モンキー的映画のススメ

モンキー的映画のススメ

主に新作映画について個人の感想、意見を述べた文才のない男の自己満ブログ

映画「グランツーリスモ」感想ネタバレあり解説 ゲームとモータースポーツ映画の見事な融合。

グランツーリスモ

今やゲームがアニメーションや実写として映画化されることは当たり前。

バイオハザード」シリーズや「モンスターハンター」、「ソニック・ザ・ムービー」に「名探偵ピカチュウ」、今年でいえば「スーパーマリオブラザーズ」など、日本で生まれたゲームがどんどんハリウッドで映画化されています。


また「アンチャーテッド」や「トゥームレイダー」、「モータルコンバット」、カードゲームでいえば「ダンジョンズ&ドラゴンズ」も今年大ヒットしたほど、ゲームの映画化は日本や海外問わず人気を博しています。


今回観賞する映画は、そんな「ゲームの実写映画化」…なんですが、これがちょっと違う。

なんと、「実話」から生まれたという物語。


そう、冒頭で挙げた作品たちは、「ゲームそのもの」を映画にしたパターンなんですが、ドライビングゲームを映画化した「グランツーリスモ」は、「ゲームのコンテストで優勝した奴がレーサーを目指す」という青春映画でもあるんですね~。


僕自身ゲームそのものがどういう内容かは把握しているものの、プレイしたことはなく、本作が映画化した際には「またゲームの映画化か…」なんて思っていたのですが、ゲームの巧いやつを集めてレーサーを育成していたという事実を今回初めて知り驚き。


その過程を物語として描くのであれば、非常に熱く面白い内容になるのではないかと期待しております。


なんと今回ご縁があって、ソニーピクチャーズ様から試写に招待いただきました。

それではどうぞ!


 

作品情報

1997年にPlayStation®用ソフトとして誕生し、全世界でシリーズ累計9,000万本以上※を売り上げ大ヒット中のリアルドライビングシミュレーター「グランツーリスモ」シリーズ。

リアルなクルマの挙動をそのまま再現した本シリーズは「オリンピック eスポーツシリーズ」や「国民体育大会・文化プログラム」eスポーツ大会の競技種目にも選ばれたり、90年代のアメリカ西海岸を中心に流行したストリートレースのきっかけを作り、結果、映画「ワイルド・スピード」が誕生するなど社会現象にもなるほど。

そんな世界中で絶大な人気を得ているゲームが、満を持して実写映画となった。


「グランツーリスモ」に夢中な少年らを集め、本物のレーサーへと育成するプログラムという前代未聞のプロジェクトに挑戦した熱き者たちの、感動の実話。


日産、プレイステーション、ポリフォニー・デジタルによって2008年に始まったバーチャルとリアルを繋ぐ革新的なドライバー発掘・育成プログラム「GTアカデミー」。

ここから何人ものレーサーが誕生し、現在もなお第一線で活躍するなど、アカデミーが与えた影響は計り知れない。


本作はそんな実在したプログラムで優勝し、ル・マン24時間レースやスーパーフォーミュラなどに参戦経験のあるレーサー「ヤン・マーデンボロー」を主人公にして物語を製作。

決してゲームのように「リセット」などできない世界で、苦悩や葛藤に追われながらも乗り越え成長する姿を、「第9地区」や「エリジウム」など、これまで自身の故郷を意識させたディストピアSF映画を作り続けてきたニール・ブロムカンプ監督の手によって実写化。


日産車を所有するほど日本車好きの監督。

ソニーから企画を持ち掛けられたことがきっかけになったことや、過去作とは別の形で観客の感情を揺さぶりたいという気持ちが、本作製作へと導いた。



またキャストは、主人公ヤンの役を「ミッドサマー」のアーチー・マデクウィが、アカデミーを立ち上げた男ダニー・ムーア役を「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズのオーランド・ブルームが、そしてアカデミーのレーサー候補生たちを指導するトレーナー、ジャック役を「ブラック・ウィドウ」、「バイオレント・ナイト」のデヴィッド・ハーバーが演じる。


