モンキー的2019年映画ベスト10ランキング
はじめに
いつも読んでいただきありがとうございます。
管理人のモンキーです。
この記事を持ちまして、当ブログ「モンキー的映画のススメ」は丸5年を迎える形となりました。
これもいつも足を運んでくださる方あっての継続であり、また鑑賞した映画への思いをぶちまけたい症候群がいまだ完治しないための5年です(なんだそりゃw)。
これからも思ったことを正直に、そして情熱かつ冷静に感想を述べていきたいと思います。
さて今年も最後ということで恒例の年間ベストを決めました。
満足度の高かった作品、劇場や自宅での鑑賞回数、依存度などなど、あらゆる角度から吟味し、当初の満足度に加点して順番をつけてみました。
要するに好きな映画順ですw
あくまで私自身のベストですので、どうか冷ややかな視線でなく、温かな目で参考程度に覗いてもらえればと思います。
ちなみに今年の上半期10選はこちら。
2019年鑑賞した新作映画の本数は、128本!!
去年よりだいぶ減ったな…。
毎年200本とか見てる人、お金と時間をどうやって作ってるのよ…どうやっても200は無理だわ…。
まぁ数ではないのですが、話題になってる作品を取りこぼすとね、なんか置いて行かれてる気がして…。
その分今年は素晴らしい旧作に何本も出会えたのでそれで十分てのはありますけども。
それでは発表です!!
第10位
バジュランギおじさんと、小さな迷子
正直でお人よしなインド人青年と、声が出せないパキスタン人の迷子の少女の二人旅を、インド映画お決まりの演出やほっこりした笑いで包んだロードムービー。
歌あり踊りありビンタあり異教徒との対立めっちゃありなお国事情も含め、おじさんも少女もめっちゃかわいいとこあって怖いおっさんも出てきて、急に心を入れ替えるジャーナリストも協力しての、笑いあり涙ありでポリウッド映画色満載の感動映画でございました!!!
仲良くさせてもらってるフォロワーさんからの絶賛ツイートを読まなければ、きっと見に行くことがなかったであろう今作。
色々と演出がズルいんですよ。声を出せないシャヒーダーちゃんて設定だから、そりゃ最後は・・・ってのが見え見えなのに、涙腺決壊。
インド映画恐るべしです!!
第9位
さらば愛しきアウトロー
80年代を舞台に、そのダンディな佇まいとスマイルで紳士的に振る舞い誰一人傷つけず銀行強盗を楽しんだ74歳の主人公の生き様と、彼を追い続けることで魅了されていく刑事をはじめとした周囲の人物たちの心変わりを共に描くことで、彼の本来の姿を浮かび上がらせていく。
小粋でムーディーなジャズをバックに、まるで当時のアメリカ映画を見てるかのようなフィルムの質感とゆったりと流れる時間と行間、徐々にこみ上げるユーモアセンス、主人公の姿勢から溢れる清涼感や紳士的おしゃれ感が随所に漂い、人生どんな時も楽しんでナンボ!という格言を、人生経験豊富で余裕綽々なおじいさまから教わることができたとっても素敵な映画でございました。
子供の僕が今の僕を見てどう思うだろう、ちゃんとやりたいことをやれているのだろうか。
人生を振り返った時、この言葉を思い出せば、きっと素晴らしい将来が見えてくる気がする。
そんなことを教えてくれる映画でもありましたね。
まだまだにわかレッドフォードですが、彼がいなくなる前に名作を観なければ!!
