モンキー的2020年上半期映画ベスト10選
はじめに
2020年上半期は新型コロナウィルスの影響により、世界中で自粛期間を設けたり、ロックダウンしたりと、気軽に自由に外へ出歩くことが困難な状況が続きました。
映画業界にも大きな打撃。
「名探偵コナン」をはじめ、新作映画が軒並み延期という事態に見舞われ、国内でもようやく自粛解除の動きとなり映画館も営業再開してきたものの、未だ閑散とした状態が続いています。
特にミニシアターは経営状況が苦しく、クラウドファウンディングや基金を募るなどで凌がなければならない事態となっています。
海外でも、今年上半期の目玉であった「ムーラン」、「007/NO TIME TO DIE」、「ブラック・ウィドウ」などが軒並み延期、映画館の運営が厳しく閉館するところがあったり、新作映画を普段よりも早い段階でオンライン配信するなど、ピンチはチャンスといったような新たなビジネスモデルが生まれたり、上半期の風物詩である「カンヌ国際映画祭」は開催を断念し、他映画祭とコラボする意向で調整。
また来年の米アカデミー賞も通常より2ヶ月遅れの2021年4月に予定など、2021年にまで影響が及んでる状況です。
満足のいく映画ライフを送れていない中、自宅で旧作を漁ったりNetflix作品を見たりと、こんな状況だからこそできることを模索し楽しむ生活、というのも案外充実できたのかなとは思いますが、やっぱり当たり前の日常がいち早く戻ってくれることを願っております。
そのためには自粛解除がされたとしても、身の安全を確保するため細心の注意を払っていくことが大事なのかなと。
というわけで本題。
1月からとんでもない量の良作が並んだ2020年。
その中から私モンキーが超独断と偏見で選んだ、「今年上半期に公開された新作映画ベスト10作品」を発表したいと思います。
満足度の高かった作品から選出しますが、まだ上半期ということもあり、順位は付けず公開日順での紹介になります。
今年上半期に鑑賞した新作映画は44本!(Netflix作品含む)
例年に比べ鑑賞本数はかなり少ないですが、良作ぞろいで濃厚だったことを考えると、意外と悩める選考でした…。
それではどうぞーーーーっ!!
絶対王者に挑んだ、男たちの大逆転の実話。
フォードVSフェラーリ
満足度☆☆☆☆☆☆☆☆☆★9/10
交渉と協調に長ける社交力がありながらも、熱い気持ちも常に持ち続けるシェルビーと、無心で車の機能の向上と絶対に勝つという野心で挑む暴れ馬マイルズという水と油のような性格のふたりが、幾度も衝突しながらも心の根っこで信頼を深めていくことで目標を達成していくバディ・ムービーであると同時に、7000回転(エンジンの回転数)という当時未知の領域だった速度の世界を体感させてくれるカメラの位置や、ドライバーが見た景色、ガチンコのクラッシュの連続、さらに唸りを上げるエンジン音、緊張感を煽ってくる劇伴(これが最高)によって、劇中のマイルズやシェルビーと同じような心拍数を体感でき、こっちの鼓動も7000回転、いや1万回転は行くんじゃないかというほど、俺たちのハートビートをフルスロットルにさせてくれる映画でございました!!
僕はこの映画で気づきました。
こういう古臭くて熱い映画が一番好みなんだということを。
旧作映画とか見てても、結局お気に入りになって購入するのって、こういう熱いドラマとかだったりするんですよ。
今こういう古き良きアメリカ映画ってホントなくて。
きっと多用性を重んじる時代だからとか、オリジナルは当たらないから金出せないとか、いろいろな理由が挙げられるのではと思うんですけど、結果本作はアメリカでは、オリジナル作品で大ヒットなわけですよ。
いまみんなが見たいのって、こういう映画なんじゃねえの?ってことですよね。
懐古主義だとか今の時代に合ってないとかで片づけるのはもったいないと思うんですよね。
もっとこういう男クサい映画、増えてほしいなぁと。
もうベストの理由は単純明快です。
- 長尺なのにあっという間
- 飽きさせない作り
- マットとクリスチャンのマッチ度
- カトリーナバルフ超美人
- 本気のモータースポーツ映画
- 職人監督
- 池井戸潤的展開
こんな感じでしょうか。
恐らく今年モンキー的ベスト1位になる予感です。
とにかく最高でした。
孤独な探偵が大都会に潜む巨悪に挑んだ衝撃のクライムサスペンス!