スティーブ・マックイーン主演の「栄光のル・マン」から着想を経たという監督が、ドローンやIMAXセンサー公認のカメラなど、最新鋭の機材を使ってレースをリアルに演出。


ゲームにちなんだ演出もあるなど、ゲームファンもそうでない人も楽しめる「熱き男たちの物語」。

世界一過酷な夢の挑戦を、目に焼き付けよ。


【PS4】グランツーリスモ7

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あらすじ


ティーンエイジャーのヤン(アーチー・マクデウィ)は、世界的大ヒットのドライビングゲーム「グランツーリスモ」の大ファン。幼いころから車が大好きで、いつかドライバーになることを夢見てきたが、今はその願いが叶う見込みもなく、ゲームに明け暮れる日々を過ごしていた。

父はそんな姿を見て「ゲームばかりしてないで現実を生きろ」とあきれるばかり。


そんなある日、ヤンに一生に一度のチャンスが訪れる。

世界中から「「グランツーリスモ」のトッププレイヤーを選抜し、本物のプロレーサーを育成するプログラム「GTアカデミー」からの招待が届いたのだ。

地区予選大会をヤンは見事1位で通過し、めでたくGTアカデミーへの参加を許される。


そこで出会ったのは、プレイヤーに秘められた才能と可能性を信じる発起人である日産のマーケティング担当のダニー(オーランド・ブルーム)と、かたや「レースはゲームとは違う」と言い放つ、かつては伝説的レーサーだったエンジニアのジャック(デヴィッド・ハーバー)。

ヤン達10人のトッププレイヤー10人は、ジャックの厳しい指導の下、運転技術と体力・精神力を試される過酷なトレーニングに身を投じる。


しかし、ゲームの世界では百戦錬磨の彼らも、想像以上の難関や予期せぬ事態を前に、一人ずつGTアカデミーを去っていくのだった。



厳しい特訓の末、ヤンは最終選考のレースを僅差で優勝。いよいよプロレーサーへの切符を手に入れるが、正式に契約を結ぶためには、公式レースで4位以内に入賞し、FIAライセンスを獲得せねばならなかった。

ジャックとダニーをの力を借り、ヤンはレースに参加するも、なかなか結果を出せない。

しかし、最後のチャンスとなったドバイのレースで、ゲーム出身のヤンを蔑むレーサーから悪質な妨害を受けるも見事4位に入賞。

晴れて日産のチームのメンバーとなった。



ところが、そこは一瞬の判断が生死を左右するレーシングの世界。

記念すべきデビュー戦で、ヤンの車は激しくクラッシュし、観客をも巻き込む大事故を起こしてしまう。

ショックで走る気力を失ったヤンに、ジャック自らがレーサーをやめた理由を語るのだった。


やがて、ヤンはもう一度走る決意を固める。

復帰の舞台はル・マン24時間レース。ジャックが引退するきっかけとなったレースだ。

ジャックやダニー、チーム日産のドライバー、家族、GTアカデミーの仲間たち…。

皆の思いを乗せ、ヤンは再びハンドルを握る。

身がすくむほどの恐怖を克服し、彼は夢にまでみた栄光をつかむことができるのか。

今、運命の一戦が幕を開ける!


youtu.be



 

感想

物語がだいぶ駆け足だけど、見終わった後の高揚感は保証します!!

これは「ゲームなんて…」と思い込んでる大人たちこそ見てほしい、偏見解消映画だ!!