第8位
新聞記者
東京新聞記者・望月衣塑子のベストセラー『新聞記者』を“原案”に、一人の新聞記者の姿を通して、報道メディアは大きな権力にどう対峙し、真実を伝えるべきなのかを突き詰め問いかけていく。
ある過去の出来事から日本で記者としてひたむきに真実を追いかける女性・吉岡と、熱意を持ちながらも自分の仕事に疑念を抱き葛藤していく若き官僚・杉原、互いの環境や置かれた立場などを配色やカメラ割りなどで対比を生む演出、演者たちの細かい感情の揺らぎによって、追いかけているネタが如何にとんでもないものなのかを観衆に知らしめ、今我々が暮らしている現代と密にリンクしているかのような感覚にすることで、静かで無味無臭感があるにもかかわらず鋭利な何かを突き付けられた、そんなとんでもない映画でございました。
全く疎い分野である政治や社会に対し、人生のほほんと生きている自分の意識を変えてくれた作品でした。
プロパガンダだ!なんて声も確かにあるけれど、それも理解できる一方で、僕はっ子の映画を支持したいですし、劇中にもあったように、この映画の後に続こうとする作品が今後生まれることを期待したい、そんな映画でした。
第7位
マリッジ・ストーリー
お互い尊重している夫婦の円満な協議離婚のはずが、積年の怒りがあらわになり、裁判にまでもつれていくヒューマンドラマ。
アダムとスカーレットの圧倒的なアンサンブル演技と、監督の巧みで計算しつくされた撮影により、彼ららしい夫婦像へとたどり着くリアルである種理想的な「マリッジストーリー」でした!!
未婚の僕にとって、離婚の話に共感できるのか、そんな疑問を抱きながら鑑賞したわけですが、例えば友人関係や家族関係に変換しても通じる話で、どんなに理解ができない相手でも衝突してしまう相手でも、その人の良いところを自分は知っていて、そのこと自体が相手に対する愛であって、そうやって誰かの人生にかかわることが自分の「人生」で、孤独ほど「人生」とは程遠いものはないというか。
とにかく劇中何度も涙を流すほど、二人の芝居が刺さりまくった作品でした。
Netflixで視聴できますし、年明けの賞レースに必ず入るであろう作品なので、是非見てほしい1本です。
第6位
運び屋
ニューヨークタイムズに書かれた記事を原案に、巨匠クリント・イーストウッドが「グラン・トリノ」以来10年ぶりに自身監督作に主演、90歳にして麻薬の運び屋として巨額を手にしていた伝説の男の前代未聞の実話を描く。
家庭を一切顧みずユリの栽培に情熱と人生を注いだ男が、これまでの人生を金で取り戻そうと、危ない橋を渡りながらも悠々自適に満喫し、最後に大きな覚悟を決めるまでの姿を、主人公の役柄にクリント・イーストウッド自身の人生を投影したかのような内容、ポリコレに対する白人代表としての見解やアメリカで今起きていることを示唆する描写、それをイーストウッド独自のユーモアに変換して語られる登場人物とのやり取りなどを盛り込んだ、最近の彼の作風とは一線を画す素晴らしい作品でした。
壮大なドラマでもなく、深く刺さるような社会派でもなく、ヤバイもん運んでるおじいちゃんの行って帰っての繰り返しの中で描かれるユーモアたっぷりのお話ってのが、まず意外なんですよ。
イーストウッドの映画でこういうテイストの久々というか。
1本とられました!
第5位
さよならくちびる
突如解散を決めさよならツアーに出るフォークデュオ「ハルレオ」と、二人を支えるローディーとの関係を浮き彫りにしながら、友情以上の絆で結ばれた二人の思いが、歌の歌詞と共に描かれていく。
解散ライブツアーに出発した三人が持つ心の傷に泥を塗ったり癒したり愛を与えたりしながら、それでも前へと進もう、終着地点に進もうとする姿を、オフロードな運びと語り口で静かに描き、音楽を作り出す人たちの喜びと悲しみ旅立ちを込めた歌にのせてカタルシスへと向かうラストに自然と涙が溢れだすステキな映画でございました。
好みがはっきりと分かれるような作りと題材ではありますが、僕は無性に刺さった映画。
そもそも主題歌が最高でしたし、当てぶりではあるもののしっかり演奏する姿を見せる彼女たちと、その間で葛藤しながら二人をひっぱって行く成田凌が輝いてます。
目指せグラミー賞!!w
第4位
