写が多々登場するんですよね。

それこそ教会にあった謎の石像ですけど、あれアイルランドで古くから伝わるグリーンマンていう石像と、シーラ・ナ・ギグという石像だそうで、グリーンマンは森や植物をイメージした土着宗教のシンボルとして作られたそうで、シーラ・ナ・ギグは見た方ならお分かりかと思いますが、女性器を象った彫刻で戸口を守る役割を持つ彫刻なんだとか。

 

それを交互に見せたり、鹿の死骸のくり抜かれた目ん玉からタンポポの綿毛が入り込んで、この彫刻が登場して戻って来たら鹿の死骸が腐食してるって描写はマジ意味不明でしたw

ハーパーの口に綿毛を入れ様と吹きかけるMENの姿は、彼女に男を宿す体験をさせるための行動なんでしょうかね。

 

とにかく男は女にリンゴを食べさせるような愛し方をしてはいけないってことを伝える映画なんですかね。

 

 

最後に

もうアレックス・ガーランド、アナイアレイションでむっちゃトラウマ級のクリーチャーを見せるインパクト大な映像を作ったかと思ったら、今度はマトリョーシカMENときたもんだ。

堂々と全裸MENの女性器をアップで見せて、そこから同じ顔のMENを登場させるという不快極まりない描写をよく考えたもんですよ。

 

スリラー映画だと思って見に来ましたけど、これホラーですよ。

ううっ…って顔をしかめましたもんw

 

そしてわれらがジェシー・バックリーですが、今回こんな可哀想な目に遭う役だなんて俺聞いてません(嘘)。

とにかく彼女がブチ切れたり脅えたりする一方で、自然の美しさに囲まれて笑顔を見せるキュートな表情に私は救われましたよ、あぁ女神だ・・・と。

そりゃあんな綺麗な場所にあるトンネルに入ったら「ハーパー!ハーパー!」と自分の名前を叫びたくなりますよねw

 

もう彼女の良さが全面に押し出された素晴らしいお芝居だったと思います。

ちゃっかりピアノも弾けちゃうっていう多才ぶりでしたし、やっぱり彼女は苦しみを感じ立ち尽くしてる姿が画になります。

オレンジの夕焼けが差し込む姿も美しかったなぁ…。

 

とまぁ、個人的には色々スッキリしない箇所もあるんですが、ガーランド映画はこうでなくちゃ!という意味も込めて甘い満足度で。

というわけで以上!あざっしたっ!!

満足度☆☆☆☆☆☆★★★★6/10