以下、ネタバレします。









ブロムカンプ、新たな船出。

どう考えてもあり得ない、誰もが「それはムチャだろ」と思えるプログラム「GTアカデミー」に参加し、見事夢を掴んだ少年の物語。


まずはじめに、これまで抱いていた監督の作家性について語ろうかと。


故郷の社会問題や格差問題などを根底にディストピアSFばかり製作してきたブロムカンプは、日産車を所有していたことがきっかけでオファーを受けたそうですが、そもそも彼は前作「デモニック」を製作すると共に自分の製作会社を設立したそう。


低予算とコロナ禍によってうまくいかなかった前作に対し、今回はがっつり外注案件ということで潤沢な予算の下、彼が「見せたい」映画になっていたと思います。


で、本作を鑑賞するにあたって彼の過去作をおさらいしたんですが、そもそもブロムカンプって社会問題をテーマにした物語ばかり作ってるけど、本当に作りたいのは「オタク魂満載のSF映画」だったんですよね。

かっこいいガジェットやSF設定、グロいエイリアンに、愛らしいロボット。

こういうのを可視化させたかった人なんだなと。

どうしてもテーマありきの映画を作るイメージが先行してしまってたんですけど、本質はそこにあると見方が変わりました。


さらに「デモニック」を見て、よりそれが強くなった。

これ、先端医療と悪魔祓いをミックスした物語で、アイディアとしては非常に惹かれるんだけど、いかんせん悪魔祓いをうまく活かせてなくて、もっと時間と予算があればかなり面白い内容になったのになぁと、惜しい作品だったんですよ。


で、この映画、これまでの社会問題に焦点を当てるようなテーマじゃないんですよね。

あくまで仮想空間を映画に落とし込みたかったであろうブロムカンプのオタク魂が詰まった作品なんですよ。


初めて自分の製作会社で挑んだのが思いっきり娯楽映画なんですよ。


で、彼って「第9地区」でも見て思ったんですけど、ドラマを深く掘り下げることに興味がないんですよね。

最低限のドラマがあればいいくらいの気持ちだと思うんです。

実際主人公ヴィカスとエイリアンであるクリスとの間をもっと深く描けばさらにドラマ性の強い作品になったのに、やろうとしてない。


このように自分の中で凝り固まったブロムカンプの作家性をアップデートして臨んだ「グランツーリスモ」。

正に僕がおさらいして考えを改めたことで、やっぱりこの人はオタク魂炸裂で、あんましドラマに興味ねえんだなとw


言い方に語弊がありますが、熱を帯びたくなるような熱い展開はあるのでドラマは適切に描かれてます。

ただそこよりも、まるで変形した車と融合して一つのロボットにでもなるんじゃねえかと思えるようなCG合成だったり、ゲームさながらの文字表記を始めとした演出、それ以上に「誰もが興奮したくなる臨場感満載のレース映像」に力を入れた映画だったんですよね。


特に終盤の舞台である「ル・マン24時間レース」に関しては、これまで抑えていたであろうギアをトップに持っていくかのような胸アツ展開になっていて、その最たる理由は恐怖を克服して真のレーサーに開眼した瞬間思いっきりスピードを上げて疾走するシーンや、本作の肝である「ゲームとモータースポーツの融合」を一番最後に持ってくる演出なんですよね。


他にも車のフロントの低い部分にカメラをつけて撮影したことで、接触しそうなほど近いライバルの車と接戦を繰り広げるシーンに成功してたり、ドローンを使って疾走する車たちを縦横無尽に捉えたり、重力を浴びながら狭い視界の中で猛スピードの車を相手に戦う画をFPS視点で見せていたり、レースに必死な演者をドアップで見せることで感じる緊張感などなど、とにかくリアルを追求したことで実現した臨場感がそこにあり、これがゲームが発端でできた物語であることを忘れさせるほど没入できるんですよね。


他にもスローモーションでクラッシュ映像を見せたり、ちゃんと東京やドイツ、ドバイなどででロケを行ったり、ライバルが所属するキャパのランボルギーニをド金ぴかにしてたり、カースタントにも主人公のモデルであるヤンはじめ元レースドライバーを起用したりと、とにかくリアル志向。


