モンキー的映画のススメ

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主に新作映画について個人の感想、意見を述べた文才のない男の自己満ブログ

モンキー的2022年上半期映画ベスト10選

モンキー的2022年上半期映画ベスト10選

 

いきなりですが、私モンキーが超独断と偏見で選んだ、「2022年上半期に公開された新作映画ベスト10作品」を発表したいと思います。

 

満足度の高かった作品から選出しますが、まだ上半期ということもあり、順位は付けず公開日順での発表になります。

 

今年上半期に観賞した新作映画は56本!(配信映画作品含む)

 

それではどうぞ~!!

 

 

ベスト10選

母親の葛藤と喪失

ロスト・ドーター

 

満足度☆☆☆☆☆☆☆☆★★8/10

マギー・ギレンホール監督恐るべし。

 

避暑地を訪れた大学教授の女性が、若い人妻と娘を見かけて以降、かつての自分を思い出し、心を揺らしていく姿を描いたドラマ。

 

本作は2021年12月30日に配信されたので、厳密には2021年の作品なんですが、アカデミー賞作品はなるべく網羅しようと年始に観賞。

 

ジェイクのお姉ちゃん、最近映画で見かけねえなぁと思ったら、こんなに素晴らしい映画を作ってましたよ。

簡潔に話すと、若い人妻を見て若い頃の自分と重ねてしまい、自分が「母」である前に「女」だということを優先してしまったことへの後悔の念から、徐々にメンタルがやられていくって話を、現在と過去のパートを交互に見せていくことで紡がれていく作品なんですね。

 

少しづつ過去を明かしていく構成や、周囲の音などによって緊張感を煽る演出が秀逸。

さらには女性が生まれて死ぬまでずっと抱いてるであろう部分にも言及した様な作品になっているのも非常に素晴らしいんですね。

 

オリヴィア・コールマンも、彼女の若い頃を演じたジェシー・バックリィも最高なんですよ。

一見穏やかだけど、どこか心ここに在らずな表情をするオリヴィアに対し、常に子育てと夢に追われ、怒りといら立ちを抱えながら悶々としているジェシーの姿が完璧なまでに巧いんです。

 

題材的に食指が動くような作品ではなかったんですが、監督のデビュー作にしてこの出来か!という驚きと、女優陣が見せる芝居ですよね。

もちろんテーマもこういうもんを常々抱えてるんだぞ女は!っていうのを巧く見せていて、すごく今の映画に相応しい作品だったと思います。

 

父は、なぜ消えたのか?

さがす

 

満足度☆☆☆☆☆☆☆★★★7/10

 

佐藤二朗さん、最高でした。

 

劇場観賞をスルーしてしまったんですが、「岬の兄妹」の片山監督の商業映画デビュー作ってことで結構話題だったんですよね。

映画ファン界隈がこぞって「面白い」と声を揃えてたので、配信が来たら是非見てみようと自宅で鑑賞しました。

 

ポン・ジュノ監督の下で助監督として務めていたこともあり、大阪の下町の風景がどことなく韓国の下町に見えてしまうような感覚に陥るほどクオリティの高いカメラワークや質感。

構図や人物の配置に至っても、計算されたカットになっていて、映像はかなり優れたものになってました。

 

お話に関しても、佐藤二朗演じる父親がこの後一体何をしでかすかわからない不穏さが漂い、時系列をいじることで謎が謎を呼ぶ展開になってたのも集中しながら観賞できたと思います。

 

正直最後の手前で終わっても気持ちのいい作品ではありましたが、父に対する娘の思い、娘の言うままに従う父と、親子の対峙を見せることで涙を誘う、湿っぽくもあり清々しくもある締め方で良かったと思います。

 

おじいちゃん、力を貸して—

ゴースト・バスターズ/アフターライフ

 

 

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満足度☆☆☆☆☆☆☆★★★7/10

 

「ドラゴンボール」セルゲームのとどめと同じ興奮。

 

ゴーストたちを退治しニューヨークを救った「ゴーストバスターズ」の一員イゴン・スペングラー博士の孫が、引っ越した田舎町で起こる超常現象を解決するため、祖父の力を借りてお化け退治に挑む姿を描く。

 

ゴーストバスターズファンには溜まらない過去作へのオマージュから同窓会レベルの大集合に歓喜すること必至のほか、郊外で起きた事件に首を突っ込む少年少女たちの大冒険というエッセンスと、親子3代に渡って紡がれる家族の物語にしたことで、老若男女楽しめる娯楽大作でございました。

 

映画の外側にもドラマが詰まったことや、ゴーストバスターズという作品への思い入れ、さらにはビル・マーレイのあの何とも言えない表情も重なって、クライマックスは涙が止まりませんでした。

 

また主人公が会ったこともない祖父の存在を知りながら、自分のルーツと使命を果たしていく姿にも自分と重なる点も多く、アイヴァンの息子ジェイソンだから成し得た作品だったようにも思えます。

 

この公開の後父アイヴァンがこの世を去りました。

なんというか、息子の務めを見届けたうえで天国へ行ったのかなぁと勝手にドラマを作ってしまいがちな気持ちになるんですけど、色々な奇跡の上で成り立った映画だったのかなと思います。

 

 

明日に向かって笑え!