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド ブルーレイ&DVDセット(初回生産限定) [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
- 発売日: 2020/01/10
- メディア: Blu-ray
クエンティン・タランティーノが少年時代を過ごした1969年のハリウッドを舞台に、落ち目の俳優とそのスタントマン2人の友情、そして著名な映画監督とともにハリウッドへやってきた新進女優の悲劇を軸に、黄金時代と呼ばれたハリウッドの光と闇を、タランティーノ節満載で描く。
落ち目の俳優とスタントマン、そして隣に越してきた超美人女優の3人を軸に、1969年の斜陽に向かっていたハリウッドの華麗で壮麗で光輝いていた時代を完全に再現し、後に訪れる凶悪事件をタラちゃん流にアレンジすることで痛快に仕上げた、正に夢物語でございました。
タラちゃん流のおとぎ話に誰もが歓喜したであろう1作。
イケメン2人のブロマンスに酔いしれながらも、所々挟むユーモアセンスはさすがタラちゃん。
その後の未来がもしタラちゃんが描いた結末によって変わるのであれば、一体どんな時代になったでしょう。
映画の都がこれからも輝き続けますように。
第3位
宮本から君へ
漫画家・新井英樹の同名コミックを実写化。文具メーカーで働く熱血営業マンに訪れる人生最大の試練をの模様を圧倒的熱量で描く。
主人公と彼のフィアンセである中野靖子に訪れる人生最大の試練の一幕を、限りなくぶつかり合い、限りなく叫び合い、限りなく醜く、そして限りなく美しく捉えた作品であったと同時に、ドラマ版とは一線を画したエピソードと描写にすることで監督の作家性が特化した、不器用な二人の真剣な愛の物語でありました!!!
予告を見るまで完全スルーだった今作は、スクリーンから溢れだすパッションと宮本の男たる者こうであれ!という姿勢に完全ノックアウトされた自分好みの1作。
また彼と向き合う中野靖子の強さと苦しさにもノックアウトされました。
第2位
ロケットマン
グラミー賞5度の受賞を誇り、デビュー―以降世代を超え世界中で愛されている伝説的アーティスト、エルトン・ジョンの輝かしい成功と、その裏に隠された哀しくも壮絶なドラマを、数々の名曲、圧巻のパフォーマンスで彩った至高のエンタメ映画。
時系列を無視した楽曲構成ではあるものの、歌詞に刻まれた言葉から登場人物の思いを丁寧に抽出し、さらに長回し風の撮影でミュージカルに仕上げた快作であると共に、誰からの愛されなかった男が、愛を欲しがるあまりに調和を乱し自己を見失いながらも、本当の自分自身を見つけていく素晴らしい作品でございました。
実はものすごく分かりやすい演出でテンポもいいんですよね、この映画。
そしてタロン君の身体を張った芝居と圧倒的歌唱力。
エルトンの歌詞の世界を十分に知ることができる点も僕にとっては発見。
そして、栄えあるモンキー的2019年映画ベストテン、第1位はっ!!
第1位
アベンジャーズ/エンドゲーム
アベンジャーズ/エンドゲーム MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー+MovieNEXワールド] [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
- 発売日: 2019/09/04
- メディア: Blu-ray
マーベルシネマティックユニバース10周年の最後を飾る今作は、ついに最強にして最大の敵サノスの手によって、仲間と人類を半減させられてしまった彼らが、絶望と深い悲しみを乗り越え、大逆転の可能性と希望を胸に、再び集結、最大の逆讐(アベンジ)に挑む姿を描く。
キャラに萌える、キャラに共感する、そんな気持ちにさせてくれたハリウッド映画の代表的な1作は、世界中の人々の心に大きく刻まれた1本だったのではないでしょうか。
また僕にとってはMCU10年の総まとめでもある今作は、MCUマラソンからファーフロムホームの2本立て最速上映など含めて5回鑑賞し、自宅でも5回は見たほど好きで好きで仕方ない作品でした。
3000回観るのは至難の業ですが、それくらい僕も彼らを、MCUを愛しています。
