ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ
サスペンス映画の巨匠、アルフレッド・ヒッチコック監督の名作「裏窓」。
真夏のニューヨークを舞台に、骨折したことで自宅で車いす生活を余儀なくされたカメラマンが、退屈しのぎに始めた「覗き」によって、思いがけない事件に巻き込まれていくというお話。
殺しの現場を目撃したことを誰も信じてもらえないことから、婚約者と共に事件を解明していく物語ですが、今見てもサスペンスとして一級品なのは、全編通して主人公が住む部屋から見える世界だけで構築されていることや、「見る/見られる」に説得力を与えるために作られた大掛かりなセット、音や演出面でも非常に練られた作品であること。
また、ただのサスペンスだけではなく、婚約者とのラブロマンスも交えて描かれてることや、主人公が見る世界を部屋の裏側にある「窓」に限定することで、人間の真の姿を目の当たりにし、主人公が心を入れ替えていくという流れにもなっているんですよね。
尋常でない美しさを放つグレース・ケリーも作品が色あせない理由の一つですし、是非見ていただきたい1本です。
今回鑑賞する作品は、そんな名作にオマージュを捧げたと言っても過言ではない映画。
とある理由で外に出ることができない女性が、向かいの部屋に住む女性が殺された現場を見てしまったことから始まるサスペンス映画。
デ・パルマの「ボディ・ダブル」やイーストウッドの「目撃」、最近だと「アンダー・ザ・シルバー・レイク」や「サマー・オブ・84」、細かい所で言うとウルトラセブンの第10話「怪しい隣人」など、多くの作品が「裏窓」にオマージュを捧げていますが、本作はどんな面白さが潜んでいるのでしょうか。
早速自宅で鑑賞いたしました!
作品情報
スティーヴン・キングや「ゴーン・ガール」の著者ギリアン・フリンらが絶賛し、全世界で200万部の売り上げを誇る作家A・J・フィンのデビュー作を映画化。
広場恐怖症で外に出ることができない児童心理学者が、隣家で起こった恐ろしい出来事を目撃したことで、不可解な出来事に翻弄され精神に異常をきたしながらも、事件の真相を暴いていく姿を描く。
「つぐない」や「プライドと偏見」、「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」でアカデミー賞にノミネートするなどの実力を持つ監督が、初のサスペンス映画に挑む。
また脚本には、「フォードVSフェラーリ」や「ストーリー・オブ・マイ・ライフ/わたしの若草物語」で存在感を放ったトレイシー・レッツが担当。
ブラックユーモアを散りばめながら家族の愛と裏切りを描いた「8月の家族たち」とは違う一面が覗けるかもしれない。
キャストには近年成熟味が増したエイミー・アダムスや、「ウィンストン・チャーチル」で主演を演じたゲイリー・オールドマン、ジュリアン・ムーアに、「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」の活躍が記憶に新しいアンソニー・マッキーとワイアット・ラッセルも登場。
新旧魅力あふれるキャストが物語を彩る。
主人公の前に現れる、誰もが怪しい人たち。
おかしいのは自分か、それとも。
あらすじ
家の外に出ることを極端に怖がる”広場恐怖症”を抱え、独りで籠りきりの生活を送る心理学者のアナ(エイミー・アダムス)。
向かいの家に越してきたジェーン(ジュリアン・ムーア)と知り合い、その夫アリスター(ゲイリー・オールドマン)との生活を覗き見始めるが、ある日、ジェーンが恐ろしい暴力に遭遇する瞬間を目撃、通報するも、アリスターは何も起きていないと主張。
警察も、病を抱えるアナの証言を受け入れず、さらには、ジェーンを名乗る別の女性までもが現れ、自分自身への疑心暗鬼に陥り、焦燥と不安に苛まれていくことに…。(cinemacafeより抜粋)
監督
本作を手掛けるのは、ジョー・ライト。
キーラ・ナイトレイばかり起用するなぁという印象の監督ですが、私生活では女優のヘイリー・ベネットと交際し、2人の間に子供が生まれたのも話題となりました。
「つぐない」や「プライドと偏見」では原作ベースでありながら、女優の良さを大いに引き出した作品でしたし、「路上のソリスト」や「ウィンストンチャーチル」のような実話ベースの作品でもしっかりエンタメにした内容でした。
時に「ハンナ」や「PAN ネバーランド、夢のはじまり」のような変わったっジャンル映画にも挑戦するのが監督の面白い所。
今回も「サスペンス映画」という新たなジャンルに挑戦する監督ですが、本作に関して
「“恐怖心の本質”と、“どのようにして人間が自らその恐怖心を作ってしまうか”なのです」というのがテーマだそう。