ベルファスト

 

 

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満足度☆☆☆☆☆☆☆☆★★8/10

 

「故郷」を、想え。

 

俳優として映画監督として、そして舞台監督としてあらゆる才能で世間を魅了するケネス・ブラナーが、出身地である北アイルランドの首都ベルファストで過ごした幼少期を投影した自伝的作品。

 

1969年のベルファストを舞台に、宗教間紛争が激化することで、それまでの完璧な世界が一変、故郷に留まるか離れるかの決断を迫られていく少年の姿を、彼の視点でモノクロ映像で描く。

 

 

ほとんどモノクロ映像の中でテンポよくエピソードが綴られる本作は、一体何が起きているのか理解できない状態の主人公の視点で描き、何の気もないショットも空間をうまく使い芸術的に美しく見せながら、ユーモラス且つ愛のある物語に作り上げた、非常に素晴らしい作品でございました。

 

長尺な作品が多く製作される中、100分という短い時間でこんなにも濃密で色んな感情を引き出してくれるケネス・ブラナーの力量に脱帽しました。

正直彼の作る作品は、どうしても主演も張る傍ら「ナルシシスト」な面が漂い嫌気がさすことが多いんですが、本作は半自伝的ということを意識したからか、彼の姿がちらつかないんですよね。

これが非常に良かった点だと思ってます。

 

また未だ終止符の見えないロシアによるウクライナ侵攻とタイミングが重なったこともあり、故郷での日常が一変してしまうことへの辛さや怒り、悲しみなども引き出してくれる、意義のある映画だったとも思います。

 

個人的にはカトリーヌ・バルフのお芝居が素晴らしく、こんなお母さん最高やん!とw

もちろん他のキャストにもそれぞれ見せ場や印象的なシーンがあるし、テンポよく編集しているモノの、決してダイジェスト的な見せ方でなく、家族の姿と絆をしっかり構築していく構成も見事だったと思います。

 

非常に大好きな作品でした。

 

僕は殺されるために、この学校に赴任してきた。

女子高生に殺されたい

 

 

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満足度☆☆☆☆☆☆☆★★★7/10

 

「変態」で片づけていい話ではなかった。

 

「ライチ☆光クラブ」や「帝一の國」などで知られる古屋兎丸の画業20周年を記念して作られた原作を、ピンク映画やVシネマなどを軸に多くの作品を手掛ける職人監督の手によって実写映画化。

9年間に及ぶ「自分殺害計画」を実行するため、高校教師となって女子高生にアプローチしていく主人公の姿を、不気味に怪しく描く。

 

鮮やかな配色と時折見せるグロテスクな描写、田中圭の目の奥に輝く狂おしいまでの欲望にドキドキハラハラさせながらも、心の奥底で「どうか殺されますように」と不謹慎な感情に襲われる感覚、さらにはこれが障がいであることに知識を深めつつも、それを利用した卑劣な手口であることの是非など、主人公の深層心理を覗きたくなる構造にやられっぱなしの作品でございました。

 

「悪の教典」のようなサイコパス映画だと思ってたら、そんな病があったのかという発見や、大の男の首をか弱い女子高生がどうやって絞殺することができるのかという疑問を、どんでん返しで明かしていく面白さがありました。

田中圭もこういう役をどんどんやってほしい反面、これが松本潤だったらもっとハマったろうにという勿体なさも感じたのも事実。

女子高生4人がしっかり自分たちの役割を理解して演じていたのも、物語としてよかったですね。

特に南沙良は今後期待の女優さんということもあって、見て良かった映画でした。

 

 

 

空想と浪漫。そして、友情。

シン・ウルトラマン

 

 

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満足度☆☆☆☆☆☆☆☆☆★9/10

 

劇場で7回観ました…

 

「シン・エヴァンゲリヲン」、「シン・ゴジラ」とスマッシュヒット作を量産し、自身もウルトラマンのファンと公言する庵野秀明が中心となって実写映画化。

特撮映画の巨匠として知られる樋口真嗣を監督に迎え、オリジナル作品をリスペクトし原点に立ち返りながら、ウルトラマンを通じて「人間とは何か」を問いかけていく。

 