映画的にどうなのかの疑問は多々あれど、これを1位にしないと自分を否定してしまう気がして。
だってアイアンマンから僕の映画人生が始まったようなものですから。
次点
バイス
天気の子
女王陛下のお気に入り
女王陛下のお気に入り 2枚組ブルーレイ&DVD [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- 発売日: 2019/05/24
- メディア: Blu-ray
というわけで、モンキー的2019年映画ベストテンは、
- アベンジャーズ/エンドゲーム
- ロケットマン
- 宮本から君へ
- ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
- さよならくちびる
- 運び屋
- マリッジストーリー
- 新聞記者
- さらば愛しきアウトロー
- バジュランギおじさんと、小さな迷子
次点 バイス
天気の子
女王陛下のお気に入り
でした。
音楽映画が2本、社会派が1本、アメコミが1本、インド映画が1本、青春映画が1本、ドラマが2本、そして。おじいちゃん映画が2本。
順位はつけたものの、1位以外はそこまでの差はありません。
また惜しくも入らなかった作品にも、それに対しての思い入れや愛は多くあり、毎年こんなことして何の意味があるんだろうと思いながらも、順番付けるの楽しいなぁなんて矛盾した気持ちを抱きながらやっておりますw
やはり今年も僕の中では洋画優勢のランキングで、邦画の小規模作品まで目を配ることが難しい1年でした。
もう来年はどうでもいい邦画大作など見ずに、そっちに意識を向けることを心掛けたいです…が難しいんだろなぁ…
今年の新作映画への総括。
一応僕なりの総括ということで、色々語ろうかと思います。
ディズニー1強時代はいつまで続くのか。
あくまで国内興行での話ですが、今年は、いや今年もディズニー映画が強かった。
100億越えをした「アラジン」や「トイストーリー4」、他にも「アベンジャーズ/エンドゲーム」、「アナと雪の女王2」、「ライオンキング」など、誰もが信頼と実績のブランドであると確信し鑑賞しにいくわけですが、先日もステマ問題などが発覚したり、ようやく終わった「スターウォーズ」に早くも新作製作を発表したり、スパイダーマンの権利でソニーと揉めたりと、裏では夢も希望もありゃしないがっつりビジネスなわけで、王国も地位を維持するためにあれこれやってる姿をよく見かけた1年でした。
アラジンやライオンキングなどの名作アニメ実写化は、正直僕としてはもういいや、という印象。
やはり実写でアニメを越えようとするのは色々無理がある気がして。
実写化にするのならやはり話を思いっきり改変するのが一番な気がするのは僕だけなのかな。
来年は「ムーラン」が公開されますけど、あっちは楽しみなんですよね。あれこそ実写向きな匂いがするというか。
でもコンテンツ自体そこまで語り継がれているような作品ではないから、国内ではそこまで当たらない気がする…。
またストリーミング配信サービスにも力を入れるディズニーさん。
「マンダロリアン」が配信され、その後もMCUのドラマを制作と、どんどんファンの時間を奪いディズニー漬けにする気満々のご様子。
しかもMCUはドラマに登場するキャラを映画にも出すとか言ってますから、やっぱりファンは見ないと!ってなるんですよね。
申し訳ないけどそんな時間ねえよ!
早くこの王国の牙城を崩す配給会社が出てくれることを祈ります。
天気の子
今年の興行収入1位は「天気の子」(140億)でした。
「君の名は。」から3年、結局日本の映画で100億を超える作品は、あれ以来出てこなかったことが非常に悲しく、相変わらず日本国民は映画を見に行かないというか、映画に興味がないというのか。
ブランドで決めているのか、やはり面白いと確信しないと1900円というお金を娯楽に使えないのか。
それ以前にもっと普及させるような試みを配給会社が仕掛けるべきで、もっと宣伝費かけてほしいし、製作費ももっと予算集めてほしいし。
特に小規模作品には。
まぁ夢のまた夢なんでしょうけど、会社を大きくするとか利益最優先とかってのはわかるんだけど、儲ける以外の事にも注力してほしいというか。