マザーレス・ブルックリン
満足度☆☆☆☆☆☆★★★★6/10
まだドジャースがロサンゼルスに行く前の1950年代のNYブルックリンを舞台に、トゥレット症候群という特殊な病を抱えながらも、抜群の記憶力と機転を利かせた行動で、NYの闇に殺された親友真相を暴こうと孤軍奮闘する姿を、これぞNYブルックリンな街並の再現、トム・ヨークの主題歌や心地よく上質なジャズのリズムに乗せて、時にスムースに時に和やかに、そして時にスローに描き、さらには光と影のコントラストを巧みに表現することで、ノートンが求めたであろうアメリカンノワールの世界にどっぷり浸かれることができた、旨みの深い作品でございました。
この中では満足度が低い方なんですが、続編を熱望したいという思いから入れてみました。
「ロング・グッドバイ」や「チャイナタウン」のような探偵ノワールものを好む僕としては、久々にキタ!作品でした。
ちょっと不満はあるんですが、障がいを持つ探偵という何役を見事に演じたノートンや、現代のアメリカにも通じる問題を埋め込むこ巧さ。
イキフンって二の次に思えて実はすげえ大事だよな、って今回改めて思えましたね。
流れるジャズがねすごくよくてあの時代の空気を吸わせてくれるというか、終わった後の余韻も静かに漂わせてくれて。
NYの街並も良く再現していたと思うし、世界観はすごくよかったですね。
ノートンがNYへの愛を込めた佳作でございました。
幸せ 少し いただきます
パラサイト 半地下の家族
満足度☆☆☆☆☆☆☆★★★7/10
半分地下のような家で暮らす無職の家族たちが、裕福な家庭にまるでゴキブリのように住み着くまでの過程と、その後彼らに訪れる悲喜劇の様子を、映像全てに意味を持たし、逆に伏線と思いきや伏線じゃないんかい!と思わせるシーンの数々、様々なメタファーが乱立し、全く予想がつかない物語の流れに、終始笑いとスリルが同居した社会派エンタメの快作でございました。
言わずと知れた大ヒット作「パラサイト」。
アカデミー賞授賞式での、作品賞への期待が徐々に高まっていく流れは、生中継を見ていた僕としては、記録にも記憶にも残る瞬間でした。
一応お隣の国の映画で、同じくカンヌでパルムドールを獲った「万引き家族」と比較しちゃいけないんですけど、もう一度見るならどっち?ってなった時に、迷わずこっちを選んでしまうほど好き。
貧困という社会的な面を描きつつも、エンタメに落とし込んだ脚本と映像づくりは、ポン・ジュノだからこそできた芸当。
まだ過去作を全作観れてないので、これから漁っていこうと思います。
せーの、で始まる、オレたちの音楽
音楽
満足度☆☆☆☆☆☆☆★★★7/10
アニメーション作家が4万枚以上の作画をたった一人で手書きで描き上げ、結果7年以上に及ぶ制作期間を経て作られた長編アニメーション映画。
楽器も触ったことのない不良少年たちが、思いつきでバンドを結成し、青春の日々を疾走していく姿を、音楽と一体となった躍動感そのままに描く。
はい、これブログに書いてませんw
僕のブログ仲間「物語る亀」のカメさんに、是非見てほしいとせっつかれ、気になってはいたものの特にみるのもないし試しに観てみるか、と鑑賞しに行ったのであります。
結果、めちゃめちゃよかった。
モンキーさん、音楽やってたからでしょ?
恒例の「音楽映画枠」でしょ?
ちげーよ、マジでグサっとくるんだよ!
ロックとは何か。
戦争を嘆く歌だったり、体制に抗う気持ちだったり、表向きはそうでも消費されるだけの音楽だったり、様々な定義があると思いますが、まず音楽って表現なんですよ。
それがロックの場合どういう表現かっていうと、自分の中で初期衝動なんですよ。
アレコレ煮詰めて出すのでなく、まっさらで混じりっ気ナシの感情を、音にすることなんですよ。
音楽を表現するときね、リズム合わせなきゃとかしっかりコード抑えなきゃとか、ちゃんと歌を伝えなきゃとか、色んな雑念が生まれるんですよ。
この映画で奏でる音楽ってのは、はじめて音楽に触れた時とか楽器に触った時の何とも言えない高揚感てのを、しっかり映画としてアウトプットしていて、これが手書きなもんだからまたロックなんすわ!!