僕の長い人生の中ももっとも古い記憶である「ウルトラマン」を、こうして大きなスクリーンで堪能できたこと、年齢を重ねるごとに変わっていた趣味が原点にたどり着いたことで感じた「人生の円環」と「6歳児への帰還」、そして何より初期の作品を丸々取り入れるような作り手の遊び心など、色々な試行錯誤があったんだろうけどモノづくりをめちゃめちゃ楽しんで作ったんだろうなと、作り手たちの顔が浮かぶような「最高の二次創作」映画だったと思います。

 

多分僕は本作を「映画」として捉えてません。

本来僕が好む映画では、全くありません。

映画として不出来な部分が多々ありますし、「ここはこうすべき」といいうような自分なりの批評もものすごく言いたい。

 

でもそれをしたくない。

何故なら「シン・ウルトラマン」を否定ないし批判することは、自分の原点や今の自分を批判することであるからです。

神永が子供を助けに行かなければウルトラマンとの一心同体はなかったのと同じように、ウルトラマンと出会わなければ「シン・ウルトラマン」で得た興奮は得られなかったでしょう。

 

だからこそ本作を見た時のあの感動は本物で、汚したくない。

というわけで、2022年のベスト1位はたぶんこれですw

 

 

誇りをかけて、飛ぶ。

トップガン:マーヴェリック

 

 

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満足度☆☆☆☆☆☆☆★★★7/10

 

史上最強の「続編」。

 

現役ハリウッドスター、トム・クルーズを一躍スターダムにのし上げた1986年公開の「トップ・ガン」。

戦闘機パイロットのエリート中のエリートを集めた養成学校を舞台に繰り広げられた空中アクション青春映画が、36年の時を経て再びスクリーン帰ってくる。

かつて型破りながらも最高のパイロットとして名を刻んだ主人公が、今度は教官として型破りな方法で指導をしていく姿を描く。

 

 

前作をしっかり意識した「ずるい」演出から、現代の技術と徹底した準備だからできた「圧倒的アクション」の数々、そしてマーヴェリックの言葉がまるでトム・クルーズそのものの思いとして伝わっていく、トム・クルーズの意志表明映画でありました。

 

冒頭から泣かせに来る最高のオープニングから、最速にして最強のパイロット・・マーヴェリックの過去のと対峙、共感としての務め、俺の背中を見て育てと言わんばかりの先輩風、それでもラストには「君に救われた」と感謝し、相棒は「父の代わりです」と返す。

 

これまでいろいろな「時代を超えた続編」が乱立しました。

正直本作も過去の栄光に未だぶら下がりたいトム・クルーズ映画だろうと思ってました。

とんでもなかった。

完璧な続編でしたし、前作を遥かに超える面白さでした。

コロナ禍によりいくつもの作品が配信スルーになっていた中で、断固として劇場公開を望んだトムと、そんなトムを信じた作り手たちの情熱と熱量が、本作にはたくさん注がれていたと思います。

やはり映画は作り手の思いひとつでこんなにも伝わるのかと。

どこぞの配給会社にも、この映画の爪の垢を煎じて飲んでもらいたいですね。

 

年の差58歳。最初の青春、最後の青春

メタモルフォーゼの縁側

 

 

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満足度☆☆☆☆☆☆☆★★★7/10

 

ある種の自分を見てるかのよう。

 

鶴谷香央理原作の同名コミックを映画化。

BL好きを表に出せず鬱屈した日々を過ごす女子高生と、夫に先立たれたことで来る終幕に心が枯れつつあった老婆が、共通の趣味によって年齢を超えた友情と二人だから味わえる青春の日々を劇中漫画と共に描いた本作は、ニュートラルなギターの音色と縁側の如くほのぼのとした風景描写をローテンポで描くことによって、2人の間にほのかな温かさと尊さが醸し出された非常に素敵な映画でございました。

 

こうして趣味で繋がっていく人たちの多幸感てのはホントステキなモノばかりで、雪さんの言葉を借りるとするならば、「思ってもみないことをすれば思ってもみない出来事が起こる」ことばかりなんですよ趣味でつながると!と、頷いてばかりの映画でございました。

 

沖田修一作品を見てるような感覚に陥るほど、オフビートな進行と笑いと湿っぽさを感じた作品。

きっと2人の女優が醸し出す空気感と存在感を前面で際立たせるための抑えた演出だったと感じます。

 

そのおかげもあって、58歳という年齢差を感じさせない「趣味仲間」の親近感でしたし、何より原作漫画の作者にもしっかり光を当てるクライマックスが溜まらないのであります。

映画でもそうですが、そもそも仲間と繋がることができたのは「作品」のおかげであり、「作者」のおかげなんですよね。

本作はそれを最後に持ってくることで、作り手とファンの関係性で作られるハッピーな世界を見事に構築してるんですよ。

 