それによって良いクリエイターが生まれ、世界でも胸を張って出せる作品が生まれる第1歩に繋がるとは思うんですけどね。
井の中の蛙大海を知らず
この1年Twitterでよく見かけたんですが、スコセッシ監督のMCUへの発言が物議をかもした関係で、MCUに狂信しているいわゆる「MCUキッズ」たちが、まぁあれこれ好きなこと書いてて怖かったです。
彼らの発言も彼らを揶揄する発言も、どちらもその映画を愛しているからこそのぶつかり合いだからこそなんですけど、申し訳ないですが、だからと言って過去の名作を罵るような発言はちょっと見てられないというか。
確かに僕にもそんな時代がありました。
自分が信じた者だけが正しくて、それ以外はクソみたいな。
でも、僕のような大バカ者を、映画好きの先人たちは温かく受け入れ優しい眼差しで、名作の世界へと誘ってくれたもんです。
だからなんだろうな、彼らを攻撃するんじゃなくて、それ以外にも素晴らしい映画があるんだよ、だから見てごらんよ、と彼らより映画に詳しい人たちは誘ってあげたらいいなぁって思うんですよ。
キッズたちはもしかしたら、それを見てもちんぷんかんぷんかもしれないけど、面白いって思わないかもしれないけど、次の世代になるであろう映画野郎たちを育てるのも、僕ら映画野郎の使命でもあるというか。
そうやって傑作、名作を後世に伝えていかないと、本当に映画が死んでしまう気がして。
実際MCUを手掛けるクリエイターたちも過去の名作を観て育ち、それを血にして肉にして製作に捧げているんですから、キッズは名作を一度見てみるという意識を、野郎たちはそれを優しく見守る、という行動をしてほしいなと、まだまだ未熟者の僕ではありますが思っております。
・・・あれ、全然総括になってねえやw
リメイク、リブートだらけの洋画大作
スターウォーズ、ターミネーター、ドクタースリープ、ジュマンジ、ミスターガラス、メンインブラックインターーナショナル、チャイルド・プレイ、メリーポピンズリターンズ、ライオンキングなどなど。
これら全て過去の名作を再起動、リメイク、正当な続編などと称して作られた作品たち。
70~90年代の名作たちの続編をここまで作られるのは、2015年にも見受けられましたが、それ以来の頻度だったのではないでしょうか。
もはや興行ランキングには、国内はドラえもんやコナンなどのアニメ、ディズニーブランド、それかこれらの続編ばかりだった気がします。
過去の名作を観てきた世代が親世代となって、子供たちと見るって行為そのものは非常に素晴らしいですし、最近映画を好きになった人、続編を見るために過去作に触れることなど、名作ヒット作に触れるような機会も与えてくれるのは大歓迎。
ですが配給側も当てるのに必死なせいか、アイディアや発想の乏しさ、新たな構想などに予算を費やせない時代が強くなった気がします。
来年もトップガンやバッドボーイズ、チャーリーズエンジェル、007などのビッグタイトルが並びますがこれらも辿っていけば過去の作品たち。
そろそろビッグタイトルでもオリジナル作品を作り、それを当てるために配給側には頑張ってほしいものです。
2020年注目のラインナップ。
はい、来年も面白そうな映画が控えてます。
気になる映画をざざざっと書き連ねようと思います。
※赤字はモンキー的超期待作品。
1月
- フォードVSフェラーリ(もう見てますがベスト級の面白さ)
- カイジファイナルゲーム(悪魔的最終章)
- ラストレター(岩井俊二待望の新作)
- リチャード・ジュエル(イーストウッド監督最新作)
- ジョジョ・ラビット(タイカ・ワイティティまさかの賞レース作品)
- ペット・セメタリー(キング原作リメイク)
- キャッツ(爆死映画となるか)
- テリー・ギリアムのドン・キホーテ(呪われた作品いよいよ完成)
- ナイブス・アウト名探偵と刃の館の秘密(アガサクリスティ色満載のミステリー)
- バッドボーイズ/フォーライフ(あいつらが帰ってきた!)
2月
- ハスラーズ(ストリッパーたちの強奪劇)
- 1917/命をかけた伝令(サム・メンデスがリアルを追求した戦争映画)
- スキャンダル(TV局内のセクハラ告発を描く)
- スマホを落としただけなのに/囚われの殺人鬼(なんでやるの?)