ぶっちゃけね、一筆書きで書いたかのようなキャラデザなわけですよ。
なんだこれギャグマンガか?くらいの。
侮っちゃいけない。
全編オフビートな笑い、アニメーションでやっちゃう無感情演技、って中身なんだけど、音楽奏でてるときは全く違う。
かっこいい。
そして、クライマックス、涙です。
教えてくれたカメさんには感謝しかありません。
それくらい出会えてよかった作品です。
殺したのは誰だ!?この騙し合いに世界が熱狂!
ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密
満足度☆☆☆☆☆☆☆☆☆★9/10
ミステリー作家で大富豪の誕生日パーティー翌日に起きた自殺事件。
その真相を探るべく現れた私立探偵ブノワ・ブランが、飄々と事件の真相を探る姿と、容疑者とされる家族や使用人、看護師の表と裏の顔を、同時進行で見せながら綴っていく今作は、古き良きミステリーの表層をなぞることで味わえる安心感と、徐々に現代のアメリカが抱える裏の顔をのぞかせ、終いにはその仮面をベリベリっと剥がす結末と、二重三重に構造されたトリックの種明かしに、思わず手を叩かずに入られない巧さが際立った作品でございました!!
「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」で賛否を巻き起こしたライアン・ジョンソンが、好きな映画を好きに作り上げたことで出来てしまった良作。
脚本が高い評価を得たのも納得の出来でしたし、登場人物たちの濃ゆいこと濃ゆいこと。
探偵モノって探偵自身がちょっとクセの強いの多いじゃないですか。
ポアロにコロンボに古畑任三郎に金田一に。
今回の主人公ブランもその一人で、こいつホントに名探偵か?って感じの不安さがあるんだけど、ちゃんと推理してやってくれる辺りがズルくて。
しかもダニエルクレイグだから容姿もオシャレでスマートで。
ユーモアもしっかりあるし、アメリカ批判もサラッとしちゃってる辺りがホントお上手。
とりあえずですね、続編早く作ってください!!
最期に出会った、最初の恋
初恋 First Love
満足度☆☆☆☆☆☆★★★★6/10
今を生きにくくなっている昭和気質なヤクザと、そのヤクザに因縁がありながらもヤクを牛耳りたい中華野郎が、ヘッポコ策士のアクシデントによって抗争化していくという火だるまの中に、余命宣告を受けたボクサーとヤク中売春女が巻き込まれていく群像劇を、生首上等!血まみれ上等!コンプラ無視上等なバーリトゥードをかまし、血気盛んなキャラのむき出しの暴力と、三池流ギャグが炸裂することで、おいおいどこに初恋の要素があるんだよwと思いながらみてたら、「そういうことかい!(涙)」と膝を打つ、「トゥルー・ロマンス」かと思いきや「レザボア・ドッグス」で「スナッチ」のような面白さでした。
公開するやいなや絶賛の嵐だった今作。
僕もその仲間に入れて光栄ですw
バイオレンスもギャグは当たり前で、登場人物の情緒もよく表れていたなぁとも思えたし、これまで様々なオファーを予算内で収めてきた手腕は認めるものの内容は散々だった三池監督だったわけで、それらと比べると、上に忖度などせずやりたいことをやりたいように描いたことで、特に自由度の高い内容と描写でした。
なんてったってベッキーです。
❝悲劇❞は終わらない。この街は今も燃えている。
レ・ミゼラブル
満足度☆☆☆☆☆☆☆★★★7/10
モンフェルヘイユの警察署、BAC(犯罪対策課)に着任した新人警官の視点を中心に、法律と権力を盾に、罪もない少年たちや市民を力と怒りで抑えつける警官たちの横暴なやり方、アフリカ系移民で貧困層を束ねる市長とよばれる男や、抑圧されながらも縄張りを作るかつてワルだった男といった、暴力や暴言でしか主張できない大人たちの一触即発な状態を見せながら、それを見て触発される少年たちという負の連鎖を、ただまじまじと見せることで、やるせなさと問題の解決方法は何なのかを、いま問われている気がした作品でございました。
フランスでドキュメンタリーを撮り続ける監督の長編映画。
カンヌでも「パラサイト」と競ったほど高い評価をしているだけのインパクトがあった作品でした。
僕はこの映画を、それぞれの「正しさ」を曲げることができないせいで、ただぶつかり合うことしかできないでいる大人たちと、近くで見て暮らす子供たちはどう捉えるのかってのを炙り出した作品だと思っていて。