主人公を通じて、恐怖心がどう芽生えていくのか堪能したいところです。
監督に関してはこちらをどうぞ。
キャスト
主人公で児童心理学者のアナを演じるのは、エイミー・アダムス。
「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」以降、彼女の作品を好んで鑑賞ることが多いですが、当時とはまるで違う雰囲気の芝居をされることが印象的。
特に近年では「アメリカン・ハッスル」や「バイス」、「ヒルビリー・エレジー」など、風変わりでSっ気のあるキャラを演じるのが目につきます。
とはいえ、「メッセージ」や「バッドマンVSスーパーマン」のような普通の女性もしっかり演じられてるので、演技の幅の広さに毎度脱帽されます。
アカデミー賞に何度もノミネートされているのも彼女の凄いとところですが、まだ一度も受賞してないんですよね。
本作は、闇と秘密を抱えて葛藤する主人公のキャラに惹かれてオファーを受諾したそうですが、予告編を見る限り鬱屈した表情が非常に際立っていますし、もしかしたら賞を獲れるような驚きの演技だったりするのかもしれません。
期待したいところです。
彼女に関してはこちらもどうぞ。
他のキャストはこんな感じ。
ケイト/ジェーン・ラッセル役に「アリスのままで」、「キングスマン:ゴールデン・サークル」のジュリアン・ムーア。
ジェーン・ラッセル役に、「ヘイトフル・エイト」、「アナイアレイション/全滅領域」のジェニファー・ジェイソン・リー。
アリスター・ラッセル役に、「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」、「Mank/マンク」のゲイリー・オールドマン。
エドワード・エド・フォックス役に、「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」、「デトロイト」のアンソニー・マッキー。
デヴィッド役に、「エブリバディ・ウォンツ・サム」、「オーヴァーロード」のワイアット・ラッセル。
ランディ役に、「フォードVSフェラーリ」、「ストーリー・オブ・マイ・ライフ/わたしの若草物語」のトレイシー・レッツなどが出演します。
予告編を見る限りヒッチコックオマージュが満載の本作。
あまりデ・パルマのようになってなきゃいいけどw
ここから鑑賞後の感想です!!
感想
ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ。
— モンキー🐵@「モンキー的映画のススメ」の人 (@monkey1119) 2021年5月14日
広場恐怖症の児童セラピストが、隣家で起きた事件を目撃したことで不可解な出来事に翻弄されていく姿をスリリングに描く。
裏窓の設定を使いながらガールオンザトレインなんだろうと思ったら、案外そのまま。
あらゆる見せ方は面白い。 pic.twitter.com/BDXbLiN96i
やっぱりヒッチコック臭が凄いw
時にのぞき見は災難を招く?ってかw
以下、ネタバレします。
ざっくりあらすじ
月曜日。
暗がりで吹雪の中を駆け抜けるかのようなシーンから突如目覚める女性アナ。
階段の上にある天窓が高い位置にある事から、かなり大きな屋敷に住んでいることが分かる。
電話でハロウィンの話を子供としたり、窓から見える近隣住民の話を、夫と楽し気に話すことから、彼女はこの屋敷にネコのパンチと共に住んでいることが分かる。
白髪の男性と世間話をしているが、話は薬の話に。
彼女は「広場恐怖症」という精神的な病に侵されている。
症状が出てから10ヶ月もの間、外に出ることができないのだ。
医師からアルコールを控えるよう言われているが、夜な夜なワインを開け窓の外を覗き、眠る前にフィルムノワールを見ながら眠りにつくという毎日を送っている。
向かいの家に、ラッセル家が引っ越してきた。
その息子イーサンが、あいさつ代わりに母から頼まれたというラベンダーの匂いのする贈り物をもらい受ける。
アナは児童セラピストという職に就いていることをイーサンに明かす。
イーサンは子供にセラピーが必要かと問うが、様々な状況に適応できない子供のために自分の仕事は必要だと語る。
すると窓から自分の家を覗くイーサンの様に変化が生じる。
まるで何かに脅えてるようだ。
アナは自分の仕事を活かしてイーサンの話を聞こうとする。
アナは夫と子供と離れて暮らしていることや、イーサンに映画を貸したりしながら徐々に打ち解けていく。
火曜日。
この屋敷には間借り人のデヴィッドが地下室に住んでいる。
主であり、一人で住むアナのために、何かと気を利かせるデヴィッドは正に頼りがいのある青年だ。
映画を観ながらうたたねをしてしまったアナは、外で騒がしい声や物音によって目を覚ます。
今日はハロウィンだった。