このように、日産車を所有するほどの日本車好きな監督が、機械学や工学、デザインに趣を持っている監督だからこそ、本物にこだわるオタク魂を炸裂した映画だったわけです。


ゲームとモータースポーツの融合

本作は、これまでのゲーム映画の可能性を広げた作品といっても過言ではありません。

途中でも書いたように、実在するゲームそのものを映画にするのではなく、ゲームをきっかけに生まれた実話を主体としてゲーム映画を製作しているわけです。


きっと本作に興味のある人の大半はゲーム経験者だと思うんですが、それ以外の人にも興味を持ちそうな「夢を追いかける青春映画」でもあり、「親子や師弟との絆の物語」でもあり、「恵まれた環境にない人でも夢を掴むことができるアンダードッグたちの物語」としてゲーム映画の間口を広げた作品だったと思うんです。


では実際ゲームとモータースポーツがどのように映画の中で融合していくか。

冒頭こそゲームに没頭するヤンの姿を描いてますが、所々にゲームの演出が施されてるんですよね。


それこそ追ってくるパトカーを撒くシーンでは、ゴール!とか優勝!クリア!といったゲーム中に表記される文字が現れたり、地区予選に挑むシーンではゲームをしているヤンの周囲を車のパーツが次々と現れコクピットへと変形してくんですよ。


こうした現実とゲームが結合していくシーンを見ると、まるで現実の世界でゲームをしている錯覚に陥る、またはゲームを妄想しているかのような主人公とリンクしていくんですよね。


序盤ではこうした遊び心ある演出をしていきながら、現実での高い壁にぶつかるヤン同様、映画は徐々に現実の世界を色濃く描いていきます。


そしてクライマックスでは、数千回もゲームで挑んだルマンのコースを、レーサーとして、そして元ゲーマーとして培った能力=臨機応変な直感でぐんぐんライバルを抜いていく圧巻のシーン。

途中、適切にコースのラインを読むよりも、臨機応変にラインを読んで順位を上げていく攻略法で1位を目指すヤンの映像があり、それを実際のルマンで見せるんですね。

もちろんその時はヤンにしか見えていないコースラインを合成を映し、その読み通りに相手を抜き去っていく、しかもヤンの車体の上には順位の表記。


これこそが本作が掲げたであろう「ゲームとモータースポーツの融合」の瞬間だったと思います。


負け犬が夢を勝ち取る青春映画

監督評でも書いた通り、彼はきっと「深いドラマ性」にそこまでの興味がないと言いましたが、それはあくまで僕が感じたものです。

実際に本作は、カーディフという田舎町でくすぶっていた少年が栄光を掴むまでの成功譚ではあるものの、ゴールまでの長い道のりを全部描こうとしてるために、過程を決行端折ってるんですよね。


それこそひとつ試練を越えるたびに現れる新たな試練が待ち構えるという一連のパターンが何度もあるんですが、その度に生まれる葛藤や壁を乗りこえるきっかけに時間を割いてないんですよ。

他にもGTアカデミーで鍛えなくてはならない体力面や精神面での苦悩にもスポットを当ててない。


ゲームに長けていることから窺えるレースでのポテンシャルは理解できるとして、実際にレーサーとして必要な面に関しては、かなり高い壁があったと思うんです。

他の候補生は道端で嘔吐してたり、「ゲームとレースは違う」というジャックの言う通り、時速320Kmを出した時の重力への克服はじめ、ゲームとは違う現実の壁というものをうまく表現できていません。


こうした部分から、色々勿体ないんですよね、ドラマとして。

それこそ日産と契約するまでをゴールにして描けば、レーサーとして未熟な彼がどんな苦難を乗り越えたかという過程にもっと時間をさけたと思うんですよね。


とはいうものの、「ゲームばかりやってないで現実を生きろ」という父親との関係や、「ゲームとレースは違う」と忠告し厳しい指導を繰り返すジャックとの関係を軸に物語は展開していくことに重きを置いてるので、本作はそうした親子関係や師弟関係に光を当て、物語をドライブしていくんですよね。


これなんでそういうことをしたのかと考えたんですけど、一番に感じたのは「たかがゲーム」と思っている大人たちと対立し、実力でわからせることで「本気でゲームやってる奴はすごい」ってのを知らしめたいからだと思ったんですよ。