これを称賛せずに映画好きといってはいけませんw

この映画で描かれてることは、僕らの事なんですから。

 

赤ちゃんを高く売る。それだけのはずだった。

ベイビー・ブローカー

 

 

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満足度☆☆☆☆☆☆☆★★★7/10

韓国で撮っても是枝作品でした。

 

「万引き家族」でカンヌ国際映画祭最高賞となるパルムドールを手にした是枝裕和監督が長年温めてきた企画を、米アカデミー賞作品賞を手にした「パラサイト/半地下の家族」で主演を演じたソン・ガンホら韓国人俳優たちを起用し製作した意欲作。

赤ちゃんを売りつける裏稼業の2人、赤ちゃんを一度は放棄しようと考えた母親、そして彼らを検挙しようと執拗に追いかける刑事たちの視点から、それぞれの正義が交錯しながら小さな命と向き合っていく姿を描く。

 

赤ちゃんを売る者、捨てた者、捕らえる者らによる視点を絡めることで、誰もが正しく誰もが「自分優位」の考えを突きつけながらも、「万引き家族」の一歩先を行く「捨てられた者たち」の絆を結んでいくことによって、生まれてきた子供たちにとって「何が」一番大切なことなのかを見出し描いた、非常に有意義な時間を過ごせた作品でございました。

 

全体的には安定の是枝節のため高評価を付けましたが、僕が何より刺さったのは本作で描かなくてはいけない社会問題よりもパーソナルな物語として抑え、最後にはいま私たちがしなくてはならない答えを提示してくれたことです。

 

十人十色の正義があることで悪を浮き彫りにしてしまいがちな昨今、まずは「誰が、何が悪い」と犯人や原因を探すのではなく、その問題を無くすために解決するために何をすべきだろう?と前を向いて話し合っていくことではないかと。

 

あくまで本作は捨てられてしまった子供たちが、大きくなって堂々と生きていってもらうための答えとして提示してますが、実は色々なことに当てはまる答えだったのではないかと。

 

これをエンタメチックな構成や疑似家族の物語の中に取り入れ、さらっと素晴らしいショットや演出も入れてしまう世界の是枝的巧さも光ってるもんだから、映画としてよくできているよなぁと。

 

とにかくお見事でした。

見返りを求める男♡恩を仇で返す女

神は見返りを求める

 


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満足度☆☆☆☆☆☆☆★★★7/10

これはかなりきつい、人間てこういう生き物だったりする。

 

「ヒメアノ~ル」や「空白」など、人間の表と裏をユーモアを込めて描く作品を作り続ける吉田恵輔監督が、「さんかく」のプロデューサーと再びタッグを組んで制作したオリジナル作品は、底辺YouTuberの女性に「神のような」優しさで協力する男が、次第に売れていく彼女を姿を見て豹変していく姿を鮮烈なポップで描く、「心温まりづらい」ラブストーリー。

 

数字や登録者数を求めるあまり度を超えた動画を撮りまくるYouTuberへの風刺をたっぷり覗かせるかと思いきや、苦みたっぷりのコーヒーに一滴のクリームを注ぐような「優しさ」を注ぐことで、「嫌い」という言葉の意味が変わってくる、全くキュンキュンしないラブストーリーでしたw

 

吉田恵輔作品の中では、ぶっちゃけ一番きつい映画だったと思います。

とにかく全員胸くそ悪くなってしまう「裏の顔」があり、それが表に出ることで勃発する醜い争いが、非常に可笑しくもあり不快でもあり。

 

またYouTubeやYouTuberに対する監督の皮肉と風刺と偏見がメインの内容にもかかわらず、根底や端々から優しさも顔を出すというオアシスな部分もあり。

でもそれで終わらせないのが吉田流ってことで、最後は真っ青な感じで会場を出ましたw

 

 

最後に

というわけで2022年の上半期ベスト10本はこのようになりました。

 

正直に言わせていただくと、今年の上半期映画は僕の中で不作でした。

・ロスト・ドーター

・ゴーストバスターズ/アフターライフ

・ベルファスト

・シン・ウルトラマン

・トップガン・マーヴェリック

この5作は恐らく年べス級だったんですが、残りの5作は上記の5本からかなり溝がある位置です。

言い方悪いかもですが、無理矢理ねじ込んだ感じです。

 

女子高生も、さがすも、ベイビーブローカーも、見返りも、メタモルフォーゼもすごく面白かったですけど、佳作止まりといった感じです。

 

下半期はこれらを越える作品に出会えることを期待して、日々過ごそうと思います。

あとはもう、旧作を見る時間が全然なくて…。

もっと時間を有効に使いたいなぁ。

 

てか日々疲労が蓄積されて映画を見たい気分にならん!

悔しい!!

というわけで以上!あざっしたっ!!