窓に卵をぶつける子供たちを注意しようとするが、なかなか玄関を開けることができない。
意を決してドアを開けると、眩しい光が視界を覆うと同時に、見知らぬ女性の姿が見える。
そのまま倒れてしまったアナだったが、見知らぬ女性に介抱されながら意識を取り戻す。
彼女はジェーン。
向かいに越してきたラッセル家の人間で、イーサンの母親だ。
ワインを飲みながら身の上話を語る2人。
互いに子を持つ母として悩みを語ったり、外に出ることができないアナを励ますジェーン。
しかし、互いに核心に触れるとはぐらかし、両者が複雑な事情があることを物語は示唆する。
ジェーンが帰宅後、今度はラッセル家の主アリステアが訪ねてくる。
妻が来なかったか?とやってきたが、何かを悟ったアナは「誰も来ていない」と嘘をついてアリステアを帰した。
水曜日。
物音に気付いたアナは誰か侵入者がいると感じ、911に電話。
しかしそれはデヴィッドだった。
天窓の汚れに気付いたデヴィッドは、率先してカビ掃除を試みるが、業者案件だとお手上げ状態。
その夜ラッセル家に異変が。
風呂に入っていたアナは、叫び声を聞く。
番号案内で電話をかけるとイーサンの脅える声が。
問いかけると「何もない、大丈夫」の一点張り。
アリステアに何かされたようだが、全く答えてくれない。
外に飛び出すジェーンの姿を見たのち、アリステアから折り返し電話がかかってくる。
アナは悲鳴が聞こえたと話すが、誰も叫んでないと一方的に電話を切られてしまう。
不安を拭えないアナは、一眼レフのカメラを取り出し、デヴィッドを呼び出し悲鳴を聞いてないか確かめるが、聞いてないと答える。
デヴィッドは来客がいたこともあり、アナにそっけない態度をとる。
訪ねてきたイーサンに真相を聞こうとするが、怯えたままのイーサンは電話同様何も話してくれない。
心配するアナは自分の電話番号を渡し、何かあったら私を訪ねるよう促す。
木曜日。
電話で夫に昨晩の出来事を語るが、夫は彼女がしようとしてることを制止する。
酔いつぶれて寝てしまったアナは、夜中にふと目覚め、窓の外を覗く。
「よその家を覗くなんて」と窓を閉め、再び眠りにつくアナだったが、夢にうなされ携帯電話を探し出す。
ふと窓の外に目をやると、ラッセル家の様子が気になりだす。
カメラ越しにラッセル家を覗くと、ジェーンが何者かに刺されて倒れる姿を目の当たりにする。
急いで警察に電話をしようと、再び携帯電話を探し出すアナ。
頼りのデヴィッドは留守。
携帯を見つけ出し警察に連絡を入れたアナは、取り乱す一方。
こうなったら自分で彼女を助ける以外方法はないと悟ったアナは、意を決して外に飛び出す。
赤い傘で視界を塞ぎながら一直線に進むが、ゴミ箱にぶつかり倒れ、車に轢かれそうになってしまう。
意識を取り戻したアナの前には、警察官二人とアリステアの姿が。
皆に起きた出来事を話すが、誰も信じてくれない。
何故誰も信じてくれないのか。
確かにジェーンは包丁で腹を刺され「助けて」と叫んだのに。
信じてくれない理由は、ジェーンがそこにいたからだ。
アナが出会ったジェーンとは全くの別人の・・・・。
他人様の家をのぞき見した行為や、うつ状態のアナを誰も信じてくれない。
あれだけ脅えていたイーサンもまた、アナを白い目で見るのだった。
彼女が見たジェーンは本当にジェーンなのか。
そしてジェーンと名乗った女性は本当にジェーンなのか。
クスリのせいで幻覚を見た自分が間違っているのか、それとも見たものは真実だったのか。
アナは真相を探るべく、ネットでラッセル家の情報収集に挑むのであった・・・。
というのが、約半分のあらすじです。
見せ方はゾクゾクする。
外に出ることができないでいる「広場恐怖症」。
そんな症状聞いたことないですが、本作の面白いところは「患者の精神状態をケアするはずのセラピストが精神に異常をきたしてる」というところ。
薬の副作用もでていることから、アナが見たものは果たして本当かどうかわからない上に、自分自身を信じることができないでいる主人公という設定によって、物語は「真犯人は誰か」というミステリーお決まりのパターンから逸脱し、アナの心理状態を覗く物語として描かれていくことで、彼女がどう恐怖から克服していくかが見どころになっております。
さらに、夫と子供と遠く離れた場所で暮らしているとアナは語っていますが、彼女が夢で見る「真夜中の吹雪の景色」が何やら意味深で、彼女の過去が何やらワケアリな様子。
きっと過去に何かあったから広場恐怖症という症状が出てしまったわけで、この辺も物語の後半に色々明らかになっていくということです。
アルコールや薬物によって自身が見たものに100%自信が持てない主人公という点においては、「ガール・オン・ザ・トレイン」を彷彿とさせる設定ですよね。