- チャーリーズ・エンジェル(ナオミ・スコットらでリメイク)
- ミッドサマー(アリ・アスター監督待望の新作)
- 初恋(試写で大絶賛の三池監督最新作)
3月
- 映画ドラえもん/のび太の新恐竜(今回はミスチル主題歌)
- ジュディ/虹の彼方に(ジュディ・ガーランドをレニー・ゼルウィガーが熱演)
- Fukushima50(3.11原発で戦った男たちのドラマ)
- 2分の1の魔法(ピクサー最新作)
- 一度死んでみた(広瀬すず主演のドタバタコメディ)
- ドクター・ドリトル(ロバート・ダウニーJr.でリメイク)
- ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 Birth of prey(DC映画から新たな物語)
- 弥生、三月 君を愛した30年(30年間をある1日だけで綴る愛のドラマ)
- ソニック・ザ・ムービー(とりあえず補正は大丈夫そう)
- ストーリー・オブ・マイ・ライフ/わたしの若草物語(グレタ・ガーウィグ監督最新作)
4月以降
- 007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(007シリーズ最新作)
- ムーラン(ディズニーアニメ実写化)
- 名探偵コナン 緋色の弾丸(今度はオリンピックが舞台)
- 糸(中島みゆきの名曲を映画化)
- エジソンズ・ゲーム(カンバーバッチ主演作)
- ザ・デッド・ドント・ダイ(原題)(ジム・ジャームッシュ異色の新作)
- コンフィデンスマンJPプリンセス編(今年ヒットした映画の続編)
- ブラック・ウィドウ(MCUフェイズ4の幕開け)
- イップ・マン完結(いよいよ最終章)
- 太陽は動かない(藤原竜也が今度は何を)
- 燃えよ剣(岡田准一主演作は土方歳三の生涯)
- ホエアード・ユー・ゴー、バーナデット(リンクレイター監督最新作)
- 奥様は、取り扱い注意(人気TVドラマの劇場版)
- シン・エヴァンゲリヲン劇場版(これで本当に終わるのか)
- 騙し絵の牙(吉田大八監督待望の新作)
- ワンダーウーマン1984(最強の女戦士再び)
- 子供はわかってあげない(沖田修一監督最新作)
- るろうに剣心最終章TheFinal(怒涛のアクション再び)
- トップガン マーヴェリック(待望の続編はまたもやトムが体を張る)
- ミニオンズ最新作(仮題)(イルミネーションアニメ新作)
- STAND BY ME ドラえもん2(ドラ泣き、再び・・・)
- るろうに剣心最終章TheBegining(最終章の2作目)
- 思い、思われ、ふり、ふられ(三木孝浩監督最新作に浜辺美波&北村拓海)
- ジャングル・クルーズ(ディズニーアトラクションでお馴染み)
- TENET テネット(ノーラン監督渾身の1作はアクションサスペンス?)
- キングスマン ファースト・エージェント(キングスマン伝説のエピソード0)
- 浅田家!(中野量太監督最新作にニノ)
- きみの瞳(め)が問いかけている(三木孝浩監督×吉高由里子)
- ナイル殺人事件(オリエント急行からの続編)
- ミッドウェイ(壊し屋エメリッヒの戦争映画)
- ウエスト・サイド・ストーリー(あの名作ミュージカルをスピルバーグがリメイク)
- 約束のネバーランド(人気コミック実写化)
などなど。
来年も楽しそうで面白そうな作品が目白押し。
お金がいくらあっても足りません!!!
最後に
2019年の映画は僕にとって、いつもと違った感覚でした。
師匠からたくさん過去の名作をお借りしたんですけど、正直言ってそっちの方が面白かったんですよね。
中には今更それ見たの!?てのも結構あったんですけど、とにかく新鮮で楽しくて心に残った作品ばかりで。
それと比較すること自体おかしな話なんですけど、新作映画に去年のような魅力をあまり感じなかったことが、今年いつもと違う感覚だったなぁと。
何でしょう、ポリコレって言葉に少々疲れてる感があって、それを無視した昔の映画の方が逆に楽しいというか自由で溢れてるというか。
もちろん今を映す作品は絶対必要でどんどん作るべきなんですけど、そればっかりってどうなんだろうと。
だからイーストウッドもタランティーノもレッドフォードも、彼らが手掛けた今年の作品は刺さったのかなぁって。
明確な理由はないんですが、そんなことを今回ランキングを作るにあたって感じました。
来年は一体どんな新作映画がヒットしたり話題になったり心に刺さるのか。
時代の移り変わりとともに映画も変わっていきますので、引き続きたくさん見ていきたいと思います!
というわけで以上!あざっしたっ!!
来年もよろしくお願いします。