ジョージ・フロイドさん殺害の件から始まったアメリカでの大規模なデモの中で、徹底抗議する黒人たちの姿が取り上げられてますけど、その中で怒りに任せてデモに参加する若い黒人を中年の黒人が涙ながらに制止する動画を見ました。
君たちがやるべきことはこんなことじゃない、と。
これでは歴史が繰り返されるだけだ、と。
ホント今世界中がこういう状況ですよね。
悲劇、悲劇、悲劇。
フランスだけじゃない、対岸の火事では済まされないことがあちこちで起きてる。
我々の行動や言動が、次の世代へどういう影響を及ぼすのか、もう一度冷静にならなければならない曲がり角に来てるのではと、鑑賞後に感じたんです。
今見ておきたい映画の一つとして、胸に刻まれた作品でした。
今夜、最恐のゾンビが目を覚ます。
デッド・ドント・ダイ
満足度☆☆☆☆☆☆☆★★★7/10
地球の自転軸のズレにより日照時間が延びたり縮んだり、動物たちは森の中へ逃げだし、挙句の果てには死者が蘇るという異常現象の連発な設定で描かれる「ゾンビ映画」は、監督お得意とされるオフビートな流れと笑いで、終始緩やかで締まりのない展開に描き、所々でメタ視点を加えたりテンドン入れたり突拍子にSF入れたりとやりたい放題な中、モノへの欲望や依存しがちな現代人をゾンビに見立てた風刺をしっかり入れた、これまでのゾンビ映画とは一線を画したジャームッシュ流ゾンビ映画でございました。
はじめてのジャームッシュ作品鑑賞ということで、大変楽しませてもらったんですが、ホントにはじめてのジャームッシュってこの映画からでいいのか…
というのは置いといて、主演二人が醸し出す空気ややり取りに大いに笑わせてもらったし、ロメロの「ゾンビ」から俺たち何も変わってないんだな…くらいモノに依存してんだな、でもって大事なことから逃げてるだけなんだな、そんな俺たちは生きてるように死んでるゾンビと変わんねえんだな…マジでこのままだと「まずい結末」になるんだな…と思わされた映画でありました。
笑いという甘さと風刺という辛さを、絶妙な塩梅で味付けした作品でした。
今日も、「自分らしさ」を連れていく。
ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語
満足度☆☆☆☆☆☆☆☆☆★9/10
19世紀後半のアメリカ・マサチューセッツ州を舞台に、貧しくも逞しく夢を追い求めていく4姉妹の人生を、過去と現在の時間軸を行き来しながら紡いでいく物語は、一見古臭く見えてしまう100年以上前の物語を、現代でも通用するような所作や振る舞いに改変することで物語をより身近に感じることができ、さらにはお金だろうが職業だろうが結婚だろうが、どの夢を追い求めたとしても決して間違いではないことを肯定してくれる作品でございました!!!
あまりこういう表現をしないんですが、登場人物が、彼女たちの生き方が、言葉が、そして映画自体が「尊い」と思えるほど感動した作品でした。
49年版の「若草物語」を見ての鑑賞だったんですが、物語の流れを知っていた分、現在と過去を行き来する改変をすぐさま理解できたし、余裕をもって物語を追えました。
結果、頭で捉えるのでなく心で捉えやすい状態だったこともあって、涙腺決壊。
当時から男尊女卑社会で、女性はこうでなくてはいけない風潮で、それでも賢明に歩みたい人生を歩んでいく彼女たち。
こういう話って時代の節目で何度もリメイクされて次世代へ受け継がれていくってのがいいですよね。
今回バトンを受け取ったグレタ・ガーウィグの改変がホント素晴らしくて、「レディバード」のテンポをそのままにしつつ、エピソードを重ねていくことで深みを与えていく進行具合が凄く効果的。
でもって最後に付け加えられたエピソード、お金のために小説の結末をハッピーエンドにする、でも権利は渡さないって決断がいいんですよ。
なんだろ、ビジネスはビジネスで、でも魂は売らねえ!って心意気、みたいな。
これは見た方と語り合いたい作品でした。
背伸びしたら、大人になれるの?
グッド・ボーイズ
満足度☆☆☆☆☆☆☆★★★7/10
親が仲良しという経緯から「ビーン・バッグ・ボーイズ(豆袋)」を結成しつるむ6年生3人組が、意中の子とのキスを求め、大人への第一歩を踏み出していくまでの踏んだり蹴ったりな二日間を、さすがセス・ローゲンと言わしめる下ネタのオンパレードと、キッズならではの純粋な思考に笑いが止まらず、さらには「12歳」の意味を含めることで、「ダチは一生もの」と「成長とともに変わる付き合い」のダブルミーニングを突き付けるおセンチな描写を含めた、あの頃の小学生を経験した野郎どもには刺さりまくりの非常に痛快な娯楽映画でございました!!