エミリー・ブラント主演なんですけど、正直僕彼女の名前とエイミー・アダムスがごっちゃになって、エミリー・アダムスなんてたまに行ってしまったイルすることがあるんですけど、共感できる人いませんかw
話がそれましたが、本作は冒頭でも語った「裏窓」を彷彿とさせる物語だろうという予想は間違っておらず、往年のヒットコック映画をモチーフにした雰囲気のある作品でした。
実際にカメラで隣家を覗く時点で「裏窓」でしたし、冒頭でアナが目覚めるシーンや突然現れるナイフは「サイコ」、屋敷の階段を上から見下ろす構図や、現実と妄想のはざまで葛藤する姿は「めまい」のように見えます。
また劇中アナが酒に酔って寝てしまった時に見ている映画は「白い恐怖」でしたし(グレゴリー・ベックが自分が誰なのかわからず路頭の迷う人物というのも設定に加わってたのかな)、ありとあらゆるところで「ヒッチコックぽさ」が如実に出ていたように思えます。
また、構図フェチな自分としては面白い映像が目白押しでした。
例えば、ロッキンチェアーに揺られながらアリステアが以前働いていた会社に電話を掛けるシーンでは、アナとジェーンが初めて会った夜の出来事を回想するんですが、これを家の壁の隙間から二人が見えるように揺れながら見せるんですね。
あとは、「だ~れだ?」というタイトルで送られてきた匿名のメールのシーン。
添付された画像をダウンロードしている最中に、足を引きずりながら歩く猫のパンチが部屋に入ってきます。
PCを置いてパンチの様子を見ているんですが、この時PCは画面の左手前に置かれてるんですね。
奥の方で猫をあやしながら、手前のPCはダウンロードをしていくんですよ。
完了すると、アナの寝顔を至近距離で収めた画像なんですね。
これをカメラを固定にした状態で見せるんです。
一体何の画像が出てくるのかドキドキしながらこちらは見れますし、それまでネコをあやしていたアナが一体どんな驚きを見せるのかというワクワクも備わっている、非常に上手な構図だったと思います。
あとは、起床して部屋から出ていくアナの姿を、右半分は鏡越しに左半分は部屋の玄関にする構図や、動画を撮影するシーンでは、左手前にiPhoneを置き、奥に喋っているアナをおくことで、右も左もアナ自身が心境を吐露する映像を作り出し、アナの切迫した姿が二重に伝わるという手法をやってのけています。
クライマックスでは犯人との格闘シーンがスピーディーに描かれているんですが、カメラをパンした後に止まった場所が凶器のズームアップだったり、 その凶器がアナの頬にぶっ刺さるカットは恐怖です。
また、自身の過去を回想するシーンでは、自分の家の室内と同化させる映像にしているのも面白い試みだったと思います。
あとは屋敷全体が暗がりなんですけど、カーテンや布団、部屋の明かりなどが暖色をつかってるんですね。
なので、ちょっとした光が入ると、部屋の中に温かみが生まれて、映像が引き立つのも印象的です。
逆にそれが怖さを助長させる工夫をしてるのも面白かったと思います。
と、このようにカットやショット、構図という点においては往年の映画を模倣していたり凝ったものになっている点は面白かったんですが、肝心のお話に関しては高い期待値に設定していたこともあって、少々残念でした。
というのも、犯人が唐突に出てくるし、アナがジェーンだと思っていた人が本当は誰なのかってのを、アナ自身が探し出すのではなく、別の人間から明かされる辺りが、どうもあっさりし過ぎていて物足りなく感じました。
一度見終わってからもう一度見てみると、犯人のおかしな行動みたいなのがなんとなくわかるんですけど、伏線みたいなものって全然なくて。
だからあまりにも唐突に思えてしまうんですよね、犯人が。
これまでうまくやってたのに、急に雑に現れて動機語り出して。
また正体を明かす人間てのも、確かに二度目を見てみると「あ、ほんとだ」ってなるシーンがあったんですけど、どうも強引に思えてしまって。
エイミーの情緒不安定な芝居や、ゲイリー・オールドマンのブチ切れ具合(息子へのグーパンチはカメラワークも手伝って見事でしたw)も最高だったんですけどね・・・。
最後に
サスペンス映画としては楽しめたんですけど、ミステリーとしては弱いなぁというのがざっくりな感想でしょうか。
「裏窓」が、人間の裏側を覗くことで、社会がどういうモノかを知り人生観に変化をもたらす物語に比べ、本作は誰も入れない屋敷をぶたいにすることで、閉じこもった主人公を具体化させていたように思えます。
また他人の家を覗くという行為は、心理的に考えれば「今の自分に満足できず他者を羨む」状態に繋がっていくと思います。
そんなアナが本当にあったのかどうかわからない事件に向き合っていくことで、屋敷から出る=自己を解放する着地に向かっていく映画だったのではないでしょうか。
というわけで以上!あざっしたっ!!
満足度☆☆☆☆☆★★★★★5/10