僕も子供の頃ゲームに夢中だった時期はあり、親から「ゲームばかりやってないで」なんてグチグチ言われたんですけど、今ってその「ゲームばかりやってても将来活かせるんだぞ、飯食っていけるんだぞ」って時代になったわけじゃないですか。


いわゆるEスポーツなんて正にそれで、ゲームがめっちゃ得意だったらそれが職業になることだってあり得ると。

一昔前だったら、その選択肢ってなかったわけです。

あわよくば趣味が高じてプログラマーって選択肢はあったわけですけど、ゲーマーという職業は無理だったわけで。


そしてあわよくば、レーサーにだってなれるんだぞっていうめちゃめちゃ夢のある世界が、いま可能性として選択肢として用意されてるんだと。


だからヤンよりも上の世代は、ゲームというものをだいぶ下に見ているようなセリフを言うわけです。

オヤジはまさか部屋に引きこもってゲームばかりしてた息子が、レーサーとしてデビューしたり、その過程でクラッシュして大怪我をして、しかもそれが原因で観客が死んでしまったという悲惨なことが起きてしまってる中でもしっかり立ち直って復帰するタフな精神力を身に付けたことに、自分は息子を過小評価していたと、申し訳ないというわけです。


そしてジャックは、ゲーマーがレーサーになれるわけないとタカをくくり対応するけど、自分以上に鋭い読みをしたり分析をできる「レーサーとしての素質」を持ってるヤンへの見方を変えていく姿、さらには恐怖心を抱くヤンを、かつての自分のようにしたくないと鼓舞する姿。


こうした親世代が見せる涙や熱いエールを見ると、自然と気持ちがアガっていきます。

偏見だったと改まることもそうですが、何よりそれを越えてヤンと絆を深めていく姿が、何より熱いんですよね。


ヤン目線で言えば、レーサーを夢見るも恵まれた環境下にないという出自が既に負け犬なわけで。

実際レーサーになるには裕福でないとなれないような、誰でもなれるような職業ではないわけです。

そんな労働者階級の生まれの少年が、一握の砂を逃さず掴み、ゲームで培った能力とポテンシャル、幾度も訪れる苦難を乗り越えるタフなメンタルを武器に、金持ちの息子として威張り散らしているライバルを打ち負かすっていう最高のシチュエーションが用意されてるわけです。


 

最後に

ヤン以外にも、GTアカデミーを設立しようと奔走するダニー演じたオーランド・ブルームの熱さや、様々な想定外の出来事に苦悩する姿は普段の彼の役とは違う一面が見れてよかったですし、何よりジャック演じたデヴィッド・ハーバーの存在感がとにかく良い。

最初は思いっきり見下していた彼が、ヤンの可能性に気付きサポートやフォローを欠かさなかったり、自分のようになってほしくない一心で鼓舞する姿はメンターとして凄く機能してましたね。


総合的に見て、僕が望んだドラマ性の深い「熱い」モータースポーツ映画とはならなかったですが、熱い要素はしっかりあるし、何よりレースの臨場感はものすごいです。

実際映画自体が6段変速のような構成になっていて、ル・マン24時間レースまでに映画としてのギアが1個ずつ上がってるような感覚になったんですよね。


だから途中まで「これ大丈夫か?」という不安を抱きながら見てたんですけど、最後見終わった後はめちゃめちゃ高揚感を持てた映画でしたね。

ブロムカンプがこんな映画作るとは思ってもおらず、再びハリウッドの第一線に戻ってきてくれたことは非常に嬉しいことです。


どうでもいい話ですが、新宿の思い出横丁が思いっきり撮影されてましたねw

しかも2度もw

去年の8月に撮影がある話は知っていたのですが、まさかオーランド・ブルームが一人で飲むシーンだとはw

東京でのロケは他にも銀座久兵衛でお寿司を食べたり、渋谷のスクランブル交差点や新宿アルタ近くが映し出されてましたね。

どの場所も外国人が行きたい日本の場所として多く紹介されてるので、本作がヒットすれば観光地として盛り上がったりするのかなw


というわけで以上!あざっしたっ!!

満足度☆☆☆☆☆☆★★★★6/10