はじめてのチュウに夢中なガキンチョを中心に、大人のイロハを学ぼうとするも、どんどんドツボにハマって仲違いしそうになっていく珍道中でした。
二日間による旅の果てで彼らが得たものは、近所同士だけの付き合いで生まれた友情にいったんピリオドをつけ、趣味や共通項の仲間とつるむことで成長していくけれど、ふざけたことできるのってやっぱ俺らの時だけだよね!ってこと。
それって永遠じゃん!てのを、変に泣かせようとするのでなく朗らかに門出を演出しているのが凄くよかったです。
その点で「スタンド・バイ・ミー」のような概要だけど、差別化を図れたような気もします。
あとは下ネタ大好きな私といたしましては、非常に笑わせていただきました。
小学生の下ネタにしてはなかなかの攻め具合で、あんな大人のオモチャをガンガンいじらせるのはダメだろ~wと。
ジェイコブ君の新しい一面を見れたってのも大きかったですね。
というわけで、モンキー的2020年上半期映画ベスト10作品は、
- フォードvsフェラーリ
- マザーレス・ブルックリン
- パラサイト
- 音楽
- ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密
- レ・ミゼラブル
- 初恋 first love
- デッド・ドント・ダイ
- ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語
- グッド・ボーイズ
でした。
今年下半期の期待作はこれだ!
今年が全く見通しが立たないんですけど、恒例なので現在分かる範囲で。
※赤字は超期待作品。
7月
- MOTHER/マザー(傑作ぞろいのスターサンズ配給作品)
- WAVES/ウェイブス(こちらも良作ぞろいのA24作品)
- 透明人間(リー・ワネル監督最新作)
8月
- 映画ドラえもん のび太の新恐竜(ミスチル主題歌!)
- ぐらんぶる(英勉監督最新作)
- ディック・ロングはなぜ死んだのか?(スイスアーミーマンの監督最新作)
- ハニーボーイ(名子役ノア・ジュブ君主演作)
- 思い、思われ、ふり、ふられ(三木孝浩監督最新作)
- 2分の1の魔法(ピクサー最新作)
- 青くて痛くて脆い(住野よる原作実写化)
9月
- mid90s/ミッドナインティーズ(ジョナ・ヒルの監督デビュー作)
- モンスターハンター(あのゲームを実写化)
- ミッドウェイ(ローランド・エメリッヒ監督最新作)
- TENET/テネット(クリストファー・ノーラン監督最新作)
- キングスマン ファーストエージェント(キングスマンエピソード0)
- マティアス&マキシム(グザヴィエ・ドラン監督最新作)
- 宇宙でいちばん明るい屋根(新聞記者の藤井道人監督最新作)
10月以降
- 浅田家!(嵐・ニノ×中野量太監督)
- 82年生まれ、キム・ジヨン(原作も話題の韓国映画)
- 東京リベンジャーズ(若手俳優総出演)
- スパイの妻(黒沢清監督最新作)
- アダムス・ファミリー(名作ホラーコメディリメイク)
- 生きちゃった(石井裕也監督最新作)
- ザ・ジェントルメン(原題)(ガイ・リッチー監督最新作)
- ザ・ウィッチズ(原題)(ロバート・ゼメキス監督最新作)
- ブラック・ウィドウ(MCUフェイズ4)
- 007 ノー・タイム・トゥ・ダイ(ボンド最新作)
- トップガン/マーヴェリック(あの名作再び)
- ウエスト・サイド・ストーリー(スピルバーグ監督が名作リメイク)
他にも延期された作品が今年公開するかもしれないですし、洋画大作は海外の配給状況により、さらに延期するかもしれません。
最後に
今回の2020年上半期映画ベストは、新作映画の延期や映画館の休館が約2か月続いたため、結果的に満足のいくものではなく、形として残すのにはかなり躊躇しました。
本来なら満足度7以上の作品で選考したかったのですが、それだと10本収まらず、これで「上半期ベストです!」と胸を張って言えない自分がいるわけで。
とはいえ、節目の時期に毎度やってきたことですので、これはこれで仕方のない事だと割り切って作りました。
下半期は予定通り公開してもらえることを祈りつつ、見落としてきた新作映画にも触れる時間を設けて、よりよい映画ライフを送ろうと思っております。
皆さまもどうかくれぐれもコロナウィルスに感染しないように手洗いうがいの徹底と、外出時のマスク、健康管理を心掛けてくださいませ。
というわけで以上!あざっしたっ!!